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[2003.11.03] PocketDock:独 SendStation Systems 社製
「iPod with DockConnector」用アクセサリー。
要するに本体下部および専用ドックのユニバーサルコネクタを一般的な「FireWire 400」ポートに変換するアダプタである。

「iPod」も第三世代となり、最大容量は40GB/10,000曲を誇る。曲数だけで考えれば、2年たらずの間に10倍に拡張されたことになる。(←スゴイね)
現在30GBバージョンを使用しているが、相方である「iTunes」も堅実なバージョンアップを重ね、こと音楽関係にはかなり満足できるレベルに達している。

さすがにアップル純正、両者とも基本設計やコンセプトはマックにジャストフィットする様に拵えられている。しばらくはマックユーザとして優位性を享受できるアイテムであろう。
窓版の「iPod & iTunes」もリリースされたが、こちらも評判は良いようだ。マックユーザから見ればかなり不便な部分もあるが、普段のヤツらの劣悪な周辺機器環境からすれば、それでも革命的な使い勝手の良さであるらしい。
「iPod with DockConnector」という名称からもわかるように、第三世代は置き台兼充電アダプターという携帯電話のそれのような専用スタンドが付属する。(上位モデルだけね)
この「Dock」は、「Palm」のクレイドルに相当するもので、デスクトップ機などは専用ケーブルでマックに接続していれば、ただ置くだけで充電が始まり「iTunes」が起動され同期が完了する。手間いらずの賢い設計といえよう。
後部にはライン出力端子も備えているので、パソコン用パワーアンプ内蔵スピーカーと組み合わせると、立派な卓上オーディオシステムが出来上がる。ついでに、こいつを利用して「HardDisk with DockConnector」とか、「Palm with DockConnector」などが登場してくれると有り難いのだが。
総合的には十分満足出来る第三世代だが、毎度のように細かく見ると不満な点もいくつか出てくる。
そのひとつは、旧モデルから外見上の識別点にもなっているボタン配置とその構造にある。初代モデルは中央の回転ダイアルもメカニカルであったが、第二世代からはトラックバッドのように機械的構造部分が廃止された。
操作性自体はそれほど変わらなかったので、機構上薄く設計できることのメリットの方が有り難くもあった。
しかし、第三世代ではこのタッチセンサーを全てのボタンにも採用したことにより、いろいろ問題も出てきた。ダイアルを回すとき、気をつけないと中央ボタンに触れてしまい、目的の曲やアルバムではないものを選択してしまうことが多々あるのだ。
加えて、基本操作のボタン配置が「巻戻し/メニュー/再生/早送り」と横並びになっているため、非常に使い難くなってしまった。ボタンの感度が良すぎるのも、誤操作(誤選択)を助長する。
初代、二世代までは慣れるとポケットの中にあっても手探りで、しかも片手である程度の操作できた。第三世代では、このようなことはまず不可能に近い。直視しながらでも片手で操作しようとすると、ボタンは位置の関係でかなり危ういことになる。(手がつるか、落とすかのどちらかだな。)
回転ダイアルも、初代のようにメカニカルで回る構造だと、指先とダイアル表面は接触したままなので、滑らせないと回転してくれないタッチセンサー式に比べて持った手と密着性が高く、操作中に落としそうになったことは無い。メニューや再生に移動する場合も、指先は自然にその方向にずらせばボタンがあるという塩梅だ。中央のボタンから一方向には一つのボタンしかないから迷いも無い。
ところが、新型は中央ボタンから概ね90度方向の範囲に4つもボタンがあり、メニューと再生という全く機能の異なるボタンが隣同士同じ形状でかつ、わずかに触れただけで即差に反応しやがるのである。
接点の無いタッチセンサーは故障も少なく、部品点数も減らすことができるので(製造側の)メリットは多いと思うが、指先の感覚で確認して押し込むという動作が可能であった、先代の操作性には遠く及ばない。
