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『養老孟司・学問の格闘』の文庫版です。
総合科学雑誌『日経サイエンス』に連載された『脳の見方、モノの見方』から、考古学、文化人類学、行動遺伝学、心理学などに関するテーマ14編を選んでまとめた本が、『養老孟司・学問の格闘』。それを文庫化したのが、この本です。
養老孟司と、それぞれのガクモンの若き(40代前後)第一線学者との対談集です。
世の中には、いろんなことを研究している人がいるんだなあ、と思います。
いくつか、興味の持てないテーマもありますが、それは飛ばして、興味の持てるテーマだけを読んでも、充分楽しめました。

バカの壁ってもしかして・・・。
〜「説明してくれないとわからない」とつぶやく学生や「そんなことわかっている」とうそぶき新鮮なまなざしを失った某大人を批判した養老先生ですが、「◯◯の壁」と書けば売れるのかどうか??気鋭の科学者を前にして、次々と質問やそれについての考えを披瀝しつつ、養老先生は次々と「対話」する。対話はプラトンの時代からものごとを突き詰める最良の方法の〜〜一つであり、「なぜ」という疑問、「どうして」という知識欲を持たなければ、科学の発展はありえませんね。というわけで養老先生の知りたい欲に刺激されるもよし、登場する気鋭の科学者の知りたい欲に驚くもよし、ではないでしょうか。どう思います?(と対話調で終わる)あ、この前養老先生も司会していた「脳」テーマの某TV番組に出ていた音楽を愛するウィリ〜〜アムズ症候群のことも出ています。〜

濃密な対談集と言ってよいのでは?
人類の祖先についてという話題から始まって、脳・心理について様々な話題が取り上げられています。
著者と、各分野の第一線の研究者との対談集です。
特徴としては、
・最近、話題となることが多い題材が多く取り上げられていて興味深く読めると思います。「こういう見方で研究を進めているんだ」と研究の世界を垣間見た気分にもなれます。
・また、最近の知見をいろいろと盛り込みながらも少ないページ数に収めているため読みやすいです。
・それから、対談の中での著者と各研究者の論理の展開が興味深く(ぼんやり字面だけ追っていると置いていかれそうになる)、頭のトレーニングにもなると思います。
個々の対談も興味深く、全体としても、それなりに体系的なものとなっていると思います。
全体を通して、密度の高い対談集といえるのではないでしょうか。

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情けは他人のためならず
糸井は偉いね。若い者のことを、これから先の世代のことをちゃんと考えていてくれる。
西部なんかは、自分は正しいことを言っているしやっているから偉いんだ、俺様の言うことを聞けと、相変わらず昔の左翼根性が抜けず危なっかしくて見てられないが、糸井の方がよほど西部謂うところのかつての日本の「国柄」を彷彿とさせる大人的風貌を漂わせはじめたのだから皮肉な話だ。
西部が行商している「国柄」(「国体」と正直に言えよ)は、共産党史なみの日本史解釈からうまれたイデオロギー的干物で、西部の思想的故郷を問わず語りにかたっている。煽動用スローガンさ、しかも荒唐無稽ときている。
糸井(や村上春樹)の本を読むと、20代の若年失業率20%強、130万人の無業状態の若者に本当に役に立つものを書いているのは誰かよくわかる。あとはどう具体化するかだな。

頭を休めるにはいい本
日々、アンテナを張って「何か」を探している人には、何かしら感じるものがあるかもしれない。でも、何も感じないかもしれない。
それよりも、著者の「他人のふんどし」で仕事をする能力が感じられる一作。

文化系バーリ・トゥード。形式は座談会
糸井重里の「触媒性」が、きらめいている。
その道にくわしい方々に、一応「素人」である糸井が
話を聞くという体裁の本だ。
対談、司会糸井(ただし、一家言あるぞ)って感じがした。
日頃まったく興味のわかない分野でも、
こうして読みやすい形で書かれてあると、つい読んでしまうし、
事実、おもしろい。
これだけ、幅広い分野の話が一冊にまとまっている書籍っていうのは、
なかなかないんじゃないだろうか。
もしかしたら、この本を読むことで、
自分では気付かなかった新しい関心領域への道が、
みえてくるかもしれない。
私は、墓、ダジャレ、祭りのはなしがおもしろかった。
これからは、まわりにひかれようとも、
積極的にダジャレをいってやろうと思ったし、
死んだら、鳥葬も悪くないと感じたし、
全国の祭り巡りツアーをいつかやるぞと決意した。
行動意欲をかき立てる本である。

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紳士とは・・・
おなじく「紳士シリーズ」の文房具編。
紳士は持ち物にとことん、こだわる!!
私は女だけど、読んでみたら、ほしくなったものが数点あります。
安いものをマメ買いかえたり、なくしたりするよりも、高級なもの
をこだわりもって永く使う・・・
やっぱり、「いいものはいい」んですね。

