Yellow Stone NP(WY)~Grand Teton NP(WY)~
Guadalupe Mountains NP(TX)~Carlsbad Caverns NP(NM)~White Sands NM(NM)~Saguaro NP(AZ)
<2000年9月:イエローストーン国立公園〜グランドティトン国立公園〜
ガダルーペ・マウンテンズ国立公園〜カールスバッドケイバーンズ国立公園〜ホワイトサンズ国定公園〜サグワロ国立公園>
- Part 1 -
旅行行程表<Itinerary>
プロローグ<Prologue>
予てから憧れていたイエローストーン&グランドティトンを第一に考え、4日間を割り当てた。後半にはカールスバッドケイバーンズ、ホワイトサンズ、そして好き者の私達はUFO墜落で有名なロズウェルにいくコースを考えた。航空チケットを安く抑える為、同一航空会社ユナイテッドで全フライト行程を予約した。その為後半のドライブにはニューメキシコ州のアルバカーキから入り、最終的にアリゾナ州ツーソンに出るプランとした。(訪問先を考えるとテキサス州のエルパソに直接入ると楽だったのだが・・・)
Sep.23
Sat. 9月23日(土)
イエローストーン&グランドティトン両国立公園にアクセスするのに最も便利なのはワイオミング州ジャクソン(空港としてはグランドティトン内に位置するジャクソンホール空港)だ。本来日本から1日でフライトを乗り継ぎジャクソンホールまで行けなくはないのだが、シアトル経由のデンバー行きで行くと、デンバーからジャクソンホールへの乗り継ぎが夜になってしまう為、あえてデンバーで一泊していた。この日はまず、デンバーからの移動だ。前日からアメリカ大陸全体をおおっていた巨大な雲のせいで天候は優れない。小雨の舞う中デンバーを発った。1時間強のフライト後ジャクソンホールに降り立つと、そこは1面の銀世界だった。予想外の季節外れの雪にこの先が思いやられる。
空港のレンタカーカウンタで早速予約していた車をチェックアウト(レンタカーの場合は借り出す時にチェックアウトと言う)しに行くと、車はあるのだが、意外なコメントが・・・。これから向かうイエローストーン国立公園は雪の為にゲートが閉っており入場できないと言うのだ!(この時点では全く入場不可能だった) 途方に暮れつつ、仕方なく空港から出発し、グランドティトンへ向かった。
グランドティトン国立公園(Grand
Teton National Park),WY
もともと公園内に位置する空港から、最も近いムース・ビジターセンターまでは十数分で着いた。ここでこの先のイエローストーンまでの道のりをチェックすると、最短のゲート(南ゲート)とは別の西ゲートから、かなり遠回りでイエローストーン内には入場出来る事が分かった。しかし本日の宿は南ゲートに近いグラントヴィレッジのため、取りあえずそのロッジに電話をかけ状況を確認してみた。すると南ゲートはもうすぐ開き、取りあえず全天候型ラジアル・タイヤの4WD車か、スノータイヤ又はチェーンを履いた車は入場が可能になるとの事。ここで問題は、「自分の車ははたしてスノータイヤを履いているのだろうか?」(4WDで無いのは明らか) 仕方なくこの問いを晴らす為、空港のレンタカーカウンタに戻った。カウンターで色々議論(trouble:雪が降ったら参照)はあったが、結論から行くと全天候ラジアルだがスノータイヤでは無く、不安を残しつつも取りあえず前進する事にした。
