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4日目 道しるべ

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更新日 2004年 6月 7日 月曜日

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香園寺の本堂の中

巡礼4日目

4日目は東予地方を中心に約60kmの距離です。

2004年4月24日

第61番札所「香園寺」

香園寺香園寺(こうおんじ)は、開基が聖徳太子のお寺で用明天皇の病気平癒を祈願して創建して、その後、弘法大師が道ばたで難産に苦しんでいる女性に香を焚いて祈祷をすると男児を安産したそうで、地元の人には子安大師さんと呼ばれています。

香園寺へは、松山道の小松ICを下りて少しだけ国道11号線を高松方面へ戻ります。標識もあり、64番札所まで国道11号線沿いにあるため迷わず打つことができます。

まず、驚くのが大きなコンクリートの本堂です。高校の体育館よりも大きいのかと思います。横の階段を上り2階に本堂があります。靴をスリッパに履き替えます。

香園寺次に驚くのが、本堂の中です。金色に輝いて圧倒されました。観光ガイドなどで見たときは、お寺商売の成金趣味だと思っていたのですが、まったく異なり、本当に素晴らしい雰囲気です。中でお坊さんと尼僧さんが掃除をされていましたが、たいへん丁寧にされていました。

また巡礼者にも話しかけてくれたり、とても徳が高い感じと、本尊も見ることができ、これが、本来のお寺さんなんだなっと感じました。

納経場へ行くと、安産のお守りなのか手書きでお札を丁寧に書いていました。また、妊婦さんが立ち寄っていたりしました。ここは世界を代表する安産の地だそうです。

前回、参拝した今治市周辺のお寺が「商売」でやっている感じで、がっかりしただけに、この香園寺からは、お寺もいいよな〜っと180度転換しました。

「お寺商売」に疑問を感じるようになっています。駅の売店とかでも売っているような、お土産用品で、小さいランドセルとか、ただ寺名だけを代えている、お守りなどが並びます。
線香やローソクを買っても、もちろん領収書やレシートをもらうこともなく、どの寺でも同じようなお守りが並んでいることが多いです。
駐車料金や参道維持費とかいろんな名目で集金されるのには納得しつつも、屋外に立派な大画面テレビが境内を案内したり、寺の駐車場に、新車が3台並んでいたりすると、少し疑問を感じます。
さて、そんなお寺商売が上手なお寺もあるけど、近所のおばちゃんがお接待で手作りの名物を売っているところが、残っていることにホッとする寺もあります。

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第62番札所「宝寿寺」

宝寿寺宝寿寺(ほうじゅじ)は、境内に立つ子安観音で本尊も十一面観音さんです。

国道11号線沿いにあります。先ほどの香園寺とは対照的に、小さな町の小さなお寺さんという感じがいいです。

納経場の前に繋がれていた親子の柴犬のワンコに癒されました。やっぱりワンコは柴がいいです。

道しるべ楽しみにしていた、山門前の道しるべは、風雪ですり減ったのか、文字が見えにくくなっていましたが、遍路の歴史を感じることができます。

また、同じ吉祥寺への道しるべが複数あることや、吉祥寺への案内が左右異なることからすると、道路の拡張工事かお寺さんの移転時などで、この1ヶ所に道しるべが集められたのではないかと推測しました。できることなら、これからもずっと残して欲しいです。

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第63番札所「吉祥寺」

成就石吉祥寺(きちじょうじ)は、本尊が七福神の一人である毘沙門天(八十八ヶ所でただひとつ)で農家の信仰が厚いお寺さんです。

成就石と呼ばれる真ん中にアナが開いている石があり、目をつぶって願い事を唱えながら金剛杖の先が石の穴に通れば願いが成就します。

が、どこから目を閉じて進んでいっていいのかがわからず、団体のお遍路さんも、石の手前1メートルくらいから狙っていました。僕は本堂と石の間の5メートルくらいから狙ってみたのですが、家に帰って調べてみると、本堂から目を閉じて、石の穴に通ればいいそうです。(^^;)

吉祥天女像金剛杖も本堂の下にあるものを借りていいそうですから、もう一度試してみたいです。

注意する点はひとつ。お願いをしながら歩いていかないといけないのですが、そのお願いが、いつのまにか「石の穴に入りますように」っとお願いが変わってしまうところです。

また、お迎え大師さんの隣には吉祥天女像があって、台座の下をくぐると福をもたらしてくれるそうです。もちろん、くぐりました。

吉祥寺の近くには「芝の井のお加持水」があります。ペットボトル持参で行きましょう。と書いたものの、忘れました。 (^^;)

吉祥寺の本尊は毘沙門天です。四天王最強ですし、七福神の中でも勝運の神様です。

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第64番札所「前神寺」

前神寺前神寺(まえがみじ)は、開基が役行者小角。石鎚さんの別当寺です。

境内が広々としていて緑が心地いいです。本堂の手前右側には護摩堂や薬師堂があります。

ここでびっくりしたのが、観光バス2台の団体さん。添乗員なのかガイドさんなのか、ホラ貝を「ぶぉ〜」っと吹いて、続いて般若心経を唱えていました。今までお坊さんが添乗していたりするのは見たことがあるのですが、なんだか、ちょっと演出過多な気もするのですが、石鎚の地ではアリなのでしょう。

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「弘法水」

湧き出ている弘法水西条市まで来ましたから、弘法水へ向かうようにしました。

当初、インターネットで弘法水を検索してみましたが、場所がわからず、地図検索で調べても、「これ以上北側の場所は地図情報がありません」っと表示されてしまいます。いろいろそれらしい場所を走りまわり見つけました。わかってしまうと意外と簡単に行けますから地図を記しておきます。

