前回のキャンペーンからもう7年、プレイヤー諸氏も既に学生の身分から遠ざかって久しく、まさかいまさら続編をプレイするハメになろうとは思いもしませんでした(笑)。そもそも“椎葉戯文堂”をつくりはじめたときだって続編のことはツメの先ほども考えてませんでしたし(更新履歴の最初に“二度とこの続編がプレイされることはない”なんて書いてるくらいですもん)。
IRC でチャットを始めたのが1年ほど前、その当時からオンラインセッションの構想はあったのですが、ダイスをどうするか、時間的余裕はどうか、プレイヤーは集まるのか、諸問題山積のまま最近まで凍結状態にあったのでした。それが、たまたま私が「IRC チャット中でダイスを振るスクリプト」をみつけてきたことで一機に盛り上がってしまい、当時のプレイヤーの一人は音頭をとって根回しを始めるし、他のプレイヤーを募れば思いのほか名乗り出る者も多く、更に「これならなんとかなる」と(やめときゃいいのに)GMの私も思ってしまったもんで、こうして実現の運びとなりました。
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ただ、GMの私にとってもプレイヤーにとっても7年のブランクは大きすぎますし、それ以前にオンラインセッション自体がどうなるもんか見当もつかないありさま。そこでまずは小手調べのプレ・セッションをやってみました。目的は、オンラインセッションに於ける時間配分のテスト/戦闘にかかる諸問題の洗い出し/発言の調整をどうするか/キャラクターの顔見せ、など、など。
まずはプレイヤー二人とも初心者(註00-1)であるところの KEM16 くん(キュロゴス)と KIBI くん(フィル)を相手に、GMたる私がリハビリを兼ねてマスタリングしたミニセッションからご覧下さい。
キュロゴス「フィルにはギフトがあるよ」
GM「うむ。先にやっちゃいますか」
フィル「ギフトというとドライバーでメチャメチャ飛ばせるとかいうやつですか?」(←これこれ 註00-2)
GM「こないだ KEM16 くんと喋りながらキャラを作ってたんだが、キュロゴス、なぜか筋力が21もある(笑)」
キュロゴス「ダイスのいたずら」
フィル「そらキュロゴスやのうてサイクロプスや(笑)」
キュロゴス「うまいねどうも(笑)」
GM「シーフ技能は扱える武器が“必要筋力の半分”という制限があるのにもかかわらず、持ってる武器は11のレイピアで、これはフィルが持ってる12のブロードソードと大差ない。しかも金属鎧を着て、そのうえシーフだからクリティカル値が1低い」
キュロゴス「フィルと戦ったら勝ってしまう(笑)」
フィル「金属鎧ではシーフ技能のいくつかが使えなくなるんでは?」
GM「それがねぇ、選択ルールで、リングメイルだけは金属鎧なのにシーフ技能を制限しないのよ(笑)」
フィル「ぐあ」
キュロゴス「すきま的にとても強いキャラになってしまった(笑)」
フィル「よしゃ、これからはキュロゴスくん勇者ね(笑)。私テリーマン。解説役ともいう」
キュロゴス「泥棒が主役て。キャッツアイか(笑)」
GM「そういうわけにもいかんのでいろいろ考えて、フィルをドーピングして強化することに決定(笑)。GMの強権発動」
キュロゴス「それがギフト」
GM「具体的には、能力値に10点を加算して貰います。割り振りは自由」
キュロゴス「全部知力に回せ(笑)」
GM「ただしひとつの能力には4点までしか加算しないでください。というのは、フィルの数値だとどれに4点加えてもほとんどボーナスの値が変化しないので」
フィル「なるほどね。んじゃまず精神力に+4します」
GM「妥当ですね」
フィル「これでボーナス+3」
GM「ただ、筋力が大きくなれば打撃力もそれに伴って強くなるから、筋力には多く割り振ってほしいな」
フィル「では筋力に+4。あと2ポイントか」
GM「それは自由に」
フィル「あとはボーナスつかないし、特徴ということで知力に+2します」
GM「よしよし。…って知力20の専業ファイターかい!」
フィル「人呼んでインテリ・ファイター」
GM「みんなバランス変だぞ(泣)」
フィル「いや一応セージとプリースト(ラーダ)もつけてるし」
GM「bang (アールビィ)は戦闘技能ないくせに器用度が22もあるし(泣)」
フィル「ANDY さんの(カルト)は決定ですか?」
GM「ANDY はあれで決定。本人も納得してるし」
フィル「一番マトモそう」
GM「ベテランはいいのよ。あんまり能力値にこだわらないから。逆に低い能力値をそのキャラの特徴と捉えて、面白いプレイをしたりできるので。でも初心者にそれを求めるのは酷なんで、キミらの数値はいじってもらった」
フィル「まぁ結局は能力いうてもボーナスですか」
GM「そうでもないぞ。筋力/生命力/精神力は能力値の差がもろに出る。生命力8と生命力20でHPの削りあいやったら20が絶対勝つやろ?」
フィル「あ、そうか」
GM「筋力もしかり。打撃力も連動して大きくなって、攻撃の一発が大きくなる。相手の鎧が少々硬くても、ダメージが抜けやすくなるのだ。小さいダメージしか与えられないと、全部鎧で止まってしまうこともありうるのでね」