ここでちょっとグランドティトンについて・・・ロッキー山脈の一部として含まれるグランドティトン山及び12の峰々は、ジャクソンホール渓谷から1マイル=1600メートル以上も突出している。海抜では、最も高いグランドティトンが13770フィート=約4200メートルでそれ以外の峰々も12000フィート=3660メートルを超える。つまり目前の風景は富士山頂を超えるモノであり、それが突如隆起しているのだ。尚、この山脈は北米大陸の歴史の中では若いもので、地震により大地が隆起して出来たものだと言う。その証拠に東側斜面の険しい山肌とは別に西側は緩やかな斜面だとの事。また、ティトンレンジ(東側)の山肌には北米大陸最古の地層が見えるのだと言う。 また、イエローストーンの南境界からジャクソン湖に流れ出るスネークリバーは、ジャクソン湖ダムを経て緩やかな流れとして公園内を27マイル程通過する。その緩やかな流れに沿って様々な動植物(数種類の鹿Elk/Mule
Deer/Bighorn
sheep/Pronghorn、クマ、ムース、バイソン、コヨウテ等)が生息している。
空港を改めてスタートした私達は、スネークリバー東側のUS191(通称ジャクソンホールハイウェイ)を北上した。空一面を覆っていた雲が徐々にはれていき、左手に広がるグランドティトンの山々がその雄大な姿を表してきた。途中のビューポイントでスネークリバー越しにしばしグランドティトン山を望んだ(上左の写真)。ジャクソン湖ダムの堰き近くのオックスボーベンド(Oxbow
Bend)まで来ると辺りは雪も解けており紅葉が見られ、前方の真っ白なグランドティトン連峰と対照的だった(上右の写真)。その先のT字路を直進し、イエローストーン方面へ向かった。園内北側に位置するコルターベイ(Colter
Bay)ビジターセンターで遅めの昼食を取り、いよいよイエローストーンの南ゲートへ。午後も後半に差し掛かっており大分雪が解けたようで、いわゆるチェーン規制は解除されており、何とか(注意して運転する様促された)入園できた。ここから本日の宿泊先グラントビレッジ(Grant
Village)までは、時たま日陰に雪が残っていたが、無事到着した。
イエローストーンの南側は所々山火事の後が残っていた。1988年夏に発生したこの山火事で公園内の36%(793880エーカー)が燃焼した。この時の火災はそれ以前の過去112年間観測された事のなかった異常気象のためで、乾燥と雷(火災発生原因:人災もあった)そして強風が原因だと言う。現在ではその後に成長した若木がすくすくと育ってきている(右上の写真)。
Sep.24
Sun. 9月24日(日)
イエローストーン国立公園(Yellowstone
National Park),WY・・・世界遺産
グラントヴィレッジはイエローストーン湖(Yellowstone
Lake)の湖畔にある。朝食の際、レストランから林越しに見える湖には一面に靄(モヤ)が発生していた。食後に湖畔に歩いていくと既に靄はほとんど消えていた(左の写真)が、なかなか幻想的だった。
ヴィレッジを出発して、湖沿いにロウアーループ(Lower loop:イエローストーン内の道路は8の字を描くように設けられており、下側の円をLower loop、上側の円をUpper loopという)を北に進む。湖畔の所々で蒸気が発生しているのが目に付いた(右の写真)。これらはいわゆる温泉で、ブクブクと泡を立てながら大地の活動を主張していた。(ハッキリ言ってこの辺りの温泉は非常に小さいモノだったが、その後の更なる大地の活動を前に早速興奮してしまった。)
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ここでちょっとイエローストーンについて・・・世界中の旅行者を引き付けるイエローストーン国立公園は、ニュー
ジーランドやアイスランドと共に、多くの間欠泉(geyser)がある事で知られている。その火山活動の歴史は2百万年前に遡り、更に130万年前、そして63万年前とそれぞれ巨大な火山噴火を繰返してきた。現在でも公園内の中心に位置する約30x45マイル四方におよぶカルデラ盆地(火山火口跡)で、間欠泉(geyser)・温泉(hot
spring)・噴気孔(fumarole)・マッドポット(泥つぼ?:mud
