移ろう四季の風情をミニ盆栽で愉しみましょう。
癒し空間の演出
「パソコン周りに植物が一つあるだけで、いつもの生活空間に和みと癒しを演出することができます」。インテリアとのコーディネートなど観葉植物として楽しむ人が増えています。自分のライフスタイルを省みつつ、とにかく、始めはお気に入りの一鉢を購入してみてはいかがでしょう?
芸術家が作ったガーデニングキット「ラ ボワット ベール」
家具やオブジェを手掛けるフランス人デザイナー、ベルナール・ヴュアルヌッソンによるプチガーデニングキットです。
レタス・クローバー・クレソン・カラシの4種の種をそのトレイに蒔き、水をあげて自然光、あるいは人工の光が当たる場所に置きましょう。すると2〜3日で発芽、3〜4週間でミニチュアガーデンが誕生します。
マリーゴールドを手軽に育てられるキット
四角い木製の箱のフタをスライドして開けると、マリーゴールドの種が蒔かれたフェルトが入っています。このフェルトに水をあげ、自然光、または人工の光が当たる場所に置きましょう。
4〜5カ月間かけて生育し、やがては、鮮やかな黄色やオレンジ色のマリーゴールドの花が咲きます
ミニ盆栽の種類

盆栽の種類は大きく分けて2つです。「マツ」に代表される松柏盆栽と、「ケヤキ」などの雑木盆栽です。最近は雑木盆栽を花もの、実もの、雑木と細分化しています。
ミニ盆栽は、盆栽が高尚で高価でお年寄りの趣味といったイメージがありますが、ミニ盆栽は草花感覚で愉しむことで幅広い層から人気を集めています。インテリアショップで選んできた鉢に、樹高10cm前後の樹木をあしらって、自分の好きな形の枝振りに剪定していき、四季の風情や花や実を何年も愉します。
木の勢いを見て剪定
「上に伸びたがるものを、なぜ切るのか?」ふつう樹木は植えに伸びるモノがほとんどですが、中には横に伸びるモノもあります。ミニ盆栽は、小さな鉢の中で、その鉢に釣り合う大きさに維持しなければなりませんので、どうしても剪定が必要です。
では、どういう枝を切るのかと言いますと、強く伸びる枝を切るという言い方が適当だと思います。弱い枝も強くなれば切りつめます。どこで切るのかと言えば、芽の上、あるいは小枝の上で切りつめます。いつ頃切るのかといいますと、強い枝はいつ切ってもよろしい、しかし、芽が伸びる直前(植え替えのとき)と6月の新鞘が固まった頃が最適と言えます。
剪定は、決して難しいモノではありません。「強いところを抑えて、弱いところを伸ばす」これが原則です。強いところはどこかといえば、木の頂部、あるいは強い枝の枝先です。弱いところは、下方の枝、あるいは、枝元の小枝でしょう。それを頭に置いて剪定して下さい。そして、それが切れるようにようになったら、樹姿を考えた剪定に歩を進めて下さい。
この木は、どちらから風が吹き付けているのか」を剪定前にイメージします。もし右から左であれば、右側の枝は短めに剪定し、左側の長めに剪定すればよいのです。これは、すべての樹木に当てはまる問答ですから、よく覚えておいて下さい。
芽摘み
剪定時に「強いところを抑え、弱いところを伸ばす」と書きました。しかし、剪定だけでは抑えきれないのが実情です。
人間の目には、同じくらいの強さに映る芽も、芽出しを見ると、ああ、ここが強いのかと、すぐわかります。芽出しは強い芽から開いてくるからです。そこで強い目を押さえる原則通り、中心の芽を摘み取ります。やがて、次に強い芽が萌芽しますから、これも摘み取ります。強い芽がどんどん勢いを止められますから、弱い芽も力をつけ、萌芽するのです。
葉刈り
この葉刈りも実は、実は芽摘みの延長線上にある作業といえます。勢いのあるのは何も枝や芽ばかりではありません。「葉」にもあるからです。勢いの強いところは葉も大きくなっています。この大きな葉を切り取って樹勢の調整に役立てようとする作業が葉刈りです。この葉刈り時は6月なので、葉が密生していますから、大きな葉を切りすかすことによって、木の内部への通風、日当たりが良くなり、日陰になった弱い小枝も元気に生長します。
フラワーベース (table flower)

