コードネーム"Magician"こと、井戸中蛙(社会人2年目)の徒然日記→身長172m/体重50g。人生の99%がMacとJ-Popとれいにゃとさゆで出来ています。ガンマ値1.8&Mozilla系ブラウザ(特にFirefox)推奨。
そう言えばすっかり忘れてたんですけどApple Expo開催してるんですよね確か。
今朝起きてから思い出したんですが、米国Appleサイトには早くも新製品情報が2つばかりUPされておりました。
まずiPhone。予てから出る出ると噂され続けていたので、ようやく登場といった感じ。ぱっと見Appleインタフェースでくるまれたタッチセンサ式PDAに、iPod機能が統合されたという代物。タッチ式のフルスクリーンiPodという噂もここ最近まことしやかに流れていたが、おそらく最初からこれがやりたかったのだろう。正直、単なるフルスクリーンiPodであればそこまでの売上は見込めないと思う。一般ユーザはそこまでiPodのビデオ再生機能を活用し切れていないし、ましてやタッチセンサーなんぞ採用されてはカバーの上から操作出来なくなってしまうではないか。少なくとも、iPodそのものがタッチパネル方式である必然性は全く無かったのである。
んで、よく調べてないんだけどSIMロックフリー端末なんだろうから、日本でも発売して欲しいなぁ。買うか買わないかは別問題としても。まぁ、日本の携帯電話市場がキャリアと国内CPの利権でガチガチだなんて事はインターンやってた頃に嫌と言う程実体験してきた訳で、そう簡単に参入出来るハズ無いんだけど。
続いて、ようやく正式発表されたiTV。装いも新たに『Apple TV』(※ロゴ使用時はApple部分が林檎マーク)と商品名が改められ、2月から出荷が開始されるそうだ。ちなみに、私の記憶違いでなければiTVという商標の製品は既に他メーカーから発売されており、今回の名称変更もそれを見越したものと考えられる。
スペック面では既に発表されていたものとそう大きな変更点は無く、HDMIないしはコンポーネント接続のハイビジョンテレビしか対応しないというのは非常に残念。iTunesのライブラリサーバ的に使えるのであればまだいいのだが、どうやらiPod同様に一方向でしか同期出来ない模様。そして内蔵HDDが40GBと、市販HDDレコーダはおろか最上位モデルのiPodより少ないというのはちょっと頂けない。正直、これだったらBoot CampでWindows XP走らせて、GyaOでも眺めていた方がよっぽど面白い。
…それにしても、林檎マークを何の恥ずかしげも無く商品名にそのままくっつけてしまうというのは如何なものかと。
なーんて文章をしたためていたのが1/10の午前5時47分29秒。
全然時間無くてばたばたしていたら、更に追加情報が舞い込んできた。
まず1点目。久しく新製品が出なかったAirMac Extremeベースステーションに802.11nドラフト規格対応の新型が出るらしい。デザインはApple TV風のスタック可能な代物で好感が持てる。そして従来のベースステーションと一線を画しているのが、3基も搭載されたEthernetポート。無線LANに対応していないマシンでの使用は勿論、NAS等を接続しての活用が期待される。
ただ惜しむらくは、Ethernetポートがギガビット対応でない事、そしてAirTunes非対応である事。前者はコスト面で致し方なかったものとしても、後者はどうにかして欲しかったなぁ。これだけ便利な機能をAirMac Express専用としてしまうのは甚だ勿体無いような気がしてならない。
そして2点目。社名が『Apple Inc.』へと変わったらしい。iPod、iPhone、Apple TVと、Appleは今や総合家電メーカーへと変貌を遂げた。そういった状況にあって社名から‘Computer’の表記が取れる事は、別段疑問を呈するような事ではなかろう。
既に米国サイトでは修正されているが、日本版サイトは相変わらずApple Computer, Inc.のまま。それ以前に、我々は十年以上前から「Apple」と彼等を(親しみを込めて)呼び捨てにしてきた。結局、社名が少々変わった所でAppleは相変わらずAppleなのだろう。
改めて今回の基調講演を振り返ると、iPhoneもApple TVも‘Appleイズム’に溢れており、Windows Vista一辺倒だった昨今のコンピュータシーンにおいても非常に良い印象を残す事が出来たのではないかと思う。ただ不安なのは、これらの製品が単なる目新しさだけで受け入れられ、良くも悪くも機能不足な点で却って評判を落としてしまうのではないかと。
私が思うに、iPhoneはiPodでも携帯電話でも無いのである。iPodとして使うには何より容量が不足するだろうし、携帯電話としても矢張りバッテリ不足や既存サービスとの互換性が心配。画面を見ながらでないと操作出来ないというのも考えものである。おそらく、iPodと携帯電話が‘蔓延’した日本のような市場においては、批判的な評価を受ける事は間違いないだろう。
しかし、ここで注目すべきなのは『OS X』(※‘Mac’を冠していない点がポイント)なる独自OSを搭載し、端末スペックをフル活用してあくまで‘使い易さ’を実現した点である。それも、かつてNewtonなる自社製PDAを完全否定したジョブズの手で世に送り出されるというのだから尚更驚いてしまう。2本指ズーム等はその最たる例であろう。この技術自体はかなり早い時期に特許出願されていた為、Mac情報誌ではモバイル向けテクノロジーとして話題になっていた。とは言うものの、まさかこういった形で日の目を見る事になるとは夢にも思わなかったのだが。
売れるもの、便利なものを作る事は確かに大切かも知れない。しかし、新しいものを創る先進性を失った瞬間市場は退化する。かつてSonyがその最前線を走っていた訳だが、今やそれが出来る企業はApple以外に存在しない。
iPhone、そしてApple TVが市場にどう受け入れられるのか、Apple Inc.の挑戦はまだまだ始まったばかりなのだ。
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