書籍紹介販売レビュー

差別論スペシャル ゴーマニズム宣言

差別論スペシャル ゴーマニズム宣言

差別論スペシャル ゴーマニズム宣言

カスタマーのおすすめ度:

☆1はひどいんじゃない?

私は文庫版ですでにレビューを書いてますが
「僕は手に入れる」さんの評価に疑問があります
ので、いくつか補足を。
①読まずにレビューをしている
本書は部落差別だけを取り扱った本ではありません。
漫画家の身近な問題にマスコミの自主規制について
投げかけた所から本書が始まっています。
たまたま部落差別のところを書いたら解放同盟から

「待った」がかかったので、この部分を公開しようと
いうのが、本書の内容です。
また対談では、部落差別がなくなれば、将来遺伝子情報が
特定されることによって新たな差別が起こるのではなど
別の視点からも書かれています。
②先入観もち過ぎ
解放同盟出版社=部落差別のアジテイト
ではあまりに短絡過ぎます。本書では水平社宣言をパロディにした

部分が理解されずに両論併記のカタチをとった箇所があり決して
作者が解同に阿った内容を書いたわけではないと思います。
今後この本を読む方が誤解のないように願うばかりです。

"である"ことと"する"こと

解同と意見が分かれようと、編集部と意見が分かれようと、
ありのままを載せるのがこの人のいいところ。

著者と同じ福岡に住んでいますが、
日常で「部落」というコミュニティーを意識することはありません。

しかし、福岡を含め、全国的に未だに根強く差別意識が残っている、というのが著者の主張。

特に婚約時に相手の身元調査をする風潮が未だにあるらしいのですが、
退嬰的で、つまらないことだと思います。

中学生の時に同和問題について学びましたが、
今考えてみると、あれは「部落」という差別を受けている集団がいること知り、
自分たちが差別「する」側に安住していることを
確認していることにすぎなかったような気がします。

要は"何であるか"ではなく、"何をするか"が大事だということでしょう。
そんなことを、読了後に思いました。

入門書として

差別について考えるための入門書として、良い内容だと思います。

「差別は良くない」というだけの内容のない奇麗事でも、「差別があるのは仕方がない」というだけの知ったかぶりでもなく、誰もが生まれ持っている弱さ、卑怯さなどから、「差別」とは何なのかを論じています。自分の弱さや葛藤も描いているあたり、非常にまともな人だと感じます。

ただ、弱者と強者の区別があいまいなのが気になりました。読者にとっても、作者にとっても、差別について考えるための入門的な本だと思います。

被差別部落の青春

被差別部落の青春

被差別部落の青春

カスタマーのおすすめ度:

私もあなたも同じでしょ

この本を読む前は、「部落問題」って、何か気が重いし、「寝た子を起こすな」的感覚があったんです。いまさら言っても・・・とか、知らない人にわざわざ教えなくても・・・とか。

でもそれ以前に、大事なこと忘れてました。だって人間ってもともと同じでしょう。人種や民族が違っても、部落出身であってもなくっても、結局同じ人間でしょ。そんなあたりまえのこと、さっくりココロに落ちる本です。
それも「人間平等」なんてえらそうに説教するんでなく、ごく自然に。

差別について

日常生活の中での「差別とは」について地に足の着いた取材で我々に提示してくれている。この問題について、とっつきにくいけど、知りたいと考えている人には本書を読むことをオススメします。自分自身の問題として「差別」について考えなくてはならない。けれども大上段から発言するのではなく、日常生活の現場から作者は差別について我々に提示してくれている。

「差別」について、自分自身で考えるきっかけになる良書です。

お見事!

なんか、さわっちゃいけないテーマと思っていたのですが、
今の実状がわかるとても良い本でした。

差別される理由も、きちんと書いてある。
「部落でトクをした」と言い切る若い女性もいるなんて驚き!

そもそも、外見では区別がつかないし、もう終わった話と
思っている人も多い問題が、なぜこんなに長く続いているか
よくわかった。

著者の笑いのセンスも、すごくいい!