キュロゴス「武器も変えないかん」
GM「ということで、KIBI くん武器防具を再設定してね」
フィル「聞こうと思ってたんですが、装備品以外のもの(袋とかたいまつやら)って何を買えばええんでしょうか」
GM「ええーっっと。KEM16 くん、スタートブック(註00-3)にそのへんの記述あった?」
キュロゴス「チョコエッグがええて書いてました(嘘)。えーと、少々お待ちを」
フィル「特に“これこれを買え”的な記述は無かったと思いますが。全部買ったらえらい値段ですし」
キュロゴス「ラクダ買え。ラクダ(笑)」
GM「荷役にはロバやろ、普通(笑)」
フィル「ぐあ、色々買ったら残金128Gしかねぇ」
GM「まあ128Gあれば一週間はしのげるから大丈夫でしょう」
キュロゴス「最悪わしがおごるよ。1000G以上余ってる」
フィル「えーと、武器防具はバスタード・ソード16とチェイン・メイル16にします」
GM「バッソか。片手持ちor両手持ち?」
フィル「片手。これは状況に応じて両手持ちできるんですよね?」
GM「できます。戦闘中でも盾投げ捨てて両手持ちになって、そのまま攻撃できる」
フィル「装備品は、背負い袋・マント・水袋・食器・毛布・ペンと羊皮紙・ランタンと油…、を買いました」
GM「ほい。じゃ、KIBI くんもキャラシート埋まった? KEM16 くんもOK? では、プレセッションその一を始めましょ」
キュロゴス「あい」
フィル「うい」
名前:フィル・ストレイン |
プレイヤー:KIBI | |||
|
能力値(ボーナス) | 技能/レベル | ||
|---|---|---|---|---|
|
器用度/12(2) 敏捷度/13(2) 知力/20(3) 筋力/16(2) 生命力/12(2) 精神力/18(3) 生命力抵抗/4 精神力抵抗/5 |
ファイター/レベル1 プリースト(ラーダ)/レベル1 セージ/レベル1 |
|||
| 魔法/レベル/魔力 | ||||
|
神聖語/1レベル/魔力3 |
||||
| 冒険者レベル | 2 | |||
| 武器・防具 | 言語 | |||
|
バスタードソード 必要筋力16/打撃力16(1H)21(2H) チェインメイル 必要筋力16/防御力21 スモールシールド |
共通語(読み/書き) |
|||
| 装備品 | その他設定 | |||
|
背負い袋 マント 水袋 食器 毛布 ペンと羊皮紙 ランタンと油 |
種族:人間 性別:男 年齢:20歳 出身:商人 所持金:128G 経験点(のこり)1000 |
|||
名前:キュロゴス・イエローダイス |
プレイヤー:KEM16 | |||
|
能力値(ボーナス) | 技能/レベル | ||
|---|---|---|---|---|
|
器用度/20(3) 敏捷度/16(2) 知力/12(2) 筋力/21(3) 生命力/18(3) 精神力/17(2) 生命力抵抗/5 精神力抵抗/4 |
シーフ/レベル2 レンジャー/レベル2 |
|||
| 魔法/レベル/魔力 | ||||
|
|
||||
| 冒険者レベル | 2 | |||
| 武器・防具 | 言語 | |||
|
レイピア 必要筋力11/打撃力11 リングメイル 必要筋力11/防御力11 |
共通語(読み/書き) |
|||
| 装備品 | その他設定 | |||
|
背負い袋 水袋 毛布 シーフ用ツール ロープ 羊皮紙とペン |
種族:人間 性別:男 年齢:22歳 所持金:1135G 経験点(のこり)300 |
|||
GM「ここは港町、ハイマットです。南の大陸いちばんの商都で、北の大陸や東の大陸に向かう定期航路が出てます。また、西に2日ほどの距離に“シンガの遺跡群”と呼ばれる大遺跡があって、その研究のために賢者の学院のほかにも王立大学なんかもあったりしますし、漁りに行く冒険者たちもよく街で見かけます。
…つまりキミらみたいなんがけっこうおるワケです」
キュロゴス・フィル「はい」
GM「まずキュロさんですが、えーと…、出身の町、なんだっけ」
キュロゴス「ザラクです」
GM「…を放逐(?)されて、ハイマットに流れてきました」
キュロゴス「楽座のアナグラム」
GM「なるへろ(笑)」
フィル「私は出身はここ(ハイマット)にしといてください」
GM「いいよ。そうする?」
フィル「えーと、待って。どこか他に商都はありますか?」
キュロゴス「ザラク」
GM「北の大陸のアトス(笑)。でもあそこはいまだ復興中。…おお、そういや北の大陸の玄関口だったオウヌも商都だなあ」
フィル「一応自分的には“新興の商都市出身”ということになってますんで。どっかいいところありません?」
GM「じゃあ何の設定も決まってないザラク出身。もしくは自分で勝手に作る!」
フィル「んだばテケトーに作ります! …ええんですかね?」
GM「ええです。その設定を使うかどうかは今後の展開次第ですから」
フィル「了解」
GM「で、キュロさんだけど、」
キュロゴス「はい」
GM「旅をして流れ着いて、このハイマットで何をしてるんだろね?」
キュロゴス「安く船は買えないかチェックに来ました」
GM「ほほ? マグロ漁でも行きますか?」
