May 2001 Part1

Arches NP(UT)~Dead Horse Point SP(UT)~Capitol Reef NP(UT)~

Grand Staircase-Escalante NM(UT)~Bryce Canyon NP(UT)~Zion NP(UT)

<2001年5月 Part1:アーチーズ国立公園〜デッドホースポイント州立公園〜キャピトルリーフ国立公園〜

   グランドステアケース・エスカランテ国有記念物〜ブライス・キャニオン国立公園〜ザイオン国立公園> 

 

旅行行程表<Itinerary>

行程表へのリンク

プロローグ<Prologue>

日本での日常の生活に疲れるとアメリカの大自然が恋しくなる・・・そして飛行機旅費の安い時期を選んで計画を立て、実行する。

今までは2〜3ヶ月かけて準備をしていたのだが、今回はゴールデンウィーク(GW)を前にして突如行きたくなった。今年になり始めた一連のホームページ作成がこれに拍車をかけているのか・・・。そこで調べると、GW中でも5月3日以降は突然旅費が半額未満になる事が判明!(3日発の7日間だと9万円ちょっと、2日からだと24万円もする) その分、レンタカーがなかなか取れず、唯一ワンウェイ・レンタル(グランドジャンクション〜ラスベガス)が可能だったNational Car Rentalを選択。いつもより割高になってしまった。準備編:予約と値段「National Car Rentalを借りてみたが」参照

そんな訳で妻を説得し(前回の旅行で一連のアメリカ国立公園シリーズは完結したはずだったのだ)、GW後半から更に3日をプラスし5泊7日の日程でまたまたアメリカに旅発った。 過去最大のトラブルが待ち受けていようとも知らずに・・・

 

May03 Thu. 5月3日(木)

私自身、過去に幾つか経験はしていた。 その1、日本発後3時間程飛んだ上で、エンジントラブルにより日本に引き返し成田に一泊して翌日便でアメリカに向かった事。その2、アメリカからの帰りの便で、ドメスティック(国内)乗り継ぎ便の遅れにより国際線に間に合わず、サンノゼに一泊して翌日の便で帰った事。

しかし今回は最も疲れ、最も大変なトラブルに直面してしまった。詳細はトラブル特別編:Delay x3 <遅延、遅延又遅延・・・フライト関連3回連続遅延の完全ドキュメント>参照。

結局、この日は成田に一泊するはめとなり、アメリカへの出発は翌日に持ち越された。

May04 Fri. 5月4日(金)

この日、何とか無事日本を発つ事は出来たのだが、トラブルはまだ続いた。詳細はトラブル特別編(前述)参照。

結局、約1日遅れで最初の目的地のコロラド州グランドジャンクション(Grand Junction ,CO)に到着した。デンバーからの飛行機は乗客定員30名程の非常に小さなもの(左の写真)でよく揺れた。

丸1日のロスを考慮すると、この日の内に次の目的地ユタ州モアブ(Moab , UT)くらいまで移動しておきたかったのだが・・・これは出来なかった。(上記トラブル特別編参照。)

因に、今回のレンタカーは私初のNational Car Rentalでコンパクトサイズ(実際の車は三菱のギャランだった)を借りた。車自体は小型の割に2.4Lエンジンで馬力があり非常に満足だったが、費用は過去最高に高くつく事となった。

結局、グランドジャンクション空港近くのベストウエスタンに宿泊した。

May05 Sat. 5月5日(土)

ようやくトラブルが解消し安心して迎えた朝、モーテルのコンチネンタル・ブレックファーストを食べ足早にグランドジャンクションを出発しInt.70を西に向かった。

まる1日の行程ディレイを考えると本日の移動距離はかなりのモノになる。5月初旬のこの時期、サンセットが遅く日が長いのが唯一の救いだが、果たしてどこまで進めるか・・・(目標はブライスキャニオン近くのモーテルに辿り着く事だった。)

Int.70に乗り、曇り空の下に真直ぐ続く道路(左の写真)をひたすら進むと40分程でユタ州(UTAH)との州境に出た。更に進み、最初の目的地アーチーズ国立公園へはExit180で下りて、ST-191を南下した。暫く走ると回りの景色に赤土の岩岩が出てきて(右の写真)、天候も回復しつつあり心を踊らせる。

アーチーズ国立公園(Arches National Park)

私にとって、実に2年7ヶ月振りのアーチーズはどうしても再度行く必要があった。前回、体調を崩し高熱&のどの痛みの為、あのデリケートアーチ(Delicate Arch)を拝めなかったのだ。