中高生が社会の時間に読むといいと思う。

ルポ 現代の被差別部落

ルポ 現代の被差別部落

ルポ 現代の被差別部落

カスタマーのおすすめ度:

私の入門書。

教科書レベルでしか知りえなかった現実を、この本は教えてくれました。根深く、そしてサバイバーのストレスや気持ちや生活を考えると、いたたまれなくなる。私は何ができるのか、今、知ることが大切だと思っています。入門書には一番だと思いました。

現代の問題として実感

住井すゑさんの「橋のない川」を読んでから被差別部落には興味を持っていました。(不謹慎な言い方だったらスミマセン。)しかし「橋のない川」の舞台は明治から大正時代で、私自身も差別が生活の中で感じられない地域に住んでいるので同和問題は過去の話だと思っていました。 「ルポ 現代の被差別部落」をよんで現代にも残っている問題だと実感しました。筆者の方も日雇いの仕事に参加したりして部落の人の生活の様子も知ることが出来ます。30年ほど前の話なので内容の古さは否めませんが、部落問題入門書としては良いと思います。これからも勉強したいです。

性同一性障害って何? 一人一人の性のありようを大切にするために

性同一性障害って何? 一人一人の性のありようを大切にするために

性同一性障害って何? 一人一人の性のありようを大切にするために

カスタマーのおすすめ度:

初心者に優しい企画

一問一答形式で構成された45の問答が、初心者には読みやすいです。また下に取られている広い欄外に、用語解説、本やビデオの紹介、新聞記事のコピー、写真、などがあって飽きが来ません。最後にある「診断と治療のガイドライン全文も貴重です。

偏見よ、さようなら。

性同一性障害を理解するのに最良の本だと思います。性同一性障害についてよく理解でき、また偏見が払拭できます!おすすめです!!

キング牧師とマルコムX

キング牧師とマルコムX

キング牧師とマルコムX

カスタマーのおすすめ度:

殊に著名な2人の素顔!?

アメリカ黒人の公民権運動多くの人が携わった運動で殊に著名な2人にスポットライトを当てている本です。映画『マルコムX』が非常に興味深かったことから手に取った1冊でした
キング牧師とマルコムX対極にあるようで居て共通点もあるなかなか面白いです!!

社会変革への2つの異なるアプローチ

同じ聖職者の家庭に生まれながら、1人は恵まれた少年時代を送り、1人は極貧のうちに過ごす。その2人が、成長と共に黒人の自覚に目覚め、全く異なる方法で、社会を変革しようと志すに至る過程が興味深い。

根強く残る黒人差別の感情が単なる機会の平等の保障や、恩恵的な施しでは解決できないことは、その後の歴史が雄弁に物語っているが、2人の両極端のアプローチは、解決に対する重大な示唆を現代の我々にも与えてくれる。

マルコムとキングの対比・共通項。

前半はキング・マルコムの人生・思想の概説、後半は各々が公民権運動で果たした役割・歴史的評価、という構成。マルコムが暗殺直前に到達した「視点」がキングのそれに近似したものになっていたことは興味深い。また、キングの女性スキャンダルやスピーチの剽窃など「知られざる側面」にも言及。

宝島社文庫「同和利権の真相 2」

宝島社文庫「同和利権の真相 2」

宝島社文庫「同和利権の真相 2」

同和利権の真相〈1〉

同和利権の真相〈1〉

同和利権の真相〈1〉

カスタマーのおすすめ度:

これがまさに差別

「おすすめの本があります」っていうんで、読んでみましたが。
冗談じゃねーよ、やめてくれ。
たとえば、被差別部落出身者が犯罪を犯したからって、それは、被差別部落の責任になるわけ?
悪いことをしたヤツなら、悪いことをした、ってことで、摘発すればいいじゃないですか。部落民でもそうでなくても。それを「こんな悪いことをしている。それが部落民だ」っていうなら、それこそが、差別でしょ?
この本、買う必要なし。

