Last Update : 2002.07.23

Apple Storeへようこそ






雑記/雑想



Audio系 iPod
関連製品総括

Apple & Macintosh

「iTools」→「.mac」について

[2002.07.23] 突然の「有料化」である。「どっとまっく」というらしい。
(やってくれるなあ、スティーブったら〜。)

ネットでは以前から噂されていたようだが、登録ユーザに正式に通知されたのは7月20日付けで発送された「iTools に関する重要情報」という一通のメールによってのみでしかない。いきなり「請求書」を送り付けられたようなもんだな、これは。

あちこちでブーイング(不満の声)があがり、 有料化反対の署名運動にまで発展しているところもあるようであるが、もっともな反応であろう。

不満の内容は、有料化に伴う金額(年間約100ドル)に対するものやサービスの内容(いろいろある)によるものらしい。「そんな余計なもんはいらんからメアドだけタダで使わせろ!」という意見というかワガママをいう輩も多いようだ。

アップルによると、

「iTools」は無料ですが「永遠に無料」と言ったわけではない。 また「.mac」は「iTools」の延長ではなく全く新しい有料サービスです。

...ということらしい。う〜ん、どうも釈然としない。

移行期間中に契約したユーザにはディスカウントもある。

ご愛顧に感謝の気持ちを込めて、初年度特別価格の 49.95 ドルで .Mac を提供させていただく」そうだ。

「これは標準価格(99.95 ドル)の半額の値段です。 つまり、250 ドル相当のソフトウェアとインターネットサービスを月額にして約 4 ドルで利用できるというわけです。 また、メンバー特典として、Mac OS X バージョン 10.2 のリリースとともに登場する画期的な.....」

わかった、わかった。確かにたいそうな価値あるサービスを大変お安くご提供してくださるんだろうが、ちと気になる部分もあるんだな、これが。

「特別価格の 49.95 ドルをご利用いただくには、9 月 30 日までに .Mac に登録する必要があります。 登録しない場合、現在の iTools アカウントはトライアル期間の終了時に無効になります。」

というてるわけだが、ちょっと待てよ。

トライアルに申し込んだ 「.Mac」に対する内容が「トライアル期間の終了時に無効になる」のはわかる

が、ここで言いたいのは、

「.Mac のトライアル期間の終了時に現在の iTools アカウントが無効になる」のはおかしいんぢゃねぇのか?「iTools」はトライアルとして申し込んだ覚えは無いぞ。

ということだ。

それに、頼みもしないよけいなモン勝手に押しつけて、「大変お安くご提供」はねえもんだ、といいたくなるのが人情だろう。

なに、サービスの内容が気に入らなければ契約しなければいいだけのことである。一般的な商品やソフトウェアのお試し版ならそれでも構うまい。期間限定ということがあらかじめ分かっていたのなら使用を停止して、お返しすればよい。

しかし、メールアドレスというのはそう一筋縄では行かない。ましてや取得時に期間限定を認識していないんだから。(すくなくともアタシは聞いてねぇぢょ!)

通常、一般人がインターネットにアクセスしようと思えば、なにがしの手続きを経てプロバイダと契約する。このとき大抵はメールアドレスも取得するが、何かの都合でプロバイダを変更することもある。そのようなときは、当然メールアドレスも消滅するから関係各所にメールアドレスの変更通知を送るわけだが、これが結構手間がかかる。

iToolsは永遠に無料」とは聞いていないが、「いずれは有料になる」とも聞いていなかったので、あちこちの登録情報に「iTools」で取得したメールアドレスを片っ端から通知した。

なにせ、「iTools」のメールアドレスは一度取得したら転売はおろか、取り消しや変更さえもできない。当然、アップルが倒産でもしないかぎり消滅することもなかろうと、登録情報に記入するにはもってこいだと思ったのである。

それだけでなく、「iTools 」のユーザ登録手続きでは自分の気に入ったメールアドレスを取得できるようになっていたが、当然すでに登録されているアドレスは希望のものから変更を余儀なくされる。逆に「まさかこんなアドレスはもう無理だよな」と思うようなものが取得できたりするばやいもある。

