ウッドストリップ・カヤックを作る(その4 底面FRP〜)今回は底面のFRP作業をやっていきます。4回目です。なんだか湿度ばかり高い日が続いていますね。夏としてはダメな夏ですね。太平洋高気圧がへたれ過ぎてます。湿度が高い日が続くとプラモのクリア塗装だけでなく、カヌーの樹脂でさえカブります。不景気に冷夏。誰かこの閉塞感を何とかして下さい。
で、前回までの仮止めをすべて外します。一人でやっていると肩と指が痺れます。1本でも残すと鉋の刃がこぼれてしまうので親の敵同然にすべて抜き取ります。 ステップラーと仮止め釘をすべて抜いたら、表面を削って整えます。曲面仕上げに使うのは日本の普通の鉋ではなく、西洋鉋〈南京鉋)を使います。両手でもって引くように削っていきます。最初は刃の出し具合や調整が難しいと思いますが、慣れればかなりサクサク削れていきます。 バウとスタンも形を整えておきます。サンディングが終わった無垢のフネが実は一番きれいです。
FRPの貼り込みは慣れればそれほど難しくはないのですが、最初は戸惑うことも多いので、簡単に触れておきます。使う樹脂は「ポリホープ」というごく一般的な樹脂。昔はたしか、エスターという名前でした。この生樹脂に硬化剤「パーメック」を入れて硬化させます。作業のペースにもよりますが、今の時期は生樹脂1リットルに対してパーメックが15mlの割合でちょうどよい塩梅になります。少し手間のかかる部分はパーメックの量を数ml減じます。ガラスクロスは五メートル単位で切り売りしてもらっているので、一枚で1.5層分くらいになります。 刷毛やゴムべら、計量カップなどは消耗品と考えて一〇〇円ショップなどで揃えます。うまく使えば複数回の使用も十分可能です。使いやすそうなものをうまくチョイスしましょう。ディスポ(使い捨て手袋)は樹脂に溶けないものを使いましょう。あと、防毒マスク(有機溶剤用)はあった方がいいです。樹脂の刺激臭もすごいですが、パーメックを投入したときのガスが有毒です。 バウとスタンはあらかじめガーゼサイズにカットしたクロスを使って二重に貼ります。気泡が入ると後々面倒なので、丁寧になじませながら貼っていきます。 樹脂作業は段取り勝負。樹脂を作ってからあれこれ駄目が出てくると鬱展開になるので、想定されるエラーや必要な道具はあらかじめ段取っておくことが何より大切です。 |

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