「汁男優」あるいは「産まれたての仔馬」


衝撃のノンケAV撮影会体験レポート

[この文章は、以前(2001年9月2日)親サイト「裏ひろぱげ」の日記に掲載されたものに加筆・訂正を施したものである。]


ノンケAVと一口に言っても、その種類はまさに多種多彩である。ここでおれが参加したのは、いわゆる「ザーメンぶっかけ物」なるシリーズ(複数の野郎が女優の顔なり口なりに次々に射精していく、ただそれだけのビデオ、シリーズである。)。なので、別に女優と絡むとか何とかいうことは無い。

なにを思ってこんなことをしたかはさておき、集合場所に行ってみると、なにやら意味ありげな野郎たちが黙して集まっている。ハゲのおっさんから、オタク系デブチンから、ウラナリくんから、普通のお兄さんから、いろんなタイプの男性たち。腕にタトゥーのスタッフのお兄ちゃん(この集団の中では彼が一番イケる)に受け付け番号を知らせ確認を済ませると、その先導で一同は撮影場所であるスタジオに移動し始めた。閑静な住宅街を様々な思いを胸とチンコに抱きつつ行進する一同。この集団が、まさかこれからどんな行為をしにイクのか、なんてことは一般市民の脳味噌には浮かぶハズもない。

歩くこと5分。到着したのは一見普通の住宅だが、どうやらアダルトビデオ撮影専用のスタジオのようで、各階にはラブホさながらのお風呂設備やらなにやらが完備している。入り口で最終の受付を済ませると、中の一室には、既に前回も出演したことのある「汁男優」のリピーターたちが直行で集合し待機していて、その数合計80人ほど(!)。これまた、見た感じは様々で、会社では課長クラスと思われるおっさんや、スケベが顔ににじみ出てる若者や、彼女は居るに違いないイマドキのイケメンくんや、秋葉から抜け出てきたような汚いロンゲや、既に白ブリーフ姿になっているマスクデブや、まさに異様なほど因果な顔つき・体つきの面々。

程なくスタッフらしき人物が現れ、簡単過ぎるほどのガイダンスの後、スタッフが「それでは、服脱いで待機していてください」と言うやいなや、全員が「ザザザッ」と一斉に立ち上がり(!!)、バサバサと服を脱ぎだしパンツ一丁になったのには唖然とした。そして我先にと列をなして、階上の撮影会場への隊列ができあがったのである。
少々気後れしてしまったおれは、おもむろに他の全員と同じ格好になり、列の後ろの方に着いた。実は列の先に並んだ方が得だというのは後になって分かったのだが、この時はとにかく、ただただ呆気にとられていたというしかない。

おれは列の前後のメンツを見て「しまった」と思った。ロクでもないのばっかりだったのだ。ホモであるおれは当然、女優の汁まみれの顔に興奮なんかするわけもなく、周りの野郎のチンコとシコってる姿と射精シーンにのみ期待をかけているのだから、周りのメンツは重要なハズなのに、呆然としていたとは言え、出遅れてしまった自分にちょっとがっかりしてしまった。その「亡者」の列は3階の部屋まで途切れることなく続いているらしく、少しずつ列が進むのに合わせて、事を終えた「男優」がチンポをパンツや手で押さえながら次々と降りてきた。中には列の最後尾について、2発目に挑戦するツハモノも居る。ふと見ると、そのツハモノの中にイケメンを発見。「ラッキー」である。もはやおれのズリネタは「こいつしか居ない。」と心に決め、ひたすら時を待った。

階段の上まで延々と列は続く。これは、昔本屋でのバイトの時に見た、アイドル写真集のサイン会や握手会に並ぶオタクたちの列にそっくりだ。あるいは、地獄の河原でお粥を求めて列をなす餓鬼どもの姿にも思えた。あー、あほくさ。

いよいよ順番が近づく。部屋のすぐ手前では、中の様子が見えそうで見えない。一人また一人と済んだ奴が出てくる。ホモの世界では百戦錬磨(のつもり)のおれでも、サスガニこんなのには緊張を覚えた。そして、いよいよ部屋のなかに。そこで目に飛び込んできたモノとは・・・・・・。


数十人の男たちが全裸でチンコをただひたすら扱きながら、白濁液まみれの女優(か、なんだか分からんかったよ。あの生き物は。)を取り囲んでいるという、はっきり言っておぞましいほどに業の深い絵づらだった。
彼女というにはあまりにも人間を超越していたそのクリーチャー。敢えて例えるなら、粘液をしたたらせたエイリアン。いや違う、羊水を全身に纏った「産まれたての仔馬」だった。そいつは、医療用のバットを手にしており、顔から滴り落ちる白い液体を掬い取ってはバットに集め、それを今度はメスシリンダーに溜め込んでは恍惚の表情を浮かべている。なんということだろう!!

おれは「こんなとこでオナニーなんかできるか!ボケ。」と思いながらも、「意地でもギャラ(参千圓)をもらってやる。その為にはブッカケなきゃ。」と覚悟を決めてパンツを脱いだ。そんななかでは、例の2発目のイケメンも(チンコでかかったのは確認済み)、他の汁男たちも、汁まみれの生命体も、スタッフもなにも目には入らない。そして、不覚にもおれのチンコは勃たなかった。そんでも、意地で、半勃ちのままザーメンを絞り出し例の生き物にブッカケてやった。焦っていたのか、証明の札をもらって来るのを忘れて取りにもどるとスタッフがイヤな顔をしたのがムカツイた。


そうしてオドロオドロシイ撮影会は終わり、みんな手に手に札を持ち、精算をすませ、ギャラを握りしめ、三々五々、会場を出ていった。おれは、文字通り、「ホモ」として「ノンケ」の射精現場に「潜入」したワケだが、これは決しておれのチンコを勃たせるものでは無かった。むしろ程遠いものであることが分かった。一方、その他の面々は、「オナニーするだけで金貰えるなんてラッキー」というだけなのか、純粋にこういう事が大好きなのか、ただのスケベ野郎なのかはそれぞれだろうが、多分充分に満足して射精していったハズである。おれの心残りは、完全に勃起して思いっきりぶっ放してやることが出来なかったことだ。ホモ代表として、「おー。あいつスゲー。」みたいなことを見せつけてやりたかったのだが、まだまだおれも青いなと思った。前日オナってしまったのもいけなかっただろう。

それにしてもここに集まった野郎どものなんと因業なことか。おれは新鮮な驚きとともに半ば呆れて会場を後にした。そしてその足で中野のビデボ兼中古ビデオ屋「ロン」に行き、前から欲しかったホモエロ中古ビデオを、そのギャラで買った。やっぱりホモが一番だ。おれもつくづく因業なのね。


[以下、参考のためのリンク。ちなみにおれが参加したものとは異なります。]

→ぶっかけ協力隊 登録フォーム
http://www.ideapocket.com/info_community/danyuu/touroku.html

→AV関係募集情報
http://8110.k-server.org/av.htm

→エキストラ男優募集(DEEP'S Webサイト)
http://www.deeps.net/html/recruit.html

Posted: 火 - 11 月 30, 2004 at 12:55 午前              


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