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皆さんはカメラというとどのようなものを思い浮かべますか? 金属やプラスチックのボディを持ったカメラでしょうか? ところがカメラの中には今でも木製のボディを持ったシンプルなカメラが存在します。それが「木製フィールドカメラ」です。また、折り畳むとコンパクトな箱状になることから、別名「木製暗箱」と呼ばれることもあります。
このカメラの特徴は、何といってもシンプルな構造と、中判〜大判のフィルムを使うにもかかわらず、機材をコンパクトにまとめられることにあります。そして、レンズを自由に選ぶことができるのです。現在、ニコン、フジ、コンゴーといった、国産のほかに、シュナイダー、ローデンストックといった海外のブランドも存在し、過去のレンズを含めれば膨大な数のレンズが存在します。また、一般的に「アオリ」と呼ばれる操作によって、遠近感やピントのあう範囲をコントロールすることができるなど、高度な使い方も可能です。
しかし、このことが災いしてか、「大判カメラは難しい」と、思われている人も多くいますが、けして難しいモノではありません。むしろ、カメラの基本を覚えるのなら、これらがいちばんではないかと思います。
また、「これらのカメラは高いのでは?」と、いう人もいますが、中古なら4〜500万画素クラスの高級デジカメとあまり変わらない値段で一通り揃えることもできます。画質は、いちばん小さなフィルムで6×4.5cmと、最低でも35mmカメラのフィルムの2.7倍の面積を持っており、大きく伸ばしたときの違いは歴然としています。またフラッドベッド・スキャナーの透過原稿ユニットを利用すれば、4×5サイズまでなら大抵の機種で読み込むことができます。
デジカメや35mmカメラのように即写性はありませんが、構図を決め、カメラを操作し、渾身の一枚を取る快感はこれらのカメラならではの楽しみです。
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#上記の写真はハンザフィールド 69という6×9サイズの小型のフィールドカメラ。昨年までIII型が現役で販売されていたが、現在は製造中止となってしまった。非常に残念なことである。
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