この時のオンラインのユーザインターフェイスは、出来があまり良くない。 なにせ、やり直しがきかないんである。ためしに入力してみただけ、という言いわけは利かない。最終確認もなく、いきなり「Congratulations!」である。

シラフでもそうなのだから酒に酔った勢いで、パカパカと変なアドレスを大量に取得できてしまった不届き者のユーザは少なくないと思う。そういった、もう使用されていないのに延々と保持されたアドレスを一掃するには、有料化というのは良い方法かもしれない。

しかし、今から思うとあの出来の良くないユーザインターフェイスも確信犯ではなかったのかと疑いたくもなる。酔っ払いでなくとも、「不慣れな女子供なんぞはイチコロよお!」とばかりにメアド取らせて使わせて、ある日突然「請求書」という情景に見えなくもない。

少し前の、繁華街や駅前でよく見かけた電話屋の商法を思い出す。

「はい、ただいま携帯電話を無料でお配りしておりま〜す!そこのおばあちゃん、おヒトツいかがですかあ?」

といっては、契約に持ちこんで基本料金や通話料でモトをとるアレである。 以前はタダ同然で配っていたのに、最近は「あいも〜ど人気」に平気で2〜3万円の値を付けるような、ずいぶんエラそうな商売に転換したようだ。

もっと以前には、「いちたろさん」を買ったら「えむえすどす」が入っていた時代もあった。あとになってから、「おーえすというのはね、タダぢゃないんだよ〜お!」と集金に廻ったゲイツ君は詐欺師呼ばわりされたものだ。

その後の、だきあわせ販売でもアメリカ司法省あたりにずいぶん叩かれた。ただし本人は一向に痛そうには無いのだが...。(^_^)

せっかく取得できたアドレスなんだからいろいろな用途別に使い分けるのもよいだろうと、あちこちに使い散らかしたユーザはそのツケが回ってきたといえる。(私のことだ)

「.mac」には追加メールアドレスサービスというのもあるらしいが、自分自身が今使用しているアドレスは当然取得できない。別人(自分なんだけどね)が使用中である。となれば、現状では使用中のアドレスにつき各々初年度50ドル、翌年からは100ドルということになる。

せめて、もすこし安価にいままで使用してきた複数のアドレスをスムーズに移行できる段取りを考えてくれると有り難い。「ご愛顧に感謝の気持ちを込め」るんなら現在使用中のアドレスをぜ〜んぶまとめて追加アドレスとして統合(年間10ドルより)ということが出来ればよいのだろうが、アホなユーザが勝手に取り散らかしたアドレスなどアップルが面倒を見てくれるわけがない。(たぶん↓)

後日実際にやってみたら、登録時のパスワードを記憶していれば追加メールとして登録できることがわかった。ただし、この追加メールも申し込み作業もクレジットカード情報などの支払いに関する設定が終わってからでないと先へ進めない。どのようなメールアドレスが取得できるかわからないのでハラハラドキドキものである。普通は、取りあえずこんなアドレスとれるかなあ?と、試しにやってみてから支払いの手続きをするのが常識だと思うが、あいかわらずタコなユーザインターフェスである。

「皆様に .Mac をご紹介しましょう。「ドットマック」と 呼んでください。 これは、単に iTools に代わるものではありません。iTools をはるかに凌ぐ製品とサービスの集合体で....」

よっしゃ、よっしゃ、もうわかったって。

百歩譲って、「じゃぐあ」だとかいう毛の生えたような新しい「Mac OS X」機能を十全に提供するには何かとコストもかかるだろうから、有料化は仕方がないと認めよう。

しかし、もすこし移行期間に余裕を持たせた上で、ユーザに「.mac」のおいしいところを腰を据えて案内することは出来なかったんだろうか?せめて半年ぐらいあれば、各所であがっているユーザの不満も少しは抑えられたような気がする

「いくらマックが平日半額でも、そんなに一気にほうばったらノドにつかえるぢゃないか。」

と思う、今日この頃である。

....ということで、ヒトツよろしく。m(_^_)m
Hexagon / Okayama, Japan
(2002年 7月某日)