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Today 7月1日 煙草専売制を施行 (1904年)


「専売」という仕組みは、江戸時代から各藩や幕府が「利益を独占するために」盛んに活用して、農民からの収奪を増やした。
明治政府がタバコを専売制にしたのも、利益を独占するためである。

明治政府が最初にタバコへの課税を試みたのは1875(明治8)年のことらしい。
しかし、アルコールがそうであるように、タバコもまた自家製が普通であり、税収は思うほど伸びない。
地租以外に大きな税収のない明治政府にとって、増税は急務であっただろう。
1888年に「葉煙草専売法」が施行され、軍備拡張のための増税計画が進んでいく。
そして1894年、日清戦争が起こる。
出征する兵士たちに、タバコを習慣化させるために配給したという記録もある。

そして、日露戦争である。「煙草専売法」が施行された1904年は、日露戦争が始まった年でもある。
つまり、もともとタバコの専売は、戦費調達という目的と切っても切れない関係にある、ということだ。

日本の喫煙率は、先進国の中では異様に高い。発展途上国の水準である。
喫煙率が高いのは、タバコを好きな人が多いからではない。
ニコチン依存症患者を増やすことに、税収を増やしたい政府が積極的だからである。
もともと日本政府は、国民の健康に大した関心を持っていない。
薬害エイズの時もそうだったし、BSEの時もそうだったし、同じようにタバコに関してもそうなのだ。
一部の企業の利益を最優先にする官僚が、国民の健康など二の次、三の次にしてきた。
そんな政府が、「有事立法」の口実に、国民の生命の安全などを持ち出すのは茶番である。
(アメリカとて同じで、昨日も映画『インサイダー 』を放映していた。アメリカのタバコ産業はさすがにスゴイ。日本のように、政府官僚に守られて甘い汁を吸うような半端なものではなく、「邪魔者は消す」という伝統が生きている。内部告発者(インサイダー)も命懸けなのだ。)

国民の生命の安全を本気で心配するのなら、製薬会社の在庫処理のために危険を承知で血液製剤の使用を許可すべきではないし、BSEによるヤコブ病の蔓延を心配するのなら完璧な監視体制を実施すべきだし、健康や生命を犠牲にして税収を増やそうとする考えを止めるべきだろう。

そういうことを前提にして、タバコを好きな人の喫煙の権利を保障すべきだと思う。
タバコは嗜好品であり、タバコに含まれる2000種類の化学物質のうちの200種類に発ガン物質が含まれてることを承知で喫煙するのは本人の自由権に含まれる。
問題は、煙が(音と同じように)他人の生活や生命を脅かす、という点だけである。

禁煙の場所が増えたせいで、以前ほどマナーの悪い喫煙者が目立たなくなったとはいえ、やはり無神経な喫煙者は後を絶たない。
僕はバス通勤をしているが、バス停で待っている間(特に並んで待っている時など)、隣で煙をまき散らされ間接喫煙させられるのは苦痛だ。本人は屋外であるし、風も吹いていれば問題ないだろう、くらいに思っているのかもしれないが、大間違いである。

もう一つは、歩きながら手に持ったタバコで、火のついたほうを外側に向けて持つ無神経さだ。
子どもの顔の高さだ、とCMでやっていたが、オトナだって手に当たるのではないかとヒヤヒヤする。
たまたま同じ方向に歩いていると、煙をモロの吸わされ続けながら歩くことになる。

吸いたくない人の権利を守らない限り、吸う権利が脅かされるのは当たり前のことなのだ。



Posted: 木 - 7月 1, 2004 at 11:04 åflå„          


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