Oct.99  Meteor Crater~Grabd Cayon NP(AZ)~Monument Valley(AZ)~Bryce Canyon NP(UT)

<99年10月:ミティオアクレータ〜グランドキャニオン〜モニュメントバレー〜ブライスキャニオン国立公園>

旅行行程表<Itinerary>

 行程表へのリンク

プロローグ<Prologue>

妻の希望であるビーチ、私の希望アメリカの2つを足してそれぞれが満足出来る様企画したのがこの旅行だった。まず先にメキシコのカンクンに行き後半をグランドサークルのドライブに充てた。私にとって2度目となるグランドサークルのドライブには、新たにブライスキャニオン(Bryce Canyon NP)を追加し、モニュメントバレーに宿泊する事にもした。私が以前行って良かった、フラグスタッフ近郊の巨大クレータ等の訪問も計画した。

ドライブプランは、アリゾナ州フェニックスからスタートし、北上してグランドキャニオンへ。一度モニュメントバレーへ寄った後、一部Uターンしてグランドキャニオンの北側を通り、ブライスキャニオンへ。ここからゴールのラスベガスへとのコースをとった。

 

Oct.13 Wed. 10月13日(水)

朝早くメキシコのカンクンを出発しテキサス州のダラスフォートワース空港を経由してアリゾナ州フェニックス(Phoenix AZ)に夕方着いた。ここフェニックスは以前仕事の関係で2度きた事があり、トータルで約1ヶ月居た関係で多少は勝手の分かる場所だ。空港のHertzでレンタカーを借り(予約していたMustangが無く、ミニバンのWindsatrを借りる事に・・・、二人で載るのには大きすぎるのだが。)、本日の宿泊先スコッツデール(Sccotsdale)へ。ホテルに着いて一息ついてから夕食に出掛けた。車で数分走った所にテキサス・ステーキの雰囲気の良いお店(残念ながらお店の名前は忘れてしまいました。)があり、ここで夕食を取る。私の大のお気に入りのホットウイング(Hot Wing)を早速注文し、続くサラダ、ステーキを平らげ満足してホテルへ戻った。この日は明日の出発に備え早めに就寝した。

 

Oct.14 Thu. 10月14日(木)

出発後暫く一般道で北上し、スコッツデールの北にあるローハイド(Rawhide)に行った。ここは古い西部の町並みを再現したテーマパークで美味しいステーキのレストランがある。数年前に来た時以来、私の中でここのBBQステーキが伝説化していて是非また試したかったのだ。あいにくここは夕方からの営業の為オープンしていなかった。(そう言えばそうだったと、少しがっかりした・・・)仕方なくインターステート17号(Int-17)で北上し、フラグスタッフ(Flagstaff)を目指した。途中のインターチェンジで降り、ファーストフード屋(マックだったか、バーガーキングだったか?)でブランチをとった。フラグスタッフからはインターステート40号(Int-40)を東へ向かい、40分程でミティオアクレータ(Meteor Crater)に着いた。(実際はInt-40から若干外れた所にある。)ここは大昔(50000年前!)に隕石が落ちた為に出来たクレータで、深さ550フィート(約168メートル)、直径4000フィート(1220メートル)もある。ここは60年代のアポロ計画の際に訓練に使われた為、ビジターセンターには当時の写真やアポロ計画にまつわる展示物があった。

10月半ばだと言うのに非常に暑い日だったが、帰りに駐車場で皮ジャンに身を包むロカビリー風(頭はリーゼント!)のちょっと怖めのカップルにあった。旧式のバカでかい黒のオープンカーに乗ってきた二人は、けたたましい音を立てながらエンジンをかけようと苦戦していた。(どうやらこの暑さの中でエンストしたようだった。)・・・あの二人組は結局どうしたんだろう?

ウォルナットキャニオン国定記念物(Walnut Canyon national Monument)

Int-40を西にフラグスタッフ方面に戻りながら行くと、前方南に白煙が見えた。山火事だろうかと心配しつつ、Int-40を降り白煙の方向へと向かった。茶色地に白字の標識(観光スポットやシーニックドライブは茶色地に白字の標識が使われる。これを覚えておくとドライブしながらでも見落とす心配が無い!)から前方にウォルナットキャニオン国定記念物のある事が分かった。エントランスで入場料を支払い暫く進んでいくと何やら新しい看板が出てきた。それによると何と白煙は野焼きである事が判明した。自然の森林を保護する目的で必要であるとの事だった。