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あとがきが一番面白かった
本書は、いわゆる各分野の研究者が、自分の研究のダイジェストを書いていて、色んな講義をまとめて受けてる感じがします。それぞれが興味深いテーマを講義しているのですが、途中までは本としてのまとまりがないなぁと思って読んでいました。それがあとがきで一気に氷解。そういう意図でこのような構成になっていたのかと納得しました。一番面白かったのはあとがきかも。
これから大学で学ぶ人には是非このあとがきだけでも読んで欲しい。学び方のコツが分かります。後は興味によって目次を眺めるだけでも良いし、興味のある分野だけ読むのも良い読み方も良いと思います。

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「観察する」ということ
伝説の写真雑誌「写真時代」に連載されていた、赤瀬川原平の写真エッセイ。これが後日、「考現学」「路上観察学」に発展する事となる。
例えば、なにかの都合で入り口を封鎖されてしまった屋外階段。知らずに登ると入り口と思しきところはコンクリートで塗り固められていて、しょうがないから登ってきた階段をそのまま降りる事になる。そして、こう思う。あれ、じゃあ、この階段の存在意義はなんなんだ?これこそ、超芸術。分類名「純粋階段」。
見回してほしい、自分の周辺を。こんな超芸術が、誰かに発見されるのを今か今かと待ち構えているのに気が付くだろう。まだまだあるぞ、純粋扉にキノコ型。
・・・本書を手にしたら、まずは表紙をしっかりと見てほしい。なにか、変。受け狙いやおふざけとか?そんな単純なものじゃない。師に渾身の演武を披露する武芸家にも似た、ある確信がみなぎっているのが分かる。「行動自体が、もはやトマソン」と赤瀬川をして言わしめた某氏の力作写真である。もう、見ただけで、今まで育んできた思考の大事な部分をポカンとはずされてしまう、最高の出来映えだ。
これで気持ちの準備が整ったら、ページをめくってみよう。赤瀬川と、そのフォロワー達の手により白日の下に晒されたトマソン達が、次々と紹介されている。
ところで、どうして”トマソン”?それは、読んでみてからのお楽しみ。いや、たいした理由じゃないんですが・・・。

トマソン学の黎明
〜何故「超芸術」なのか、何故「トマソン」なのか。トマソン学の発端となった物件、路上観察学会によるトマソン物件の収集など、トマソン研究の黎明期を知る爆笑ものの名資料。しかしトマソン捜索だけで終わらないのが路上観察学会の悪いところでいいところ。その成果の最も輝かしいものが「地上にいながらにして足がすくむ」名ショット。ひたすら無意味。芸術〜〜的お間抜けを探しつつ徘徊する赤瀬川トマソン学の入門書。〜

たいへんなはっけん
この本は赤瀬川博士の種々多種にわたる発見の中でも、最初にして最大、かつうんちくに満ちあふれた大発見『トマソン』の基本テキストである。
まず、赤瀬川博士といえば中古カメラであるが本作でも魚眼・マクロ等様々なぎじゅつをくししていらっしゃる。圧巻はカバーにも使われているトマソン物件に魚眼カメラをつけて地上に向け撮影した証拠物件(最近金融界ではこれをエビデンスと偉そうに言っている)ではないだろうか。
閑話休題。この本にも多く感じられる『アカセガワゲンペイ』というウィルスは超強力で、あっという間に渦を巻いて読者を引き込んで行く。読者だけでなくRICOHという会社はデジタル・カメラのコマーシャルになんと彼を採用し、僕に悔しくも一台を購入させるという荒技をしてみせた。なかなかである。
今やデジタル・カメラ200万画素以上を内蔵していない携帯電話を愛用しているのは僕ぐらいだろう。世界は『アカセガワゲンペイ』というウィルスの影響を知らず知らずに受け、今や老人力と路上観察学者とトマソンに溢れている。本作はそのスタートも言える大傑作で、疲れてショボンとした時に読むとめきめきと笑いが沸いてきてなかなかだ(●^o^●)。

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宇野千代も中村天風も大好きですが。
宇野千代も中村天風も大好きですが、この本はあんまり、でした。
宇野千代の話は宇野千代が、中村天風の話は中村天風がしたほうが
お互いの味がずっとよく出ている、そういう感じがしました。
ちなみに中村天風なら、『運命を拓く』と『君に成功を贈る』がオススメです。この本よりもご本人の述なので、ずっと読みやすかったです。

天風先生座談
強く生きる事
言うのは容易いが、実行するとなると、誰もが出来る事ではない
幼い頃からの、さまざまな体験を通して、辿り付いた生き方
流されて生きないが為の、日々の堅実な生き方
事件、病気にも打ち勝つ、強い精神力が、より良く生きるための最大の武器だと思いました
分かりやすい言葉で、中村天風の入門としては、最適な本だと思います