エントランスで若干の渋滞に遭遇したが数分の停滞で済み、エントランスフィー10ドルを支払い、入園した。入り口すぐのビジターセンターで水を購入(以前は無かったのだが、今回は自販機で水が買えるようになっていた)し、早速車で進んだ。先ずは巨大な岩が複数そびえるコートハウス・タワーズ(Courthouse Towers)に遭遇する(左の写真、向かって右側がThe Organ、左奥がTower of Babel)。 今回やけに気になったのが虫が多い事で、園内を走っている最中は窓ガラスは開けていられなかった。更に奥に進み、バランスロック(Balanced Rock:右の写真)の横を抜ける。真直ぐデリケートアーチのトレイルへと続くウォルフェ・ランチの駐車場に向かった。ウォルフェ・ランチには10:50頃到着したが乗用車の駐車場は既に一杯だった。仕方なく大型車用の駐車場に車を止めた。

デリケート・アーチ

駐車場の脇のトレイルヘッドを出発し、暫くはアップダウンを繰返しつつ赤土の草原のトレイルを歩く。途中に昔の住居跡や、インディアンの壁画(左の写真)に抜ける脇道がある(これらは結局メイントレイルに戻るので時間が許せば見ておく価値あり)。

見通しの良い巨大な一枚岩の上のトレイルに差し掛かると登り坂になり、所々にある小石を積み上げたトレイルマークに従い登って行く。途中で一枚岩から少し外れ低木の茂る小広場でビッグホーン・シープの親子に遭遇した(これは先にいたファミリーに教えてもらった。自分達も次に来た人に教えてあげた)。再度一枚岩のトレイルに遭遇し、大きな岩を左側から回り込む形で進む。最後は崖沿いの狭い道を歩き、降りてくる人からすれ違い様に”Almost there!=もう少し”と励まされ、ついに念願のデリケートアーチに到着した。ここまで歩くのにすっかり汗だくになったが、頂上は風がやや強く涼しかった。(アーチの向こうの奥の山々にはまだ雪が残っているのが見えた。)

デリケートアーチはすり鉢状のくぼみの先端にあり、近付くには斜面を歩いて行かなくてはならなかった。父親に連れられた小学校低学年くらいの姉妹がしきりに”Daddy Scare Scare”と繰り替えしていた。

15分程頂上のアーチを堪能し、帰途についた。その頃にはすっかり体が冷えきっていて、上着を羽織り直した。(トレイルを歩く際には脱ぎ着の出来る服装が必要だ!)ウォルフェ・ランチの駐車場には12:45頃に戻り、2時間弱かかった事になる。因にこの時点では駐車場は更に一杯になっていて、路肩にもかなりの数の車が駐車していた。

次に、自動車道路をエントランス方面に戻る形で、ウインドウセクションへと向かった。今回が初のアーチーズになる妻にとっては当然更に奥に進みたい所だが、時間が許さないのが悔やまれた。

ウインドウ・セクション

ウインドウセクションに上下2ケ所ある駐車場は既に一杯で、ループを2周したところで下側の駐車場に空きを見つけた。先ずは近い方のダブルアーチ(Double Arch:左)に向かった。その名は一つの支柱から2つのアーチが出ている事に由来する。近くで見るとかなりの迫力だ。 大声でおしゃべりしながらやって来たおばちゃん3人組の内最も声の大きいおばちゃんが、「ここはインディアナジョーンズ3の最初のシーンでジョーンズが馬に乗って出てきた場所よ!」(以上英語)と解説していた。(これは事実です。)

駐車場に引き返し、そのまま歩いてウインドウズ(MicrosoftのOSじゃないよ)に向かう。ここはNorth Window、South Windowと二つのアーチがあり、離れてみると丁度眼鏡(The Spectacles:右の写真)のように見える。

非常に残念だが、ここまででアーチーズは終わりにし次の目的地に向かう事にした。この時時刻は14:15。

ST-191を北上し、朝来たInt.70に戻る方向に進路をとった。程なく左側にキャニオンランズ(Canyonlands NP)及びデッドホースポイント(Dead Horse Point SP)に向かうUT-313が現われた。”せっかくここまで来たんだから”と時計を見つつも左折し、近い方のデッドホースポイントだけに行く事にした。

デッドホースポイント州立公園(Dead Horse Point SP)

