「白い巨塔」(唐沢寿明版)


あの名ドラマをふたたび!平成版も結構がんばった

シロキョが終わっちゃった。。。
普段、連ドラなんて滅多に見ないおれですが、医療モノ大好きなのと、前作*の思い出を引きずり出したかったのと、クレナイ会(教授婦人会)の面々がオモロかったのと、で、見続けてしまったわけで。

*前作の細かいところは、ちびっ子だったのであんまし覚えてましぇん。ただ、やたら勿体ぶったテーマ音楽と、大名行列よろしい総回診のオープニングと、山本学ちゃん(as 里見せんせ)という名前だけはしっかり覚えてまんねん。そして、「医者ってカッコイイんだなぁ」と思ったことが記憶に残ってます。

民放の連ドラにしては良くやった方だろう。豪華キャスト、品の有るタイトル、出しゃばり過ぎないけど雄弁な音楽(「アメージング・グレース」はイヤだけど)、今風アレンジの細部、分かりやすいけどダサクなりすぎない演出、etc.
でもやっぱり原作の持つテーマの質の高さよねぇ。。。**

**なんつって、おれって活字だらけで級数ちっこい文字の本て10ページ以上読めない子なの。ごめんね。もちろん、原作なんて読んでましぇん。

好きなキャラは、大河内せんせーと鵜飼さんかな。まさに対極。これに比べると里見・財前コンビもカワイク見える。ちょっと分かりやすい位が丁度いいね。あと、ヤナ(マッシュルーム伊藤くん)はオドオドしててかわいかった。デビュー当時はあんなにダイコンだったのにねぇ。大きくなったもんだ。

ハヤシダカナコは仕事に追われ恋も楽しみも捨てて仕事にのめり込んだ挙げ句に癌で死んだ。余命を充実した日々で送る準備もできないまま。
ササキヨーヘイは遅かれ早かれ死ぬことに違いなかったが、財前によってそれは予想以上に早められた。これまた、自分の最期を充実させる術もなく。
ザイゼンゴローも突然病に倒れる。まさに医者の不養生。野望道半ばにしての死期の知らせ。無念だが、自分の死に際さえも白い巨塔のカゲから逃れられない。

癌は体の中の造反だ。昨日まで正常な組織だったのが暴走して増殖して横取りしてのさばる悪者と化す。それをキルのは体の一部を失うこと。それをやっつければ正常な体も傷つく。それでも生き延びる為には仕方ないか。まさに「背に腹は代えられない」か。もし癌になっちゃったら。肺とか食道ならまだしも、膀胱や直腸だったら、ましてベロやチンコだったら、それを切り取られて失っても希望を持って生きていけるか?生き延びるってことは厳しい。せめても、その時おれがかかる医者は立派な人であってほしいな。

新聞・ニュースでは、医療ミスだの、終末医療だの、最先端医療だの、人と病気と死についての話題でいっぱいだ。でも、人間の、命の尊厳なんて、誰にも分かりっこないさ。自分の生をマットーするのでも精一杯なんだもん。それでも医者は人を治す。治そうとする。ナニユエに?
「ブラックジャック」 の馮二斉の言葉。

「天地神明に逆らう事なかれ。おごるべからず。生き死にはものの常なり。医の道は余所にあると知るべし。」(←うろ覚え)


→白い巨塔 http://www.fujitv.co.jp/shiroikyoto/index.html

Posted: 金 - 3 月 19, 2004 at 03:20 午前              


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