キュロゴス「船を買うと言うより、他の都への渡航費用調べ」
GM「ああ、納得」
キュロゴス「特に当てはないんで、出来れば辺境に渡りたいと考えています」
GM「ちなみに前回のキャンペーンで、大陸航路の四等船室が600Gね(笑)」
キュロゴス「高い! じゃあこの地でええ儲け話はないかなあ、と」
GM「ほい、じゃあフィルは」
フィル「私はシンガの遺跡調査団の仕事を終えて、ちと手持ち無沙汰になってるところ、ぐらいでどうでしょう」
GM「うまいねどうも」
GM「では、舞台は街の広場です。今日は市の日のようで、いろんな店が出ています。ふらふらとフィルは広場を歩いています。
近在の農村から持ってきたような野菜/果実類を店の前に山と積んでいたり、石鹸や木製食器などの日用品、鍋釜などの金属製品を売っている店、数は多くないけど、職人も店を出してます。武器防具の店もあれば、鍵専門で売ってる店もあるし、なかにはランプばかり並べている店なんかまで」
フィル「うい〜、一仕事終わったけど武器防具を新調しちゃったからちょっと懐具合が寂しいなぁ」
GM「結構な人出です」
キュロゴス「この街でスリは重罪ですか?」
GM「シーフなら日常茶飯事でしょうなぁ。見つかったら何日かブタ箱、くらいかな」
キュロゴス「ふむ。渡航費用を考えると、あと500Gは何とか調達したいとこだ」
GM「スリでか(笑)」
キュロゴス「もち」
GM「さて、そんな雑踏のなかで人混みを押しのけるように、一人の男がひどく慌てた様子で走ってきてフィルにぶつかってくる」
フィル「おわっ」
GM「痩せぎすで顔色の悪そうな、一見してならず者と判る目つきの悪いヤツ」
フィル「だ、大丈夫ですか?」
GM「身なりも決してキレイじゃないけど、乞食ほどではないね。いちおうそのへんの市民なみ。『邪魔だ、どけ!』そいつは振り返りもせず走り去ってゆく」
フィル「やれやれ、何だったんでしょ?」
GM「さて、その場に偶然(笑)居合わせたキュロさんは一部始終を見ていた」
キュロゴス「あの急いだ仕草。なんかあると思って良いな」
GM「ちょっとキュロさん、シーフ技能レベル+知力ボーナスでダイス振って」
キュロゴス「はい(ダイスを振る)。14」
GM「キュロさんダイスの目が走ってるなぁ(笑)。細部まで見て取れるぞ。その男がフィルにぶつかった隙に、ポケットに腕輪のようなものを入れたのに気が付いたね」
キュロゴス「そうですね。キラッと」
GM「大きなルビーがよく目立つ、幅広の腕輪」
フィル「さてと、ぼちぼち宿屋にでも戻るかねぇ」
キュロゴス「フィルに話しかけます。おい、あんた」
フィル「ん?」
キュロゴス「今俺の仲間が、あんたに預けものをしたんだ」
フィル「えーと、お?」
キュロゴス「右のポケットだよ」
GM「フィルもポケットがゴロゴロするのは気がつくぞ」
フィル「ゴソゴソ」
GM「フィル、それを手にとって、眺める?」
フィル「はい。眺める」
GM「キュロさんも見ている」
キュロゴス「それが何か、あんた分かるか?」
フィル「GM、キュロさんが勝手に説明していいんですか?」
GM「キュロさんも知らないのに(笑)。なにか説明思いつく?」
キュロゴス「当然です。カマ掛けてみてるんです」
GM「ほいほい(笑)」
フィル「ありゃりゃ? なんでこんなもんがポケットに?」
キュロゴス「そう。それだ」
フィル「これはあんたの物なのかい?」
キュロゴス「ボスから頼まれてね。『金に換えろ』って。…キュロ、周囲を見回します」
GM「はいはい(笑)。ところがそのとき男が走ってきた方向から街の衛視隊が五人ほども走ってきて、『道をあけろ!』」
フィル「でもさっきの人もえらく慌ててたみたいだけど…」
GM「衛視隊ってのは警察機構のことね。その中の一人がそれを見とがめた!『隊長!こいつが持ってます!!』」
キュロゴス「おい、あんた!」
フィル「ほえ?」
キュロゴス「ちょっと一緒に来い!」
GM「『貴様もグルか!』」
キュロゴス「捕まると面倒だ」
GM「だが一足遅い。衛視隊、5人がかりに取り囲まれる」
フィル「な、なんでしょうかぁ〜?」
キュロゴス「衛視隊の方ですか」
GM「逃がさないように全員、剣を抜いて構えている」
キュロゴス「このように、お探しのものは確保してありますぜ。と」
フィル「うー、ひょっとしてこれ…のことなんでしょうねぇ」
GM「『シラを切るな!』」
キュロゴス「いえいえ、俺は関係ありませんって」
GM「『言い逃れようったってそうはいかんぞ』。これは衛視隊長の発言ね」
キュロゴス「俺が呼び止めなきゃ、この男はどこかへ逃げていたはずでしょう?」
GM「『貴様もいま逃げようとしたではないか!』」
フィル「ちょ、ちょっとちょっとぉ。なんか話が全然見えてこないんですけど」
キュロゴス「そんな剣幕で怒鳴られれば、ドラゴンだってひるみますぜ」
GM「『我々を見て逃げるのは泥棒と決まっておるわ!』見た目もモロにどろぼーだしな」
キュロゴス「俺はこの街で衛視隊に入りたかったんですよぉ」
GM「『ウソをつけ!』」
キュロゴス「良かったら紹介とかしてもらえませんか? 手柄はお譲りしますぜ」
フィル「しばし両者のやり取りをポカンと見ています」
GM「『ええい埒が開かん、衛視庁まで来い!』」
