さて、皆さんお好みの自分のボディは決まりましたか? しかし、ボディだけでは写真を撮ることが出来ません。そこでまず必要になるのがレンズです。現在、6×9用に発売されているレンズは35ミリから1200mm位までがあります。35ミリカメラに換算すると、大体18ミリから350mm位と思ってもらって構わないでしょう。
 ただし、小型の木製暗箱につけるレンズは限られています。大体47ミリから300ミリ程度と言ったところです。35ミリカメラに換算すると21ミリ程度から135ミリ程度ということになります。勿論、機種によっては400ミリクラスも取りつけ可能ですが、大型の三脚が必要になるのはこの手のカメラも同じで、軽快さがなくなってしまいます。
 最初のレンズとしてオススメなのは135ミリ前後の標準レンズです。これを基本に広角側に行くか、望遠側にいくかと行った事を検討すればよいでしょう。使いやすい広角なら90ミリ、中望遠的なサイズが欲しければ210ミリあたりがオススメです。
 なお、私は47ミリ、65ミリ、90ミリ、105ミリ、135ミリ、150ミリ、180ミリ、210ミリ、テレタイプ300ミリを大判カメラで使っていますが、6×9で47ミリ、135ミリ、180ミリ、4×5で65ミリ、105ミリ、210ミリ、300ミリの出番が多いです。

 次に必要なのがフィルムフォルダーです。これにフィルムを入れ、カメラに取りつけます。ホースマンの物が一般的で、サイズは6×4.5、6×6、6×7、6×8、6×9用があります。フィルムはブローニーサイズの物ですが、ホルダーによって撮影できるサイズが変わります。
 最初はスタンダードな6×9の物を撰ぶのが良いと思います。また、120(8枚取り)と220(16枚取り)のタイプがありますが、この辺は好みの問題です。因みに中古の場合、ほとんど220の物は出てきません。
 また、最初のホルダーはできれば新品を購入しましょう。フィルム装填の方法がかかれていますし、モルトなどの劣化もないため、安心して使うことができます。
 なお、フィルムサイズが変われば画角も変わりますので、同じ135mmのレンズでも、6×9の場合は標準レンズに近くなりますが、6×4.5の場合は中望遠レンズになります。デジカメから写真の世界には入った人は、デジタルズームの逆みたいな物と考えてください。

 上記の2つがあれば基本的な撮影は可能です。しかし、ピントグラスでピントを確認するためのルーペはできればあった方が良いでしょう。4倍程度の物が扱いやすくオススメです。また、シャッターがレンズの横についている関係から、レリーズも必需品と言えます。プロンターなどの良質なレリーズの使用をオススメします。
そして、この手のカメラの必需品と言えるのが単体露出計です。できれば入光式/反射式兼用のタイプがあるとよいでしょう。価格も1万円前後からあります。私はこのカメラの場合、あえて、小型軽量のゴッセン・シックスチノを使っています。

 この他に、冠布があれば、明るいところでもピント調整やフレーミングが楽になりますが、ジャンパーなどでも構いません。また、三脚ですが、6×9の木製フィールドカメラなら、普通の一眼レフで使用している物で十分です。ただし、フォトックス オールムーブ6789や210ミリクラス以上のレンズを付ける場合、若干しっかりした雲台が欲しいところです。マンフロットのカーボン三脚あたりが軽くて便利だと思います。

 さて、これでいくらくらいになるでしょうか?仮に最初全てを中古でまかなうとしたら、
・本体 4〜5万円
・レンズ 2〜3万円
・フィルムホルダー 1.5〜2万円
・レリーズ 2000円(新品)〜
・ルーペ 5000円(新品)〜
・露出計 1万円(新品)〜
となり、大体10〜11万円前後になります。また、露出計を新品にしたのは、中古の場合、調整がずれている可能性もあるからです。価格も高級コンパクトデジカメとあまり変わりませんよね?

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