pot)としてその活動を見て取れる。(ガイザーカントリー) 一方、総面積約220万エーカー(8800キロ平方メートル)におよぶ広大なイエローストーンは様々な別の顔も持ち合わせている。グランドキャニオン(アリゾナにある国立公園の事では無い)やアッパー/ロウアー滝などの大渓谷で構成されるキャニオンカントリー、タワー滝や大草原で構成されるルーズベルトカントリー、温泉の石灰成分により形成された石灰テラス(テラス・マウンテン)を中心とするマンモスカントリー、そしてイエローストーン湖のあるレイクカントリーだ。 公園内にはそれぞれのカントリー毎に様々な動物が生息しており、中でもエルク(マンモスホットスプリング周辺)とバイソン(又はバッファローとも呼ぶ@オールドフェイスフル周辺、ヘイデンバレー等)にはほぼ確実に出会えるはずだ。 それ以外にもプロングホーン、ミュール鹿、ムース、コヨーテ、ビッグホーンシープ、グリズリーベア・・・等沢山の動物が自然の営みをおくっている。なお、1872年に世界初の国立公園として登録されたのがここイエローストーン国立公園だ。

湖沿いのルートを離れ、キャニオンビレッジ方向へ行くと、ハイデンバレーと呼ばれる緩やかな谷に出る。ここでこの旅初のバッファローと御対面!(左の写真&右上の写真)をした。それは突然の出来事であり、すごく興奮した。林間道を走っていると前方に数台の車が停まっていて何やら騒々しかった。その理由がバッファローだったのだ。雪原にたむろすバッファローの群れは草をハミ、また道路を横切り人間などお構い無しだった。車を更に進めると、今度は寒く張り詰めた空気中に沢山の蒸気があっがている場所に出た。ここがマッド・ボルケーノ(右の写真)だ。気温が低くまた残雪がある為分かりにくいのだが、蒸気の下に灰色に濁ったミルクのような温泉がボコボコと音を立てながら地球の息吹きを奏でていた。また場所によっては、シューシューと音を立てる噴気孔もあった。更に、駐車場の一部はこの噴気孔の為にアスファルトが盛り上がり穴が空いていて、立ち入り禁止になっていた。
キャニオンビレッジに到着し、先ずはサウスリムのアーティストポイントへ。ドライブ・ルートの終点の駐車場からは数分歩いてアーティストポイントに着いた。ここからはやや遠めにロウアー滝(Lower
Fall)
を望む事ができ(左の写真)、また反対側はグランドキャニオン(Grand
Canyon)を望む(右の写真)。ここは前方180度全てに川を挟んだ渓谷の反対側を望む事ができ、キャニオンエリアに来たら是非訪れる事をお勧めしたい。次にドライブ・ルートを少し戻ってアンクル・トムズ・トレイル(Uncle
Tom's
trail)にチャレンジした。トレイルに入ってほどなくアッパー滝(Upper
Fall)を見る事ができ、ロウアー滝へは暫く歩いた。雪道のトレイルは日陰の為寒く、また滑りやすかった。結局、ロウアー滝をやや上側から見下ろす所まで行き、その先の梯子下りは断念して帰った。
キャニオンカントリーを後にして、次の目的地タワー滝のあるルーズベルトカントリーを目指す。しかし、数日前までの雪の為キャニオンから先の北側の道路は封鎖されていた。(今回のイエローストーン滞在中ここからマンモスホットスプリングまでのアッパーループは道路封鎖が解かれる事は無かった。よってルーズベルトカントリーへは一切進入できなかった。)
気を取り直し、8の字を描く道路の上と下のループが交わる部分を西に、ノリス(Norris)に向かった。ここノリスもいわゆる温泉街だ。オールドフェイスフル周辺にくらべると規模は小さめだが、ここイエローストーンはおろか世界でも最大と言われる間欠泉スティームボート・ガイザー(Steamboat