キュロゴス「ち、ちょっと」
GM「全員一斉に取り押さえにかかるぞ。もちろんフィルも巻き添え」
キュロゴス「くそっ、おまえがのんびりしてるからだっ! とフィルに悪態」
フィル「な、なんで私まで〜。そそそんなこと言ってもですね〜」
GM「とゆーことで、キミらは衛視庁に連行されるのである」
キュロゴス「豚箱かーっ」
GM「さて、君たちはとりあえず衛視庁舎まで連行はされるけど、とりあえずは取り調べ」
キュロゴス「ホツ」
フィル「ふい〜」
GM「一室でみっっちりと絞られる。でも勿論、埒は開かないのであった」
キュロゴス「キュロはのらりくらりと」
フィル「だからですね〜、私も何がなんだか〜」
GM「向こうは、『ガストとはどういう関係だ!』とか、『アジトはどこだ!』とか、一方的に怒鳴るばかりで聞こうとしない」
フィル「ガスト? アジト?」
GM「『そもそも、〔雄弁の腕輪〕を渡すと言ってきたのはそっちじゃなかったのか!!』」
キュロゴス「雄弁の腕輪…?」
GM「はい、というところでキュロさん、」
キュロゴス「はい」
GM「《記憶術》でチェック。シーフ+知力ボーナス+2D6。フィルはセージチェックをしよう。セージ技能レベル+知力+2D6で。目標値は11だ」
キュロゴス「(ダイスを振る)10 げ」
GM「残念。フィルは?」
フィル「(ダイスを振る)10 ういぃ」
キュロゴス「我々はあほばっかりか(笑)」
フィル「どっかで聞いたことあるんだけどなぁ」
GM「残念ながらどっちも聞き覚えはないようだ」
フィル「駄目ですか(泣)」
キュロゴス「たいそうなネーミングだな。…高いのか?」
GM「期待値くらい出ると思ったのに〜。…えーっと、フィルは商人出身だから」
フィル「ほい」
GM「マーチャント技能(商人の一般技能)3レベルを所持してることになるので、《価格判定》ができるよ(註03-1)」
フィル「あ、そうなんですか」
GM「やりかたは知力ボーナス+マーチャント技能レベル+2D6だ。問題の腕輪はもう手元にないけど(笑)まあよしとしましょう」
フィル「えーと」
キュロゴス「おまえ、あれいくらくらいのものか分かるか?」
フィル「(ダイスを振る、10)ひええ!(笑)ひでえ目!」
GM「わからんようだ(笑)。とっても高いか、とんでもない安物かのどっちか(笑)」
フィル「むーん…うーん… 結構な値段の物のように見えたんですけどねぇ」
キュロゴス「さっき取り調べのとき『調査団』だって言ってたな。ものを見る目は確かじゃないのか?」
GM「キュロさんもやってみる? 平目になるけど(笑)(註03-2)」
キュロゴス「やります(ころころ)。6」
GM「そりゃむりだ(笑)。とんでもない安物にしか見えません」
キュロゴス「…俺にもさっぱり価値はわからねえしな」
フィル「あはは。…私商人出身なんですけど、商才のほうはからっきしでしてねぇ(笑)」
キュロゴス「だろうね」
GM「そういやそんなこと言ってたな(笑)」
フィル「親にもよく言われましたよ〜」
GM「でも、キュロさんもフィルも、衛視隊がそんだけ血相変えてるからには、これが重要なアイテムだ、くらいは容易に想像つくわな」
キュロゴス「ええ」
フィル「まぁ」
GM「てことで、シーン変えます」
GM「君たちは衛視庁舎の一室で軟禁状態に置かれている。取り調べが進まないので、疲れてもう明日にしようと、別室に放り込まれている」
フィル「あらら、大変なことになっちゃいましたねぇ」
GM「ここは取調室に附属の拘置室みたいなもんで、取調室の奥にあるんで、外へ出るには取調室を通らなきゃならない。で、君らの装備品は取調室に置いてある」
キュロゴス「…飯くらいは出るんだろうな」
GM「出ますよ(笑)」
キュロゴス「キュロ、周囲を見ます。どんな部屋ですか?」
GM「はい。石造りの壁に窓がひとつ」
キュロゴス「高さは?」
GM「2mくらいの位置。ここの衛視庁舎ってのは昔の砦を改造した建物なんで、石造りの壁が異常に厚くて外を見るにはかなり身を乗り出さないといかん」
キュロゴス「格子とかはかかっていますか?」
GM「窓の大きさは縦横とも1m未満。ガラスなんかもちろんはまってないし、格子もかかってないけど、ここは四階だ(笑)」
キュロゴス「落ちたら死ぬ」
GM「窓の外は優に10mの高さ、下は石畳」
キュロゴス「入り口の扉は?」
GM「入口は頑丈な木の扉、窓なし。閂に南京錠という状態。むろん外から」
キュロゴス「あんた、フィルとか言ったっけ」
フィル「ええ。そういえば名前を聞いてませんでしたね」
キュロゴス「ああ、俺はキュロゴス・イエローダイス。キュロでいい。…フィルさんとやら、ここから抜け出せる方法はあると思うかい?」
フィル「うーん、まぁボクら別に悪いことしてるわけじゃないんだし、その内出してくれますよ〜」
キュロゴス「どうだかな。俺は逃げ出したい。まぁこういう時のチャンスってのは、飯かトイレかだ。手伝ってくれるか?」
GM「メシはともかく、トイレはムリかもしれんぞ」
キュロゴス「そーかー」
GM「こういう中世的世界では。部屋の隅に異臭を放つ壺があるだけ、とかな(笑)」
フィル「うーん、でも今下手に何かしたら余計ややこしくなりませんかぁ?」
