Today 10月15日
「ユリウス暦」から「グレゴリオ暦」に改暦
(1582年)
数千年も以前の人々が、現在の暦とさほど変わらないものを既に考えついていたことは、やはり驚くべきことだと思う。
降るような星空を見上げて、5つの動く星(惑星)に気づき、季節や時刻によって星の位置が変わるのを観察して、「天文学」のようなものをつくっていったのだろう。
エジプトに始まるという「太陽暦」は、ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が天文学者に命じて今から2000年ほど前につくらせたという「ユリウス暦」によって、より誤差の少ない暦法として1000年以上もの間使われてきた。「ユリウス暦」では、4年ごとに閏年を設けるのは今と同じだが、1年の長さが平均して11分とちょっと長くなる。それほどの精度なのだが、やはり1000年以上も経つと、わずかな差も積もり積もって無視できない差になってきたため、ローマ法王グレゴリオ13世が命じて改暦したのが「グレゴリオ暦」である。(復活祭の日程を調整するためだった。)1582年10月4日の翌日を、10月15日とし、10日を省略することで誤差を修正し、400年に3回の閏年を省くことでより精度を高めたというわけだ。(計算方法は、4で割り切れる年を閏年とするが、100で割り切れる年は平年とし、400で割り切れる年は閏年にする。)面白いのは、「グレゴリオ暦」がローマ法王によって作られたため、カトリック教会に反対するプロテスタントの国々では、そうすんなりと改暦に移行した訳ではないらしいことだ。(復活祭の日程を変えられたくない、ということだったようだ。)因みに、日本が「グレゴリオ暦」に移行したのは1873(明治6)年のことだった。しかも、その改暦は、旧暦の閏月が入って13ヶ月になると、払う給料が余分に多くなるので12ヶ月にしたかったというのも切実な理由だったようだ。それにしても、1000年も2000年もの間、わずかな誤差で使える暦法を考え出すこと自体に、天文学の素人としては感動するし、宗教がらみのご都合主義にも感心する。(グレゴリオ暦よりも誤差の少ない暦法も考えられているそうだが、閏年の計算方法がより分かりやすいので、ここ当分はグレゴリオ暦が使われることになるのだろう。)
Posted: 金 - 10月 15, 2004 at 10:19 åflå„