ここはウォルナット(くるみ)の木の生い茂る渓谷で、見どころとして、何百年も前のインディアンの住居跡があった。住居跡は岩をくり抜いたもので険しい谷の絶壁に点々と存在していた。45分程度のトレイルを歩きここを後にした。

 

グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon National Park)

フラグスタッフに戻り、給油を済ますといよいよグランドキャニオンに向け出発だ。ところが有名なルート66を走りながら、グランドキャニオン方面に行くUSハイウェイ180号(US180)がなかなか見つからない。フラグスタッフを東西に1往復半走って、ようやくUS180に出た。(焦りながら、道を探しつつも途中でハロウィーン用の大きなオレンジ色のカボチャを見つけると少し心が和んだ。)おかげで本日の最終目的地グランドキャニオンのサンセットに間に合うか微妙になってきた。10月中旬のこの時期、グランドキャニオンに向かう道は紅葉が綺麗だった。

何とかサンセット(5:55pm)に間に合い、何故か前年と全く同じイーストリムのホピポイント(Hopi Point)でサンセットを無事拝んだ。 

Oct.15 Fri. 10月15日(金)

10月半ばにして既に秋の終わりが近付くグランドキャニオンでは、サンライズは6:35amだった。流石に日の出前の気温は非常に寒く零度くらいだった。今回の宿泊先ヤバパイロッジを車で出発し、またまた前年と同じマーサーポイント(Mather Point:写真左)でサンライズを拝んだ。私にとって2度目(同伴の妻にとっては初)の日の出はやはり美しかった。日の出後30分程その場(マーサーポイント)で徐々に上がる朝日を堪能し、次にヤバパイポイント(Yavapai Point:写真右)に移動し、日の出後1時間までが美しいと言われる渓谷の光と影のコントラストを楽しんだ。

ロッジに戻り朝食を済ませると、先程マーサーポイントで一眼レフカメラでカシャカシャとフイルム何枚分も写真をとっていた日本人カメラマンに遭遇、ロッジの建物は使い捨てカメラで写真をとっていた。(プロのこだわりを感じた。

 

ロッジをチェックアウトし、グランドビューポイント(Grandview Point:左上)へ、40分程かけてトレイル(中央)を下ってみた。更にデザートビュー(Desert View)に移動し、コロラドリバーを見下ろすウォッチタワー(Watch Tower)からまた別の角度のキャニオンを見渡した。(右上写真はウォッチタワー内にあるインディアンの壁画

 

シーニックポイントと恐竜の足跡(Scenic Drive & Dinosaur' foot-print)

イーストゲートから渓谷を後にすると、道は下り坂(左下)になる。暫く進むとコロラド川の侵食によって出来た数々の大地の割れ目(下中央)に出くわす。それぞれがシーニックポイントになっていて、所々にインディアンの屋台(手作りアクセサリーやつぼを販売している)がある。

キャメロン(Cameron)でUS89を北上し、数十分後にUS160に右折、ここから数マイル進んだ所で手書きの看板で恐竜の足跡がある事を知る。舗装のない道を北側(グランドキャニオンから来た場合左折)に入り暫く行くと赤土の砂埃の舞う大地にインディアンが何人かいるのに出くわす。ここが恐竜の足跡(右上)で、素人目には何も分からないので、地元のインディアンが言い値で案内してくれた。私達は最初に近寄ってきた小学生くらいの少年に5ドルで案内をしてもらった。彼によると、そこはUS160を作る際に発見され、恐竜の足跡の遺跡が発見された為道路は南側に敷かれたとの事。案内の後には彼の母親が作ったアクセサリーを進められたが断った。ここのインディアンの人たちは普段はこの先のチュバシティ(Tuba City)に住んでいると言う。

 

モニュメントバレー(Monument Valley)

US160を更に進み、ケイエンタ(Kayenta)で左折しUS163に出る。あと30分程でモニュメントバレーだ。前方には岩山が転々と現れはじめる()。アリゾナ州とユタ州の州境を越えるとモニュメントバレーに続く十字路に出る。(南から来た場合)右折するとバレーで、左折すると宿泊先であるゴールディングスロッジ(Goulding's Lodge)がある。バレー方面には右折して直ぐの道の両側に数十メートル程小さな小屋が並んでい現地のインディアン達が様々な土産物を販売していた。

