日本画が面白い



2年ほど前、東京都現代美術館で『No Border/[日本画から日本画へ』と
題した展覧会があった。松井冬子とか天明屋 尚など今話題の若手日本画家。
その中で一際目立っていた町田久美、この日本画家の個展を日本橋、西村画廊でみた。


ヴェージュがかった和紙に墨色と白とわずかばかりの色彩のみで
描かれている簡潔な絵。子供の様な人物しか登場しない。
背景はいっさい描かれていない。
しっかりと力強く引かれた輪郭線がすべての曖昧さを断ち切っている。
指や鼻、目、耳など細部の描き方は日本画の伝統を踏襲している。
しかしこの新しさはどこから・・と思わせてもくれる。
画廊には潔さと爽やかさが流れている感じがした。
久しぶりに見ごたえのある絵を見た。

最近、若手の日本画が面白い。
洋画より全然面白い。
日本画には確固たる伝統があるから面白いのでは ・・
縛るものがあって初めてその縛りからの脱却、あるいは開放を求めた時、
人は新しさとは、伝統とは、時代とはと、自分の進むべき道を模索して行く。

自由に描くほど難しいものは無い。
縛りがあるからこそ新しいものが生まれてくる。
そんなことを思わせてくれる町田久美さんの絵でした。

Posted: 火 - 7月 8, 2008 at 02:26 åflå„      


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