最近の医学・医療は、あまりにも高度・複雑化し、細かく専門化され過ぎてしまった感がある。医者の教育もそれに合わせて、心臓病・肝臓病・腎臓病など、1つの臓器の病気しか診ることのできない「臓器専門医」ばかりを養成するようなシステムに、いつの間にかなってしまった。
いわゆる「病気(臓器)を見て、病人を診ず」といわれる状況である。
自分が専門とする臓器の病気には詳しいが、それ以外の病気に関しては素人同然という医者も少なくなく、人間を「丸ごと1人」診ることのできる昔気質(むかしかたぎ)のオールマイティな医者、例えば、ちょっとした皮膚の湿疹からでも隠れた内臓ガンをピタリと言い当ててしまうような「名医」は、今やほとんどいなくなってしまったと、言ってもいいのではないだろうか。
近年、世界の医学部の頂点に立つ米国・ハーバード大学医学部では、巣立っていく医者たちを、人間丸ごと1人を診ることができる「スーパードクター」に養成すべく、その教育・研修プログラムを抜本的に変更したばかりである。
これは、あまりにも「臓器専門医制度」に偏り過ぎてしまった現代医療の弊害の著しさを反省し、「病気(臓器)を見て、病人を診ず」になってしまった現代の医者たちを抜本的に教育し直そうという大改革でもあるが、裏返せば今日、それだけ医療事故・誤診が多発しているということを物語っている。
米国のみならず、我が日本においても、医学教育改革の必要性がとみに叫ばれるようになっているが、残念ながら実現には至っていないのが、現状である。
そういう今日、世の中を見渡しても様々な病気の症状から正しい診断を導くための「手軽な手引書」が無いように思われる。
そんな状況下、本書を出版することになった。本書は、本文で紹介している様々な具体的な症例を一読するだけで、あたかも熟練した名医のように正しい診断を導けるように構成してある。
カスタマーのおすすめ度: 
初心者でも読みやすく、わかりやすい本でした。
私は医者ではないのですが、この本は一般の人向けに書かれていて、とてもわかりやすかったです。こんな先生が自分の主治医だったらなー、と思わせる内容でした。お勧めの一冊です。

とても良かった!
私は医学部の2年生です。将来、自分もこんなエレガントな診断テクニックを身に付けたいと思いました。医学生の読み物としても面白くて為になる本です。

私もこんな名医に診てもらいたいです!
感動の1冊です。医療に懸ける筆者の真摯な姿勢が伝わってきます。名医であるにもかかわらず、医者としての名声を求めない孤高な生き方に感銘を受けました。もし私が病気になったら、こんな先生に診てもらいたいです。お奨めの1冊です!

カスタマーのおすすめ度: 
タイトルに異議
タイトルとおすすめの広告をみて衝動買いしてしましました。特別な本という印象は無く、一般的症候学の本であり、これをざっと読めば10分間で診断をつけられるわけではありません(すべて記憶していれば可能?)。でも内容は習得すべきものでありマニュアルというよりやはり教科書に近いと思います。

これから一人で患者さんを外来で見るあなたに。
某救急指定病院で働くレジデントです。
いろいろな、いわゆる「よくある症状」が、
いろんな方向から診断していくプロセスが書いてあります。
研修医、医学部生にはとてもよい一冊だと思います。
参考文献が書いてあるのもいいのでは?
外来で、診察の合間にワシントンマニュアルを開いても、
あまり参考にはならないかと思いますが、
この一冊は持っていて損はないです。
価格的にもよいのではないでしょうか。

これは良書です!
テイラー博士の本の中でも、これは白眉である。研修医必読の書であろう。簡単に読めてしまえるのに、診断のこつが満載である。売上ランキングでも、いつも上位に入っている。最近読んだ本の中では、本書の他に「見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール(千葉大教授・生坂政臣著)」と「ハーバード式診断テクニック(ハーバード大学図書館蔵書・亀山元帥著)」の2冊が特に役に立った。かっこいい診断を目指す研修医は、この3冊をぜひ読んでおくと良いと思う。名医たちの華麗な診断テクニックを盗んで、スーパードクターを目指そう!

カスタマーのおすすめ度: 
さすが、黒田先生!
う〜ん、さすがは黒田先生が書いただけのことはあります。この本は、薄い割には内容が濃いです。最近読んだ本の中では、この本の他に「見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール(千葉大教授・生坂政臣著)」と「ハーバード式診断テクニック(ハーバード大学図書館蔵書・亀山元帥著)」の2冊が良かった気がします。自分も、こんなカッコイイ診療ができるようになったら、看護婦に尊敬の眼差しで見られるだろうなー、と思わせる内容でした。3冊とも絶対お薦めです!

