20030211華耀会に於ける宗家のご指導


2003年2月11日に行われた華耀会に於いて、「宗家順輔先生から有意義なご指導を頂いた」と言う記事を掲載したところ、「ご指導の内容を詳しく教えて欲しい」という希望が寄せられたため、改めて下記の記事を掲載しました。
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先日更新の華耀会の単管勉強会のご報告の中で、当日宗家順輔先生より「音程に応じた唇の締め方」と「短い時間で竹を鳴らす訓練」について有意義なご指導を頂いたことを述べたところ、当日のご指導の内容について詳しく教えて欲しいと言う要望が、多くの竹友の方々から寄せられました。
当日のご指導を私の拙い文章力で表現することに、若干のためらいはありますが、音の出し方は皆さん共通の課題だと思いますので、宗家順輔先生のご承諾を頂いた上で、当日のご指導についてご報告いたします。

(1)音程に応じた唇の締め方
一言で言えば、唇は低い音では余り締めず、高くなる程締める、と言うことで、これを自在にコントロールできれば良い音が持続して出てくるようになるでしょう。
一音ずつを長く鳴らしている時は比較的容易にコントロールできますが、曲の演奏中、特に早い部分を吹く時はおろそかになりがちですので、日頃の稽古でも常に唇の締め具合を注意することが大切です。また、唇を締める程度は人によって個人差があるため、これをきちんとマスターするためには、各自で工夫したり、先生から指導を受ける必要があると思います。

(2)短い時間で竹を鳴らす訓練
今回の勉強会を聴いていると、曲の後半になってようやく竹が鳴ってくる人が多いように思えます。これは、演奏前の音出しが十分でないためだそうです。
音出しを十分にするには、自分はどの位吹けば音が安定するかを普段から知るようにし、また自分の体調を把握することが必要です。
また、音が安定するまでに時間がかかる人は短い時間で竹を慣らす(鳴らす)訓練が必要になってきます。訓練にはいろいろな方法があるそうで、各自自分に合った訓練法を工夫する必要がありますが、(1)で述べた唇の締め方の訓練が参考になると思います。

以上、勉強会当日の宗家順輔先生のご指導をまとめてみましたが、何分文章力に限界があるため、その核心をきちんとお伝えすることは出来ないようです。もっともこれは、本来芸事の上達のコツは口伝によるものが多いことを考えると、致し方ないことで、全てが私の貧弱な文章力の所為ではないと、自らを慰めているところです。

IT技術の発達で、どんな情報でも瞬時に世界中に伝わる時代になりましたが、芸の上達の為には、最終的には良い師に付いて習うことと、自分が努力すること、そして良い演奏を聴くことが、今も昔も遠回りなようで一番近の道だと実感した次第です。




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