キュロゴス「逃げ出してしまえばチャラだ。…メシ時に扉は開きますか?」
GM「開く。ただし、一人でメシ持ってくるかな〜?」
キュロゴス「うむう。取調室には鍵はかかっていますか?」
GM「取調室と外の廊下との間には鍵はない。仮に鍵があっても、シーフ用ツールを含むキミの装備品は取調室にあるし。あってもなんとかなるぜ。…というくらいの打算がキュロさんの頭の中で働いた(笑)」
キュロゴス「フィル、古典的だが仮病ってのはどうだ? それならメシ時まで待たなくて済む」
フィル「はぁ。いいんですかぁ? そんなことしちゃって」
キュロゴス「俺らは奴らにとっては情報源のはずだ。勘違いも甚だしいが。最悪でも殺されはしない」
フィル「うーん、しょうがないなぁ。さっきの様子だとちょっと話がややこしそうだし、ちょっとやってみますか」
キュロゴス「あんたの演技力にかかってんだ。頼む」
フィル「へ? 私が仮病役?」
キュロゴス「俺がやっても疑われるだろうが。その点あんたは善人面だ。さぁ、盛大にわめけ(笑)」
フィル「んーん、じゃあちょっとだけですよ〜… あいたた〜! いたた〜!!(爆笑)」
キュロゴス「ダメ。もっと苦しそうに(笑)。嗚咽ってやつ? ああいうのを!(笑)」
フィル「うを〜むを〜、くをを〜ん、死ぬ〜(爆笑)」
キュロゴス「吉本みたいになってきた(笑)。おーい! 衛兵ーっ!」
フィル「だ〜れ〜か〜」
キュロゴス「おーい!」
GM「外の扉が開く音がした。『何を騒いでおるか』?」
キュロゴス「ああ、助けてくれ」
GM「『何事だ?』」
フィル「いたた〜」
キュロゴス「こいつ、やばいぜ。このままだと確実に死ぬ」
GM「『なんか悪いもんでも喰ったんじゃねぇのか?』半信半疑」
キュロゴス「遺跡で変な病気にかかってきたらしいんだ。どうも感染性らしい」
フィル「なんだか知らないけど死にそうです〜」
GM「『なに? ちょ、ちょっと待ってろ!』ばたばた〜」
キュロゴス「ふふん。扉、開いてます?」
GM「いんや。いまのは扉越しの会話」
キュロゴス「フィル! もっとわめけー!(笑)」
GM「取調室の外の扉だったら開いてるよ」
キュロゴス「取調室から外へは安全に抜けられますか?」
GM「なんともいえんなあ、脱出は。判断材料がキュロさんにはなさすぎる」
フィル「うわ〜、うお〜。感染症ですよ〜(笑)」
GM「さっきのひとは救援を求めに行ったようです。ほどなくして二人分の足音が。『ばたばた』」
GM「『どうした、疫病か!?』扉をあけて、一人が入ってくる」
キュロゴス「そのようだ。病院への移送を頼む!」
GM「医者のような格好の人間。べつに白衣はきてないけど、衛視じゃない」
キュロゴス「キュロ、ちょっと青ざめる」
GM「なんで?」
フィル「あらら。本物さんですよ〜(笑)」
キュロゴス「専門家が仮病を看破するのを恐れてる」
GM「なるほろ。でも病気なんざ、ちょっと見ただけじゃわかんないもん」
フィル「キュロさん、どうしましょう」
キュロゴス「イイから続けろっ(笑)」
GM「『ワシの手にはおえん、施療院へ連れて行こう』『でも先生…、』」
キュロゴス「これは多分、タール肺炎ですぜ。俺の生まれた街じゃ、毎年何百人もこれで死んでた」
フィル「あいたたた〜 (…タール肺炎?)」
GM「よくもまぁそげな出任せを(笑)。しょうがなく、衛視も入ってきて、フィルを抱えようと…」
キュロゴス「さわるんじゃねえ!」
GM「『お、おう、どうすりゃいいんだ!?』」
キュロゴス「この施設全体の消毒が必要なはずだ」
GM「すっかり口車に乗せられてるぞ(笑)」
キュロゴス「発病者はたすからねえ。町はずれにでも放り出すのが一番なんだが…」
GM「だが?」
キュロゴス「被害を最小限にするにはそれしかねえ。…俺も胸に痛みが来始めたぜ」
GM「ほんじゃ、衛視も医者もおろおろ見守るだけになってしまいましたがな(笑)」
フィル「装備品も感染してるかもしれませんから、一緒に捨てた方がいいですよ〜(笑)」
キュロゴス「おおっ…ぐわぁぁ」
フィル「あいたたたぁ〜」
キュロゴス「は、はやくしろ! 死体からはタール肺炎菌が一斉に出てくる!」
GM「『とりあえず、長官の指示を仰がねば何もできん、』」
キュロゴス「今のウチに俺らを…外へ…」
GM「『それまで待ってろ!』」
キュロゴス「病気は待ってくれねえぜ?」
フィル「いやだ〜死にたくないです〜」
GM「大騒ぎになってきたぞ(笑)。どう収拾するんだ(笑)」
キュロゴス「良いか、次はあんたらの番だ。1時間も猶予はねえ。早く俺たちを放り出せ! …ほんま、どうしましょう(笑)」
GM「『う、ああ』鍵もそこそこに衛視は出ていった。が、医者はまだ呆然と見ている」
キュロゴス「ぐああああっ …あ、あんた医者だろ?」
GM「…ちょっと医者は冷静になってきてる」
キュロゴス「すぐにアルボースで全員の手を洗わせるんだっ!」
GM「アルボース(笑)。そんなもんあるかい(笑)」
フィル「ちょっとキュロさん、そろそろバレてきてるんじゃないですかぁ〜?(笑)」
GM「医者はだいぶ冷静になってきた。『…タール肺炎じゃ、喋れなくなる筈だがな?』(笑)」
キュロゴス「そんなことないって。俺ののどを見てみろっ。あーん。ほれ。あーん(笑)」
