ノットリ・ラプソディ


mixiでのコミュニティ乗っ取り騒ぎ

年末年始にかけて、ソーシャルネットワークサービス「mixi」 のあちこちのコミュニティで「乗っ取り騒ぎ」が起こっている(ようだ)。

おれの入っている「ちあきなおみ」コミュニティでも、正月早々とある方からメールがきて、そのコミュニティが「荒らし」に遭い乗っ取られようとしていると知らせがあった。

事の経緯はこうである。


●2006年12月28日
前管理人が「コミュも放置気味で、活性化のためにも意欲ある方に管理権を譲渡したい」とトピックを立てた。
希望者には「先着順で」管理権を譲るとしたため、とある人物に管理人が交代した。

●いつの間にかコミュニティのトップ画像が「ちあきなおみ本人」から「コロッケが物まねしている」ものに変えられる。
既存のコミュ参加者からは疑問の声が。

●2007年1月1日、1月2日
この状況を憂えた数人から「過去にトピックをたてた正真正銘のファンの方へ」ということでメッセージが来る。「これは『荒らし』による乗っ取りであり、悪質ないたずらである」と。

おれも最初は「画像がコロッケになったくらいで大したこと無いじゃないか。あんまり騒ぎ立てない方がイイ。」と思って無視していた。

●いつの間にか、コミュニティタイトルが「ちあきなおみ」→「ウホッ!ちあきなおみ(gay only)」に変わっていた。
このことを疑問に思うトピックが立つ。

●疑問に賛同する者、改竄を非難する者、静観しようとする者による書き込み相次ぐ。さらに「乗っ取り一味」による「騒ぎ立てる方こそが『荒らし』である」発言が。

ここまでくるとちょっとオカシイと思い、「コミュタイトルとトップ画像を元に戻して欲しい。それがこの騒ぎの原因であるから。」と同トピックで発言した。

●そのトピック自体が削除される。


これほどの騒ぎになり、コミュニティトップ画像とタイトルが変更されたままである時点で、一連の動きが「乗っ取りである」ことが疑われる。
おれはmixi事務局に通報した。

今回の場合、以下の事が明らかである。
■コミュニティトップ画像がコミュの趣旨に反してファン心理を逆なでするもの(笑いを取る物まね芸人の画像)に変えられた。また、タイトルが「ウホッ」とゲイを揶揄する言葉を添えられれた上で「Gay only」とされ、ノンケにとっては勝手にコミュの趣旨を曲げられ、ゲイにとっては自分たちが悪者であるかのような印象を与えるものに「改竄された」という事実。
■新管理人はあくまで「mixi規約に則り」「正規の手続きを経た上で管理権を譲渡された」と言う。
■さらに、「乗っ取りだ」「荒らしだ」などと騒ぎ立てる方こそむしろ「荒らし」であり、コミュの趣旨に反するので書き込みやトピックを削除している。
■そして、愛想を尽かした参加者がコミュを退会するよう仕向け(または管理人の意向に沿わない者は辞めろと発言し)、コミュニティの人数が減っていくのを楽しむ。


これは実に巧妙な悪ふざけで、「くだらないことを考えるものだなぁ」と呆れてしまう。
結局、参加者の多いコミュニティを合法的(あくまでもmixi規約と前管理人の約束に則って)に自分のものにして、茶化し、関係のないものに変容・改竄させて楽しみ、参加者を混乱させ、退会者が増えるのを笑ってみているワケである。

この行動を見て、非難したり騒いだりすればするほど逆に悪者扱いされるという、実に困ったことが起きている。

元を辿れば、前管理人が「忙しく、コミュ管理が行き届かないため」といって相手を確かめもせずに「先着順で」安易に管理権を譲り渡してしまったのが失敗だったのかもしれない。(実際に前管理人本人はこの失敗をいたく反省しているようだ)
だが、まさかこんな事態になるとは予測できなかったであろうし、管理権を譲る相手を吟味するにも限界がある。また、複数のアカウントを持ち、仲間内でコミュを攻撃してそれを野放しにする管理人を非難し、自作自演で今度は善良なコミュ引き継ぎ者を装って乗っ取りを遂行する場合もあるらしいのでなかなか防ぐのも難しい。困ったものである。

これはmixiのコミュニティ管理制度の大きな欠陥と言わざるを得ない。
(新たに追加された「副管理人」という制度も、管理権を乗っ取られた後ではまったく意味がない。)


