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Palm


Palmのことは、通勤必須のアイテムとして以前に取り上げた。(2004年2月16日号 )
そのことは変わらないのだが、予想だにしなかった事態に見舞われた。
「この世界」では、稀なこととは言えないことなのだが...。

毎日のようにバッグから出し入れし、ポケットから出し入れするという過酷な条件で使用されているので、当然あちらこちらが痛む。
もともと付いていたカバーの差し込み部分の上の方が折れてなくなり、カバーがちゃんと閉じたり開いたりすることができなくなっている。
もう一つは、スタイラスペンという操作用のペンの先が、ネジが緩んだせいかいつの間にかなくなってしまった。

この二つの問題を解決するには、新しいものを購入するしか仕方がない。
梅田のヨドバシカメラに行くついでがあったので、買うべく売り場をうろうろしたが、そもそもPalm本体も売っていない。「まさか」と思いながら店員に訊くと、Palmという製品そのものを知らないという。
このあたりで、もう事態のおおよそは見当がついた。

もしかして...という淡い期待を抱いて、日本橋の大きな販売店に立ち寄った時に、事態は明白になった。
もはやどこの店にもPalmも付属の部品も売っていない、という冷厳な事実だ。

そして帰宅後、一体何が起きたのか、確かめる気の重い作業にとりかかった。
まず分かったことは、何度もアクセスしたPalmのサイトがない、という事実だった。
売り場がないのは当然のことだ。サイトがなくなっている、ということは、生産されていない、ということなのだ。
Palmよ、お前もか!

その代わりに見つかったのは「Palm One」という聞き慣れない名前のサイトだった。
全体のロゴは変わっていたが、見慣れたPalmのロゴも小さく入っていたので、ここが新しいサイトに違いない、と確信できた。
そこまでは分かったが、どうしてそうなったのかは、結局分からなかった。倒産したのか、新しい企業に吸収されたのか...。きっと大きな話題になったに違いないが、知るのが遅すぎたのだろう。探してみたが、何も分からなかった。
PalmのOSは提供しているようだから、ハードの生産だけを何かの理由で止めたのだろう。

SONYのClieのように近代的に垢抜けのしたデザインではないPalmのデザインが気に入っていた僕としては、残念で仕方がない。消え去るのみの運命に晒されたPalmを、僕は使い続けるつもりであるが、カバーは壊れたままであるし、スタイラスペンはサイズが合わないのではみ出したままで、すぐ落としてしまい易い、という致命的な欠陥のまま、使い続けるしかないのである。

Posted: 水 - 3月 24, 2004 at 05:13 åflå„          


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