内科診療のスタートライン
書いてある事は内科の医者がどんな思考方法で診療している(するべき)なのかと言う事。抽象的な話題を、例示したりしながら分かりやすく書いている。今ひとつ分かりにくい感じはあるものの、類書がないため、内科の意志の思考法が手っ取り早く分かりたい人はまずはこの本を手に取ってみるべきでしょう。
診察法、問診法、手技や、検査等のマニュアル本はあるけれど、それをのせるOSが何かと言う本はあまり無い。五年生ぐらいで、この本を読んで実習を回ると非常に芯の通った実習ができるでしょう。
マッチングで有名研修病院に行けた行けないと言う話があるが、どこで研修するかよりも、何を、どうやって研修するかと言う方がよっぽど大事だと思わせられる。
本の最後の引用文献に栗本秀彦氏の"正しい診療への合理的アプローチ 総合プロブレム方式のすすめ"があげられているが、この本が気に入った人は一読を勧める。(現在絶版で、ホームページで一部公開されている。)

おいしいラーメン屋さんになるために
臨床研修に何を求めるか。これは各人によって異なるでしょう。
自分に合った研修タイプをすでに掴んでる人、
取り合えず有名病院へという人、よく分かんない人、
様々かと思いますが、後2者に特にお勧めしたい本です。
研修病院を選ぶにあたり、私は『取り合えず有名病院』な人でした。
しかし、実際にそういった病院に実習に行き、大抵充実感というよりも
何か違和感を抱えて帰宅するのが常でした。
ある日偶然手に取ったこの本を読み、その違和感の謎が解けました。
年間急患数が多ければ良い研修が出来るのでしょうか?
受け持ち患者数が多ければ実力が上がるのでしょうか?
同シリーズの本に
「30年ずっとまずい味を守っているラーメン屋がある。
ただ経験を重ねるだけでは実力はつかないという好例か。」
といった趣旨の例えがありましたが、この本を読んで更に納得しました。
どのような研修が良いのか、どのように研修に臨むべきか。
もちろんそれぞれ向き・不向きがありますが、
その一つの指針を与えてくれる本です。
もっと早く、臨床実習が始まる前に出会っていれば・・・。
という思いもありますが、お陰で私は納得の行く研修病院を選び、
マッチすることが出来ました。
少なくとも損にはなりません。一読の価値有りです。
臨床実習・研修前に是非手にとってみることをお勧めします。

カスタマーのおすすめ度: 
鑑別診断の要
当直で、ものすごく役に立ちますね。。除外すべき診断を網羅している感があり、あとは病歴と理学所見を取る力があれば、これで対応できるでしょう(ポケットサイズなのもいいです)。。治療法などは勉強しておく必要はありますが、見落としてはいけない疾患を網羅している点で秀逸ではないかと・・・

う〜ん、さすがは松村先生です!
さすがは、研修医教育に尽力されている松村先生の本です。わりと簡単に読めて、すぐに役立つ知識でいっぱいでした。ありがとうございました。最近読んだ本の中では、この松村先生のご著書と、「見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール(千葉大教授・生坂政臣著)」、「ハーバード式診断テクニック(ハーバード大学図書館蔵書・亀山元帥著)」の3冊が秀逸でした。研修医の皆さんに自信を持ってお薦めします!

研修医は相当前に終わったはずだけどね。
〜"救急室で大きな病気を見逃さない"というのが、この本のテーマのようである。しかし、なかの鑑別疾患の多さ、アルゴリズムの的確さ、豊富さをみると、自分の専門外の一般内科外来でも使えます。研修医は相当前に卒業したはずだけど、この本は、薄い割にずいぶん勉強になりました。引用している参考文献にあたってみるのもよいです。他のDrとは、ずいぶん〜〜違った参考文献を引用されています。〜

カスタマーのおすすめ度: 
便利です
オススメですよ。
ポケットに入るし、内容も充実しているし、汚れないようにビニールカバー付きです。
一般検査・血液検査・生化学検査・免疫血清検査・微生物検査・病理検査・生理検査から構成されています。
各検査項目は、大体、「基準値」、「検査の目的と意味」、「異常値とその原因」、「ケアのポイント」で説明されおり、見やすくてすぐに調べられるように五十音順でも検索できるように配慮されています。
とっても便利です。

