2つの調査「REACH2007」とマンツーマンのインタビューアンケート
えー、今回の今回のエントリーでは、ゲイ、MSM(男とセックスする男性)を対象にした2つの調査のご紹介をさせていただきます。
興味の有る方は是非参加してみてください。 まず1つめは「REACH Online 2007」。 http://www.j-msm.com/s/2007/ ![]() こちらはインターネットで簡単に参加できるアンケート形式の調査で、「男性同性間のHIV感染予防に役立てるためにセックスやメンタルヘルスに関連する問題や実情を明らかにすること」を目的としたものです。 2005年、2006年と同様の調査を行っていて、今回は2007年の12月3日(月)まで受付中。 以前、二丁目のaktaで行われた勉強会「ACADEMIA」で、この調査を実際に行っている京大の日高さんが色々お話しくださったのを聞いたことがありました。 ゲイの男性はストレートに比べると、精神的に何らかの不安やストレスを持ちやすく、それがセックス、時にリスキーなセックスに流れやすいとか、刹那的というか将来に希望が無いというか「今が気持ちよければイイや」的な人がなんとなく増えてきているとか、抑うつ傾向が出やすいとか、そういったことがなんとなく明らかになっているそうです。 その負の連鎖をなんとか抑えようとするにはどうしたらいいか? 少しでもその役にたてる(かもしれない)調査への参加をお願いするものであります。 細かい質問にドンドン答えていく形式で、全部やると20分くらいかかるかも。 でも意外と簡単で、自分の意識を見直すキッカケにもなると思うんで、気軽に参加してみてください。 もう一度URLを。 「REACH Online 2007」 http://www.j-msm.com/s/2007/ そして、もう一つの調査というのは、8月におれが受けてきたものなんですが、 『ゲイ男性の「ゲイであること」に対する認識が変化する過程について』の調査という、東大医学部の大学院の方がやってらっしゃるマンツーマンのインタビュー形式によるものです。 いただいた資料から一部引用します。 それは、ゲイ男性が、「ゲイであること」を否定的に受け止めていることが、自尊感情の低下といった精神的な問題を引き起こすなど、ゲイ男性の様々な健康問題に影響を与えていることが、いろいろな調査で指摘されているからです。そして、自尊感情の低下といった精神的な問題は、HIVに感染するリスクが高い性行動を助長することが分かっています。 今回、この調査を行なうことによって、ゲイ男性が「ゲイであること」を否定的に受け止めてしまう要因、ゲイ男性が「ゲイであること」を肯定的に受け止められるようになる要因を明らかにしたいと考えております。そして、それらが明らかになることによって、ゲイ男性が「ゲイであること」を肯定的に受け止められるようなサポートができるようになるのではないかと考えております。 [インタビューでお聞きしたいこと] ・ゲイであることに対する思いの変化 ・ゲイであることに対する思いに影響を与えた出来事 ・ゲイであることに対する思いの変化と共に起こった自分自身の 変化 ・ゲイで良かったと思うこと、悪かったと思うこと ・対人関係について ・カミングアウトについて など これはインターネットでのアンケートと違って、時間と場所を決めてある程度じっくり話をするタイプのものなので、そう簡単に・・・とはいきません。 でも、実際に参加してみて、率直なところ「とてもオモシロイ」と感じました。 難しいことはさておき、「ゲイとしての自分のこれまでを振り返る」という貴重な機会になったと思うんですね。 子どもの頃、「自分がゲイだ」と自覚したことや、10代、20代のころのゲイとしての自分史というか、気持ちの変遷や心の成長や変化、色々なことのキッカケとなったポイントなどを、質問に答えていく内にあらためて気付かされたんです。 たとえば、 おれはそもそも恋愛感情とか遥か以前に「チンコ」自体に興味があって、同性への性的興味から「ゲイ」だって自覚をしていったんですが、その分、ゲイデビューの頃はとにかく「セックスの相手」を探すのが第一目的で、なかなか「友達」とか「恋人」という関係を求めていなかったワケです。 それがある時の、とある人との短い出会いをキッカケに、「これからは色々な話の出来る友達を見つけよう」という風に気持ちが変わってきたことを、今日あらためて気付かせてもらえたんですね。 「ああ、そういえば、あの時のあれがキッカケだったのかもしれない」と。 こんな各人の些細な気持ちの変化の変遷を集積していくことで、何かが見えてくるかもしれない。ちょっとこの調査の結果が楽しみであります。 もし興味を持ってくださった方はメッセージください。調査研究をなさっている方をご紹介します。 インタビュー調査参加者の募集期間は、2007年8月〜11月。 ここ最近のHIV感染の拡大(特に男性同性間の性的接触によるもの)は結構、益々、シリアスな問題です。 「予防にはコンドームを!」とか「生はダメ、ぜったい」とかいうのは簡単なんだけど、実際「そればっかりで、果たして良いのか?」と思わないでもありません。それは「臭いものには蓋」的な感じがしないでもありません。 だって生は気持ちイイに決まってるんだもん。それに「ダメ」と言われれば余計にやってみたくなるのが人情というもの。 精神的にネガティブであったり負い目があったり、また自分を他人を大事にする気持ちが薄れたりすると、自暴自棄になったり、リスキーなセックスに逃げを求めて依存したりしがちなのも何となく分かります。 深刻な病気(病原体)に感染する人を少しでも減らすためには、「知識と検査を」ということと、さらに出来る何か別のアプローチがあるんじゃないだろうか? そういう意味で、この2つの調査はとても興味深いし期待したいのです。 みなさんも是非気軽な気持ちで参加してみてください。 Posted: 火 - 10 月 9, 2007 at 02:07 午前 |
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