皆さんはグラフマチックホルダーをご存じですか? 4×5判の場合、シートフィルムをホルダーに装填して使用しますが、通常、多くの人が使われている物は両面に2枚フィルムを入れるタイプの物がほとんどです。
  ところが、これでは、沢山の写真を撮るときに、ホルダーを何枚も用意しておかなければなりません。しかも4×5用のホルダーは意外とかさばるため、荷物を減らしたいときなど、不利な状況になります。そこで便利なのがグラフマチックホルダーです。
 このホルダーは、元々、スピグラで有名なグラフレックス社が開発したもので、その後、シンガー、フジフィルムと生産先が変わり、残念ながら現在は製造中止になっています。しかし、生産中止の原因は、このホルダーが不人気だったためではないと思っています。その証拠に、中古市場にでると結構早いウチに買い手が付いてしまうからです。
 このホルダーのメリットは、なんといっても一つのホルダーに6枚のフィルムを装填することが可能なことです。厚さも通常のホルダーの2倍弱。スペースを有効に使いたい人にオススメできます。
 ではどのような構造になっているのでしょうか? 使い方を説明してみたいと思います。
#写真は4×5用と2×3用のグラフマチックホルダーです。以前、2×3(名刺判)は現在フィルムが入手できません。と書きましたが、入手方法がありました。こちらをご覧ください。

(1) 背面のダイアルを回し1にする。
まず、グラフマチックホルダーの背面にあるダイヤルが、写真のように「X」と表示されていた場合、ロックがかかっていますので、ダイヤルを回して「1」を表示させてください。
  なお、説明のため明るい場所で作業をしていますが、本来は暗室、もしくはダークバック、ダークボックスのなかで行ないます。注意してください。

 

 
(2)レバーを持ちながら引きブタを引く
次に、引きブタの取っ手の横にあるレバーを引きブタ側に押しつけながら、ホルダーの中身を引き出します。
   
(3)引きブタを引き出す

続いて、レバーから手を離し、引きブタをちょっと押し込む感じでレバーのロックを解除します。その後、引きブタだけ引き出してください。
   
(4)中のシースを取り出す。

中からフィルムを装填するための小さいホルダー(シースと呼ばれています)をとりだします。
   
(5)シースを取り出した写真
このようになるはずです。

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