B6バインダー手帳──手帳(4)


手帳シリーズは今回がさしあたって最終回。
最後は、1年余り前から現在進行形で使っているB6バインダー手帳である。
バイブルサイズの手帳を使っている時に思ったのは、「縦がB6サイズと同じなのに、幅だけをわざわざ狭くしなくてもいいのに」という不満だった。市販されているバイブルサイズのバインダーは、どんなに幅が大きめでも、B6サイズの紙を入れると、かなりはみ出してしまうのだ。
同じ感想を持った人は他にもいて、自分でバインダーを手作りしている人の本も読んだことがある。

ところが、1年余り前、バイブルサイズのバインダーの中に、たまたま幅の広いのを見つけた。
市販されてるモノとしては、たぶんこの1社しかないと思うのだが、そのメーカー も「BIBLE 6HOLES」と書いているので、もともとバイブルサイズのためのホルダーなのだが、たまたま横幅が広いので、B6サイズがピッタリとおさまるのだ。

スケジュール用の革表紙の手帳と、メモ用のA6ノートの2冊を使い分ける不便さを解消するために、1冊で両方をカバーできないものか、と考えていたところだったので、このバインダーを見つけたのをきっかけに、「B6バインダー手帳」を試みることにした。
長年愛用の「能率手帳バインダー」とお別れすることになったのである。

去年の9月から使い始めているが、今のところ大変気に入って愛用している。
これまで僕が使ってきた手帳としては、いちばんサイズが大きく、ポケットに入れることはとても出来ないし、バイブルサイズよりも重いのがデメリットである。仕事以外で、荷物が少ない時は置いていこうかと思案することもある。

だが、気に入っているメリットはそれ以上にたくさんある。
(1)とにかくページが広々としていて、たくさんのことが自由に書き込める。反古紙などをB6サイズに裁断したメモ用紙も、必要な時は穴をあけてファイルしておくこともできる。
もちろん、6つの穴は、バイブルサイズ用のパンチで空ける。
(2)B6規格サイズの市販グッズがすべて使えるし、パソコンでプリントアウトしたデータやコピーした資料などもすべてB6サイズ(もしくはB5サイズを二つ折り)のままファイルできる。
インターネットから手に入る情報はたくさんあるが、例えば時刻表だとか、郵便料金表だとか、そのままプリントアウトするためにはB6などの規格サイズのほうが便利だと思う。わざわざ幅を小さくしたバイブルサイズの紙にプリントする意味はないだろう。
『青空文庫』からダウンロードした古典などを、B6サイズにプリントアウトして手帳に綴じ込んでいるが、こういうこともB6という規格サイズだから気軽に出来ることではないかと思う。 例えば、このウェブサイトを始める前、考えたデザインや、作ってみたサイトを何度もB6サイズの紙にプリントアウトして、持ち歩いて、眺めて、メモをしたり、実際に公開したページもB6サイズにプリントアウトして手帳に入れて持ち歩いている。
水彩用紙などもB6サイズのものがあるので、スケッチブックとしても活用できる。
(3)同じように「バイブルサイズ」規格のグッズがそのまますべて使える。
(例えば、カード入れやペンホルダーやデータ資料など。Palmの住所録も、プリントアウトはバイブルサイズなので、そのまま綴じ込んでいる。)
(4)そして当然、リフィルの自作もB6サイズで自由にできる。スケジュール用のリフィルも、バイブルサイズを流用できるが、せっかくの大きさなのでいちばん必要なフォーマットで自作している。
長年愛用してきた「能率手帳」のフォーマットをベースにしているが、ゆったりと21時間の目盛り刻んで、休みの日や授業の日程なども書き込めるようにしてある。
(5)そして、バインダー手帳の最大の強味であるリフィルの自由な差し替えである。
スケジュール用の自作リフィルは、白紙のB6サイズに、薄いグレーのドットをプリントしてあるが、メモ用紙のページはB6サイズでグレーの5mmグリッドが印刷された、バインダーと同じメーカーから出ている「 B6 セクションパット」(100枚=200円)を使っている。
片面しか使わないことが多いので、何かをプリントした反古紙をB6に裁断しておけば、気軽なメモ用紙としてだけでなく、スクラップブックのように色々なものを気軽に貼り込んでいける点も便利だ。

それ以外に工夫している点や課題を少し。
(6)まず、バインダーが開かないようにするベルトやスナップがないので、これは自作する以外にない。
背表紙のあたりに2つ穴をあけて、ゴムひもを通し、ちょうどいい強さの長さに調節する。ゴムひもというと白いのを思い浮かべる方がいるかもしれないが、いくらなんでもそれはない。専門店(手芸材料店・東急ハンズ・Loftなど)に行くと、色や柄も幅も太さも(丸いのや平らなのや)多種多様なものから選ぶことができる。
さまざまなキャラクターの「ランチベルト」(弁当箱が開かないようにするゴムのベルト)もちょうどいいサイズなので流用できる。(バインダーに固定しにくいので、手帳には使っていないが、リフィルなどをB6カードのように下敷きに挟んで持ち歩くのに使っている。)
最初は透明なバインダーに写真の表紙などを入れて使っていたので写真の色に合わせて緑色のゴムひもを使っていたが、現在は黒い色のバインダーにしているので黒くて少し幅のあるゴムひもを使っている。
(ついでながら、この商品が製造中止になると、せっかく始めたB6サイズ手帳は頓挫することになるので、1つ450円なので一応予備に2つ買い込んである)
(7)工夫というほどではないが、「電子辞書」もB6のチャックつきの透明ファイルに入れて挟んである。
ますます分厚く重くなるのだが、持ち歩いていると便利なことが多いので仕方がない。
(8)課題としては、バインダーから外したページをどうやって保存するか、という問題で、これはB6サイズに限ったことではない。
手帳を使い易く活用できるかどうかは、リフィルのメンテナンスが大きく関わっていると思う。
何でもかんでもB6サイズにしてファイルしているので、特にこまめにメンテナンスしないと収拾がつかなくなる。しかし、B6サイズはかつて使い慣れた「B6カード」であり、小さすぎない適度な大きさがある点は整理する上でもメリットといえる。
現在やっている方法は、紙や塩ビなどの表紙に同じ6つの穴を空けて、時系列に並べて適当な分量に分け、2個のリングで綴じ合わせている。
手帳に入れて持ち歩かないが、時系列に保存されていると便利なデータも、バインダーから外したリフィルと一緒にファイルしている。
例えば、カードや電話の料金明細など(たいていA4サイズ)もB6の大きさに折り畳み、ハガキや他のサイズの領収書やレシートなど、新聞記事のコピーなどもバインダーから外したリフィルの間に、その日付のところに一緒に綴じ込んである。
思い出して確かめたい内容があれば、「すべて」この保存ファイルの中にあるので、他を探す必要がないということだ。もちろん、スケジュール用のリフィルも一緒になっているので、より詳しく確認することもできる。

というわけで、今のところそんな感じで、かなり分厚くて重いのだが、これ1冊あれば大抵のことは事足りるので、当分はこの手帳を愛用していくことになりそうである。

【関連記事】
2006年2月20日号「B6バインダー手帳」Zip-bag──手帳(6)
2005年11月5日号「「B6バインダー手帳」の現状──手帳(5)
2004年12月12日号「A6ノート手帳──手帳(3)
2004年12月6日号「バイブルサイズ手帳──手帳(2)
2004年7月28日号「能率手帳バインダー(8穴)──手帳(1)

Posted: 日 - 12月 19, 2004 at 08:02 午後          


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