夢の風景・・・目覚めの夢



 夢の中で何度も目覚める夢を見た。
起きてみると、いつもとなんだか違う。
家具の位置とか、部屋の感じ。
置いてあった作品の在庫が、ごっそりなくなっていて(願望?)
泥棒にあったかと思い慌てて目を覚ます。
「なんーんだ、夢か」と思って、また夢の中へ。
これは夢。

 耳元で、声が、近づいてくる。
声が、段々大きくなってきた。
「・・・彼女は、もう締め切りに間に合わないことがわかっていた。
薄い紺碧の空が更に白んでいく・・・
ぼんやりと山の稜線が、緑の嵩を増やした木々が姿を露わにし、
また今日の始まりを告げていた・・・」
ラジオの本の朗読のような男性アナウンサーの抑揚のない語りが、遠のて行き消えた。
ゾクッと首筋に虫の気配を感じて目を覚ます。
虫が、ぶつぶつ喋りながら耳元を通り過ぎたのであった。
「なんーんだ、夢か」と思って、また夢の中へ。
これもまた夢。
  
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 時々、このままぬくぬく夢を見続けていられたら何て幸せなことだろうと、
朝のもうろうとした頭は思います。
これって、もしかしたらあっちの世界に近い?
 この日、頭の中がどんよりとして、なんだか夢の中に浮かんでいるような、爪先あたりが、あちらの世界に引っかかっているような、そんな一日でした。

Posted: 2005-04-28 at 08:00