デザイン上、ボタンは同形状一列一直線配置(でなおかつヒカル)が最も美しいのは判るが、せめてメニューボタンをどちらかの端に配置するか、ボタンの表面に指先で確認できる突起や表面処理を加えてもらいたいものだ。もちろん、触れて確認後に押し込める形状が理想であるが...。
もう一つの問題は、本体下部と「Dock」後部に設えられたユニバーサルコネクタに起因する。先代は一般的な「FireWire 400」ポートを本体上部に配置していたので、出先で緊急用ハードディスクとして使用でき、まことに便利であった。私の立ち回り先には、自身でケーブルを持ち歩かなくても大抵は「FireWire 」用の6ピンケーブルなど転がっていたからである。
ところが、新型は専用ケーブルでないと接続できない。「ケーブル一本程度そんなに重くは無かろう」と思われるもかもしれないが、もともと音楽用の再生機として使用するものにヘッドフォン以外のケーブルをもっていないことが普通であろう。用意周到を心がけている方には理解できないかもしれないが、あくまでも緊急時に流用する場合を想定して欲しい。
ちなみに、「iPod」付属品のケーブルが無用に長いのも、つい持ち歩きたく無くなる要因でもある。第二世代で線の太さは細くなったがまだ長い。普段はサードパーティ製の50cmケーブル使用しているが、最近は6Pin⇔6Pin のFW400 ケーブルだけでなくFW800 ⇔ FW400 というのも手に入る。(これにくらべると、初代に付属していたケーブルはバケモンのようにみえる。)
これはコード部分も細く、巻いてしまえば非常にコンパクトになって携帯には具合が良い。また、FW800 ⇔ FW400ケーブルを合わせて使うと、現在の旗艦である「PowerBook G4 / FW800」に2台のバスパワードハードディスクを "FireWireHub" 無しで駆動することが出来るのだ。
そういえば、クルクルけーぶると言うヒドイ商品もあったな。ローラ部分がすぐに壊れてしまうのは仕方がないが、電力供給能力に問題があって本来の信号線としてはマトモに使えない、友人にほれおもしろいぢゃろお♪と見びらかしてハイおしまい、といたぐいもものだったな、アレは。
たとえば、「iPod」に新譜の楽曲を転送したいが、ミュージックライブラリも肥大化して「PowerBook」内蔵HDには全てのデータが入っているとは限らない。そのようなとき小型軽量の2.5インチ外部HDが重宝するのだが、大抵は電源不要のバスパワー型である。「iPod」も似たような仕様であるかぎり二台目のHDを使用することはままならぬといった場面で活躍してくれる。
もちろん、普段「PowerBook」を持ち歩き主力機として使用している方なら判ると思うが、外部HDのメンテナンスをするときでも結構重宝するものだ。このような50cmケーブル2本を常時携帯してもそれほど苦にならないが、ヘッドフォンやリモコンといった必需品に加えて「iPod」だけにしか利用できない3倍も長いケーブルを収納できるほど、付属の巾着袋はキャパシティがない。
そこで、満を持して登場するのが今回の「PocketDock(ポケットドック)」であ〜る。
(うわ〜、毎度毎度長〜い前フリぢゃ)
とにかく、小さい。6-Pinのコネクタを差し込むギリギリの厚みしかなく長さ方向もこれ以上短くなると使い難いだろうなあと思う程度しかない。
この「PocketDock」に前述の50cm細ケーブルを組み合わせると、「PowerBook」や「iBook」で「iPod」や「2.5 インチコンパクトHD」を使用する時、手元周辺が劇的にすっきりと快適な作業環境になるのだ。これ以上を望むのであれば、あとは無線しかない。
速度は "800MB" でいいから早く無線にならないかなあ?(←これはチトぜいたく)
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第一、第二世代の「iPod」はマックユーザにとっては、割とすんなりと受け入れられたのではないだろうか?