先ずはバレーに向う。十字路からビジターセンターに続く数マイルの道の周りには家畜の馬やヤギの牧場があった。私にとって1年ぶりのモニュメントバレーは相変わらず心が踊る場所で、早速ビジターセンターで目前に広がる3つの岩山(下の写真左)をカメラにおさめた。今回も現地のガイドツアーは見送り自分達の乗るミニバンWindstarで砂埃を巻き上げつつオフロードを行く。徐々に日暮れが近付いていて、もともと赤い岩岩が夕日に照らされより一層赤く燃えるように見えた。

下の写真中央:トーテムポール(Totem Pole)  下の写真右:ノースウインドウから(From North Window)

  

sep98の写真と比べると、影の多い事が分かります。特に親指岩はこの時は日が沈む前の逆光とのコントラストが印象的だった。

下の写真左:アーティストポイント(Artist Point)  下の写真中央:親指岩(Thumb) 

  

1時間半程のバレードライブ(Valley Drive)を終えビジターセンターに戻ると夕暮れはもうすぐだった。有名な3つ岩(向かって左からWest Mitten Butte/East Mitten Butte/Merrick Butteという:上の写真右)にも夕闇が迫っていた。

バレーを出て、US163を挟んだ反対側のゴールディングスロッジに向かった。ここはモニュメントバレーの唯一の宿泊先で、年間を通していつも予約が一杯だと言われる。(私達は3ヶ月前に予約しておいた。ここの素晴らしい所は、先ずはバレーに近い事、そして全室からバレーが見渡せる事(左の写真はロッジから望むモニュメントバレーの夕景)、部屋も広く清潔で申し分なかった。夕暮れ後、ロッジで経営するレストランで食事を取り、こじんまりとした博物館(Goulding's Monument Valley Museum)に立ち寄った。入場料は各人の気持ち次第で、このロッジのルーツである西部開拓時代の交易所の再現(当時の部屋がそのまま残っている?)や、この地をこよなく愛した映画監督ジョンフォード(John Ford)の映画作品の数々の紹介を楽しんだ。沢山ある映画ポスターの中に日本語で書かれた駅馬車があった。最近の映画ではバックトゥーザフューチャー等があった。因にジョンフォードは、モニュメントバレーを愛し、その地で数々の作品を撮った事で有名で、バレー内にも映画撮影にも良く使われたジョンフォード・ポイント(John Ford Point)という場所がある。

 

Oct.16 Sat. 10月16日(土)

乾燥したモニュメントバレーのこの時期の朝は結構寒い。ロッジを出て、近くのストアで朝食を買い、また砂埃で汚れた車を洗車した。(セルフサービスの洗車機があり、2ドル程度で水圧シャワー/ワックスが出来た。時間は3分程。注:ガラスの部分にはワックスがかからない様にしよう。テカッテしまって返って視界が悪くなる! ゴールディングスロッジのすぐ南のストアの一角にある。)昨日来た道を戻り、ケイエンタに、そこで給油を行う。

自分達が給油中に、隣で大型の救急車のような車が同じく給油していた。その車は給油を済ませ、出発。所が・・・なんとポンプをつけたまま走り出し、大きな音と供に給油ポンプが根元(スタンドの屋根の方)からとれて落ちた。ガソリンがばらまかれるのかと思いきや、それは無かった。慌てたドライバーに対し、スタンドの人は結構落ち着いて対処していた。セルフサービスのアメリカでは、まさかこんな事が度々あるのだろうか?

US160をチュバシティ方向に戻り、途中でAZ98に入る。US160に平行して走る鉄道を横切りレイクパウエル(Lake Powell)を目指す。(アメリカでは、踏み切りの手前では、車は一旦停止する必要は無い。下手に停まると後ろの車に突っ込まれる方が心配だ。

AZ98は登り下りのある道で、前半は結構カーブが多かった。途中幾つかシーニックポイントがあった。峠を越えた辺りで、対向車がパッシングしている事に気が付いた。ここアメリカでもネズミ捕りの注意を促す合図なんだろうか?暫くスピードリミットを守るがなかなかパトカーは見当たらない。そろそろスピード上げても良いかなと思った所で路肩の物陰に隠れるパトカーを見つけた。

レイクパウエル(Lake Powell)

レイクパウエルの青い水面が遠めから徐々に見えてくると、大きなセメント工場(?)を過ぎ、ペイジ(Page)に出る。ここはレイクパウエルにレジャーで訪れる人々の宿泊拠点で、モーテルが沢山あった。そのまま湖を塞き止めるグレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam)のブリッジへ向かった。ダムの手前で渋滞が出来ており、何かと思えば、ダムのブリッジ上でどの車もゆっくり走る為の渋滞だった。橋を渡り、カーブの道を登るとレイクパウエルが目前に現れた。

