2006年12月18日 から12月23日 @Galerie SOL

やはり図式に区別があるのを恥ずかしく思い、区別が反省からくるものと考えて、純粋の同一性、形の無い白が生まれるようにするために区別を絶対者の空しさに沈めるので、 出来上がったものは単色の絶対的な絵になる、ということについては... - ヘーゲル
あなたはすぐに絶対などと云う ... だって冷めてしまっちゃえば 其れすら嘘になるじゃない - 椎名林檎
例えばジャン=リュック・ナンシーを引かなくとも、そもそも「男」が絶対、絶対と繰返すのは「不安」だからに違いない。問題はその不安の先が何処にあるのかであって、ヘーゲル(1870〜1831)の無意識下(この言葉は19世紀のはじめには使えないだろうか)の不安は、すでに始まってしまった「近代」、18世紀後半の産業革命やフランス革命など西欧に於ける旧秩序とその価値観の崩壊、および近代市民社会の成立を告げる変革の時代に立ち会うことになった者の不安だろう。あるいは19世紀に入っても未だ統一国家の体をなさない後進地域ドイツに於けるその危機感と革命への渇望が、その後独特のナショナリズムを形成することについての…「歴史」が始まってしまったことについて。