一般家電製品のように、ボリュームはボリューム、選択ボタンは選択ボタンのみの単機能に特化した使いやすさに比べると、再生中にプレイリスト選択モードになってしまうと音量さえも調整できないインターフェイスを容認できるのはパソコンユーザだけだと思う。
それにも増して、多彩な機能で楽曲管理ができる「iTunes」との連携や、バージョンアップにより新しい機能を追加できるという利便性、あらゆるものをソフトウェアで解決しようとするコンピュータ的なアプローチに理解を示すことができるから、受け入れられたのだろう。
これは余談であるが、一般(非パソコンユーザ)の顧客を多く抱えるソニーが、未だに "MD" にこだわり続ける理由がそこにある。普通の人は、何千曲もの楽曲を所有して管理などする気も無いし、流行モノを一時的に楽しめれば、飽きたら捨てても構わないと考えている。(と、そにいは思っているに違いない)
何年かしたら、レコード業界が手を変え品を替え組み合わせを替えただけのリバイバル再発品や懐メロ特集をレンタル屋で借りてくれば済むことだ、そんなにため込んでどうするの?といいたいんだろうな。
業界にしても、一度CDを買っていただいた方にも消耗品としてのメディア(MD や メモリカード)も買わせたい。でも、あんまりおおっぴらにコピーしてはだめですよお。オリジナルを購入してからコピーしてね。どうしてもというならオンラインでも販売するけど、MD とメモリスティック以外にいれないでね〜...というとるわけだ、そにいは。
ばいおのユーザはどうするんだと思うが、とりあえず家電のアプローチでテレビでも見せときゃマルチメディアだと勘違いしてくれるだろ。そのうち、番組録画するのは専用のビデオの方が便利で確実だし、画質もテレビの方がキレイだと気づけば、もいっぺん買わせることが出来るベえ、しめしめ。(と、そにいがハッキリ言ったわけぢゃないけどね、いや余談でした。)
この2年間、CPUも含めた内部構造には大きな設計変更はされていないようなので、増大した容量分だけデータをつめ込むと、それなりの反応速度に落ちる。手っ取り早い容量増加と、使い勝手を多少犠牲にしても、見た目の分かりやすさと、機能とはあまり関係のないデザインなど、改良された部分と不満な部分が入り乱れ、悲喜交々といったところ。
それにしても、初代「iPod」がデビューしたてのころ、こいつは売れないと酷評したバカにもう一度、記事を書かせてみたいなあ。とうぜん『ノマド・ジュークボックス』はまだ愛用しているんだろうなあ。2年前に20GBだったんだから、今なら200GBくらいにはなったんだろうなあ。デジタルビデオは搭載してないし、「不愉快きわまるiPod」の値段はあんまり変わってないから、窓には対応してもやっぱりノマドだな、コイツの愛用は。USBの方が対応機種がひろいけど "ver1.1" で200GB 転送すると、何年かかるんだろう?誰かやってみた人いる?)
アップルにとっても稼ぎ頭に成長した「iPod」。さすがに第三世代にもなると、とりあえず「窓族」も含めた一般を取り込む必要が出てきたので、このような仕様になったのであろうと考えるが、マックユーザとしては残念な部分でもある。
だからといって、嘆く必要はない。この「PocketDock」のようにスキマ商品とは言えリキの入った周辺機器が機器の危機を救ってくれる。 本家のサイトや日本の代理店のサイトを一度訪れてみると良い。値段も安く(¥2,500前後)こんなに小さく簡単な構造(に見える)わりに製品写真のデカイこと。(おまけにJPEGでなく非圧縮のTIFF でっせ、旦那!)
こんな製品をタイムリーに開発してくれる会社があるうちは、アップルが多少けっぱんづいても、でぇぢょうぶだあ♪
....ということで、ヒトツよろしく。m(_^_)m
Hexagon / Okayama, Japan
(2003年 11月某日)