Yellow Stone NP(WY)~Grand Teton NP(WY)~
Guadalupe Mountains NP(TX)~Carlsbad Caverns NP(NM)~White Sands NM(NM)~Saguaro NP(AZ)
<2000年9月:イエローストーン国立公園〜グランドティトン国立公園〜
ガダルーペ・マウンテンズ国立公園〜カールスバッドケイバーンズ国立公園〜ホワイトサンズ国定公園〜サグワロ国立公園>
- Part 2 -
旅行行程表<Itinerary>
Sep.27
Wed. 9月27日(水)
朝早くモーテルを出てジャクソンホール空港へ、本日は旅行の折り返しの移動日だ。寒かったワイオミング州から脱出し、暖かいアメリカ南西部へと向かう。空港でレンタカーを返却用駐車場に止め、レシートを受け取り鍵をつけたままその場を離れる。小さな空港で搭乗チェックインを済ませると程なく搭乗開始のアナウンスがあった。デンバー行きの飛行機に乗り込む際に、飛行機の向こうにそびえるグランドティトン連峰が朝日を帯びていた。(左の写真)
デンバー空港では遅めの朝食をと思い、空港内のレストランの中からメキシカンフードのお店でボリュームたっぷりのブリトー&ビーンのスープを食べた。
飛行機を乗り継ぎ、ニューメキシコ州の州都アルバカーキに到着した。先ずはレンタカーカウンタで車を調達に行く。(・・・とは言っても予約はしてあるんだが。)ハーツのカウンタ前は数名の列ができていた。自分の番になりカウンタの女性に予約内容を明かしキーボードを叩く間暫く待った。暫くして顔をあげた女性のコメントは「予約していた車が無い」と言うモノだった。(前にもそんな体験があったな−・・・と思いつつ)ワンウェイのレンタルはやはり配車の変更が良くあると言う事か。自分の予約した2ドア・スポーティの代わりに提示されたチョイスはコンパクトかフルサイズ4WDバンだった。暫く雑談をしつつ迷っていると、カウンタに電話が入り新しいフルサイズの車が入ったとの事。結局これにした。
空港を出て、今日の宿泊先のテキサス州エルパソ(El Paso ,TX)までInt.25を車を飛ばす。レンタカーカウンタの女性が大袈裟に「半日かかる」と言っていたが、まんざら嘘では無い。休憩抜きで4時間弱かかった。南に向け一路進んだ為進行に伴い気温が上がっていった。途中、Truth or Concequencesと言う名の町(City)があった。変わった名前だと思ったが、立ち寄っている余裕も無くその場は通り過ぎた。(何でもTop3:何じゃこれ?参照)
エルパソのモーテルでチェックインをしている際、カウンターの20代前半位の女性が興味深々といった感じで話し掛けてきた。日本人に会う事は滅多に無いらしく、「日本はどうか」と聞かれたがどうかと聞かれるとなんと応えたら良いのか困ってしまうものだ。1年中夏の陽気のエルパソと比べ、四季があって今は秋だと教えた気がする。雪が降るのか聞くので、数日前にワイオミング州で見たと伝えた。(こんなおしゃべりもなかなか楽しいモノだ。)
夕食は最近日本にも進出してきているT.G.I. Friday'sでステーキを堪能した。ビールを注文した際に例によってIDを求められた。
Sep.28
Thu. 9月28日(木)
モーテルのコンチネンタル・ブレックファースト(パンとコーヒーとオレンジジュース程度のもの:普通無料)を食べて、モーテルを後にする。昨日1日で260マイル強走った為、先ずは給油をした(当然セルフで入れた)。
次に国境(左の写真)を見に行く事にした。エルパソはメキシコとの国境の町なのだ(メキシコ側の町の名はCiudad Juares)。朝早い為か人影はほとんどなかった。国境に繋がるゲートから先の尖った冊が始まっており、川を挟む国境に沿って3重の冊があり、見る者を複雑な心境にさせる。今回はメキシコへの入国は見送った。
エルパソを出発し、今日はUS62/180を一路東を目指す。砂漠の荒野を突き進む一本道をひたすら走っていると途中で、検問所があった(メキシコ国境近くの為、たまにこのような検問所があるようだ)。少し緊張しつつ車を停め、わざとらしく何かあったのか聞いてみた。私の問いには応じずに、ただ行って良いとだけ言われた(サングラスで表情はハッキリとは分からなかったが、口元は笑顔だった)。
更に進むと前方に山並が見えてくる。遠目から風力発電の大きな風車が山頂に並んでいるのが見えた。暫く進むと右手にそそり立った岩肌を露にした大きな山(下の写真)が現われ、道が大きなカーブを描いて山の中腹を登っていくと、登り切った先にガダルーペ・マウンテンズ国立公園(Guadalupe Mountains NP)の標識があった。
ガダルーペ・マウンテンズ国立公園(Guadalupe
Mountains National
Park),TX
ガダルーペ・マウンテンズ国立公園について・・・ここガダルーペでは珍しく日本語のガイド(パンフレットの和訳)があった。松岡さんという方が1994年にここで3ヶ月働いた際に記したモノだとの事。今回はここから一部引用。

