5meo事変


夢の媚薬5meo。遂に死亡事故や逮捕者。遂に法規制。当然といえば当然の成り行き。





2、3年前からゲイっ子たちの間で「究極の媚薬」として流行し始めた「5meo-dipt」(通称ゴメオ)。

「信じられないくらいの快感」
「体全体が性器になっちゃったみたい」
「ケツが疼いてトロマンになる」
「タチだって超気持ちいい」
「何回でもイケる」

さらに

「値段が安い」
「ネットなんかで簡単に買える」
「合法(脱法)だから安心」
「飲んだり、ケツから入れればいいからお手軽」

などなど、セックス大好きなゲイ達にとってはまさに夢のオクスリだった。最初は一部のマニアから流行りだし、そのうちネットや雑誌などで情報が出ると、あっという間に「ゴメオ」「合ドラ」「キメる」などという言葉とともに広まっていった。「合ドラナイト」や「合ドラ乱パ」「合ドラハッテン場」なども登場していった。

しかし、こいつ実は、結構ヘビーなケミカルドラッグだったわけで、言ってみれば「覚せい剤の親戚」みたいなものだったのである。
そうとは知らず、気軽な気持ちで使ってしまって痛い目を見た人も少なくなかったハズだ。
あまり表だった事件は無かったが、多かれ少なかれ警察が絡んだ事件・事故はあったのであろう。そうしてとうとう、昨年末。日本でもゴメオが規制されることが決定。来年度から実施される見通しだ。


そんななか、セックス相手に大量のゴメオを『誤飲』させ、死なせたとして逮捕者が出た。(事件自体は、昨年夏の話である。)

[ニュースサイト]
http://www.badi.jp/kiji/2005/01/nw0501191.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050118-00000524-jij-soci
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news02.asp?kiji=8516

http://www.mainichi-msn.co.jp/search/html/news/2005/01/19/20050119ddlk08040289000c.html


[他ブログの記事]
http://blog.livedoor.jp/bose_web/archives/12599149.html
http://blog.livedoor.jp/bose_web/archives/12614427.html
http://oh-happy-day.fine.to/side-b/archives/2005/01/post_212.html
http://oh-happy-day.fine.to/side-b/archives/2005/01/10.html
http://www.doblog.com/weblog/myblog/30310/908914#908914



しかし、この状況。とても笑えない。というかまったくもって悲惨だ。
考えてもみなさい。
ネットで知り合った年下のウケくんとラブホにしけこんで、いまからゴメキメてガン堀してひーひー言わせてやろうって言う時に、誤って通常の10倍も飲ませちゃったもんだから、相手は泡吹いて倒れたか、悶え苦しんだに違いない。そんな状況で一体あなたならどうするよ?
また、死んでしまった方も大変だ。善良な若い公務員だった彼は、ある日突然、見ず知らずの男からもらった「媚薬」で中毒死である。家族親戚や職場にはとても顔向けできない。っていうか死んでも死にきれないだろう。

はっきり言って、この悲劇。二人ともの「無知」が最大の原因である。

ゴメオは通常、10mg前後が適正量と言われている。これは、白い粉状の結晶であるオクスリ耳かき一杯分だ。もちろん正確に量れるわけがない。そんな微量で効果も副作用も大きく変化するキツイ薬なのだから、それを口にしたり、ケツに入れたりということについては、よほどの覚悟が必要なハズだ。
まして、10倍の100mgなんて量を間違えるのは、ズブの素人か算数の苦手なオバカサンのどちらかである。
そして、その「効き方」をちょっとでも知っている者ならば、10倍の量の摂取がどんな恐ろしい作用を引き起こすかなんて、容易に想像できるだろう。
もらった方も、「これちょっと多いんじゃない?」と疑問に思うハズだ。二人して「龍角散」でも飲むくらいの感覚だったのだろうか。
(または、最初適度な量摂取していたにも関わらず、効き出す時間を見誤って「あれ?あんまり効かないよ。もっと足してみてよ。」みたいな愚行に走ったのだろう。これがゴメオで失敗する最大のパターンだ。継ぎ足しは厳禁なのである。)

哀れだ。


ゴメオはセックスに使うには最強・最高のオクスリの一つだった。しかし、その害も計り知れない。

・セイファーセックスを阻害する。
・多量の摂取による中毒(オーバー・ドーズ)
・体(脳や腸や肝臓など)への未知の毒性、副作用

まだまだ未知の薬であるが故に、むしろ覚せい剤なんかよりも得体が知れない怖さがあるなどと言われていた。
ゴメオははっきり言って「毒」の一種なのである。あの無上の気持ちよさは、毒にやられて死にかけているから、その末期の快感なのである。(首吊りながらオナニーすると「死ぬほど」気持ちいいって言うし、人は死の直前は脳内麻薬かなにかが出て、やたら気持ちいいって言うし。ま、その一種の疑似体験なのだろう。)
軽々しく手を出してはいけないものなのだ。法規制はやむを得ないだろうと思う。(おれは、むしろ、もっと早く規制して欲しかったとさえ思う。)

ただ、似たようなオクスリは、手を変え品を変え、また次々に登場してくるだろうと予想される。
そこで肝心なのは、

・できるだけ正確な情報を得て知識を持っておくこと
・頼りになる、信頼できる相手と一緒に試すこと
・いざというときの為のフォロー(ゴメオの場合なら安定剤など)を用意しておくこと
・やるかやらないか、最後には「自己責任」だということ

をしっかりさせておくことだ。オクスリに飲まれてはいけない。
もちろん、オクスリなんかに頼らなくたって気持ちいいセックスはいくらでもできる。


◎ゲイのための5-meo-dipt情報(最高に分かりやすいサイト!)
http://www.ne.jp/asahi/info/a-o/boad/foxymethoxy/entrance.html

◎教えて!!bj「5meo特集」
http://www.badi.jp/editors/q40.html

◎合法ドラッグを安全に使用するための基礎知識
http://legal-drug.hp.infoseek.co.jp/


さらに、もちろん、法規制された後は「違法」な薬物です。使用、所持、販売はみな罪になります。
*2005年4月からは違法になりました。

◎麻薬の新規指定について(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/12/h1202-2.html

◎あぶないドラッグ(東京都福祉保健局)
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/yakuji/kansi/datudora/top.html

Posted: 水 - 1 月 19, 2005 at 12:24 午前              


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