第15回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭


映画を見ながらみんなで手叩いて笑ったり、しんみり泣いたり、エンドロールが終わって拍手したり。こういう「一緒に見てる感」がイイんだってば。

行ってきました「第15回 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」
スパイラルホール向かいのnakata.netカフェの行列を鼻でせせら笑いながら。

前に行ったのが、大木さんの「心の中」をやった時なので1999年。実に7年ぶりです。今回は、彼氏くんが行きたいと言ってくれたのでそれに便乗して、彼のセレクションで5本みてきました。


■「星に願いを」ボーイズ短編集

どれもそれなりに面白かったんだけど、韓国の「脣痕」が新鮮だった。「そんなオチかよ!!」みたいな。
短編上映のタイトルにもなっていた「星に願いを」は、クオリティは高いけど今どきそんなネタで・・・って感じで・・・。弟の方がカワイかった。


「ラターデイズ」 (アメリカ)

顔もカラダもイケイケのヤリチンゲイ:クリス。隣に引っ越してきた若者4人はモルモン教の宣教師。「その内の誰かとヤッたら」の賭けもあり、はじめは面白半分に宣教師アーロンにアタックするクリスだが、次第に本気に・・・

前評判も高く会場も満員。宗教絡みってのは重くなりがちなんだけど、そういうのはホトンド無し。ベタベタで、しかもアメリカンテイスト満開だったけど、よかった。ラストはちょっと泣いちゃった。たまにはこういうベタなのも良いです。


「サマー・ストーム」 (ドイツ)

大学ボート部の夏合宿。キャプテンのトビーは大親友のアヒムが気になる様子。
お互いの彼女との初体験の行方は?合宿地で出会ったゲイのボートチームからのラブ攻撃の結果は?試合は?そしてトビーはアヒムに告白できるのか!?

これはとても良かった。「ひと夏の青春」物の王道です。ノンケへの切ない恋と、それを乗り越えるスカッとサワヤカなノリ。嵐の夜。イイネ。
トビーを好きな女の子が、彼がゲイなのを知って「同性が好きなのは認めるけど、それを隠し続けるっていうなら哀れんでやる」なんて言うのも今風なのかな。
ゲイチームがおちゃらけ過ぎないのも良い。カワイイ子も居たし。やっぱりヨーロッパってオープンなんだなぁと実感。
若いってイイネ!


■「シルク」(日本)

仕事一筋で三十路前の女:由衣。不倫がバレて仕事も失いどん底に落ちている時に一人のオカマ:直也と出会う。口は悪いが情に厚そうな直也に何となく興味を持った由衣は、直也の息子との再会の旅へ同行する。由衣を一方的に慕う後輩の一心を加えた三人の心の旅。

今どきオカマの描写がアレだとか、短髪でピアスとメイクだけで女子トイレ入るなとか、そういったツッコミもあるが、映画全体が正直言ってちょっと冗長。セリフが説明的過ぎだしちょっと芝居がかっていて、素直に入り込めない。テーマは良いし、もうすこし無駄を削ぎ落とせば良い映画になると思う。

それはさておき、一心役の峰野勝成くんが舞台挨拶に出てきて大喜び。実はこの人、夜中のテレビ見てたらたまたま「美姉妹」っていう日活のH映画に出てて、それ以来気になっていて「モロイケくん」にも載せようかと思っていた人なんでした。
ロビーでは一緒に写真撮ってもらっちゃったし。超うれしい。


「マッパな俺たち〜メイキング・オブ・レジェンド」 (アメリカ)

アメリカゲイビデオ史上に残る(らしい)名作「バックル・ルース」。その撮影に密着したドキュメンタリー。一般映画並の17日間という撮影日数。出演者やスタッフへのインタビューを交えた、まさにマッパなドキュメント。

こんなにチンコ見せちゃっていいんかい?というほどチンコ!チンコ!!チンコ!!!そしてケツ!ケツ!!ケツ!!!の連続。
言っちゃなんだけど、お気楽ノーテンキで大味なアメリカ兄ちゃんを地でいくような男優達が天真爛漫に繰り広げる痴態にも、結構大変な裏話があることがわかる。やっぱりセックスって、人と人との相性による繋がりの行為なんだ。
脚本・共同監督のジイサンが年甲斐もなくエロエロなところも良い。

それにしても、この回開始前の某雑誌による抽選会はイタダケナカッタ。なんであんなクソショーモナイ景品(マッチョモデルの付けていたリストバンドとか)の為に45分間も上映を遅らせたのか。ゲイのイベントにありがちな「内輪受け」「学芸会」ノリのイヤなところが全開で、「早く終われよ。ボケナス!」とずっと思っていたのはおれだけじゃなかろう。


とまぁ、いろいろありましたが、映画祭はやっぱり面白かったです。なんつったって、映画を見ながらみんなで手叩いて笑ったり、しんみり泣いたり、エンドロールが終わって拍手したり。こういう「一緒に見てる感」がイイんだってば。


* 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭 2006 *

Posted: 水 - 7 月 19, 2006 at 12:13 午前              


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