Architecture in Portugal       ポルトガルの建築と街  

 Fortaleza de Sagres

 1997

 Architect (extention,Rehabiritation) | João Carreira

25-08-2006更新
 
直径43m方位盤。1950-60年代の改修工事の際に発見された。その向こうは80年代に計画された展示施設。  
 
城壁の向こうは断崖絶壁で囲まれた岬。そこに建物がある   城壁 岬を囲む断崖絶壁

 

断崖絶壁で囲まれた岬に築かれた要塞。15世紀には大航海時代の英雄Henrique航海王子がここに航海学校を開いた。

城壁を潜ると1980年代に計画された観光案内施設と展示施設が建っている。これは当時、歴史的建造物への増築についての議論を巻き起こした建築である。オリジナルと付け加えた部分の区別がつくようにすべきというベニス憲章(1964年)の基準に沿ってこの増築棟は設計された。しかし、1980年代までのポルトガルでは歴史的建造物に増築する場合、ある時代をオリジナルとして「ありそうなもの」を付け加えるのが主流であった。

 

 

実際50年代から60年代にかけての改修では、大航海時代をオリジナルとして、17-18世紀の軍事施設を大航海時代風に改修して様式を統一しようとしていた。そして、この案の建設に当たっても昔風のデザインで増築するべきだと言う反対意見が出され、工事が大幅に遅れたが、97年に工事は完了した。様式の統一が歴史的建造物の改修の目的でないことが認知される契機であった。

 

参考文献

Pereira, Paulo, Património edificado Pedras Angulares (Lisboa: AURA, 2004)

 
 
観光案内施設   展示施設 教会
    
観光案内施設から城門をみる   右写真、城壁を取り込んで増築が行われた

 

   

アクセス

LagosやFaroからバス利用。

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