ニコン D700
伝統のタフさはそのままに、操作性を向上。
カメラマンがへこたれる場所でもこいつなら確実に取り続けてくれるニコン伝統の筐体。ライバルはコンプライアンスとスクリーン落ちのキヤノン EOS 5D Mark II(231,300円前後)、亀倉雄策が手がけたニコンFのオマージュ?なソニーα900(249,730円前後)。

- ニコン
- 2008/7/25
- 4960759125484
- オープン
ニコンのフラッグシップD3の高画質を、ハイアマチュアに開放したデジタル一眼。自社開発の映像素子はD3と同等のデバイスを搭載。
日本カメラ 2008年12月号
背中を押してもらいたい人へ
画作り関しては基本的にD3と同一。そして、メカ部分の仕上がりはEOS 5D Mark IIを一歩リードする。あらゆる部分が「ちょうどいい」フルサイズ機だ。
重量、操作感、画質のすべてのバランスが良く、使っていて楽しくなるカメラ。フルサイズであることを除いても、価格に見合う質感の良さと存在感だと思う。
D3と同じ画質で高感度でも安心感を持ってサクサク撮れてしまうのはすてき。このクラスとしてはちょっと重たいけど、性能を考えると納得。
35ミリフルサイズが身近になった。ファインダーの視野率など物足りない部分あるが、機能性や操作性はD3とD300のいいとこ取りと言った感じ。
ニコンD3と同じフルサイズ撮影素子を搭載。バッテリークリップを装着時は、ライバルのEOS 5D MarkIIを大きく引き離すスペックだ。
月刊アサヒカメラ
月刊アサヒカメラ誌の2009年1月号でニコン D700、4月号でキヤノン EOS 5D Mark IIが「ニューフェース診断室」で評価された。正直、参照図のテキストが小さく読みにくい(^^;)のだが 日本カメラ誌のテストレポートとあわせて信頼している情報源になっている。今までなにげに読んできて「正確な」→「問題のない」→「ほぼ(問題のない/公称値どおり)」の表現が、ニコンが「正確」であって、キヤノンは「ほぼ〜」で記されている印象があったのだがそんなことも確認しながらまとめてみた。
| 仕様 | ニコン D700 | キヤノン EOS 5D Mark II |
|---|---|---|
| スタイリング・操作性 | 決して軽くはないが、違和感なく使える操作性のよさ | 高級感が増し、機動力を感じさせる軽快な操作感 |
| ファインダー |
視野率は100%ではないが、MFでピント合わせやすいファインダー ペンタプリズム使用のアイレベル式。ピントのヤマがつかみやすいB型クリアマットスクリーンⅥを採用している 視野率・倍率・視度 倍率は公称値が約0.72倍に対して実測値が約0.71倍で、ほぼ公称値どおり。 視野率は公称値が約95%に対して実測値が上下左右とも約95%で公称値どおり。 |
高級感のある、明るく見やすいファインダー ペンタプリズム使用のアイレベル式。フォーカシングスクリーンは交換式である。 視野率・倍率・視度 倍率は公称値の0.71倍に対して実測値は約0.7倍で、ほぼ公称値どおり。 視野率は公称値が上下左右とも約98%に対して実測値は縦方向約97%、横方向約98%でほぼ公称値どおり。 |
| シャッター |
小気味よいシャッター間隔で、連写性能もストレスは少ない 実測したレリーズの深さは0.7ミリ、重さは約358グラムで、カメラの重量から見て適度の値だろう。 連写性能 秒約5コマの速度で10秒以上連写できた。 RAWモードでは、秒5コマで17コマ連写後バッファフルとなり、撮影間隔が約0.7〜1.1秒に。 |
軽快な作動音とストレスを感じさせない連写性能 実測したレリーズの深さは1.04ミリ、重さは約318グラムで、標準的な値だろう。 連写性能 秒約3.9コマの速度で10秒以上連写できた。 RAWモードでは、秒3.9コマで15コマ連写後、約2.9コマ/秒で6コマ。 |