腐れ日本の縮図

弱者(ある程度の規模がないと相手にしません)を見つけては国民の税金で予算を付け、
それを狙ってウジ虫どもがへばり付き、
問題が表面化すると上辺を取り繕う収拾策を弄し、あたかも根本的な解決を図ったかのような顔をして
人気取りの材料にする。
そして実態は何も変わらぬようにして、国民の目をそらす(日本国総理大臣小泉の常套手段ですな)。

結局、日本の有権者の目があまりに節穴であることが、自分は特権階級と勘違いする人間を生むことに
なっているわけですな。

日本の下々の皆さん、お国に殺されないようにご注意下さい(爆)

著者の勇敢さを讃えたい

きわめて扱いにくい問題に対して果敢にメスを入れた力作である。著者の勇敢さを讃えたい。一部の感情的な読者は「被差別部落出身者が犯罪を犯したからって、被差別部落の責任ではないだろう」と反撥しかねないが、本書を丁寧に読むなら、著者が問題にしているのは「被差別部落の責任」などではないことが自明である。本書で追及されているのはむしろ、被差別部落民のごく一部を代表しているに過ぎない利権団体とその暴走を許してきた行政の責任である。差別されてきたことは脱税や暴力行為を働くことの言い訳にはならない。にもかかわらず、被差別の歴史を私利私欲のために利用し、行政を食い物にすることが公然とまかり通ってきた。ニセの弱者が真の弱者をむさぼる歪んだ社会。本書はそういった社会状況に対する、一種の告発状といえる。

部落史50話

部落史50話

部落史50話

カスタマーのおすすめ度:

好奇心をそそる

日本の中世・近世における被差別民を中心に短い文章でまとめられてます。
わかりやすく噛み砕いて書かれているので、歴史をまったく知らない人でも、取っ掛かりになるのではないかと思います。

部落問題の新たな一面が知れるのではないでしょうか?
そして、その中の関心をもったものを掘り下げていくのも面白いと思います。

好奇心をそそる

中世から近世にかけての被差別民衆を中心に、本見開き程度で話しが構成されています。

すごくわかりやすくて、読みやすい。
歴史が苦手な私でも、とても興味を持って読み進められました。

部落史を勉強するとっかかりになるんじゃないかと思いま。

在日・強制連行の神話

在日・強制連行の神話

在日・強制連行の神話

カスタマーのおすすめ度:

戦後の在日神話を在日が検証

在日朝鮮人、在日韓国人にはおそらく不愉快な本でありましょう。

戦後の在日たちのほとんどが実は強制連行でもなんでもなく自らの意思で、しかも敗戦後に入国してきた人たちであることを知ったのは私自身ほんの最近のことでした。

朝鮮戦争の難を逃れてきたというのは心情的に分からなくもありません。その後祖国に帰るに帰れなくなったという状況も理解できます。しかし、彼ら彼女らはどうしてそのことを日本国の責任になすりつけるのでしょうか。

植民地や属国の人間がその宗主国に自己意思で移住することはよくあることだという弁護論も下のほうにあるようですが、それは戦前の話。日本の敗戦でもはや属国でもなんでもなくなったのにその後に日本に(不法)入国しておいて、それをイギリス、フランス植民地でもよくあることだったとすりかえるのはよくありません。

在日のなかよりこういう本が登場した意義は大きいものだと思います。著者自身の一家をサンプルに語って欲しかったという声もあるようですが、性科学の本に向かって著者その人の性体験やテクニックを語れと要求したりはしますまい。

星は5つ。内容にではなく、こういう問題意識の本が当の在日より現れたというささやかな事件性に点をあげます。

「人間性」の疎外としての「強制連行論」

本書は、在日韓国人が「強制連行の末裔」とする主張の誤謬性及び、その欺瞞性について明らかにしたものである。これは、そうした主張が、批判的な検証がなく、前提と化していることに対する警鐘である。

本書の方法としては、そうした「検証なき前提」とされる言説を、まずは羅列する。これには、国内の論者はもちろん、海外の論者も含まれている。その上で、この前提が如何に非科学的であるかを明らかにした上で、実際の渡航の実態を、民団が行った一世への聞き取り調査における証言から明らかにし、それらの欺瞞性を明らかにしている。

