Borland C++Builder4

Borland C++Builder 4
 やっと C++Builder 4 を受け取ることが出来ました。今回から Professional版でも VCLリファレンスが別売りになったので箱は小さかったです。中には『クイックリファレンス』 『開発者ガイド』 『CD2枚』 『その他』が入っていました。今回から CDにはインストール番号がシールが貼られています。これが無いとセットアップできないので無くさないように気を付けましょう。
 CDの2枚目の方はおまけ CDで、トライアル版などがメインです。後ほど紹介したいと思います。


新コンポーネント

コンポーネントは少し増えました。
ここでは Professional版で追加されたコンポーネントを紹介します。

TActionList (Standard)
メニューやスピードボタンのイベントなどを一元管理するコンポーネントです。

TControlBar (Additional)
ドッキング領域をつくるコンポーネントです。

TMonthCalendar (Win32)
複数月のカレンダーを表示できるコンポーネントです。

TPageScroller (Win32)
ツールバーなどにスクロール領域をつくるコンポーネントです。

TQRTextFilter
TQRCSVFilter
TQRHTMLFilter (QReport)

指定の形式でレポートを出力するコンポーネントです。

それ以外にも従来のコンポーネントも強化されています。
それについては後ほど。


進化した IDE

 C++Builder4の開発環境にふれたいと思います。もうすでに Delphi4 や各雑誌で取り上げられているのであまり深くはふれません(C++Builder3をあんまりさわっていないので。。。)

ツールバーは取り外し可能になっています(メニューはだめ)。
よく使うメニュー項目をボタンとして登録することも可能です。

左) コンポーネント上にマウスカーソルを持っていくとこのようにコンポーネント名とクラス名が表示されます。
移動やサイズ変更時には位置や大きさも表示されます。

右) Professional版以上に付属する 『クラスエクスプローラ』。見ての通りクラスの構造が一目でわかります。ここでメソッドの追加などもできます。
普段はエディタの左側にドッキングしています。表示されているメソッド名やオブジェクト名をダブルクリックするとコード中のその場所へジャンプすることができます。右クリックのポップアップメニューで宣言部か実装部への移動が選択可能です。
型名の表示・非表示、引数の表示・非表示は環境設定で変更可能です。

右) ついに C++Builder でもコード補完機能が搭載されました。 -> や . を入力することでそのクラスが持っているメソッドなどを列挙できます。表示される内容はスコープか名前でソート可能です。リストの上で右クリックです。
[Ctrl] + [SPACE]でいつでも呼び出せます。

左) Professional版以上ならこのようにクラスや関数などの識別子を [Ctrl] を押しながらクリックすることでその識別子の宣言にジャンプします。これは自作のソースでも VCLのソースでも同じです。コンポーネント開発には特に威力を発揮します。

各ウィンドウはドッキング可能なものがほとんどなので例えば右のようにオブジェクトインスペクタとプロジェクトマネージャをひとつのウィンドウにすることも可能です。タブの位置は上下左右選択可能です。
下はエディタのメッセージ部分にデバッグ用のウィンドウをたくさんくっつけたものです。表示されているエラーはもちろんわざとです。
タブの表示位置はタブの上で右クリックのポップアップメニューで設定出来ます。

上) メソッドの追加ではメッセージハンドラがこのように簡単につくれるようになりました。これ、Delphiにもほしいなー。。。

Delphi Direct同様、C++Builder 4 にも C++Builder Directが搭載されました。これは C++Builderの最新情報をインターネットを通じて取得してきます。ブラウザを起動することなく最新の情報を取得できるのです。
ここからブラウザの起動も可能です。


VCLの拡張

 従来のコンポーネントにも拡張が施されています。

上) 分かりにくいんですが、ビジュアルコンポーネントすべてに追加された Anchorプロパティの使用例です。これはフォーム上での相対的な位置を保持します。
Anchorプロパティは列挙型です。これらを ON / OFFすることで上下左右に位置を固定します。

- akLeft akTop akRight akBottom
Bitbtn1 true true - -
Bitbtn2 - true true -
Bitbtn3 true - - true
Bitbtn4 - - true true
RadioGroup1 true true true true

それから細かい事なんですが、オブジェクトインスペクタで列挙型は先頭の何文字かを入れると自動で候補が選択されます。 true falseなども t や f を入れるだけでOKです。
これになれると前のバージョンには戻れません。

メニューにビットマップを表示できるようになりました。個々のメニューに Bitmapを直接指定する方法か TImageListと組み合わせる方法があります。
Borland の Buttonsの画像を使うなら TImageListと併用する方をお勧めします。(Bitmapで直接指定するとふたつ分の画像が無理矢理表示されます。)
ポップアップメニューでも同じです。
TPageControlや TTabSheetにも Imagesプロパティが追加されました。

ビジュアルコンポーネントすべてにドッキング用のプロパティが追加されました。
Form上に TControlBarを配置し、その上に TPanelを配置します。 DragKindを dkDock、DragModeを dmAutomaticにするだけでドッキングウィンドウになります。
ドッキングウィンドウがくっつく場所(ドックサイト)を作る場合は DockSiteプロパティを trueにします。

たぶんまだまだありますが、この辺でやめときます。ここらは Delphi4 と同じと思いますので興味のある方はここの昔の Delphi4 の記事(いい加減)を読んでみてください。


その他

 早いもので、もう「その他」です。私があんまり C++Builderを知らないのが原因ですね。。すいません。

上) 新規作成ダイアログ (Professional版) の内容です。Webサーバーアプリはオプションになりました。サービスといくつかのウィザードが増えました。ちなみにこのダイアログがリサイズするようになりました。

上) こちらは ActiveXページ (Professional版) の内容です。COM Objectが追加されました。って見たまんまですね。すいません、

上) [ツール]メニューにある [VC++プロジェクト変換ユーティリティ]。あいにく VisualC++のプロジェクトが無いので何も出来ませんでしたが。。。

実行メニューには「プロセスにアタッチ」と言うメニューが追加されています。これを選ぶとプロセスの一覧が出ます。ひとつを選ぶとデバッガがそのプロセスにアタッチされます。
ってヘルプそのまんま書いてます。

サンプルプログラムに変化は無いか確認していたところ、GamesフォルダにSwat と言う新しいゲームが収録されていました。これはもぐら (虫) たたきです。
あれ?でもこれ、どっかで見たような気もする?
あーまた寝る時間が・・・
(サンプルにはあと、OpenGLなどもありました。)


C++Builder 4 Companion Tools
 次に同梱されていたもう一枚のCDを見てみましょう。と、思いましたがめちゃめちゃフォルダがいっぱいあって見る気を失いました。し、しかも英語・・・
これはまた別の機会にってことで。


また、今回も大したレポートになりませんでした。
C++Builder 5 の時はがんばりたいと思います。

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