| 露出 | 実写も実測値も正確な露光レベル。オートが加わったアクティブD-ライティング |
問題のない露出制御性能、オートライティングオプティマイザも自然な補正効果で活用できる |
| オートフォーカス | 問題のない精度 合焦性能 通常のAFは、わずかに後ピン気味だが、すべて絞り開放時の許容深度内に収まっていて、問題はない。 |
ほぼ問題のない性能 合焦性能 全てのコマがF1.2の開放深度内に収まっていたのは、中央、上、左上、左下、および右下の測距枠位置のみ。下は全体的に後ピンで6コマ中3コマ、右上は全体的に前ピンで6コマ中2コマ、左と右は全体的に前ピンで全コマ、絞り開放時の許容深度を外れた。 |
| ノイズ | 高感度設定時のノイズ低減効果は、ISO6400までの実用粋を実証。 | 全体的にノイズ低減はRに対して大きく利いている。 |
| 色の記録特性 | D3と同様の色再現から見える、見栄えの良いニコンの絵づくり 記録された色の傾向 スタンダードとニュートラルの差は小さいが、ニュートラルが最も彩度が低く、被写体の色に使い。 ホワイトバランス特性 モードをオートに設定した場合はほぼ正しく白が白として再現される。 |
風景は最も彩度が高く、忠実設定は最も彩度が低い 記録された色の傾向 忠実設定が最も内側に寄っている。逆に風景は彩度が最も高く、測定値が一番外側に来ている。 ホワイトバランス特性 モードをオートに設定した場合はR・G・B3本の特性曲線がほぼ重なっており、ニュートラルな発色で、正しくホワイトバランスがとれている。 |
ニコン D90 vs EOS 50Dで、日本カメラ誌が調査した場合も「露出系」はニコンが優れている結果になっていたが、今回のD700 vs 5D Mark IIでも同じだった。
下記、仕様比較を作成して驚いたのは、画素数を上げて高機能な印象だが、カメラの基本性能である連写性能や測光方式などが劣る。特にAFセンサーがクロスセンサーが中央1点とEOS Kiss X3以下なのは疑問だ。
EOS 5D Mark IIは、カメラ誌の風景写真で良く使われている機体だが「色の記録特性」でキヤノンは「風景は最も彩度が高く」色作りをしている点は興味深かった。
ニコン D700 vs キヤノン EOS 5D Mark II 仕様比較
| 仕様 | D700 | キヤノン EOS 5D Mark II |
|---|---|---|
| 実売価格 (参考:ビックカメラ.com) |
297,799円 | 286,600円 |
| 発売日 | 2008/07/24 | 2008/11/29 |
| 有効画素数 | 1210万画素 | 2110万画素 |
| 撮像素子サイズ(mm) | 36.0×23.9 | 36.0×24.0 |
| 液晶サイズ | 3型 約92万ドット | ← |
| 対応メディア (メモリーカード) |
コンパクトフラッシュ | ← |
| 連続撮影速度 | 8.0コマ/秒 | 3.9コマ/秒 |
| ISO | 100〜6400 ※ISO 50,25600の感度拡張 |
200〜6400 ※ISO 100,25600の感度拡張 |
| フォーカスエリア (測距点) |
51点 15点クロスセンサー |
9点 中央1点クロスセンサー |
| 測光方式 | 1005分割 | 35分割 |
| 重量 | 995g | 810g |
| サイズ | 147.0mm× 123.0mm× 77.0mm |
152.0mm× 113.5mm× 75.0mm |
| シャッタースピード | 1/8000 | ← |
| ファインダー視野率 | 95% | 98% |
| ファインダー倍率 | 0.72倍 | 0.71倍 |
ニコン D700 販売店一覧
ニコン D700 LK AF-S VR ED 24-120G レンズキット

