ジェゴグ


「竹のガムラン」ジェゴグ。圧巻のパフォーマンスにひたすら打ちのめされるのみ!

「竹のガムラン」と呼ばれるバリのアンサンブル「ジェゴグ」の公演に行ってきた。

何年か前の「ウルルン」で原田の龍ちゃんが体験してたので知っている人もいるだろう。竹を使ったマリンバの様な楽器ジェゴグ。まさにガムランと同じく役割ごとに大きさの異なる楽器を組み合わせ、驚異的なシステムのアンサンブルを聴かせる。(ジェゴグの竹は、大きい物では直径20cm近くもある!持続する重低音はパイプオルガンをも凌ぐ程だとか。)




CDでは聴いていたんだけれど、実際に生演奏を見る・聴くことができるのでおれはとってもワクワクしていた。

会場は都内のとあるコンサートホール。
開演を待つ客席に突然ゴングと金属楽器の音が鳴り響く。あわせて民族衣装を身に纏った男達と踊り子の女が入場してきた。儀式の前の御祓いの意味を持つ行進曲だそうなのだが、その音を聴いておれはちょっとジーンときてしまった。ジェゴグの音を聴く前のプロローグ。いやがうえにも期待が高まる。

いよいよジェゴグの演奏。想像以上に素晴らしい!!
総勢15名による合奏で、圧倒的な「音魂(そして音塊)」をぶつけられた感じだ。思わず泣きそうになる。

ジェゴグの魅力は、なんといってもその竹の音にある。
低音のものは大きな洞穴から響く神の声の様に重厚で、高音のものはコロコロ転げ回る精霊の様に軽やか。
ゆったりとしたテンポで囁くような弱奏をしていたかと思うと、一転、強烈なビートが炸裂する強奏になるという変幻自在の流れも面白い。 絵本の「スイミー」 を思い出して欲しい。小さな魚たちが群れを作って大きな魚の様に動き回るという場面がある。ジェゴグのアンサンブルはマサにこれで、1人1人の動きが全体として巨大な生き物のように縦横無尽に暴れ回るのだ!

さらに圧巻だったのは、ステージ左右に配されたアンサンブルが掛け合い、競争する様に演奏する「ムルバン」。これには最初神妙に聴き入っていた観客も大興奮である。

舞踊あり合唱あり小型竹楽器「グランタン」の合奏ありと、オナカイッパイの2時間であった。

できれば夏の夜、野外(代々木公園とか新宿御苑とか)で篝火を焚きながら汗を流して興奮し聴きたかった。

ゴングの音一つ、ジェゴグの竹の音一つで泣きそうになる自分。つくづく「アジア人」である自分を考える。
そういえば今日家を出る前、近所ではお祭りの太鼓が鳴り響き、神輿を担ぐ声が湧いていたっけ。コンサートホールの中とはいえ、一時の「アジアの祭り」を味わえた嬉しい機会だった。

→スアール・アグン
http://www.conversation.co.jp/schedule/suar_agung05/

→ジェゴグのご紹介
http://www.linkbali.com/jegog/jegog.html

→インドネシア/バリ民族音楽-ジェゴグ
http://www.culta.com/asia/asia/jegog.html

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Posted: 水 - 8 月 10, 2005 at 02:03 午前              


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