実はオリジナルの計画でも、こちらだけはどうしても行きたく、時間が許せばキャニオンランズにも足を伸ばせばいいと思っていた。

アーチーズを出発後30分程で入園(入園料6ドル)し、ビジターセンターには目もくれず、真直ぐ先端のデッドホースポイントオーバールックに向かった。駐車場から少し歩くとコロラド川を見下ろす素晴らしい景観が目に入る(左の写真)。ここからの景観は、場所によってはグランドキャニオンのそれと似通っているが、一つ一つの頂きが小型で、コロラド川が近くに見える。つまり渓谷が浅い。茶色のコロラド川がやけに印象に残った。足早に見学し、15:15にここを出発した。

UT-313→ST-191と車を走らせ、Int.70に出た。これを西に向かいしばらく行ったところで、Green Riverと言う小さな町に立ち寄って給油と遅い昼食を済ませる事に。ガソリンスタンドとバーガーキングとコンビニがありバーガーキングで昼食にした。

16:45、グリーンリバーを出発し、程なくInt.70からUT-24へと経路を移す。陽は高いのだが厚い雲の層が上空を覆っている為あたりは夕方のように暗くなってきた。名も無き砂丘に沿った道路を進み、前方には雪山がそびえていた。(まさかあれを越えるんじゃないよな・・・。)

この辺は道路以外は一面の荒野で、すれ違う車も同一車線の車も一行に見当たらず、多少の不安を掻き立てる。更に1時間程走りようやくキャピトルリーフ国立公園の入り口に着いた。

キャピトルリーフ国立公園(Capitol Reef National Park)

公園入り口の石の看板周辺で一息ついてから、先へと進む。不思議な事に入園料を徴集するゲートが無い。UT-24がそのまま公園内を走っていて平行して小川が流れている。また、道路に沿って柳のような木が茂っており、木の枝に沢山の巣のような固まりが付いていた。(あれは何だったのか?)

ビジターセンターに着くとそこは既に閉まっていた(オープンは18:00までだった)。ビジターセンターから派生するScenic Driveも既に入場できなくなっていて、仕方なくその場を去った。道路の北側には奇形の岩が露出しており、これに沿ってしばらく走った後、キャピタルリーフを出た。 18:30、サンセットはまだだったが、陽はだいぶ傾いていた。

TorreyでUT-12に入り、一路南を目指す。路肩にプレーリードッグ(?)が3匹顔を出していた(残念ながら写真に収めるのには失敗した)。ディキシーナショナルフォレスト(Dixie National Forest)に突入し、登りの山道に変わった。

峠道に入ってから時速35〜50マイルで走らねばならず、進行ペースが一気に落ちた。更に登るにつれ路肩に残雪(左の写真)が出てきて、慎重な運転が求められた。(逆に、オートクルーズも使えず、アクセル・ブレーキを常に繰返す必要がある為、時差ボケからくる睡魔が取り払えた!

山頂に達すると、”雲の間から除く陽光を受けた山頂付近と、遠く雲に覆われた山肌”とが無気味なコントラストを奏でていた(右の写真)。

グランドステアケース・エスカランテ国定記念物(Grand Staircase_Escalante National Monument)

山道が下りになると程なくグランド・ステアケースエスカランテ国定記念物エリアに突入した。そして遂にサンセットを迎える事となった。UT-12はグランド・ステアケース(大階段:右の写真)に沿って徐々に山を下っていく。(途中道路の両側が崖になっている所があり少し恐かった。)残念ながら、国定記念物のビジターセンターはUT-12沿いには見当たらなかった。エスカランテの町にあるようなのだが・・・。

20:00過ぎにエスカランテの町に着く頃には、薄暗くなっていて、いよいよ心配していた夜のドライブに突入だ。寄り道をせず、真直ぐ本日の宿泊先のブライスキャニオン近郊を目指した。遂に暗闇に包まれた時、唯一1台だけ平走していた前の車のテールランプをひたすら追い掛けた。

21:00丁度にBest Western Ruby's Innに到着した。2度目の宿泊となるここは多少勝手が分かり、チェックイン後すぐに閉店直前のレストランに直行した。ステーキを食べ終わる頃には自分達が最後の客となっていた。

レストランから戻るとカップルが私達の部屋の前にいて、聞くと同じ部屋を割り当てられたとの事。これはフロントに出向く事ですぐに解消された。(私達はそのままこの部屋に、後から来たカップルは別の部屋に宿泊した。)

長い一日がようやく終わった。結局過去最高の1日あたり448マイルをドライブした。

 

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