は じめに 作画例 作画のあらまし ツールの使い方 主なパレット メニュコマンド

 主なツールの使い方

 

 とにかく使ってみて何ができるのかを納得するの が一番です.あるツールを使い終わると ( 折れ線や多角形ツールなどはダブルクリックの他に、カーソルをメインウィンドーの外に出すことでも終了します. )、そのツールで描いた画素が選択状態になっています.そこにある茶色の小正方形が頂点ハンドル、青の小正方形が制御 ハンドル、黄色の小正方形が表 示制御ハンドルです.これらのハンドルを見つけたら動かしてみることにより、どんなことができるのかがわかります.また情 報 ドロワーや関連するパレットの情報にも注意してみてください.
 ここでは私がよく使うツールの中から、円ツールや 長方形ツール等使い方が明らかなものは除き、コメントが必要だと思われるものに限って紹介します.

 

Arrow Tools 選択ツールと座標付き選択ツール

  この二つはデフォルトのツールで、他のツールを使った後は自動的に選択ツールに戻ります.他のツールを何回か続けて使うときは、そのツールのアイコンをダブルクリックし ます.
  選択方法は標準的なもので、選択対象の追加・削除は shift+クリックです.対象が画面で重なっているときは、option+ク リックで選択対象を切り替えます. ( と Help には書いてありますが、単なるクリックでも切り替わります.二重より下の方にある対象は、情報ドロワーの 指数: を使わないと、選べません. )
 座標付きツールでは、カーソルの現在位置の他、選択した画素に関する様々な情報 ( 中心、半径、接線の傾きなど) が表示されます.またいくつかの画素を選択すると、それらのあいだの距離が option + ドラッグで表示されます.

 

Hand tool 手のひらツール

  移動させたい対象を選択してから上のアイコンをクリックします.編集ウィンドウのどこでも ( 対象を”つかむ”必要はありません. ) ドラッグすると、それに応じて選択された対象が移動します.選択ツールでも移動はできますが、小さい対象では移動させるつもりが拡大してしまったりしま す.そんな時このツールが便利です
 というのはバージョン 1.8.1 までで、1.9.0 では普通の手のひらツール( 紙面全体を動かす. ) になってしまいました.1.9.0 で小さい (大きくてもかまいませんが) 画素を動かすには上下左右の矢印キーを使います.移動量はズーム倍率により変ります.shift を併用すると大きく、command では小さく、option では更に小さく動きます.

 移動が終わったら他のツールをクリックしないと、このツールからは解放さ れません.

 

Line tools 直線ツールと折線ツール 

 こ のツールのカーソルは TCCursor というかたちで、Tab Creation Cursor といい、このカーソルを持つツールでは描画 ( ドラッグ ) の途中で tab(左利きの人ならenter ) を押すとその位置に頂点ができ、続けてドラッグして引き続くセグメントが描けます.tab を用いずに描くこともできますが、 tab を使うと直線ツールで折れ線が描けます. 直線ツールではドラッグの終わりが描画の終わりですが、折れ線ツールではダブルクリックで終わらせます.
 描画中 shift を押し続けると、直線の角度は 15 度の整数倍となります.

 

BezierTool ベジェパスツールとベジェ曲線ツール

  Tab Creation ができます.ベジェ要素(前ページの図を見てください.) を端点( 頂点) で接線が連続的に変化するようにつないだものがベジェ曲線、不連続でもよいものがベジェパスです.この二つは制御ライン( 制御点を結ぶ青い直線 ) の表しかたが違っています.最初はごくおおざっぱに描いて後から、頂点や制御点を動かして、修正していきます.最初に円や楕円を描いて、ツール > 変換 > ベジェパスへ または ベジェ曲線へ と変換してから修正してゆくやり方もあります.ナイフツールや頂点追加ツールで頂点を削ったり増やしたりも自由にできま す.
 なお Tab Creation では最後に tab を押してからマウスを解放しないと、最後の頂点が消えてしまいます.(上の直線ツールとの統一性がありません.) またベジェ曲線では二つ以上のベジェ要素が必要で、一つだけのときは描画が取り消されます.

 

Knife tool ナイフツールと頂点追加ツール    cutting

  ナイフツールは線を切ったり ( このとき一方の終点と他方の始点の二つの頂点ができます.)  頂点を取り除くために使います.ナ イフで線を横切るようにドラッグすると、赤い小 円盤が現れます.その点が切断点となります.いくつもの線を横切ると切断点も増えます.二つの線が交差して いるとき、二つの切断点が一致すると赤円盤を囲む緑 の円盤が現れます.( 上の図、ただし折れ線の中の二つの線分が交差するときのように、ひとつの画素の自己交差点では緑の円盤は現れず、丁度その点で切りたいときは、あらかじめ 別の場所を切って画素を二つに分けておく等の工夫がいります.)この状態でマウスを解放すると丁度交点で二つの線は切断されます.
  赤円盤が、ベ ジェパスなどの頂点にくると青の長方形に 変わります.そこでマウスを放すとその頂点が取り除かれます.例えば長方形の頂点を除くと直角三角形に変わりま す.そういう場合意外はナイフを使っても図の見かけは変わりませんが、情報ドロワーで調べると、図素が変わっていることがわかります.
  頂点追加ツールは頂点を追加するのに使います.折線の角を増やしたり、ベジェ曲線を修正するのに便利です.
 頂点などが込み入った場 所でナイフツールを使うときは十分にズームインして、狙い通りの点で切れるようにしてください.

