気のきいた言葉さがし辞典 三省堂編修所編 (三省堂) ★★★★☆
この本を手に取った人は十中八九、貸して欲しい(図々しい人はくれ)と云う
この本を利用すれば素晴らしい、ことば使いになれると錯覚するようなのである
もちろん、左様な安易な便利な道具があるわけはない
実際には、実用性は殆どなく、そんなに事は簡単ではない例えば、楽しむ・楽しみの項に掲載された用語:逸楽、淫楽、悦余、悦楽、宴安、宴楽、臥遊、歓娯、歓語、曲肱の楽しみ、君子三楽、交歓、壺中の天地、座興、真楽、偸安、独楽、般楽、法楽、愉絶、愉楽、楽時、和楽、酣楽、怡怡ことばの意味を知り、使って見ようとすると、まず、PCの漢字変換では該当する用語は殆どない。ために、まず変換に多大な労力を要するまた、使い慣れないことばのために適当な利用ができない例えば、臥遊=横になり風景画を見て楽しむこと。凡例:「独り臥遊して、悠久の大地に思いを馳せる」ちなみに、このことばを使って次のような文を書くとする「某氏は臥遊し、窓越しの山に降り積もる雪を、、、」と「某氏は窓越しの山に降り積もる雪を臥遊す」といずれが正しい用法なのかとんとわからないなにより致命的なのは、読者が理解できないことであるコミュニケーションのツールたりえないのであるそれでも、手放さないのは実用性の問題ではなく、ことばには言霊があり、魔力があるからである(んじゃないかなぁ)
Posted: 月 - 2月 14, 2005 at 11:00 午後