ここレイクパウエルは、あの猿の惑星の最後の自由の女神が海に沈んでいるシーン(久しぶりの訂正!:「最初の宇宙船の不時着シーン」でした。最近テレビでやっているのを見て気が付きました。)の撮影に使われた場所で、湖の深い青と茶色い岩岩のコントラストが綺麗だった。この時期はいわゆるオフシーズンで人出は少なかったが、夏場のピーク時にはウォータースポーツを楽しむ人々で溢れるそうだ。ボートマリーナに係留されていた沢山のボートがそれを物語っていた。

コーラルピンクサンドデューン州立公園(Coral Pink Sand Dunes State Park)

US89でレイクパウエル(Lake Powell)からブライスキャニオン(Bryce Cayon)に行く途中、カナブ(Kanab)と言う町のマックで昼食を取った。日本には無いシェイクサラダなるのもがあった。そこのマックに、周辺の見どころを紹介した新聞(KANAB AREA VACATION GUIDE)があり、食事をしながら眺めていた。これから向かうブライスキャニオンや、ザイオン国立公園の紹介に混じりコーラルピンクサンドデューンなるのもが紹介されていた。マックを出てUS89を走っていると、まずは道沿いに洞窟を見付けたが、突然の事で通り過ぎてしまった。悔しがっていた所に丁度さっきの新聞にあったサンドデューンの看板を見つけ思わず道を外れて向った。アップダウンの激しい狭い道を40分くらい走り、予想以上に遠いと思った頃ようやくピンクの砂が目に入った。ここで調子に乗った私は砂場に乗り入れ非常に焦る体験をした。(トラブル編:タイヤが砂にはまった!!!参照)ここは地元及びユタ州ではそこそこ有名らしく、サンドバギーが砂の上を駆ける爆音が響いていた。普通の車で乗り入れるのは絶対にお勧めできない! 気ままに行った割にはなかなか良かった。

ブライスキャニオン国立公園(Bryce Canyon National Park)

ピンクサンドデューンからUS89に戻り更に北上する。途中右折のUT9があり、こちらに進むとザイオン国立公園に出るが、今回は直進した。(限られた日程の中でザイオンとブライスキャニオンのどっちに行くか迷ったが、当時ANAのコマーシャルで放映していたギザギザのとんがった岩岩の映像に魅せられ日本を発つ1週間前にブライスに決定した!)その先で右折してユタ州のステートハイウェイ12号(UT12)に入ると、オレンジ色の綺麗な岩山レッドキャニオン(Red Canyon)に出くわす。ここでは道路から岩山を見上げた。(ブライスキャニオンでは高台から見下ろす事になる。)何度見ても赤土の岩山はなぜか心を踊らせる。レッドキャニオンの岩山をくり抜いたトンネルを2つ抜け、今度は牧場の中を走っているような景色に変わる。 更に進みUT12を右折し、ブライスキャニオンに向かう。

最初に出会うのは本日宿泊のモーテルBest Western Ruby's Innだ。ブライスの近くには幾つかモーテルがあったが、ここがもっとも公園に近く、そして最も大きなモーテルだった。一旦チェックインし、迫り来る夕闇を考えすぐにブライスキャニオンへと急いだ。

公園ゲートを抜け、サンセットポイント(Sunset point:左写真)インスピレーションポイント(Inspiration point:右写真)を足早に見る。本当はブライスの渓谷へと降りるトレイルを歩きたかったのだが、谷間から吹き付ける冷たい風のあまりの寒さにこれは断念した。(ここブライスは標高が2000メートル以上と高く、10月でも朝夕は非常に寒い。ハッキリ言ってこの時期でもコートを持っていけば良かったと後悔した。それでも外国人は白い息を吐き、全身を赤く火照らせながら半そでや短パンでトレイルを歩いていったトレイルを断念する代わりに全長約18マイルある南北に縦断するドライブルートを制覇する事にした。(排ガスを考えると決して良い選択では無いんだが・・・)インスピレーションポイントの先(南側)は暫く森林を抜けるコースで、途中道幅が狭くなった。幾つかのビューポイント(左の写真はナチュラルブリッジ)を経て、南の端のレインボーポイント(Rainbow point)までおよそ40分で行った。レインボーポイントからはブライスの全景が見渡せ、先ほど見たギザギザ尖塔郡が遥か遠くに見えた。来た道を戻り、最後に、公園入り口すぐのフェアリーランドポイント(Fairyland point)を訪れた。渓谷の夕暮れは佳境に入っており、シンキングシップ(Sinking ship:沈み行く船)にかろうじて夕日があたっていた。