花を美しく引き立たせるシンプルなフォルムの花器です。漆の器シリーズは木粉と樹脂の混合により漆の
美しさと耐久力、メンテナンスの良さを実現。海外へのギフトとしても喜ばれます。
共通
- デザイン: 木村 浩一郎
- 色: ホワイト / シルバー
- 素材: 漆器 (木粉55% 樹脂45%)
- Lサイズ 価格: 3,150円
、幅 205 x 奥行き 140 x 高さ 90 mm
- Sサイズ 価格: 1,260円
、幅 125 x 奥行き 90 x 高さ 60 mm
フラワーベース

しなやかなカーブが美しいプレート。逆さにすればフラワーベースとして使え色違いで飾ってもきれいです。ナッツやチョコレートを入れてパーティーなどでも活躍します。 ベルギーAHA社のコレクションはどの形もモダンでユニーク。色や使い方の斬新さに驚かされます。
- 色: グレー
- 価格: 7,140円
- サイズ: 直径 230 x 高さ 60mm
- 素材: ガラス
ミニ盆栽 実際の育て方
ブナノキ

- ブナ科
- 冬に残る茶色の葉
- 採種: 10月中旬
- 販売先 :「ミニ盆栽 ブナ」
枯れた風情を醸し出す
山地に自生する落葉高木。盆栽としては主に、葉が小さく、幹の白味の強い太平洋側の系統が作られています。照りのある緑葉と白い幹肌との対比が美しく、柿渋色の枯れ葉を枝上にとどめた寒樹の姿にも独特の風情があります。
なお、近縁種のイヌブナは、樹皮が暗灰色を帯び、葉裏に毛がある点で区別されます。
挿し木でも高い活着率
種が入手できれば、ぜひ実生したい樹種の一つ。根張りや立ち上がりの素直な樹ができます。
一般的にはとり木が多く行われ、挿し木は困難とされています。
樹勢の平均化を図る
幹の頭部に樹勢が集中しやすい樹なので、芽摘み、葉切り、剪定を丹念に繰り返し、樹勢の平均化をはかっていくことが大切です。葉が開きかけた頃に1から2枚残して芽摘みし、入梅時には強く大きな葉を二分の一から三分の一に切って抑制する。さらに、休眠期は枝がゴツくならないよう、細い木に切り替え、優しさを保つよう心がけたいです。
大木感も楽しめる
直幹態に仕立てると小さな木でも大木感を表現できます。
クチナシ

- アカネ科
- 冬でも緑が清々しい
- 採種: 11月〜4月
- 販売先 :「ミニ盆栽 クチナシ」
どこで切っても新芽が伸びる
夏に芳香漂う純白の花をつけ、秋に黄赤色に熟した実をつけます。実が開かないところから、「口なし」と言われています。暖地性の樹種なので春の芽出しは遅い。いたがって植え替えなども四月下旬〜五月になります。幹や茎には、対生葉のついていた節が細かくついているのでどこで切っても節から新芽が萌芽します。ほかに盆栽向きの品物として、ダルマクチナシ、コクチナシなどがあります。
実生でそのまま寄せ植えに
実生、挿し木、取り木とも容易ですが、実生して、そのまま寄せ植え風に仕立てることもできます。
霜とヨトウムシに注意
暖地性の樹種なので、寒さに弱い。したがって、晩秋に霜が降りる前に暖かいところで保護します。葉が霜に当たって落葉すると、翌年の開花が望めず木も弱ります。翌年の四月いっぱいくらいまで表土が凍らない程度の場所に置いておきます。また、成長期にはヨトウムシに葉を食害されやすいので見つけ次第駆除して下さい。
花の芳香がうれしい
開花した鉢は室内に飾り楽しみましょう。一鉢あればその芳香は、たちまち部屋一杯に広がります。夕方には戸外の棚上に出して夜露にあてて下さい。
ヒメシャラ