コミュニティというのは、単なる同好の集まりではなく、これまでのトピックや書き込みの集積、馴染み感といったものを合わせた「残すべき場所」なのだ。歴史の古いコミュならなおさらのこと。それをいつの間にか得体の知れないフザケた内容に改竄され、反発すれば悪者にされ、「辞めたきゃ辞めろ」と言われるほど悲しいものはない。
(実際に、愛想を尽かした一部参加者が別に新規コミュニティを立ち上げ、遺産を少しでも残そうと、トピックの再掲を行った。そうすると「著作権侵害だ」などと見当違いの言いがかりを付けてきたりする。)

「乗っ取り」を防止するためには・・・ひとえにコミュニティ管理人の対応にかかっていると思う。
安易に管理権を投げ出さない。どうしても・・・という場合には信頼の置ける知り合いか、古くから参加している本当のファンを選ぶべきである。(mixi IDの古い方(数字が小さい方)が古くから参加していて信頼性も高いのかもしれない。逆に若い方(数字の大きい方)ばかりでマイミク一覧や参加コミュメンバーの最初の方に集まっているとどうも怪しい。)
またmixi事務局はこのような愉快犯的行為を防ぐため、コミュ管理人に対して上記の様な注意を喚起する必要がある。「運営者からのお知らせ」や「コミュニティ利用上の注意」欄に、「コミュ管理権の譲渡には注意すること」と表示するとか。
それに今後の機能追加として、もし管理権を他の人に譲った後でも不適切と判断した場合には復権出来るようにするとか(ただし、これについては前管理人と新管理人どちらが正しいかを決めるのは難しいのでコミュ参加者の信任制にするという方法もある。)、管理人退会後のコミュ管理権が宙ぶらりんになりそれを誰でも引き継げる仕組みを改めるとか。とにかくこのままではmixiも評判を落とすだけだ。



それにしても、これは社会的な何かの仕組みにも似ていないだろうか?
重要なのは、「何が真実で、どの状況が正しいのか」を見極める目を各個人個人が持つことだろう。
騙されてはいけない。

悪質なmixiコミュジャック事案勃発中(状況まとめ/分割) [絵文録ことのは]2006/12/28
mixiコミュジャックまとめ(2)乗っ取られたコミュ一覧 [絵文録ことのは]2006/12/30
mixiコミュジャックまとめ(3)逆恨みと脅迫 [絵文録ことのは]2006/12/30
mixiコミュジャックまとめ(4)事件の流れと全体像 [絵文録ことのは]2006/12/31
mixiコミュジャックまとめ(5)年末年始の新しい動き [絵文録ことのは]2007/01/05

[mixi] ウホッ!ちあきなおみ(gay only)
↑1月4日 2:47現在、コミュ画像とタイトルが元のようなものに戻されている。
これで何事も無かったように振る舞うつもりなのだろうか?
そもそも、一時的にでもこういう改竄があったのは事実であり、新管理人の不信任に足り得るのは明白。「悪い冗談でした」で済まされない。

↑1月5日~6日にかけて、さらに管理人交代にまつわる騒動があり、「ガイドラインを示すべき」「信任投票しよう」など建設的な意見を全て却下し独断で第三の人物に管理権を譲渡した乗っ取り管理人。
第三の管理人は、一旦は正常な運営を目指す振りをしつつ、1月7日 2:00現在、コミュニティタイトルとトップ画像を再び全く関係のないものとした。(第三の管理人本人のファンコミュニティ。しかも本人がゲイであるように見せているためまた「Gay Only」コミュを謳い、「ゲイの出会いのコミュ」としてしまった。)
ファンになりすまし管理権を譲渡される→コミュタイトルなどを改竄し騒ぎを起こす→様々な意見・苦情・野次などが噴出し荒れる→さらに管理権譲渡を示唆→次の管理人に交代しさらにコミュ改竄・・・という「乗っ取り」お決まりのパターンが浮き彫りになった。
ここで問題なのは、「ゲイ」「Gay Only」ということがコミュ改竄のネタにされているということだ。実際にゲイの仕業でなくても、ゲイに対するイメージが悪くなることが予想される。腹立たしい。。。


切込隊長BLOG(ブログ) - 本上まなみコミュが、アンチ中国共産党の手勢に占拠される
ミクシィ(mixi)で頻発するコミュニティ乗っ取り事件の謎-borg7of9のソーシャルネットワーキングと心理学 日本ナレッジマネジメント学会専務理事 山崎秀夫提供 - Echoo!-エコログ
Mixi - Wikipedia


1月10日
ついにYahooニュースにも取り上げられました。
Yahoo!ニュース - ITmediaニュース - mixiコミュニティー“乗っ取り”にユーザー困惑
ITmedia News:mixiコミュニティー“乗っ取り”にユーザー困惑


OhmyNews:mixi のメタモルフォーゼ
(この記事は非常に興味深いものでした。mixiに対して最近おれが感じていた事が端的に記されています。)

Posted: 木 - 1 月 4, 2007 at 02:56 午前              


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