Geyzer:右の写真)がある。しかし常に規則正しく一定の間隔で噴出するオールドフェイスフルのようなガイザーと違い、ここスティームボートはその活動が不定期(数日おきに大噴出したり、大噴出の間隔が数年かかる時もある)だ。そのため、最大噴出時には300フィート=90メートル以上に達するが普段は数メートルの噴出に留まる。10分程粘ったが、やはり大噴出には巡り合えなかった。尚、スティームボートも含めたノリスガイザーベイスンのトレイルには1時間弱を費やし、様々な温泉や小規模の間欠泉を見て回った。温泉地域にポツポツ見られる枯れ木が印象的だった。また、ここの温泉はマッドボルケーノでみた濁ったミルク色とは全く異なり綺麗な澄んだ水色だった。(翌日のオールドフェイスフルで更に綺麗なエメラルドグリーンの温泉に沢山であえるのだったが・・・)

ノリスの温泉街を出発して、本日の宿泊先であるマンモスホットスプリングス(Mammoth
Hot
Springs)へ移動した。ここはその名の通り、温泉から湧き出た石灰成分により形作られた石灰岩の大きな(マンモス)温泉(ホットスプリング)テラスが幾重にも重なっている場所である(左の写真)。下の方の古いテラスは既に温泉は干上がっており乾燥しているが、てっぺんの温泉からは現在でも青ミルク色の熱湯が吹き出している。この大きなテラスに木製のトレイルが張り巡らされており、様々な角度からこの奇妙な固まりを見る事ができる。トレイルを歩いている際に岩影の小さな穴にウサギが隠れているのを発見した。 テラス群から少し離れた所にはリバティキャップ(Liberty
Cap:右の写真)と呼ばれる石灰岩の固まりがあった。これは37フィート=11メートルもの高さがあり、1つの温泉が内部の水圧で上方に石灰鉱成分を積み上げ何百年もの歳月をかけて出来上がったモノだと言う。
マンモスホットスプリングスではフロンティア・キャビンに宿泊した。2棟(2部屋と言うべきか)ずつの小屋で構成されるキャビンはホテルの建物の奥にあった。ハッキリ言って小さな部屋で、シャワーとトイレがあり、洗面所を含めた部屋はベッドを除くと3畳程度のスペースしか無かった。当然テレビはなく、電話もなかった。広さとしては前日のグラントビレッジと翌日のオールドフェイスフル・インの中間だった。エリア内のレストラン(右の写真)は比較的新しい大きな建物で、ここは公園内のどのレストランよりも良かった。(アメリカの国立公園では様々な人がパートやアルバイトとして働いているが、ここのレストランで台湾から留学している大学生の女性にあった。片言の日本語で話し掛けてくれ、サービスも良かった。)このエリアでは沢山のエルクに逢った。朝方にはキャビンの裏山から群れをなして降りてきて、すぐ近くで見る事ができた。
Sep.25
Mon. 9月25日(月)
マンモスホットスプリングスのレストランで朝食を取り、チェックアウトをしにホテルのロビーに行くと、おじさんが朝から掃除をしていた。どうやら夜のうちにエルクの群れが周辺を動き回ったらしく、前日には無かった沢山の糞がホテル前の路上のあちこちに落ちていた。 ホテルのロビーに隣接する土産物ショップでは、面白い写真に出会った。古くから旅人を引き寄せたイエローストーンならではの写真で、20世紀初頭頃の貴婦人が映画で見るような格好で、傘をさしながらマンモスホットスプリングのテラス内に足を踏み入れている写真だ。(当然今日ではテラス内に足を踏み入れる事はでき無い) 昨日行かなかったアッパーテラスドライブ(Upper Terrace Drive)を回り、このエリアを出発、オールドフェイスフルに向かった。
アッパーループ(8の字ループの上側)を南下し、ノリスからはロウアーループに入った。マディソン(Madison)で、ウエストイエローストーン方面との分岐をオールドフェイスフル側へ進んだ。途中、ドライブループの西岸を流れるファイヤーホール・リバー沿いのファウンテン・フラット・ドライブ(Fountain Flat Drive)に寄り道すると、草原の先にバッファローの群れがいた。また反対側には遠めにコヨーテを目撃した。