 

Rotate tool 回転ツール  rotate

  回転の中心から回転させたい対象に向かってドラッグします.目的の対象との交線を囲む円が現れたらマウスを放して、回転方向にカーソルを動かします.目的 の位置にきたところでクリックすると、対象がその位置に回転されます.何かが選択されているときは、その画素の中心が画面に示されるので、回転の中心の位 置決めに便利です.
 shift を押しながら回転させると 15 度の整数倍の回転となります.

 

arc tool 円弧ツールと扇形ツール

  中心から描画開始半径にそってドラッグします.半径が決まったところでマウスを解放し、時計回りにカーソルをまわします.求める円弧や扇形になったところ でクリックして描画完成です.反時計回りに描くときは command を押します.shift を押していると中心角は 15 度の整数倍となります.

 

HVline tool 水平垂直パスツール  HVlLine1  HVLine2

  水平線と垂直線をつないだパスを描きます.Tab Creation ができます.左のツールではデフォルトでは曲がり角は角張っていますが、情報ドロワーで かど: 形:滑らか半径 にするとかどが丸まります.青の制御ハンドルは一つで、すべての角が同じように丸まります.右のツールでは丸まり具合をかどごとにかえられます.

 

attachToolconnect tool コネクターと測定ツール  attaching  attach with measure

 これらは 表示 > テクニカル で開くパネルにあるツールで、カーソルは Connctor Cursor といい、attach cursor の形です.これで頂点や線の中点あたりをクリックすると、赤と緑のハンドルが表示されます.そのまま緑のハンドルを他の頂点や線の中点にドラッグすると、 緑が赤に変わります.そこでマウスを放すと、上の図のようになります.この赤のハンドルはその点に”接着”されていて、上の三角や長方形を動かすとそれに くっついて動きます.右のツールでは接着点間の距離が表示されます.この テクニカルツールパネルには様々な形式の測定ツール ( 水平・垂直距離、円の直径、角度等 ) が用意されています.
 ツール > コネクター でコネクターパレットを開くと、線の3等分点、4等分点、10 等分点に接着させることができます.
 ツール > 測定 のパレットで測定値の表示形式 ( 精度、表現方法、矢印・枠の表示・非表示、等 ) を設定できます.

 

wall tool ウォールツール double lone

 テクニカルツールパネルの一番下にある、水平垂直の二重線を描くツールです.京都の地図を描くには便利ですが東京の地図は描けません.Tab Creation Cursor になっていますが Tab Creation ができません.このツールを快適に使うには、フォーマット > 格子とガイド サブメニュの下の方にある 頂点にスナップ にチェックを入れます.( 格子にスナップ のチェックは外しておきます.)  そしてツールアイコンをダブルクリックして、横、縦.横、...とドラッグ・マウス解放、ドラッグ・マウス解放を繰り返して描いてゆきます.
  線の間隔は茶色の長方形で、端や角の状態は、4つの灰色の小さなスライダーでコントロールします.
 テクニカルツールパネルの最下行には、建物の間取り図を描くのに便利そうなツールが並んでいます.実用性についてはわかりません.

annotation Annotation

 annotation とは”注釈”ということで、画素を択んで、アイコンをクリックすると注釈パレットが開き、内容 ボックスに注釈を書き込むと普通の注釈 ( 表示・非表示も選べます. ) として使えるほか、画素が曲線のとき、注釈パレットで表示形式:図にそって にすると注釈が曲線に沿って並び ( 並び具合は 位置設定 のスライダーを動かして調節 )、 その後、元の曲線の カラー&スタイル パレットで色を透明にすると ( 輪郭 のチェックを外すか、カラー パ レットの下の 不透明度 を 0 にする. )、曲線は消えて曲がった注釈が残る、というグラフィック用としても使えます.( 内容ボックスの中は文字のサイズや色の設定がしにくいので、別の テキストボックスを作って、そこに文字を書き、 Cut and Paste で 内容ボックスに移すのが良いようです.)
 Annotation は テキスト> 注釈 として呼び出すこともできます.

 

zoom tool1zoom tool2 ズームツール

  これは 表示 > ズームツールで開くズームツールパネルにあり、左は拡大したい部分をドラッグして一挙に拡大でき、右はクリックで一挙に 100% に戻ることができます.また、キーボードから i, o ( command キーは不要 ) を入力すると、カーソル位置を中心として、1.5 倍にズームイン、アウトします.連続的に入力すると素早く急拡大、急縮小できます.
 なお現在のズーム倍率を知るには、表示 > ズームツールでズームツールパネルを開かねばなりません.

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