- ニコン
- 2008/7/25
- 4960759126450
- オープン

AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF)のキット。手ブレ補正機能(VR機能)搭載により、シャッタースピード換算で約3段分の補正効果を発揮。発売日:2003/06/28。メーカー希望小売価格は98,700円。単体での実勢価格は83,700円 - 8,370ポイント = 75,330円。例えばビックカメラ.comで本体268,200円 + 75,330 = 343,530円。レンズキットは338,400円なので5,130円だけレンズキットが安いことになりプロテクター(ケンコー 72mm PRO 1 Digital プロテクター(W)4,040円程度)が買えます。
| ニコン D700 | 本体 実勢価格 |
レンズキット 実勢価格 |
送料 |
|---|---|---|---|
| 楽天市場 | 234,006円 | 312,000円 | 別途 |
| Amazon.co.jp | 245,500円 | 315,000円 | 無料 |
| ヤマダ電機 | 265,220円 | 365,400円 | 無料 |
| カメラのキタムラ |
268,200円 | 338,400円 | 無料 |
| ヨドバシドットコム | 268,200円 | - | 無料 |
| ビックカメラ.com | 268,200円 | 338,400円 | 無料 |
| ソフマップ | 268,200円 | 338,400円 | 無料 |
| デジカメオンライン |
268,200円 | 338,400円 | 無料 |
| Joshin web | 274,320円 | 348,120円 | 無料 |
| コジマ | 287,047円 | 404,000円 | 無料 |
| ムラウチドットコム | 309,800円 | 379,980円 | 無料 |
| NTT-X Store | 315,735円 | 390,810円 | 無料 |
| e-BEST | - | - | 無料 |
ニコン D700 ガイドブック
ニコン D700のガイドブック/解説本は4冊。ページ数や価格もほぼ横並びです。D700を購入するターゲットはデジタル一眼レフ上級者と思いますから個人的には「ニコンD700 スーパーブック」がおすすめです。
ニコン D700
完全ガイド

- インプレスジャパン
- 2008/10/23
- 4844326341
- A4,128ページ
- 1,890円
プロカメラマンによる巻頭ギャラリーをはじめ、D3やD300との比較記事、レンズレビュー+レンズ対決、D700への乗り換えガイド、色彩評価記事、開発者インタビューなど、ニコンD700に関するあらゆる情報を詰め込んだ待望の1冊。とくに豊富なレンズ紹介ページ(最新ニッコール/注目レンズ対決/オールドニッコール)は大充実。新旧のベストマッチレンズを純正・サードパーティを交えて詳しくご紹介します。
ニコンD700
スーパーブック

- 学習研究社
- 2008/08
- 4056052727
- 132ページ
- 1,890円
高いクオリティの写真が撮れる超高画質デジタル一眼レフカメラ「ニコン D700」。その卓越した撮影能力をメカニズム、実際の撮影シーン(風景・鉄道・ポートレート)の両面から詳しく解説。使いこなすためのカスタム術や、D700に最適な交換レンズ25本(FXフォーマット一眼のためのレンズ選び)の紹介など、D700カスタマイズ術、盛りだくさんの内容です。
ニコンD700
マニュアル

- 日本カメラ社
- 2008/11
- 4817941936
- 136ページ
- 1,800円
ニコンFXフォーマットのCMOSを搭載し、広いダイナックレンジを持つD700の実力と機能をあますところなく使いこなすための解説書。 機能解説はもちろんのこと、実写レポートやOLDニッコールレンズの愉しみなどを収録。「フルサイズを生かす ジャンル別撮影術」「D700はレンズのセレクトが決め手」「D700の高画質を楽しむためのアクセサリー」
Nikon D700
とっておき設定術

- アスキ-・メディアワ-クス
- 2008/11/20
- 4048674927
- 128ページ
- 2,079円
Nikon D700を買ったけどイメージしたような写真が撮れない──。そんなときは、カメラの設定を変えてみよう。本書では、D700の性能をフルに発揮するための設定術やテクニックを中心に、すぐに役立つ情報を満載しました。また、ワンランク上を目指すアマチュアカメラマンのために、別売純正ソフト「Capture NX2」や「Adobe Photoshop Elements 7」などでRAWデータを現像するための基礎を解説しています。




