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佐川美術館
楽吉左衛門
京都での展示会の帰り、琵琶湖畔にある
佐川美術館
に寄った。
少々気温高目だったが、天気快晴で気持ちの良いドライブ。
佐川美術館は佐川急便が作った美術館で日本画家平山郁夫と
彫刻家佐藤忠良の作品を中心に所蔵する私設美術館。
昨年、9月に陶芸の楽吉左衛門館が新館として作られた。
かなり広い敷地の大半は水庭(人口の池)になっていて、
巨大な二つの切り妻が水の上に浮かぶ。
楽吉左衛門館は2棟の切り妻の奥の水上に屋根だけを出している。
平山展も忠良展も流すように見て、目的の吉左衛門館へ
通路から地下への階段を下りるにつれ、照明はほとんど無く、
コンクリート打ち放しの壁と明かり取りの天窓からの光のみで
無機質で広大な地下空間が拡がる。
ベンチらしき無垢の角材が何本か横たわっており、
ここは、何か簡単なレクチャーに使えそうなホールとなっている。
向かい側の壁に展示室への入り口が暗い口を開けている。
明かり取りの天窓からは、池の水の波紋の揺らめきが壁に落とし込まれ
静謐な空間に唯一の動きをもたらしている。
楽吉左衛門は15代続く楽焼き茶碗屋。
一子相伝の伝統を守る楽家当主。
楽家代々の作品はここには展示されておらず、15代の作品のみ。
15代作品は、大振りで鋭く切り取った面によるダイナミックな作風が売り。
釉薬の掛けあそびによる見なしも得意とする所。
個人的にはあまり好みではない。
初代から5,6代頃の素朴感のある作品が私は好きだ。
普通にある どうぐ、うつわ、と言う感じがするので
そういう温もり感に魅かれる。
15代作品は暗い展示室の中でピンスポットに照らし出され、
これぞ芸術と云った感があり、茶碗、茶道の道具、
と言う本来の用から、かけ離れた感じが否めない。
作品をいかに効果的に見せるかと言う見せ方の方法論になってしまうが、
京都市内にある
楽美術館
での展示のように日本家屋で
詫び、さびの世界観に浸れる見せ方の方が何かしっくり来るような気がして成らなかった。
秋晴れの青い空を切り裂く大屋根の稜線は気持ちの良い造形美でした。
Posted: 木 - 9月 25, 2008 at 12:34 åflå„
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Published On: 2 20, 2009 10:03 åflëO
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