ガダルーペ山脈は世界でも代表的な古代海底暗礁の一部で、世界中の地質学者がこの2億5千万年に出来た自然の驚異的な産物を観察しに来るという。2億5千万年、多彩な海洋生物がテキサス及びニューメキシコを覆っており、何百万年もの間に石灰質の海綿・海藻その他多種の石灰を分泌する生物が海底に堆積し、400マイル(=644km)におよぶ馬蹄型のキャピタン暗礁が形成された。後に海が蒸発し、暗礁は沈積し厚い沈殿物と無機質塩の層が暗礁を覆った。これら暗礁は後に山脈の形成とともに部分的に地上に姿を現わすまで何百万年も地下に埋もれており、今日テキサス砂漠に塔のようにガダルーペ山脈としてそびえ立っている。
公園自体は、広大な土地の内のほんの一部しか車でアクセスできず、ほとんどの場所は総延長80マイル(=129km)におよぶトレイル(場所が山腹のため登山道と言った方が良いのかも)を歩いて見るようになっている。私達はビジターセンターに立ち寄り、トレイルは諦め早々に立ち去った。
カールスバッド・ケイバーンズ国立公園(Carlsbad
Caverns National
Park),NM・・・世界遺産

引き続きUS62/180を東に向けて走る。途中でニューメキシコ州に入り、1時間程でカールスバッドへと続く分かれ道に出た。この場所が本日泊まるモーテルのあるホワイツ・シティ(White's
City)だ。シティとは名ばかりで、数件のモーテルと附随したレストラン等の施設があるだけだった。チェックインには早いので、そのままカールスバッドへと向かった。15〜20分程のドライブで小高い丘の上のビジターセンターに到着した。
カールスバッド・ケイバーンズ国立公園について・・・
ここはその名の通り、Badつまりコウモリの昼間の巣(寝床)になっていて、サンセットとともに始まる、コウモリが巣から飛び立つ光景(飛翔?)が有名だ。そして更に、その場所”Caverns=洞窟群”自体も国立公園、しいては世界遺産に指定されている理由の一つである。 洞窟群は、実は先のガダルーペと同じく2億5千万年前にこのエリアを覆った、海底の400マイル長におよぶ馬蹄型のリーフ(暗礁)の形成に由来している。数百万年前、隆起と侵食が起こり岩礁が現われ、その後の降雨により徐々に酸化され空気と土地により亀裂が発生した。最終的に長い年月の末、天然の地底チャンバー(空層)が出来上がった。また、同時に最古のリーフの下に硫化水素ガスが発生し、チャンバーの拡大を助長した。 今日では、最深部1027フィート(=313メートル)、全長30マイル(=48km)以上におよぶ鍾乳洞となっている。
なお、洞穴内の気温は常に一定の56°F(=13℃)といくぶん涼し目の為、ジャケットやセーターの持参をお勧めしている(因に外気温は夏の暑い時期には35℃くらいに達する)。
もう一つの目玉であるコウモリの飛翔は6月〜9月に見られる。

