NAUGHTY BOYS


「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」「NAUGHTY BOYS」新宿aktaにて上映会。

今年の「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」 でも上映された短編オムニバス映画「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」と、habakari-cinema主宰の今泉浩一監督の作品「NAUGHTY BOYS」が新宿二丁目のakta にて再映されるので見に行った。
そんなに広くはない会場には20人くらいが来ていたかな。椅子と座布団に座り上映を待つ。今泉監督の挨拶の後、いよいよ始まり始まり。。。





まず「Queer Boys and Girls on the SHINKANSEN」
こちらは10人の作家による短編集。それぞれ5分という時間の中で、まさに十人十色の映像表現をしていて面白かった。特に心に残ったのは次の作品。

#01「パラレル・コンタクト」(長谷川健治朗)
これまで平行して走っていた山手線と京浜東北線。品川を過ぎると別々の道を行くことになる、ってとこがミソ。アイデアはイイんだけど、もう少し突っこんだ心理描写があってもよかったかな。いろんな「続き」がイメージされる作品。
#02「鼻歌を歌う私と颯爽と歩く彼女」(iri)
レンタルビデオ店でビアンもの2本をカウンターに持ってきた女の子はマフラーでバッチリ顔隠し。でも、返却の時には無くなってる。とにかく女の子の作品は微笑ましい。男同士みたいにギラギラしてないし。
#04「wrap! rap! -10cs3-」(うららさとこ)
笑った。出演者たちのゆるくてヘンテコリンな魅力もさることながら、妙にウマクまとまった「ラップ」がイイ感じ。構成もうまい。
#06「199X年の必殺技」(タカサキケイイチ
動くイラスト、スクリーンで見るマンガって、こんな表現も出来るんだと新鮮に感じた。綿密な構成と見せ方が他の作品とは1ランク上の質を印象づける。笑いドコロもしっかり押さえてるし。ただ、一番最初のキャラ紹介部分がちょっと分かりづらかったのは、おれの理解力のなさのせい?
#09「かがよい」(田口弘樹)
色気と香気。ゆらめく写真っといった雰囲気。二人の登場人物の表情がスゴクいい。そして仄かなピンク色の桜。エンドタイトルがちょっと余計なような気がしたけど、こちらもカナリ上質な作品。
#10「バイバイ・オーバー・ザ・レインボウ」(アキラ・ザ・ハスラー)
ハスラーアキラの世界は、一目でそれと分かるとこがスゴイ。本人の不思議な魅力ある声での語り。モノクロームの映像に漂う寂しさと暖かさ。後半のキッチンのシーンはちょっと分かんなかったけど。

会場で誰かが言ってたけど、同じ5分といってもホントさまざま。長く感じるものもあれば、あっという間に終わってしまうものも。短い時間に凝縮された映像と音楽。そして「LOVE」。

しばしの休憩の後、今度は「NAUGHTY BOYS」
他の男と浮気して帰ってきたガッチャン。家では彼氏のタカユキがオカンムリ。今日はガッチャンの誕生日だったっていうのに・・・。浮気に感づいて怒ってしまったタカユキは家を出て行く。「ボクだって浮気してくるんだから!」
しかし、いざ街に出てみたものの、なかなかうまくいかないタカユキ。一方、心配になったガッチャンは浮気相手のコウタロウに相談に行くが、コウタロウはなんだか面白くない。タカユキが行く先々にはさまざまなアクシデントが。それをこっそり見守り、ときには邪魔し、助けるガッチャン。そしてコウタロウ。
二人は仲直りできるんだろうか?

それなりに面白い、ラブ・コメディ。ハスラーアキラこと張由紀夫さんとか佐藤未光さんとかタックスノットの大塚隆史さんとか吉川慶さんとかますだいっこうさんとか、実際に知ってる人がいっぱい出ていて、それも面白かった。(特にタックさんの怪演には拍手)
出演者の表情はホントイイ感じ。そして、ラストの朝の新宿。橋口亮輔の「二十歳の微熱」でも早朝の新宿がラストに出てくるが、心のもやもやは遂に晴れきらない「微熱」に比べて、「NAUGHTY BOYS」の新宿は実に爽快で、自転車に二人乗りの主人公達はキラキラしている。オーラスには軽いオチがあるけど。

僕らは「お行儀の悪い男の子たち」。でも、恋人が居るっていいことだなぁ。セックスするっていいなぁ。あぁ、同性愛っていいもんじゃん。みたいな。楽しませて頂きました。


→HABAKARI Cinema + Records
http://www.shiroari.com/habakari/index2.htm

→今回のフライヤー
http://www.shiroari.com/habakari/PLuS+akta_flyer.html

→bjニュース(バディ・ジェーピー)
http://www.badi.jp/kiji/2004/11/nw0411171.html

→東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
http://www.tokyo-lgff.org/

Posted: 日 - 11 月 21, 2004 at 12:09 午前              


©