GM「『ほほー。どれ、よっこらしょ』無防備に近づいて、のぞき込む。もう手が届く距離」
キュロゴス「キュロ、全力でけりを入れます(笑)」
GM「ほい(笑)。一応ダイス振って貰おうか(笑)」
キュロゴス「(ダイスを振る)11! うおお。必要以上の強さ」
GM「一応こっちも回避ロールを。しかし不意打ちでマイナス4、しかも平目とあっちゃ。6ゾロ以外は失敗か(笑、ダイスを振る)6。みぞおちにドカ!」
キュロゴス「今だ!フィル、来い!」
GM「いちおうダメージを計算しましょ」
キュロゴス「あい。素手で打撃力0で(ダイスを振る)10だから3、それにプラス『追加ダメージ』5点で」
GM「8点のダメージ。うお、追加ダメージが5点もあるんかぁ」
キュロゴス「いえい」
GM「舐めとったわー。医者はうずくまった。当分動かないぞ(笑)」
キュロゴス「フィルっ! 逃げるぞっ!」
フィル「あらら、ちょっとやりすきたんじゃないですか〜」
キュロゴス「向こうこそやりすぎだっイイから逃げろっ!」
フィル「そーですねー。逃げまーす」
GM「てなことで取調室で装備品を確保、廊下に出ようとしたところで、どうも階下が騒がしいのに気付く」
キュロゴス「キュロ、騒ぎに聞き耳をたてます」
GM「廊下への扉は開きっぱなしだからはっきり聞こえる。どうも、剣の当たる音なんかもしてるようだぞ?」
キュロゴス「お、おい。なんか騒ぎになってるぜ」
フィル「なんなんでしょ〜」
キュロゴス「ちょっと見て来いよ」
GM「階段をたたたっと上がってくる音がする。衛視のどかどかいう足音じゃない。もっと軽い」
キュロゴス「フィル、どうするよ」
フィル「なんだか様子が変ですね〜」
GM「いまのうちに装備品は持った&身につけた、でいいね?」
フィル「はいな」
キュロゴス「ぼーっとしててもはじまらねえ。脱走を前提に剣だけはぬいとけ」
GM「やがてこっちにその軽い足音は近づいてきて、」
キュロゴス「キュロ、入り口の陰で足音を待ちます。イイですか?」
GM「いいよ。じゃあ向こうも入口の脇でピタリと止まる」
キュロゴス「うわ」
GM「『はぁい♪』ひょい、と、白にちかいプラチナの髪のお姉ちゃんが覗く」
フィル「ほえ?」
キュロゴス「キュロ、拍子抜け。なんだあんた」
GM「キュロさん、あんた一応この町にきたときにシーフギルドに挨拶に行ってるはずなんで、」
キュロゴス「はい」
GM「知ってるかもしれない。シーフの《記憶術》で目標値は8」
キュロゴス「楽勝。(ダイスを振る12) ん? あんた確か…」
GM「余裕だね。“白豹のメイ”さん。シーフギルドでもかなり幹部クラスにちかいお姉ちゃん。面倒見のいい姐さんタイプ、てとこでしょうか。侵入/潜入捜査担当で、専門じゃないけど戦闘ももちろんできる。歳の頃は20代前半、白っぽいブロンドでセミロングの髪を後ろで結わえている。白豹の名に恥じぬスレンダーなスタイル」
キュロゴス「ギルドのメイさんじゃないの。なんでここへ…」
フィル「キュロさん、お知り合いですか?」
GM「『ドジ踏んだね、キミ。ええと、なんて名前だっけ』」
キュロゴス「あ、おう。キュロゴスだ」
GM「『そうそう、キュロゴスくん』」
キュロゴス「わざわざ助けに来てくれ…るわけないわな。なんだこの騒ぎは」
GM「『ふふ。さっき衛視隊長の部屋からちょっと、例のものを返してもらったとこ』」
フィル「例の物って」
キュロゴス「例のものってあれか。腕輪」
GM「『あなたたちが持ってたもの♪』」
キュロゴス「とにかく話は逃げ出してから、じゃねえか?」
GM「『〔雄弁の腕輪〕、あれってもともとシーフギルドのもんなんだから』」
キュロゴス「なんでこう俺のまわりはおっとりモノばっかなんだ」
GM「『ああ、大丈夫よ、地下牢の鍵も開けておいたから、いまごろ下は大騒ぎになってるはずよ。上には来ないわ』」
キュロゴス「ならまあいい。なんだ一体。腕輪ってのは」
GM「『ごく弱い効果なんだけど、少しずつ持ち主の発言が正しく思えるようになってくるのよ。精神に作用するタイプのマジックアイテムね。詭弁でいいくるめて、言いなりにしてしまうようなものかしらね』」
キュロゴス「高価なモノなのか?」
GM「『そりゃもちろん!』」
キュロゴス「フィル! 勉強しとけっ」
フィル「はぁ、やっぱり高価なものだったんですねぇ」
GM「『この街の外相がそれ欲しがったんだけど、ギルドマスターが手放したがらなくて』」
キュロゴス「ふん」
GM「『だからガストなんか使ってギルドから盗みだして。街の衛視隊に渡す手筈になっていたんでしょうね』」
キュロゴス「ガスト?」
GM「『でもなぜかガストは途中で逃げた。そっちの坊やにぶつかったんでしょ? 話は聞いてるわよ』」
フィル「あぁ、昼間ぶつかった…」
GM「『あれがガスト』。ちょっとメイさん、遠い目になって、『あいつはもうダメだね、長くないよ。ギルドの持ちもん横取りしようとしたんだ、どこからももう相手にされないよ』」
キュロゴス「は、はは…(乾いた笑い)。じゃあ、おれたちの活躍で無事元のさやに収まったってワケだ」
GM「『そういうこと。ギルドが裏から手を回しとくから、あなたたちの安全は保証するわ!』」