先ずは、洞窟の中を探索する事にした。陽が高くコウモリの飛翔が始まるサンセットまではまだ時間があるからだ。ビジターセンター内のチケットカウンターで入場チケット(Natural
Entrance/Bigroomに入れるチケットが6ドルだった。今回はこれを購入した。尚、ガイドツアーでしか入れないKings
Palaceの入場も可能なチケットは14ドル。)を購入し奥に進む。実際はセンターの外に出て、200メートル程の地上のトレイルを歩いてコウモリが出てくる洞窟入り口(左の写真)から中に下って行く。サンセット時のコウモリの飛翔を見る為の観覧席があった。スイッチバックの通路を下って行くと、洞窟内は動物の糞の僅かな香りと湿った空気が漂っていた。通路を下って行くと中は僅かな明かりに照らされた暗闇で、最初に出るBad
caveはその名の通りコウモリの寝床の為特に暗い。程なくWhaele's
Mouth(鯨の口)と呼ばれる鍾乳洞が現われる(右の写真)。通路はだんだん狭くなり更に下って行く。暫くはこれと言った特徴は無いのだが徐々に下って行くのが分かる。途中でking
Palaceに進む分かれ道があるが、ここはガイドツアーで無いと入れない(観光客が触れる事による鍾乳洞の腐食を避ける為にあえてガイドツアーのみにしているらしい:ツアー時間1時間半)。
更に進み地面が平になると通路の先に床が鋪装された場所に出た。いわゆるレストエリア(休憩所)で小さな食事販売カウンタ(場所が場所だけにサンドイッチのランチボックスやレンジでチンするブリトー等と飲み物がある程度だった)と休憩用の長椅子が並んでいた。レストルーム(トイレ)もこの周辺にあった。 これら地下施設は1970年代風の印象(恐らく推察は遠く離れていないと思う)で、異空間にタイムトリップしたような気がした。また、ある意味これら国立公園の歴史の長さを物語っている気がした。(ビジターセンタ−に展示されている、過去のここの国立公園の写真を見ると非常に興味深い。)
レストエリアで大分遅れた昼食にした。いわゆるランチボックスを買って食べたが、ボリュームはイマイチだった。休憩後Big Room=ビッグルームへと向かった。ここはその広さが14acre(=160平方メートル)もあり鍾乳洞の様々な表情が見られた(最初の写真及び下記写真参照)。なお、所々に過去にこの洞窟を探検した人々(ナショナルジオグラフィックの探検隊等)の辿った縦穴の入り口があった。

ビッグルームを1時間程で歩き回り、最後はレストエリアの近くにあるエレベーターで一気に地上のビジターセンターへと登った。地上ではサンセットにはまだ早く、取りあえず一度ホワイツ・シティに戻りモーテルにチェックインした。サンセット前に再度カールスバッドに戻った。

コウモリの飛翔
サンセットの45分程前にビジターセンターに再度到着し、先程洞窟内のトレイルの際通り過ぎた洞窟入り口の階段状の観客席に陣取る(コウモリの飛翔を見るのは無料)。すでに20人程の人が到着していて、ガイド・レンジャーの女性がコウモリの飛翔に関する解説をしていた。『サンセット時にここを飛び立ったコウモリ群は国境を超えメキシコまで到達し、夜の間食欲を満たし、翌朝また戻ってくる』との事。 観客が40〜50人位になって、いよいよコウモリの飛翔が待たれる。暫くはコウモリならずツバメが数十羽周回していてそれらが居なくなった後、遂にコウモリの飛翔が始まった。先ずは洞窟入り口で何度か周回をし、次々と空へと飛び発って行く。この動作が繰返され20分程で全てが旅立った。9月末のこの時期、予想に反してその数は少なかったが、それでも数万〜十数万羽はいたようだ。最後は観客が次々と席を立ち自然解散となった。ビジターセンターへの帰り道鹿の親子に出会った。
薄暗がりの中、ビジターセンターのある小山山頂から、前の車のテールランプを追って宿泊先に戻った。夕食はモーテルに併設のレストランでステーキにかぶりついた。カールスバッドの洞窟トレイルを歩き回った割に昼食の量は少なめにしていた為、ここではたっぷり食べた。薄暗くどちらかと言うと古い感じの内装だったが、ある種の趣があり、また料理はなかなかだった。
Sep.29
Fri. 9月29日(金)
ここのモーテルはレストランが併設されている為かコンチネンタルブレックファーストはサービスされていなかった。(その代わり宿泊客はレストランでコーヒーのみ無償で飲めた。)モーテルの部屋より朝の冷気の中、レストランにコーヒーを調達に行った。地平線の果てから朝日が登りつつあり、非常に清清しかった。ここから見渡す南側の地平線の先にはコウモリが夜の間に訪れたメキシコがあるのだ。
モーテルをチェックアウトして出発した。US62を午前中の低い太陽に向かい車を走らせる。アメリカのドライブにサングラスは必須だ。30分程走りカールスバッド(Carlsbad)の町に到着した。ここでの朝食も考えたが、暫く走っていると町は終わってしまった。US285に入り一路北上する。アーテシア(Artesia)でUS82と交差するがこれを直進してロズウェル(Roswell)へと向かった。(本日の最終目的地ホワイトサンズ近くのアラモゴードへはここで左折しUS82を進んだ方が早いが、あえて遠回りしてUFOの墜落で有名なロズウェルへと寄る事にしていた。)