- ツバキ科
- 寄せ植えで紅葉を楽しむ
- 採種: 11月中旬
- 販売先 :「ミニ盆栽 ヒメシャラ」
枝はよくわかれて箒状に
東海以西の山野に自生する落葉高。耐寒性で樹勢は強いが、夏の高温にはやや弱い。樹皮は平滑、淡い赤黄色で美しく、老木になると剥離して黄褐色の斑紋が出ます。枝は斜上し、よく分離して箒状になります。葉は短い柄をもち、互生します。七月から八月頃には枝の上に柄のある白い小花が咲きます。朔果は秋に熟し、濃褐色で、たねはやや扁平の楕円形にして細い翼があります。紅葉も美しいです。
根が少なくてもよく活着
実生は10月末〜11月頃、自然樹あるいは庭木などから採取しとりまきします。二年目の春には移植するのでばらまきでよい。一本ずつ独立させる場合、直根を上根のきわで切るが、残す根が1から2本の挿し木のような状態でも十分活着します。
芽摘み、葉刈りで小枝を増やす
芽摘みは柔らかいうちに摘むのが基本。芽摘みが終わり、葉が固まったら葉刈りして早く枝数を増やすこともできます。冬の剪定では、上部に力がつきやすいので、芯の立て替えなどで抑制します。
小判鉢で寄せづくり
一本ずつ小鉢にとって仕立ててもいいですが、寄せ植えにすると幹の林立したさまが綺麗です。
ゴヨウマツ