病を乗り越える智慧
天風先生は、からだがほんとうに辛いとき、
「元気溌剌だったときのからだを基準に考えるのではなく、
辛く苦しいこのからだが、本来のすがたなんだ」
と考えられました。
病を乗り越える智慧を授けてくれる一冊です。

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心に風を
自分の物の見方が偏り始めた、と感じたときに読みたい本です。凝り固まった脳みそに風を通してくれるような本です。多彩なジャンルの批評が掲載されており、付属の編者の言葉も心に沁みます。つい分野が偏ってしまう読書を見直すときにも良いかもしれません。

日本語の豊かな表現力、多様な文体の可能性を体感させる『批評入門』
読書好きほど読むジャンル、好む文体が偏ってくるようである。自分が気づかなくとも、この学生のために編まれた『高校生のための』三部作に目を通していると思い知らされる。「こんなに多様なテーマ、文体があったのか」と自分が井戸の中の蛙ではなかったかと思えてくる。本書はもともと学生のためのものであるが、多忙で自分の好む、あるいは必要な本しか読めない社会人にとっても、短文読み切りで手軽に紐解くことができ、日本語が本来持っている豊かな表現力、多様な文体の可能性を体感させてくれる役立つアンソロジーである。『批評入門』では中村真一郎、竹内好、ボーヴォワールら本来の批評家の文章から、黒澤明、水木しげる、中上健次、ギッシング、ケストナー、手塚治虫とジュディオングの鉄腕アトムに関する対話、そして『独裁者』の映画で出てくるチャップリンの有名な大演説まで、編者のユニークな視点から多種多様な文章が51編収められている。

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アシモフの「トリビアの泉」コレクション
歴史、人物、地理、数字、科学など、多彩なラインナップで、行にして2、3行以内の薀蓄が数百点開陳されている。高尚なものがあれば、ナンセンスなものもある。知的好奇心がどんどん膨らんでいくのがうれしい。サラサラと読んでいて思わずうれしくなるのが「あっ、これ知ってる!」という奴に出くわしたとき。両手で数えられるほどしかなかったけれど。篇訳者の星新一自身も雑学蒐集癖があって、アメリカの風刺漫画のコレクションに寸評を加えた「進化した猿たち」(新潮文庫)や、明治時代の新聞雑誌広告など、明治の空気を鮮やかに伝えてくれる活字のスクラップ集「夜明けあと」(新潮社)などを残している。役には立たないけれど、知っていると楽しくなる、それが雑学だ。

トリビアの泉の種本とも噂される
雑学コレクションと言われているだけあって、様々なジャンルの雑学が網羅されています。雑学ですから、役立つ知識は少ないですが、考えるキッカケにはなると思います。内容もさることながら、これだけの雑学を集めたアシモスさんの好奇心に敬意を表したい本です。
使える知識ばかりでは話は盛り上がりませんが、話の幅は間違いなく広がります。
恋人と二人で読んでもらえれば、雰囲気はきっとなごみます。また、宴会幹事の虎の巻にもなりますよ。

ためになる
ちょっとした時間や寝しなに読むのにお勧めです。
読んでいくうちに自分が知らなかったことや知ろうともしなかったこと
といくつも出会います。
そしてそれらは殆どが今よりずっと前にかかれたことなのに
あまり古臭く感じないところがアシモフや星新一に共通するすごさだと思います、星新一が好きなら是非読んで欲しいです。

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世界観が変わるかも?
まるで酋長に会って話したような気持ちになり、新しい自分を発見できたと思う。
抽象的な言い方かもしれませんが、現代人が忘れていた大切なことが書かれていると私は思います。
最初と最後のページだけでも読んでほしい。

南海の酋長が近代文明に警鐘を鳴らす
酋長ツイアビは言う、「熟せばヤシは葉も実も落とす。パパラギ(白人)の生き方は未熟なヤシが葉も実もしっかりかかえているようなもの。『それはおれのだ!持っていっちゃいけない。食べちゃいけない!』それじゃどうして新しい実がなる?ヤシの木のほうがパパラギよりもずっとかしこい」。この本の初版は1920年に世に出た。そして1977年ドイツで再刊された。ちょうど緑の党が結成された頃だ。そしてドイツは数年前、原子力発電所を21世紀に廃止することを決めた。私にとってこの動きは、「パパラギ」での酋長ツイアビの警鐘と無関係とは思えない。

読んでください
お買い物が好きな人。
働きすぎな人。
忙しくないとむしろ不安になる人。
病気ではないけどなんだか病気みたいな人。
つまり、現代日本の人。
大切なことに気づく本です。
決して難しく考える必要はないと思います。
原始の暮らしには帰れないけど、大切にしていくことは
必要だと思う。
時々そんなことを考える時間を持てたら素敵です。

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UPDATE:Sunday, July 17, 2005