弘法水までの地図。内容は本文の通り

西条市 弘法水までの経路は、64番札所前神寺を国道11号線沿いに高松方面へ進み 加茂川を渡ります。最初の信号付きの常心(じゅしん)交差点を左折し、そのまま15分程度直進すると海岸に出ます。突き当たりを右折すると弘法水の地に着きます。

西条港に突き出たスレートの屋根西条市の弘法水は海底から湧き出てくることで有名です。大師像が水場を見守っているように建っており、その横には、弘法水の由来が碑に書かれています。「鉄砲場の少し下の海中にあり、潮退きたる時、注きて見れば、小の穴より清水湧き出づ溜と成し処、三尺許もあり、弘法大師の加持水也と云い伝わる」と書かれています。

現在は、満潮時でも大丈夫なようにポンプで汲まれています。

目の前が西条港という海の中にあるため、塩味かどうか確かめてみたのですが真水でした。

由来の碑弘法水は、日本各地にあります。加持水とか大師の水とかを加えると1000以上とも言われていますが、この弘法水は、海から清水が湧き出てることもあり、不思議な感じがします。

もちろん、ペットボトルに汲んで持ち帰りました。

参考までに、全国利き水大会日本一に選ばれた水は、西条市の嘉母(かも)神社です。

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別格12番「延命寺」

延命寺延命寺(えんめいじ)は新居浜ICを下り、土居町に入り、土居駅手前の国道11号線沿いです。

弘法大師が植えたと伝えられる松は既に枯れていました。

ここで、別格用の納経帳を買いました。

納経帳は3種類あって、和紙が手すきで水墨画入りの2,500円と、同じ手すきですが水墨画が入っていないのが2,300円と、もうひとつ、さらに安いのがありました。

別格の納経帳一番安いやつか、和紙が手すきで水墨画入りじゃないのがいいかなっと思っていたのですが、お寺さんが「2,500円のがよく売れています」といった薦めを断り切れず、それを買いました。そして納経してもらい、念珠も買いました。

そして、納経すると、ご本尊が印刷された御影をいただき、保存帳に入れるのですが、別格用にも購入しないと御影がいっぱいになりそうです。

時間に余裕があれば三角寺に寄る前に、伊予三島の翠波高原(すいはこうげん)に寄るのもいいと思います。4月中旬であれば菜の花が咲き乱れています。

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山口里の店

山口里の店昼食は、お気に入りの山口里の店で食べました。四国中央市の伊予三島寒川、国道11号線沿いにあり、1,000円前後の和定食が中心で豆腐料理も美味しく、ご飯が麦飯だったりします。

地酒はもちろん、コーヒーもありますから、少し休憩するのにぴったりです。

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第65番札所「三角寺」

三角寺土居ICを上り、三島川之江ICで下りて、少しだけ徳島方面へ向かうと標識があります。駐車料金は200円です。寺号は三角形の護摩壇からきています。

駐車場から山門を見上げると急な階段です。自然石でできた石段は段差が大きいから、ちょっとだけ登りにくく、写真の老夫婦も「よっこらせ」っと登っていました。75段登り切ったところにある仁王門には梵鐘がつり下がっています。

三角寺の庭 手入れがされています境内は、様々な樹木を見ることができ、山寺らしい風情が、とても心地いいです。

小林一茶の句碑もあります。一茶が四国を訪れたのは西暦1790年前後で、この三角寺にも「これでこそ登りかいある山桜」と書かれています。

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別格13番「仙龍寺」

仙龍寺仙龍寺(せんりゅうじ)は三角寺の奥の院です。また四国総奥の院です。宇摩郡新宮村にあります。三角寺の駐車場に仙龍寺へ行く方向を示した看板がありますから、わかりやすいと思います。クルマだとすれ違うのも不便な山道を20分ほど走ります。

道の途中には遍路保存協会の遍路マークもありますし、ダム湖に沿って走る道はドライブ気分を満喫させてくれます。道沿いにも駐車場がありますが、急な坂ですが本堂前までクルマで走れるようです。僕たちは川沿いの駐車場から坂を歩いて登りました。

仙龍寺本堂の中は、昔ながらの旅館を思わせる舞台造り、とても広く、別格20番札所の中でも「特別」な風格を感じさせます。本堂と大師堂がひとつになっています。

ぜひ、立ち寄って欲しいお薦めの場所です。

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別格14番「常福寺」

常福寺常福寺(じょうふくじ = 椿堂)は、川之江市にあります。川之江ICから徳島県の池田町を結ぶ国道192号線沿いですが、仙龍寺からは標識に従って約14km走れば愛媛最後の札所に着くことができます。

椿堂の由来は、平安時代(西暦815年)に、弘法大師が、持っていた椿の杖を突き立て、病を大地に封じ込め、その椿の杖から芽が出て大樹になったことからだそうです。ここも周りの景色にマッチしていい感じのお寺さんでした。

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その他の寄り道処

愛媛県総合科学博物館

西条ICを下りて国道11号線沿いを高松方面へ少し(1分?)走ると愛媛県総合科学博物館あります。見所はギネスブックに記載されているという世界最大のプラネタリウムです。投影時間が学校休日で2時間に1度くらいで、混雑し入場制限する事もありますから、余裕をもって見に行って下さい。

アサヒビール四国工場

まずは、西条市にあるアサヒビール四国工場」。近くには札所ではないが「弘法水」もあります。

霧の森

霧の森レストランは新宮村にあります。とてもオシャレな場所です。お茶もお勧めなのですが、おぼろ豆腐は、豆腐好きとしては外せないほど美味しいです。