クルマを捨てて、街に出よう!(3)


クルマでの通勤をやめて、それまで出来なかったことで出来るようになったこともいくつかあります。
その一つは読書と居眠りです。このどちらもクルマを運転していては無理なことですね。
電車やバスの短い時間の間に、少しだけでも読む習慣がつくと、ちょっとした隙間時間にもごく普通に本の続きを読むようになりました。

電車やバスを利用すると、乗車している時間もさることながら「待ち時間」が長いのです。
そういう待ち時間に、本を読むのは、時として時間を忘れるほど快適な過ごし方とはなるのです。
(いくら待ち時間が苦にならないとは言っても、職場の近くから駅まで乗るバスに一足違いで乗り遅れ、そんな時に限って20分も待たされるのは、寒風吹きすさぶなかでは辛いものがあります。しかも、そういう時に、「直通」と表示されたバスが、ガラガラに空いた乗客だけで通過していくのは、納得できません。線路を走る電車なら追い越したり、駅で連絡したりして「各停」と「快速」の違いがあっても理解できますが、前の車両を追い越すことなどありえないし、渋滞すれば同じ状態であるバスに、「直通」などと書いても速くなるはずがありません。)

閑話休題、暗くなる時刻での帰宅は、停留所も暗く、バスの場合は車内の照明も読書できるほど明るくはありません。それに、一日の労働による疲労が溜まっていて、大抵は居眠りという快楽に身を委ねることになります。降りるべき駅を寝過ごすことはめったにありませんが、たまには疲れのあまり起きられないこともありますね。

読書ができない帰りの停留所や暗いバスの車内では、バックライトが点灯するので暗くても十分に画面を見ることができるPalmの出番です。
Palmというのは、文字通り手のひらサイズのPDA(Personal Digital Assistant)で、小さいですがなかなか強力なコンピュータなのです。住所録のような電子手帳の機能もあれば、ワープロの機能もあり、通信手段さえあればインターネットへの接続も可能で、それらすべてがUSBケーブルでMacとシンクロ(同期)できるのです。
それほど高機能のPalmですが、帰りの待ち時間に活躍するのは、実はただのゲーム機として、です。

いくつかのゲームをネットからダウンロードして入れてあるのですが、飽きることなく今も気に入ってやっているのは一つだけで、トランプの一人遊びで昔からよく知られている「FreeCell」というゲームです。生徒に話すとよく知っているみたいなので、多くの方がよくご存じなのでしょう。
すべてのカードが表向けに並んでいる状態で、単純なルールに従って処理していくのですが、偶然性は最初のカードの並べ方だけで、後は頭脳的な作戦が試されるのです。

ゲームにハマるなんて...、と思っていましたが、弁解の余地なくハマっていますね。
クリアしてゲームが終わると、すぐつぎのカードが並べられているのです。ではもう一度、と繰り返してチャレンジしてしまうことになる訳です。

でも、帰りの座席に座ってこのゲームをやっていると、条件反射のように眠くなってきて、後は降りるまで居眠りをする、というのが毎日の習慣(?)になっているようです。
クルマでは、こういう時間の過ごし方はできまい、というのがちょっとした満足感ですね。

Posted: 月 - 2月 16, 2004 at 09:05 åflå„      


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