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ランニングシューズ

参考: 2007年9月15日 日本経済新聞

秋はランニングを弾めるのにいい季節。夏の炎天下でくじけた人も、涼しくなれば快適に走りやすい。「東京マラソン」など初心者でも参加しやすい市民マラソン大会が増えており、秋から春にかけての開催時期に向けて練習を始めるには絶好のタイミング。

この秋、自分にあった靴を選んで、走り始めてみては。

  1. 試し履きをして、自分の足に馴染むかどうかを確認
  2. 初心者は靴底が厚く足の振れを抑えるモデルから
  3. 走り慣れてきたら少しずつ軽めのモデルへ

主な初級者向けランニングシューズ

実勢価格は楽天市場の最低価格を参照
商品名 メーカー 実勢価格 特徴
初心者向け GT-2120 ニューヨーク アシックス 9,292円 初心者向けの定番商品。靴底のクッション性と安定性を兼ね備えた。
ウェーブライダー10 ミズノ 10,080円 靴底に独自の波形プレートを採用。衝撃を吸収する一方で横方向の足のブレを抑えた。
アディゼロ テンポ アディダスジャパン 9,135円 かかと部分に独自の機構を取り入れ、着時の足の落ち込みを防ぐ。
ゲル1120 アシックス 8,820円 より安定性を高めたタイプ。基本性能が揃っており価格も求めやすい
エアストラクチャートライアックス+10 ナイキジャパン 10,920円 iPod nanoと接続することで、走行距離などを手軽に記録できる
中級者向け ウェーブエアロ6 ミズノ 9,240円 独自の波形プレートを採用。初心者向けよりも靴底を薄くすることで、より早く走れるようにした。
ゲルDSトレーナー12 アシックス 9,240円 同クラスのモデルと比べてやや厚めの靴底を採用
RT800V ニューバランス ジャパン 8,230円 高橋尚子選手らが取り入れたフラット走法に対応した。

最近はシューズの技術開発が進み、ランナーの体力や技術に合わせたモデルが数多く揃っている。同じランニングシューズでも初心者向けの靴底が厚いものからトップ選手向けの片足約100グラムの軽いものまで様々だ。自分の実力に適したモデルを探そう。

走り慣れない人が始める場合は、靴底のクッション性が高いモデルと選ぶと良い。「無理に練習してしまうと、気づかないうちに膝や関節を痛めてしまうことがある。」

ただし、衝撃吸収性が高いだけではかえって足が安定しにくくなってしまう。走るフォームが定まるまでは、足のブレを防ぐような安定性の高いモデルを選ぼう。走り慣れてくれば、より靴底が軽いタイプに切り替え、楽に走れるようにすればよい。

各社がランニングに力を入れているのは、ここ数年で女性を中心にランニング需要が拡大しているからだ。「参加者は若い世代からシニア層まで幅広い」という。

2月に開催した「東京マラソン」の人気も参加者を拡大させた。フルマラソンでは通常、5時間程度で大会を打ち切るが、東京マラソンは制限時間を7時間に設定した。初心者でも完走を目指せる間口は広がっている。

ランニングの経験がほとんどない人向けには各メーカーが初心者向けモデルを打ち出している。アシックスの定番は「GT-2000」シリーズ。初めての人は足が内側に落ち込みやすいため、靴底の内側を固くすることで支えやすくした。かかとには低反発素材を取り入れ、足形にフィットしやすくしている。女性専用の足形を使った靴もそろえる。

ミズノが打ち出すのは「ウェーブライダー」シリーズ。独自の波形の靴底を取り入れ、クッション性を維持しながら左右のブレも防げるようにした。沓内の温度が上がるとまめができやすくなるため、甲の部分には通気性の高い素材を使っている。

以前は海外ブランドの靴は日本人に合いにくいという声もあったが、「最近は日本人の足形に合わせた商品が増えている」。アディダスジャパンは今年から初心者向けの「アディゼロ テンポ」を発売。かかと部分に取り入れた特殊な構造で踏み込んだときの膝への負担を軽くした。

手軽に走行距離を測りたい人にはナイキジャパンの「エアストラクチャー トライアックス」がお薦めだ。米アップルと共同で開発した、「iPod nano(ナノ)」を繋げられるモデルで、音楽を聴けるだけでなく、走行距離を記録できる。

フルマラソンを4時間台で走れるようになった人は、軽めの靴を選ぶことで走りやすくなる。定番商品は、アシックスの「ゲルDSトレーナー」シリーズ。クッション性を維持しながら、初心者向けモデルより重さを軽くした。ミズノの「ウェーブエアロ」シリーズも靴底をやや軽くしたタイプだ。

高橋尚子選手が取り入れた「フラット走法」向けにつくったのはニューバランスジャパン「RT800」シリーズ。足の裏全体で着地する無駄の少ない走り方から人気を集めているという。