kayak '09

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更新日 2009-10-13 | 作成日 2008-01-17

ウッドストリップ・カヤックを作る(その1 設計)

 ウッドストリップカヌー・カヤックを作り始めて17年ほどになるのですが、相変わらずちょっとずつしか進歩してません。誰に教えを請うわけでも、他の人の作品を見るワケでもなく,ただ独学でやってきました。自分のためにも、作り続けることや作っていることを記録して聞くことで作る事の意義を何かしら見いだせたら、と考え、このページを編集していくことにしました。
とりあえず、昨年の夏のカヤック作りをおさらいしてみましょう 昨年のカヤック作り
ということで、今年からは制作のプロセスを紹介したいと思います。何年かかけてきちんとしたテキストができるようにしたいと考えていますが、作業をしながらの撮影だったり、自分勝手な文章で、初めてに人にはわからないことが多くあると思いますが、まあ、気楽に見ていって下さい。
テキストはThe Strip-Built Sea Kayak: Three Rugged, Beautiful Boats You Can Buildを中心に説明していきます。

1,設計

カヤックのデザインは最初はテキストのオフセット図や実寸大のパターンを使いますが、慣れれば、自分で設計することも可能です。KayakFoundry (http://www.blueheronkayaks.com/kayak/software/software.htm)はオフセット図を使わなくても扱える優れたカヤックデザインソフトウエアです。WINDOWS専用でMacでは使えません。艇の長さや幅、フォームを変えていきながら思うような形にしていきます。その際、メインの画面左の数値に注目しながら、デザインをしていきます。

スクリーン01.bmp

デザインとともに大切なのが安定性と操作性ですが、それを数値で表したものがCp(Prisatic coefficient・肥隻係数)とCb(Block coefficient・復原力係数)、Stability curves(安定係数・SF)です。
Cpは船のボリュームを表し、数値が大きいほどふくよかな船ということになります。一般的に数値は0.6〜0.4くらい。Cbは船の中心の浮力、浮揚点の係数で、数値が高いほど安定性のある船、ということになります。一般的には0.35〜0.45くらい。

スクリーン02.bmp

 画面下のstabilityのタブをクリックすると現れるのが船の安定性を表す復原図です。コレは船を左右に倒したとき、どこまで復原〈元に戻るか)を表した図です。この図を見ると23度くらいまでは安定し、その後、倒れて行くにつれ、復原力がなくなり、43度を超えると転覆する事がわかります。静水時にどれだけ安定しているかをあらわす数値がSF(Stability Factor)です。数値が高いほど安定性があることになります。船の大きさにもよりますが100に近いほど安定性が高いことになります。フラットボトムにすると安定係数は高くなりますが、横波を受けると復原力が落ちる場合もあります。これから先の話は英語の読解力と物理の話になります。海外のサイトには丁寧に説明しているサイトがたくさんあります。暇なときに勉強することにしましょう。ww。

スクリーン04.bmp

デザインが決まったら、フォームをプリントアウトします。赤く表示されるようなら、ドラッグしてフォームの重なりがないように位置を変えて出力します。
KayakFoundyは非常に優れたソフトですが、データをを保存する場合、¥¥ローカルディスク¥Document and settingsに保存しないとファイルが正しく読み込まれないので注意して下さい。

今回造る船は17Ftのカヤックですが、Cpが0.53、Cbが0.43、SFが91となりました。

将来的にオフセット図から図面を起こす場合のヒント。
WaterLine (offset) 基本となるオフセットの図。すべての数値はDWL(design waterline)すなわち、設計上、共通するy軸の線。1/2から16 ft1/2までy軸座標軸取る。x軸はDWL=0とし、上(+)方向にに8inch、下(-)3inchを座標軸に取る

DIAGNAL(1.44,70°) DWL(-1.44,0)から下方向へ70度移動した距離
Sheer Offset シアライン(設計上の喫水線の位置。x軸からのX=0(y軸上)の距離。のHeightはDWLからのx軸上方への距離。


難しくなってきたので、後は次回に。  その2へ。