カスタマーのおすすめ度: 
わかりやすかった
看護師としては、ここまで細かく活用することは難しいが、わかりやすかった。

身体所見の学習にこの1冊
カスタマーさんとほとんど同意見ですが、とてもいい本だと思います。絵や写真がきれいで文章も読みやすく、おまけに付属のCD-ROMでは各身体所見の取り方の映像や心音・呼吸音がついてます。看護士さん向けという事ですが、普通の医学生にちょうどいい位の情報量だと思います。(ちなみに図書館でBates'もみたんだけど、私はこっちの方がわかりやすいと思いました。英語で情報とるのは大変だからね。)
各身体所見の背景にある病態の説明を詳しく記載しているわけではないので、この本はあくまで身体所見の取り方を学ぶための本と考えた方がよいと思います。その分 ポイントがしぼられていて、わかりやすい本にしあがっています。

身体所見を学ぶために
看護向けの本とされていますが内容は医学生でも十分すぎるほど。一般にフィジカルの本としては Bates' などが有名ですが,この本は橋渡しとしてもよいと思います。本自体もB5変の200ページ弱でBates' などに比べて軽いこともあって,持ち歩きやすく重宝します。カラー写真や診察部位のCGの解剖図が随所にあることで理解を助け,全身について隈無く身体所見の取り方について触れられております。さらに,付属のCD-ROMがさらに理解を助けます。例えば,触診の仕方,関節の可動についてなどの100近い動画や代表的な心音,呼吸音までが入っています。ここまで書かれているにも関わらず値段が一般の医学書に比べて大変安くお手頃です。

カスタマーのおすすめ度: 
理学所見への科学的根拠ーその困難さへの挑戦ー
理学所見へ科学的根拠が必要な事は誰もが否定しない。しかしこのような研究は労多くといった感が否めないのも事実である。この本はこの困難を克服しようとした画期的な本である。臨床疫学の感度、特異度、尤度比といった最低限の基礎知識も最初に述べてある。通読して元となっている研究はどのように行われたのだろうか気にはなったが、かなり得をした気分になった。しかし、このような知識が臨床現場でどのくらい診断精度の向上に役立っているかは別に検討が必要ではという感が残ったのは否めない。

日本語版が出るとは・・・
最近、医学分野で洋書のすばらしい本が続々と和訳されているような気がます。本書の原著を購入して使用しておりましたが、日本語版が出たということで買ってみました。パッ見は読みにくいような気がしますが、わかりやすく訳されていると思います。日頃行う身体診察に根拠を求めたい方には最適です。が、最近は身体診察だけで確定診断を行うことは少ないと思います。同様の趣旨で様々な検査を対象にしているようなものがあらば、使いやすいのですが・・・。

カスタマーのおすすめ度: 
略語の一覧表がないカタカナでスペルがわからない
臨床検査値はほとんどが業界用語の略語でプリントアウトされる。たとえば、クレアチニンはCREである。これがわからないと調べようがない。この本は略語がまったくといっていいほど掲載されていないので、別の本で略語の意味を引いて正式名に変換する必要がある。不親切である。☆異常値の出るメカニズムにまで踏み込んで異常値を解釈しようという姿勢は買えるし、内科学の本を読まなくてもある程度病態生理がわかるので、便利ではある☆グローバル化に伴って、テクニカルタームはできるかぎり原語で憶えることが推奨されているので、カタカナと原語を併記すべきだと思う。スペルがわからないと原書や論文で調べようがないのである。

臨床検査値異常の解釈の第1歩
タイトル通り、臨床検査値の異常を考察する上で大変有用な本です。その検査値を測定することにどんな意味があるのか、それを測定するとその値から何がわかるのかが図や絵を交えて大変判り易く解説してあります。私のように知識が全くなかった人間でも教科書のようにこれを最初から最後まで読むことによって各臨床検査値を測定する意義、異常値を理解するための知識を自然に得ることができました。また、今でもわからないことが出てきたときには参考書のようにして使用しています。血液検査、血液生化学検査、尿検査の項目ほぼ全てに対応してあり、臨床検査を読む初心者からある程度理解できている方にとってはこれ1冊で十分満足できる内容だと思います。ただ、多くの検査項目がこの1冊にまとまっているため、ある検査項目1つを深く理解しようとされる方には他の本が必要になるかもしれません。

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UPDATE:Sunday, July 17, 2005