page.1・・・クズの魂みたいなもの .1
□2004年1月の記事から
クズ土で作ったもの1(クリックで拡大)草の芽、ムカゴ、落ち葉、根っこ、糸ミミズなど、土練りをするときに粘土の中に混ざっているいろんなものを一応何となく取り除きます。取り除かれたそのクズの混ざった土で、こんなもん作ります。親指くらいのものです。
乾燥させて、暖を取っているだるまストーブにひょいと一晩入れておくと出来上がりです。
これがなんであるかと聞かれても困りますが、ずっと以前にインドのシッキムで見た土塊の人形のようなもの・・・いいやそれは、家の形に近かったかもしれません。
クズの混ざった土を触っていると、なんでかあの時のあの場面にスリップしていくんです。
シッキムでは山々の頂ごとにチッベット密教のお寺があって、そのお寺は宿の近く、
・・・そう言えば、その宿というのも凄かったなあ。息子の一人がアル中で暴れているし、夜トイレに行くには、もう一人の息子が寝ている部屋のしかも寝ているベットをまたいで行かなければならなかったし、朝トイレに行くと女達が2・3人、並んで便器の前で洗濯しているんです。
その宿から散歩で行けるぐらいの小高い頂のそのお寺ではお葬式をやっていました。井桁にくまれた枕木ぐらいの角材の中でおばあさんが、チベット独特のあの哀愁をおびたラッパの響きと共に荼毘に付されているところでした。
場のそこかしこ、岩の間とか何かの上に、こんな土塊がいっぱい置かれていたんです。
それは死者の魂のなんだかの為のものだったはずです。すでに形がぼやけて、のけ反ったおばあさんの頭蓋骨から脳味噌がこぼれ落ちた瞬間が、おばあさんの記憶が空中に溶け出した瞬間が、今でもはっきりとよみがえってきます。
私がつっくた土クズの魂みたいなものは、家中にあちらこちらポチポチ転がっています。
土クズの魂みたいなもの .2
□2004年4月の記事から
クズ土で作ったもの2もしかしたら、かつてチベットで遭遇した家型のような土塊は、こんなだったんでは。
土練りの時のクズ土で造った、このようなものバージョン2です。
土練りの時に、出る有機物たっぷりの土クズ、・・・石・草の芽・根、ミミズの混ざった土で、
今回は記憶を頼りに家型のものを作りました。親指ぐらいの大きさです。
乾燥させて、暖を取っているだるまストーブにひょいと一晩入れておくと出来上がりです・・・。
チベットの火葬の時、周りに置かれた土塊その当時の、写真が出てきました。
スライドフィルムで撮った写真ですが、保存状態が悪くカビが発生してました。かなりの枚数の旅の写真がすごいことなってます。
さて、チベットで見た土塊は、こんなでした。
”フニュフニュ、ポンポン、フンフン、ホニョ” てな感じです。
こんな、”オートマチックな感じ”って、すごっく大切なことなんじゃないかと、ひしと思います。


土クズの魂みたいなもの