- マツ科
- 実生林を石に付けて楽しむ
- 採種: 9月
- 販売先 :「ミニ盆栽 五葉松」
崩れぬ樹形でつくりやすい
葉が長く剛直な黒松に比べ、短く優美な感じのする葉に特徴があります。成長が遅いと言うことはかえって容易には形が崩れないという利点に通じ、樹生も強く、これほど作りやすい樹はないと言われています。産地によって葉性は様々で、また、瑞祥、九重などの八つ房種も数多く作られています。
市販の種で実生も楽しい
素材は豊富に出回っています。ミニ盆栽では市販の種を購入しての実生も楽しいです。播種前1ヵ月に冷蔵庫に移し、休眠を覚ますといいです。
葉すかしと針金掛けを一緒に
ゴヨウマツの場合、ほとんど芽摘みの必要はありませんが、強い頭部では葉が混みすぎることがあるので、秋に葉すかし(葉の根元をわずかに残して切ります)を行います。混みすぎた部分を葉元に少し残して切ると、全体の樹勢のバランスがはかれるばかりでなく、胴吹き芽も期待できます。また、必要があれば同時に針金掛けを行います。
寒暑に対する抵抗力がありますから、一年中を通じて、日照・通風のよい置き場で管理します。
林のイメージ造りも面白い
実生苗の成長は遅く、それでも三年もすると高低の差ができ、なんとなく林の景色が感じられるようになります。そこで五本あるいは七本の発芽苗をそのまま小鉢にとったり、石につけても面白い作品ができます。
ケヤキ
- ニレ科
- 四季折々に楽しみが変わります
- 採種: 11月上旬
「箒(ほうき)づくり」がピッタリ
冬の関東地方をクルマなどで走ると、葉落ちして空を箒で掃くようなケヤキが目に付きます。その姿を盆栽にしたのが「ホウキづくり」の樹形です。関東地方だけでなく、本州から九州、韓国まで広く山野に自生しているので、たね子をとり、ホウキづくりに挑戦してみたいです。また、ケヤキは、寒樹の姿だけでなく、春の芽出し、成長期の緑葉、秋の黄と紅葉とも美しく、四季を通じて楽しめます。
実生でも挿し木・とり木でも
実生でも挿し木・とり木ができます。
実生は、十字葉から出る二本の枝で、ホウキ作りの基礎を作ります。三本以上の新芽が出たモノは二本にし、一本の場合は、もう一本出るまで待ちます。
挿し木は、春から伸びた新鞘がかたまった6月頃に3から4節くらいに切り、下葉二枚を取って挿します。
毎年葉刈りして小枝を多く
春に新芽が伸び出すと、表土がよく乾くので、水切れさせないように水やりをします。夏場は、上面に葦簀(よしず)や寒冷地で遮光し、葉を痛めぬようにします。葉が痛むと、秋の黄・紅葉が美しくなりません。春から伸びた新芽は4から5葉伸びたら新芽を摘み取り、それ以上は伸ばさないようにします。また、三年目以上になったら、毎年葉刈りをして、小枝を多く作るようにします。
シラカシ
- ブナ科
- 大きな葉のふれあう風情が面白い
- 採種: 春から秋
丈夫で強く、芽吹きも旺盛
普段、何気なく見過ごしている垣根や街路樹がシラカシです。葉を見て、ああ、これかと思い当たる人も多いと思います。常緑なので、いつも同じ状態のため、かえって気が付かないのかもしれません。冬、風が吹くとカサカサ葉が触れあう音で思わず襟を立てたりするのもまた、シラカシです。
小鉢に植えても大変強く、よく伸長します。また、切り込みにも耐え途中から芽吹きも旺盛です。ただ、木質が固いので、針金矯正は細枝の内に作業します。
発芽から仕立てるのが楽しい
シラカシの木の下に落下している堅果をまくとよく発芽します。また、芽生えいている小苗を掘りとって(いずれも秋から春)もいいです。成長期には、春から伸びた新梢を挿し木すると活着します(6月から9月)。しかし、自分でまいた種から発芽する様子を見つつ、一本一本の木に仕立てていくのも楽しいです。
場所を選ばずつくりやすい
高木性なので、樹芯部が強く伸びます。切りつめるのは、途中の小枝の上か、または葉のあるところまでたどって切りつめます。また、半日陰でもよく育ちますので場所を選びません。
傾いた樹形が似合う
大きい葉の風情がいかせる樹形に仕立てたいです。例えば斜幹や半懸崖などです。
ツタ
- ブドウ科
- 蔓(つる)に映える紅葉が目を楽します
- 採種: 11月中旬
紅葉に熟した果実がよく合う
山野の樹や岸壁などに生え、紅葉が美しいので庭にも植えられる蔓性の落葉低木。若枝の葉は長柄があり、互生。葉と対生して巻きひげの変化した吸盤がでます。
6から7月、黄緑色の小さく地味な短い枝の先に集散状に咲き、果実は秋に暗紫色に熟します。
挿し木が容易
実生は秋に実を採取し、種をとりまきする。発芽はやや遅く、6から7月になります。
とり木よりも挿し木が容易で、ハシ大から小指大までよく活着します。時期は6月前後の成長期が良く、切口をナイフで削り直し、葉を付けて揺るがぬように挿します。
針金かけは枝折れに注意
夏場の葉やけなどによって葉が見苦しくなる場合には、全体に葉刈りを行って二番芽を出させます。葉柄を1から2センチ残して切りますが、ごく小さい葉については切らずに残します。
針金かけは、枝が折れやすいのでけっして無理はできません。鉢替えは一年おきに行います。
蔓を切らず葉の風性を楽しみます
蔓は先を切って止めてもいいですが、落葉時までそのまま放置し、緑葉や紅葉の風情を蔓で楽しむこともできます。
トウカエデ
- カエデ科
- 四季の実を楽しむ
- 採種: 10月下旬
雑木盆栽の代表選手
中国から渡来した樹で、ヤマモミジと並び、雑木盆栽の代表的な人気樹種です。関東ではカエデと呼ばれていますが、関西ではその名所として知られています東福寺の通天橋に因み、通天と呼ばれています。
トウカエデの特色は、何よりも樹勢が強健であることです。寒暑に対応でき、少々の傷でも短期間で治癒させることができ、これほど作りやすい樹はありません。
下見して親木を選ぶ
挿し木、取り木も高い活着率を示しますが、主に実生によって繁殖されます。種の採取は10月から11月にかけて行います。ああかじめ街路樹などをよく観察しておいて盆栽にふさわしい親木を選んでおくようにします。節間のつまった葉の小さな木がミニ盆栽にお薦めします。
発芽した年はそのまま伸ばすと10cmほどになりますから、春の芽だし前には必ず直根を切って移植します。
小枝を分岐させることが肝心
成長期の芽摘みや葉刈りを丹念に繰り返し、小枝を細かく分岐させることが大切です。また、休眠期も1から2節ほど残して剪定をおこないます。
枝、根の芸を楽しむ
枝の細かさをいかして寄せ植えに仕立ててもいいですし、石に付けて根の芸を引き出しても面白いと思います。
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