ロズウェルの町に近付くとラジオからローカルFM局の放送が入ってきた。曰く”The
UFO
country”。そうここは知ると人ぞ知る、1947年のUFO墜落事件のあったニューメキシコ州ロズウェルなのだ。 この手のUFO関連話に目が無い私達は、当初の計画段階からこの町への訪問を楽しみにしていて、UFOダイナー(レストラン)の一つでも見れれば良いと見込んできたのだ。 US285をそのまま走っていると町のメイン通りとなり、そのうち町の至る所に宇宙人の絵やUFOの絵がかかげられている。街灯はエイリアンの頭部(左の写真)を形取ってあったり、お店のウインドウには宇宙人の似顔絵のTシャツが所狭しと並べてあったり、果ては全米最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマート(WALMART)までエイリアンの似顔絵をかかげている(右の写真)。アメリカ人のこの手のジョークと遊び心が楽しい。 通りの両側をキョロキョロと面白そうなモノを探しながら走っていると、何とUFO
MUSEUM(UFO博物館)なる建物を発見した。隣接する駐車場に車を止め、謀らずも見つけたこの建物に期待と不安の両方を抱きつつ中に入った。

UFO及び宇宙人関連グッズを販売するお店の隣の入り口(右の写真)から入ると右手にいわゆる受付カウンターがあり、そこでパンフレットとステッカーをもらった。(因に入場料は無料!)5ドル程度で館内の展示を紹介しているオーディオキット(展示に沿って説明をするテープレコーダー。テープの説明に沿って、館内を回る事になる)を貸し出していたが、何せ説明は英語だしこれは借りなかった。 また、どこから来たのか聞かれたので日本だと告げると、画鋲ピンを渡され受付向いの壁に貼ってある世界地図の自分の出身場所(つまり日本)にそれを差す様言われた。曰く”世界各地から人々がこのUFO
MUSEUMに訪れている”との事。(実際その数はすごく、日本からだけでも数十はあった。しかも、狭い日本地図上には所々ピンがはずされており、ピン跡の穴も沢山あった。尚、やはり北米及び南米からの訪問者が多く、ヨーロッパ・アフリカからの訪問者は比較的少ないように感じた。)
さて、ここは知る人ぞ知る「本格的にUFOの研究を行っている国際的機関」で、展示ホール以外にも宇宙から発せられた信号の受信解析活動や、過去のUFO及びエイリアン関連事件の研究を(真面目に)行っている。やはり1947年におきたUFO墜落事件及びその際のアメリカ軍の対応がどう変わって行った(当初UFOが墜落したと報道され、軍もそれを認めたが直後に証言を覆し、気象研究の為の気球が墜落したと訂正。エイリアンに至っては衝撃実験用の人形だと説明している。)かが最も大きく取り上げられていた。 世界各国のUFO写真も多数あったが、中には怪し気なモノもあった。(日本の富士山の傘雲の写真がUFOとして展示されていた!)最後に土産物屋で物色した結果、値段も手頃(1枚3ドル)なエイリアンのIDカード(左の写真)を2枚購入してその場を後にした。 入る前の期待を裏切らない、ハッキリ行って満足できる場所だった。
UFO MUSEUMを出て、US70を探しつつお腹も減ってきた。どこまで行ってもUS70は見つからず、ロズウェルの町のはずれまで来たところで折り返した。(どうやら曲がる所を見逃したらしい) 取りあえずピザハットに入り昼食にした。そこは値段(一人当り6ドル程度でバイキング形式だった)の割に結構美味しく、満腹になったところで再度US70を探す。結局UFO Museumまで戻ったところで発見した。例のローカルFM局を聞きながら町外れまで来ると辺りが寂れてきて、最後にはHondo辺から山道に突入して行った。ここからTularosaまではくねくねした山道で、アップダウンも結構あり少し運転に疲れた。Tularosa近くの下り道では遠くに白い一帯が見渡せた。それがWhite Sandsらしかった。更にUS70を進みAlamogordoの町に出た。ここは平地になっており、町の規模もそこそこの大きさだった。(因にこの周辺はピスタッチオの産地のようで、道の両側に畑が広がっていた。)そのまま町を抜けホワイトサンズ国定記念物へと向かった。
White
Sands National Momument(ホワイトサンズ国有記念物),NM