夕暮れと供にモーテルに戻り隣接のスーパーで食料を買い夕食にした。本日の宿泊先Best Western Ruby's Innはリーズナブルな価格の割りに設備(スーパー、ガススタ、土産物屋)が整っており、大満足だった。(強いて言えば大規模モーテルで宿泊客が多い分、レストランが非常に混んでいたのが玉に傷だが。)

 

Oct.17 Sun. 10月17日(日)

朝食を取らずにモーテルを出発。前日に予想外にもブライス全域を回れた為、本日の目的地ラスベガスへ向かう事にした。(朝方もかなり寒く、ブライスに行ってもトレイルは不可能と判断した為もある)UT12を昨日来た道を戻り、US89を右折、パングイッチ(Panguitch)へと進む。この道(US89)沿いにスネークリバーというくねった川があり、日本ではあまり見られない、綺麗な湾曲のくねくねした川にしばし魅とれた。パングイッチは小さな田舎町(日本でも有名になったジョンベネちゃん事件はこういう小さな村で起こったのか等勝手な想像にふけった)で、集落に出たかと思うと車ではすぐに通り過ぎてしまったが、紅葉の並木道が印象的だった。(本当は朝食はここで済まそうと思ったんだが、お店を探す間も無くあっという間に過ぎてしまった。)パングイッチからUT143に抜け、登りの山道に入る。冬期は雪で封鎖になる旨を記した標識が今後のドライブの不安を抱かせた。朝早いせいか、それとも時期外れの為か、ほとんど車に出会わず、いっそう不安をあおった。その代わり周りの森林風景はなかなか良かった。登り坂の途中で小さな湖に出た。数件のログハウスと幾つかの小型ボートが夏場の賑わいを想像させた。頂上付近ではこの時期既に積雪の跡があった。UT148に入り道が下りに差し掛かるとシーダーブレイクス国定公園(Ceder Breaks National Monument:左の写真)に出た。オレンジ色のすり鉢状の断崖と針葉樹の深い緑のマッチングが綺麗だった。ブライスの尖塔群と比べると色合いが似ていたがまた違った良さがあった。(とにかく寒かったのも印象にある)更に下りるとディキシーナショナルフォレストに入った。途中でオーバールック(右の写真)があり、遠くザイオン国立公園を見渡す事が出来た。UT14を右折して、シーダーシティ(Ceder City)に出る頃にはだいぶ標高が下がっていた。

シーダーシティからはインターステート15号(Int.15)で一路ラスベガスに向かう。ここまで山道を時間をかけて来た分、少し遅れを取り戻したかった為、食事もとらずにInt.15に乗った。暫くは緩い下りが続いた。セントジョージ(St.George)を過ぎた辺りから下り坂が急になり、またカーブが多くなった。むき出しの岩肌に囲まれた急坂(意図的な物なのか、たまたまなのかは分からないが、車線を絞って渋滞を作りスピードを下げているようだった)を通過するとその先は永遠と続く直線に入った。この辺りでは数時間前の寒さが嘘のように暑く、周りの風景も砂漠に変わった。ラスベガス近くの最後の1時間は本当にただただ真直ぐの直線で、単調な運転の為いいかげん眠くなった。

ラスベガスに着きホテルにチェックインした。今回はオープン直後のパリス(Paris)に泊まった。(道路を挟んだ向いのべラッジオホテルの噴水が見える部屋にしてもらった。)流石に新しく、エッフェル塔と凱旋門が世界中の名所が集まるここラスベガスで新たにフランスの存在をアピールしていた。

 

エピローグ<Epilogue>

私にとって2度目となるグランドサークルのドライブは、新たな発見・トラブルそして感動をもたらした。また、ブライスのトレイルや、ザイオン等、次回こそ行くぞと決意させる心残りも出来た。グランドキャニオンとモニュメントバレーはやはり素晴らしく、絶対また来ようと、既に何時になるか分からない計画を頭の中で検討しはじめている。

遺跡好きでもある私は前半のカンクン滞在時に、少し足をのばしてチチェン・イッツァ(Chichen Itza)に行けたのも良かった。(以下にチチェン・イッツァ遺跡の写真を一部公開する。)こちらでは次はペルーでも行きたいと密かに検討中である。

  

 

 

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