この辺りから、オールドフェイスフルまではハッキリ言って、温泉、間欠泉そしてマッドポットのオンパレードだ!メインドライブルートから派生したドライブループや、トレイル(木製の歩道が温泉や間欠泉の近くに架かっている)が所々にあり、それぞれ寄り道して進んだ。

上の写真:左からFountain Paint potのマッドポット、Great Fountain Geyser、Midway Geyser Basin
オールドフェイスフル(Old Faithful)にはお昼過ぎに到着した。この辺りだけで宿泊施設が3ケ所あり、それぞれをよく確かめておかないと道が分かりずらかった。(実際、私達はオールドフェイスフル・インに泊まるのだったが、ホテルの反対側に回ってしまった。駐車場から歩いて入る事は可能だったが、ホテルのロビーへは車をつけられなかった。) スノーロッジの並びのファーストフードショップでハンバーガーを口にしていると、目の前の森から水蒸気が勢いよく上がった。自分達の場所が把握できておらず何事かと思ったが、薄々感じたオールドフェイスフル・ガイザーの噴出だった。食事を終え、その方向へ向かうと沢山の人が駐車場に引き返してきた。既に時遅しである。(その名が示す通り”フェイスフル=正確”に噴出を繰返すこのガイザーは、次の噴出はおよそ1時間後だった。)取りあえずビジターセンターに行きそれ以外のガイザーの噴出予定時刻を確認し(50セントでアッパーガイザーベイスンのトレイルガイドを購入し、白板に記載してある有名ガイザーの各噴出予定時刻を確認してガイドの裏表紙に記入しておくと良い)、周辺のアッパーガイザーベイスン(Upper Geyser Basin)のトレイルを歩いて回る事にした。

上の写真:左からBeauty pool、Castle Geyser(噴出していない時)、Heart Spring
先ずは、オールドフェイスフルを高台から見下ろそうと思い、Observation
pointに登る事に・・・ところが小山の登りに差し掛かったところで、トレイルの途中にバイソンが横たわっているのに突然出くわした。その場に自分達しか居なかった為、少し躊躇した後、その先へのトレイルを断念して引き返した。(何でもTOP3:恐かった体験/バッファロー現われる!参照)引き返す途中にオールドフェイスフルの噴出が始まった。 すっかり計画が狂ってしまい、再度ガイドに従って計画を練り直し、結局往復3マイル程度になるトレイルコースを割り出し(オールドフェイスフルからビスケットベイスン方向に向かい途中のデイジーガイザーで折り返すコース)、歩き出した。
このアッパーガイザーベイスン周辺だけで大小約60〜70ものガイザー/ベイスン/プールがあり板張りのトレイルからは様々な異なる表情(?)が見れた。デイジーガイザー(Daisy Geyser:左の写真)には噴出予定時刻(4:45±15分)の15分程前(4:30pm)に着き、ベンチに座り噴出を待った。規模が小さく、また場所が遠い為か噴出直前になっても集まった人出はまばらだった(全部で4組15人位か)。予定時刻の4:45きかっりに噴出が開始した。最初はプスプス音を立て、どちらかと言うと一気に15メートルくらいの高さに達した。2分程の噴出の後、徐々に高さが低くなり最後はボコボコ音を立てて見事に水(お湯?)が穴に吸い込まれて消えた。
取りあえず、一つはまともに噴出を見れたので、満足してオールドフェイスフル・イン(何でもTOP3:お薦めホテル・モーテル参照)への帰途についた。ホテルでチェックインして部屋に向かうと、正直言って今までで一番小さな、それもホテルのもっとも端の棟の部屋だった。(歴史のある国立公園だけにホテルの部屋も新しさは期待はできないと言う所か・・・) トレイルを歩き回ったせいで疲れたのか暫く眠ってしまい、夜遅く(9時頃だったような・・・)にホテルのレストランで夕食にした。(夜8時頃のオールドフェイスフル・ガイザーの噴出を見逃してしまった!
