虫の仕事



 発芽して2年目のドングリ・クヌギの葉っぱで、せっせと仕事する虫君。
ウスモンオトシブミは、雑木の葉っぱに卵を産んで、器用に巻いてゆりかごを作ります。

 虫の仕事が好きです。
虫の仕事は、美しい、無駄がない。
 仕事の虫はバリバリ仕事をして、仕事をしている・偉くなったような気分に浸れますが、
ここが問題です。
その仕事、本当に必要な仕事ですか?
そしてそのクオリティーですが、やってなんぼのやっつけ仕事になってませんか?
・・・日々刻々反省の私。
ところで、本当に必要な仕事って何でしょうか?
・・・もしかして、ほとんど要らない?
考え出したら眠れなくなりそうです。
 さて、虫の仕事はストレートです。
生存に関わる直接的な事柄で構成されていて、しかも何で知っているのか、テクニックが代々受け継がれていきます。
 人がなぜシンプルでいられないかは、この受け継がれてきたテクニックの有り様に関係しているのかも。
生きて行くテクニック、
例えば、住居を考えてみても、造る素材自体が時代を追って変遷してきています。
それにともない道具やテクニックも進化してきている。
その分、本来人間の持っていた感覚やテクニックが後退してきているという側面があります。
更に、考え方・価値観の変わりようの速さも加わって、人の成す仕事は混沌としているんだと思います。
 ですね、虫の仕事は見ていて飽きないだけでなく、人が忘れてしまった何かを思い出させてくれるような気がします。

Posted: 2005-05-31 at 23:21