フィル「活躍…したんですかねぇ?」
キュロゴス「よーし。計画通りだ(笑)」
GM「ウソップかい(笑)」
キュロゴス「というわけだ、フィルちゃん。大手を振っておいとましようぜ」
GM「『さ、あたしはもう行くね。誰も四階から逃げるとは思わないでしょ? きみたちは頑張って脱出してね♪』」
キュロゴス「へ?」
GM「と言って、メイさんは窓に登った」
キュロゴス「あ、おいって」
フィル「えーと」
GM「『そうそう、しばらくは大人しくしといたほうがいいわよ』」
キュロゴス「お、置いてけぼりかよ!」
GM「『しばらくは“ウサギの足”亭にでも潜んどいて。マスターに話しとくから』」
フィル「ここ、四階でしたっけ?」
GM「四階ですよ? 『正面玄関から出られるわよ。いまなら思いっきり警備も手薄だから!』」
キュロゴス「おっし。なら問題ねえ」
GM「『じゃーね♪』と言うなり風のように窓から身を躍らせた」
キュロゴス「…どうよ。俺のバックボーンは。空飛ぶ女もついてるんだぜ(笑)」
フィル「いっちゃいましたねぇ…」
GM「はったりキュロさん(笑)。なんか、ウソップみたいになっりょるな(笑)」
キュロゴス「まさに」
フィル「はぁ…話には聞いてましたが、盗賊ギルドというのはすごいんですねぇ」
GM「メイさんが地下牢の鍵という鍵をぜんぶ開けてったんで、囚人が全員外に出てもう大騒ぎ(笑)」
キュロゴス「ぐずくずしてられねえ。キュロ、出口を目指して走ります」
フィル「同じく走って逃げます〜」
GM「ところが出口付近で例の衛視隊長にみつかった(笑)。『貴様らまで逃げるのか!』」
キュロゴス「ぐあ。一番やなやつに」
GM「『まったくあの女豹め!』相手は剣持ってて、問答無用に斬りかかる!」
フィル「キュロさん、どうしましょう?」
キュロゴス「回避を試みます」
GM「キュロさんに攻撃だ!(ダイスを振る)14」
キュロゴス「敏捷度+シーフ技能レベルで、(ダイスを振る)10」
GM「あんりゃ、当たっちまった。ダメージ6点」
キュロゴス「防御〜(ダイスを振る)えーと、トータルで5点減点」
GM「1点しか通らんがな」
キュロゴス「いま生命点17点」
GM「そしてこんどはフィルに、加勢に来た衛視Aが斬りかかる!(ダイスを振る)9!」
フィル「えーと、とりあえず回避!(ダイスを振る)11」
GM「よーしよし。あざやかに回避したぞ」
キュロゴス「やるじゃんフィルちゃん」
フィル「キュロさん逃げましょう〜」
キュロゴス「逃げられる状況ですか?」
GM「逃がしてはくれない。というか出口はこの二人の向こうだ」
キュロゴス「シカバネの向こうにしか出口はないってよ」
フィル「仕方ないですねぇ。戦うしかないですか」
GM「大丈夫だろ、少々ムチャしてもシーフギルドがもみ消してくれるって。…と、キュロさんは心の中で思った(笑)」
フィル「殺しはよくないですよ〜」
フィル「(ダイスを振る、1ゾロ)ぎゃあああああああああああああ!(笑) 呪われてる…」
GM「自動的失敗(笑)。経験点10点をあげよう」
フィル「うわーい(乾いた笑い)」
キュロゴス「まさにおっちょこちょいキャラ」
GM「床でも殴ったかな(笑)」
キュロゴス「キュロ、こんどこそ衛視Aにとどめ(ダイスを振る、15)」
GM「(ダイスを振る、6)避けられない、大当たり。ダメージください」
キュロゴス「(ダイスを振る)…2の、+5で、7点!」
フィル「とどめとどめ!」
GM「いや、低いぞ? まだ死なない」
フィル「なんと」
キュロゴス「粘り腰ーっ」
GM「あと4点だけど」
フィル「では衛視Aに今度こそ引導を。うりゃ!(ダイスを振る、11)」
GM「(ダイスを振る、10)当たり〜」
フィル「おし!」
キュロゴス「いける!」
GM「フィルはダメージがでかい筈なんでなぁ」
フィル「(ダイスを振る、)4たす3で、7点! さよーならー」
キュロゴス「やったー」
GM「う、1点残っちゃったぞ。こっちにも防御点があるから、そのダメージがそのまま来るわけじゃないのだ」
フィル「あ、そうか」
キュロゴス「1点とか、もう猫に引っかかれただけでも死」
GM「や、そこまでは(笑)」
フィル「(ダイスを振る、9)低い!」
GM「(ダイスを振る、7)当たったぁ」
キュロゴス「おお」
フィル「おお!(ダイスを振る、6ゾロ)おおお!!」
キュロゴス「おおお!!」
GM「クリティカル! もっぺんレーティング表でダイス振って」
フィル「…もうこの時点で即死なのでは?」
キュロゴス「殺しちゃダメって言いよったくせに」
フィル「(ダイスを振る)追加で3点、最初の6ゾロで8点、追加ダメージ足して合計14点!」
キュロゴス「死体、まっぷたつやわ」
GM「ミンチじゃな(笑)。うおー、フィルがクリティカルしたら怖え〜」
フィル「えーと、衛視隊長さんビビって逃げ出しませんかね?」
GM「『やりよったな貴様ら!』 衛視隊長、怒りとともにフィルに攻撃!(ダイスを振る、9)」
フィル「逆ギレか〜」
キュロゴス「そら目の前で部下惨殺されたら怒る」
GM「それに、まだ自分の方が強いと思っている」
フィル「(ダイスを振る、12)回避〜」
GM「例えあっさりよけられても、まだ自分の方が上だと思っている(笑)」