ここで見られた実際の一世たちの経験は、雇用機会を求め、ライフチャンスを拡大するものであり、そこには悲喜こもごもの体験が含まれていた。

その上で、著者が最も激しく批判を行うのが、「強制連行論」の端緒とされる朴慶植著『朝鮮人強制連行の記録』である。ここでは、統計資料の信頼性の低さ、論旨の整合性の無さを批判し、その筆致も、それまでの淡々とした記述に変えて、著者の「怒り」にも近い感情が感じられる、激しいものとなっている。

本書の作業が示唆することは、一世たちの「自由意志」の問題であろう。「強制連行論」では、そこに彼らの意志はなく、「客体」としてしか扱われていないが、実際の渡航は、当時の状況での自らの意志に基づく選択であり、その中で人々は笑い、泣き、苦しみ、そして楽しんだ。

こうした人間のあり方を否定する「強制連行論」こそが、自らの意思、ひいてはその人間性を否定し、在日韓国人を単なる「コントロールされるだけの存在」に押し込めようとする、実に「非人間的」なものであろう。そして、自らの意思の否定が、単に「権利を与えられる客体」に規定されてしまうという意味で、まさしく「非人間的」なものである。こうした人間性を否定する行為が、「人権」を標榜する人々によって行われていることは強調してもしすぎることはない。

戦後在日をめぐる言説史

ちょっと誤解を受けやすいタイトルかもしれない。この本は「在日朝鮮人の強制連行」が「神話」であったことを、独自の資料分析に基づいて実証的に明らかにしようとしているわけではない。また、「強制連行」というべき事実が全く存在しなかった、と主張しているわけでもない。「在日朝鮮人1世のかなりの部分は自発的に日本にやってきた」という認識は、当事者自身の語りからも明らかであるとされ、むしろ本書の議論の前提になっている。この本の問題意識は、あくまでも「ほとんど在日朝鮮人のは強制的に連れてこられた」というような(明らかに)誤ったイメージが、戦後のある時期から一人歩きしていったのは一体なぜなのか、という点にあるのだ。
手法的には、戦後日本における韓国や在日朝鮮人にまつわるさまざまな言説を相互比較しながら丹念に追いかけるという作業がベースになっている。これは中公新書の『韓国のイメージ』や『日本のイメージ』といった鄭さんの前著で駆使用いられた手法と同じである。そういった作業を通じて、実際に海を渡ってきた在日1世ではなく、「被害者としての在日」という存在に自己のアイデンティティを見出そうとした1.5世や2世が「強制連行神話」を作り出してきたこと、そして在日朝鮮人の生活のリアリティよりも、自分たちのイデオロギーにあった形で現実をみることを重視する「進歩的な」人々による「神話」の支持がそれを増長してきた、ということを明らかにしていく。

全体の論証は手堅いものだし、氏の言説にある程度慣れ親しんでいるものにとってはわめてまっとうなことを言っている、としか思えない。こういった当たり前の主張をずっと封殺してきた戦後日本の言論状況って一体なんだったんだろうとつくづく思う。

部落史がかわる

部落史がかわる

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日本史のタブーのなぞが解けた

部落差別の問題は、日本社会のタブーである。その起源については従来、
江戸時代に形成されたとする説が強かった。しかし、ある一時期に、
特定の人々を被差別民にすることができるのだろうか。
上杉氏は、丁寧に史料を検討しながら、その起源が中世初期の天皇の荘園
(京都)であることを突き止める。

その作業に入る前に、上杉氏は、もし真実をとことん追究していった結果、
被差別部落の起源が異民族だとか、時期的には古代からだとか、
そういう結論が出たならそれはそれで受け止めなくてはならない、
と宣言した上で、研究を進めていき、上記の結論に達した。
被差別部落の起源についての論争はこれで決着がついた。

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UPDATE:Sunday, July 17, 2005