ホワイトサンズ国有記念物について・・・ホワイトサンズはチフアフアン砂漠(Chihuahuan
Desert)の北端の山に縁取られた谷、トゥラロサ(Tularosa)低地にあります。この低地の中心に、世界でも珍しい自然の驚異-ニューメキシコのきらきら輝く白砂-が存在します。ここに石膏の砂の波のような275平方マイルにおよぶ世界最大の石膏の砂丘が広がります。砂丘は常に変化しています。強い南西風に乗ってゆっくりと、しかし容赦なくそこにある全てのものを砂で覆っていきます。この苛酷な砂丘の環境の中で動植物は生き長らえる為奮闘しています。成長が十分早い少数の植物が、動いている砂丘の中で生育しています。又、数種の小動物はカモフラージュのため砂丘の白色に合わせて進化しています。ホワイトサンズ国有記念物は石膏の砂丘部分が大半を占め、その過酷な環境に順応した少数の動植物だけが存在しています。(以上、オフィシャルガイドより抜粋&和訳化)

アラモゴードの町を抜けUS70を直進して行くと、暫くしてHolloman
Air Force
Baseへ進む右折の道がある。その先に、ホワイトサンズを囲む形で存在するホワイトサンズ・ミサイルレンジ(White
Sabds Missile
Range)のミサイル演習の有無を表示する大きな表示灯(赤と緑のシグナル)がある。これが赤の時はミサイル演習中の為ホワイトサンズはもとより、ここからラスクルーセスに抜けるUS70が通行止めになる。なお、ミサイル演習はおよそ週2回行われ、一回につき1〜2時間である。緑のシグナルを確認し暫く進むと右手にホワイトサンズのビジターセンターがあった。ここで、サンセットトレイルの時間を確認し、また水を購入して砂丘に進んだ。ゲートを過ぎ、ゆっくりと車を走らせ最初のBig
Dune Nature
Trailで車を停めた。この辺は結構植物が多い。駐車場の目の前の砂丘を登るとその先の砂丘が見渡せた。正に白砂の砂丘が続く! ここは少し歩いてすぐ戻った。更に車をすすめ、ドライブルートの終点(Heart
of the
Sands)のループに出た。ループ道路から幾つかの派生の道があり、広い駐車場がそのままキャンプ場(?)になっていた。屋根付きの休憩椅子(上の左右の写真)が点在しており、車で乗り付けてBBQでもするようになっている。あいにくこの日はキャンプ客は少なく数組しか居なかった。・・・と言うより「この暑さの中で良くやるなあ」と思った。
サンセットトレイルはレンジャーのガイド付きのトレイルで、定められた出発地点に集まり、そこから歩くモノだった。集合場所には行ったのだが、疲れていた為参加せずにここを後にした。(後々になってやっぱり参加すれば良かったかなと少し後悔した。)最後にビジターセンターの土産物屋で白砂入りの小瓶を買って帰った。(なお、国有記念物内の砂は持ち帰り禁止なので注意。)
アラモゴードの町に戻り、モーテルにチェックインすると、クラッシックカーが勢ぞろいしていた(左の写真)。モーテルの受付で何があったのか聞くと、この周辺のクラッシックカー・オーナーの集会があったらしいとの事。年代のモノの車の所有車はほとんどがお年寄りで、またそのほとんどが夫婦同伴で来ていた(本当に仲睦まじい)。夕方暗くなるまでそれぞれの車を囲んでオーナー同士で話し込んでいた。
Sep.30
Sat. 9月30日(土)
この旅最後のドライブはアリゾナ州ツーソンまで向かい、今回最長の340マイル程を予定していた。モーテルのコンチネンタル・ブレックファーストを食べた後アラモゴードを出発し、US70をラスクルーセス(Las Cruces)方面へ進んだ。ミサイルレンジの表示はこの朝も緑で、ホワイトサンズ国定記念物に沿って暫く走る。
ラスクルーセスからはInt.10にのり、一路ツーソン(Tucson)を目指す。インターステートを時速80マイル近くで快調に飛ばしていると、工事渋滞に出くわした。片側あたり2車線のハイウェイの内1車線のアスファルトを張り替え中で、数マイルおきに工事が続く。思わぬ足枷を食らったが、ここは大型トレーラーが沢山走っている為、焦らず慎重に運転した。
ひたすら真直ぐ続くInt.10を、灼熱の太陽の下走り続けアリゾナ州の州境辺でようやく工事から解放された。”Grand Canyon State”(アリゾナ州に入る際の州境表示の看板にあるコメント)アリゾナ州に入ると暫く赤土の大きな岩が現われ、少し走った後にハイウェイを下りて、マクドナルドで昼食にした。休憩を終え更に西に向かい、遂にこの日の目的地ツーソンに到着した。実に5時間以上におよぶドライブとなった。
アリゾナ州第2の都市ツーソン(Tucson)はやはり町(市)の規模が大きく、久しぶりの都会だった。9月末のこの時期でも気温は30℃後半で、湿度の少ない快晴の下、この旅最後の国立公園サグワロ国立公園(Saguaro National Park)及び西部劇の舞台を再現したテーマパークのオールドツーソン(Old Tucson)を目指した。
Old
Tucson Studio(オールド・ツーソン・スタジオ) ,AZ