GM「…まだ持ちこたえてるけど、もうかなりヤバイ」
キュロゴス「いけー」
フィル「(ダイスを振る、15)どうだー」
GM「(ダイスを振る、10)当たったー!」
フィル「いけえぃ!(ダイスを振る、6ゾロ)」
GM「また出た!!」
フィル「またまたクリティカル!」
キュロゴス「おおお」
GM「ほんまどうにかならんのか、そのダイス(笑)」
フィル「(ダイスを振る)えーと… 8+2+3=13点!」
GM「倒れた倒れた(笑)」
キュロゴス「やったーっ」
GM「えーっと、こっちはマイナス5の生死判定…(笑)」
フィル「まさにメガバズーカランチャー。又は波動砲」
GM「7からマイナス5して、冒険者レベル足して(ダイスを振る)、死んだ。ぜんぜん足らん(苦笑)」
フィル「主砲、なにやってんの!」
キュロゴス「フィル怖いー」
フィル「いかんいかん、人格が変わっちゃったわ。これじゃバーサーカー」
GM「しかしこれはちょいとヤバイかもなー。なりゆきとはいえ、衛視隊長殺しちゃった」
フィル「ギルドの方々にもみ消してもらうしかないですよ〜」
GM「まあこの混乱のさなかだ、誰がやったかなんか判りゃしねぇって(笑)」
キュロゴス「とりあえず逃げろーっ」
フィル「『ごめん、手加減して勝てる相手じゃなかったんだ…』と紙に書いて逃げます」
GM「はーい。じゃあ君たちは脱兎の如く衛視庁舎をあとにするのでした。おしまい。ご苦労さん」
GM「ということで経験点ですが、まず2D6振ってください」
フィル「(ダイスを振る)8。まぁまぁ」
キュロゴス「(ダイスを振る、1ゾロ)げーーー」
フィル「…逆クリティカルっすか」
GM「うわ、なんか差がつきそう。で、その数字に、かける250点」
キュロゴス「ちょほー」
GM「たすことの、2500点でどうだ」
フィル「もう一回振って平均とかしたらどうですか?」
GM「いや、ダイスの目は絶対」
フィル「はい。でも私、8×250+2500=4500も貰えるんですが、ええんでしょうか?」
GM「キュロさんが3000点、フィルが4500点か。やっぱちと差がひらくかな」
キュロゴス「シーフレベルが上げられるなあ」
GM「でもまあいいや。フィルには1レベルくらい上行ってもらわなきゃ」
フィル「『勇者』ってのはナシですぜ」
GM「それは別にして、パーティの主戦力としてはそのくらいが欲しい。基本の数値がキュロさんより低いぶん、ね」
キュロゴス「でも戦闘はキュロがチクチク、フィルがドーンでイイ感じでしたね」
フィル「とりあえず現在の経験値が1020+4500=5520なんで、3500使ってファイター技能を3にします」
GM「はい」
キュロゴス「僕は2000使ってシーフを3に」
GM「おーいえー。ええ感じですやん」
キュロゴス「ちょっと成長。ふふふ」
フィル「のこり2020はとりあえずキープ」
GM「で、所持金も増やそう。2D6かける50に、たすことの200って感じでどうかね?」
キュロゴス「(ダイスを振る)4。400か」
フィル「(ダイスを振る)8。600足して728G」
キュロゴス「1535Gになりましたが」
GM「ちょっと多いかな? まあいいや、ワタシがGMやると日常でがんがん使わせるから、そう貯まりはしないでしょー」
キュロゴス「夢のラクダに近づいた(笑)」
フィル「豪華客船もいけますか?(笑)」
GM「三等船室が1000Gです(笑)」
キュロゴス「高い(笑)」
フィル「ひでえ(笑)」
GM「前回の大陸航路をそういうふうに設定したんだよ。あんまりホイホイ海を渡ってもらっちゃ困るから」
#
GM「それから、今日のプレ・セッションは他のプレイヤーには内緒ね」
フィル「了解です」
GM「あっちにはあっちで用意してるんで(笑)」
フィル「ははは…」
GM「おたがい、出会う前にこういう冒険があったんだよ…、ということですわ」
フィル「向こうは百戦錬磨のプレイヤーですからねぇ」
GM「それと、この追加経験点と追加所持金も、今日のセッションの他にもいくらかこなした冒険のぶん、と思ってください」
フィル「と、いうことはフィルくんとキュロゴスくんは既に知り合いということになるんですかね?」
GM「そーなります」
フィル「了解です」
#
キュロゴス「仮病のあたりがかなりおもろかった」
GM「あれは面白かった〜(笑)」
キュロゴス「これはなんというか、性格出ますねぇ」
フィル「とほほ(笑)。私はボケ役に徹しますんで」
GM「シナリオの予定では、すぐ白豹のメイさんがひっかきまわすつもりだったんだけどね。面白そうだから様子をみていた(笑)」
フィル「ひどい」
キュロゴス「メイさんは四階から下りて平気だったんですか?」
GM「あのひとは5レベルのシーフなんで」
フィル「部下がトランポリンでも用意してたんでしょう(笑)」
GM「まあ無事ではないが、メイさんならシーフ技能のアクロバットを使えば10mの落下ダメージなんかうけないのだ(笑)」
フィル「キュロゴスさん、あと2レベルですよ〜」
GM「キュロさんはまだレベル低いからやっちゃダメよ(笑)」
キュロゴス「いつかきっと」
フィル「わたしにっも〜」
GM「ほい、じゃそんなとこで」
キュロゴス「はい。お疲れさまでした」