ライトアップが見られるはずだったのだが・・・) レストランは古い木製のメインハウス(吹き抜けのメインロビーは歴史を感じさせなかなか圧巻)に隣接してあり雰囲気の良いレストランだった。近くのテーブルで宿泊ゲストの誕生日を祝っている光景に出くわし、ウェイターやウェイトレスが回りを囲んで歌をうたった後で、回りのテーブル全体で拍手して祝福した。
Sep.26
Tue. 9月26日(火)

朝食の後に昨晩逃したオールドフェイスフル・ガイザー(Old
Faithful
Geyser:右の写真)の噴出を見た。50メートル以上にもおよぶ水しぶきの迫力に圧倒された。朝早く寒かったにもかかわらず、なかなかの人出だった。数分の噴出ショーのあと、その場を後にする人の波と共にホテルに戻った。
ホテルをチェックアウトし、サウスゲート方向に向かった。今日で3日間におよび滞在したイエローストーンを発つのだ。帰り真際にウエストサム(West Thumb)でガイザーベイスン(Geyser Basin:右の写真)に寄った。寒空の元、複数の温泉から湯気が上がっていた。温泉群を囲むトレイルを歩くと、茂みの中にエルクがたたずんでいた。また、バッファローの警戒を促すはり紙(写真中央)があった。この辺りにもバッファローがいるようだ。ここはイエローストーン湖に面していて、湖岸に沿ったトレイルもありなかなか良かった。
サウスゲートからイエローストーンを後にして、グランドティトン国立公園に向かう。途中、両公園の中間にあるフラッグランチ(Flagg Ranch)で遅めのランチにした。レストランはログハウスの中にあり良い感じだった。ハンバーガーも美味しく満足した。
グランドティトン国立公園2(Grand
Teton National Park part2)
3日ぶりに訪れたグランドティトンはその山並に残る雪以外降雪の微塵も感じさせなかった。晴天にも恵まれ素晴らしい眺めだった。先ずはスネークリバーのカーブ越しにモーラン山を望むオックスボーベンド(Oxbow bend)へ行き、その後は来た時とはスネークリバーを挟んで反対側のティトンパークロード(Teton Park Road)を進んだ。

上の写真、左からオックスボーベンド、シグナルマウンテン中腹より、シグナルマウンテン山頂より
下の写真:ジェニーレイクから

シグナルマウンテンを車で登る途中、反対車線の車が向いの林の中の鹿の親子の存在を教えてくれた。山頂からの眺めはなかなかのモノで、モーラン山とは反対側のジャクソンホールの低地を望むと遠くにハイウェイが見えた。
次にティトンパークロードから左の道路に外れ、ジェニーレイク沿いのワンウェイルート(Jenny lake Scenic Road)に入った。ジェニーレイク湖畔を走るルートはスピード制限されており、ゆっくりと車を走らせる。途中の駐車場に車を止め、湖に歩いていくとそこには湖越しにグランドティトン連峰を望む事ができ、湖面に映った山並みが美しかった。静寂の中でしばし自然の雄大さに見入った。
ジェニーレイクビジターセンターから先はまた、ティトンパークロードに戻った。真直に迫るグランドティトン連峰を右手に見ながら快調に車を飛ばし、グランドティトンを後にした。グランドティトンはムースの生息する場所としても有名なのだが今回の旅では結局一度も出会えなかった。
明日の出発を控えこの日はジャクソンの町に泊まった。ジャクソンは冬場はスキーリゾート地として有名で、その町並みは西部開拓時代を彷佛とさせた。
以下パート2に続く。