Int.10を下り、地図も無くオールド・ツーソンを求め車を走らせていると、運良くオールド・ツーソンへの表示が出てきた。(実は日本を発つ前に、モーテルを探している際おおまかな場所だけ記憶していた。) Int.10(どこで出たかは記憶に無い)から30分程、町の西側に走った所で、遂に到着した。(オールド・ツーソンへ向かう後半の道=S.Kinney
Rd.は大きく上下にうねった一本道で、スピードの出し過ぎを抑えているようだった。)
駐車場で車を止め、車外に出ると灼熱の太陽が容赦なく照りつける。本当に暑い!(数日前のイエローストーンの寒さは幻だったのか・・・) 土産物屋に入り早速水を調達し、入場した。(入園料は大人一人当り税抜き14.95ドルだった。) これまでに300タイトル以上の映画及びTVプログラムの撮影に使われたここは、ゲートを潜ると正に西部時代が展開されていた。建物はもちろんの事、園内の従業員も皆西部時代の衣装を身につけている。幾つかのアトラクションや、過去の撮影に使われた際の記録を展示した博物館、レストラン、土産物ショップ等で構成されている。
早速アイスクリーム屋を見つけ一休みし、その後取りあえず園内を一周歩き回った。暑さの中日陰で休憩していると突然メインストリートの周辺が騒がしくなった。西部劇風のアクション・ショーが始まったのだ。馬にのった悪者が登場し、銃撃戦を開始し、屋根の上の取っ組み合いから地面にたたき落とされたりして、最後はお決まりの良い者の勝利で終わった。
その後も幾つかの乗り物アトラクションを楽しみここを後にした。
Saguaro
National Park(サグワロ国立公園) ,AZ

オールド・ツーソンまで来たS.Kinney
Rd.を更に北上するとサグワロ国立公園ウエストにでる(ハズだ。)
実は、あまりの暑さですっかりバテてしまい、車ではあと十数分程のサグワロ国立公園には行かなかった!(実際は、この時後どのくらいで着くか分からなかった為、帰る事にした。)今になって考えると非常に残念だが、この時は本当にバテてしまった。 代わりと言っては何だが、S.Kinney Rd.沿いに生殖していたサグワロ・サボテンの写真(左右)を紹介しておく。 そう、サグワロ国立公園の名称はこの世界最大のサボテンから来ているのだ。このサボテンは正に巨大で、10メートルを越えるモノもある。
オールド・ツーソンを後にして、空港近くのモーテルにチェックインした。ビールを飲むとすっかり寝入ってしまい、この旅最後の夜は程なく終わって行った。なお、結局この日は過去最高の384マイル走った。
エピローグ<Epilogue>
今回始めて、2区間(イエローストーン&グランドティトンと、ニューメキシコ州&ツーソン)に分けての旅行を実現したが、盛り沢山で且つ非常に満足のいくモノだった。
前半のトレイルを中心とした旅に対し、後半はドライブが大半を占めたが、それぞれ1度で2回分楽しめた気がする。今度はこのパターンが増えそうな予感がする。
グランドサークルでは味わえない魅力があり、私の国立公園めぐりの第一段を締めくくる良い旅行となった。