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詳細な説明!
本書は英語学の分野での、個人で購入できる価格であり、携帯できるサイズの辞書です。英語学の専門用語の辞書でこのサイズのものとしては他に、三省堂の『英語学用語辞典』などがありますが、本書は英語学「要語」辞典です。三省堂の辞書は9000項目以上に渡る説明を簡潔に記していますが、今回の「要語」辞典は1730項目の「要語」を詳細に説明しています。帯に「Grimm's law からgrammaticalization まで」とありますが、この2項目が詳細に説明されているというだけでも本書のカバーする範囲が広いことはお分かり頂けるのではないでしょうか。
本書は大変便利な辞書なのですが、若干気になった点を上げておきます。まず執筆者の方々の間で説明の分量や文体などにあまり統一がとられていない模様です。この点は複数の項目を調べる時に少し気になるかもしれませんが、それも本書の個性の内ではないでしょうか。また本書は「要語」辞典ということですので、絶対的な項目数が多くありません。ただこの点は上述の三省堂の『英語学用語辞典』などの項目数の多い辞書を併せて使うことで解消できるのではないでしょうか。

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発音の勉強になります。
私は、音声学には興味がありません。英語の発音をよくするために、この本を購入しました。色々な発音に関する本、「UDA式30音でマスターする英会話」、「英語スピーキング科学的上達法」、「American Accent Training 」、「英語発音おもて・うら」、や「松澤喜好さんのホームページ英語・発音・語彙」、「鵜田さんのDVD(市販されていません。ホームページから購入」、「ハミングバードの教材(これもホームページから購入。値段が高いです。)」などは、実用的に書かれてる良い教科書ですが、すべての発音がマスターできるかと言うと疑問があります。
一方、この本は、理論的に書かれていますので、この本だけでは、発音は、何一つわからないと思います。
ところが、実用的に書かれた発音の本を読んだ後、この本で理論を学べば、疑問点が、どんどん氷解していきます。発音の勉強の最後のまとめとして良い本と思います。
また、フォニックスについても詳しく解説されていますので、この本さえあれば、フォニックスに関する他の本は、必要ないと思われます。

英語音声学の権威による入門書。
英語音声学や英語の発音を少しかじった人にはすごくオススメです。
詳しすぎず、簡略しすぎておらず、多くの初、中級者にとって一番の参考書でしょう。
現代英語の音声が非常にわかりやすく、実践的に説明してあります。
英語の発音に興味のある中級者の方は是非ご一読ください。

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絶好の入門書。
全く音声学音韻論の知識がない方でも、しっかりとした知識が得られます。非常に易しくかかれており、各章末には練習問題もついている。大学での入門レベルの授業で使うには最適である。また、英語の先生で、体系的に英語の音に関して勉強したいという人にもお薦めしたい。英語学習の教材ではないが、この本を読めば、いろんなところで、各個人の英語の学習にも役に立つ。

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語用論(pragmatics)入門
語用論(pragmatics)の入門書。
言語学や日本語教育学などの入門書を読むとさらに理解が進むだろう。
「文」「発話」「コンテクスト」「伝達」「メタ言語的否定」「グライス」についての記述が正確に書かれている。
例文は英語。第三章四節、「生成文文法との関係」を読むとチョムスキーの語用論観を垣間見ることができる。
巻末の索引・参考文献も有益。

関連性理論の入門書
語用論の理論の中でも近年最も注目されている、関連性理論についてわかりやすく書かれており、そしてとても読みやすい。また、今井氏独特の和訳もおもしろい。日本語で書かれている関連性理論の入門書としては、この本を最もお勧めする。

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「成り上がり」英語史
ゲルマンの一方言から国際語の地位を固めていった英語という言語の「成り上がり」の物語。
ドイツ語と起源を同じくするものとして英語を分析し、英語の範囲内だけでは語形の説明が難しい語をドイツ語の規則から説明する部分はとても分かりやすく、今まで頭の隅に溜まっていた小さな「?」が氷解していくのを感じました。
古英語から中英語近代英語国際語としての英語と順を追って歴史を見ていきながら、ヴァイキングの言葉、ラテン語、フランス語などを取り入れていく英語の姿を簡潔に説明してくれています。また、古い英語が外来語を取り入れて現在の英語になっていく姿を、やまとことばが外来の漢字や西洋の言葉を取り入れて現在の日本語になっていく姿になぞらえて説明しているのは非常に解りやすく、英語の変遷の様子を身近なものとして感じることができました。
さらに著者が学校の英語教育と国語教育に言及している最後の部分では、一つ一つの意見がうなずけるものばかりでした。教室で学ぶことの特性を無視しての英語教育、「読む」「書く」「話す」ことの違いを無視していたずらに「話す」ことに偏った英語教育、個々の必要性を無視してみんなに同じことを教えようとする英語教育は間違っているという意見には全くの同感です。
ただ一つ、この本の難点を挙げると、文章のところどころに差別的と思われる表現が見られることです。
中国という言葉を使わずに「シナ」という言葉を使い、「大韓民国」の「大」の字は、旧宗主国の「大日本帝国」の「大」に倣ってつけたものだ、と主張するのは、あえて言及しなくても本文には関係のない部分であるだけに、読む人によっては不快に感じるかもしれません。
そういった部分を除けば、全体的によくまとまった読みやすい本だと思います。

英語の歴史入門
この本は英語の歴史について分かり易く解説した本です。英語史というと難しく考えがちですが、この本は新書サイズでページ数も少ないので入門書として非常に読みやすいです。英語通になりたい人、歴史に興味ある人にお勧めです。

片手間英語史
英語の歴史を概観すると、英語の理解がかなり深まると思うのですが、今まで
なかなか(良い意味で)片手間に読める英語史の本がありませんでしたが、この本は、気楽に読めますし、内容もしっかりしていてお薦めです。英語の勉強に疲れた時などに読んでみてはいかがでしょうか?

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非常に読みやすく面白い
売りにしているとおり、図表や地図が多く、とっつきやすい。
これまでの古英語などのテキストは古臭くてしんどかったが、非常にとつつきやすいだろう。
もちろんチョーサー、シェークスピアを含め、現代の世界の多様な英語までカバーしている。
さらに近年の社会言語学や言語類型論の成果まで取り込んでいる。
参考文献も充実し、今後の読書・勉強の指針となる。
初学者からある程度専門の方まで幅広く勧められる。

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キャッチコピー「悪魔のように」にひかれました
他の書籍で「日本語の語源」について読んでいます。
結構面白く読めたので、他にもないかなって探していたところ、
ふと「悪魔のように現れ、数々の言語と戦い〜」っていう
帯のコピーにひかれました。
「波瀾万丈の英語の歴史」とも書いてあり、
ますます興味がわき、すぐに手にしてしまいました。
「英語の冒険」なんてエンターティメントっぽいタイトルとは逆に、
内容はかなりしっかりしたモノで、
チョットした世界史、特にヨーロッパ史に興味のある人は
より面白く読めるのではないでしょうか?
個人的には、聖書を広めた活版印刷の影で英語もまた
聖書と関わり合いを持っていたことは、さらに興味の幅を広げました。
なににしてもはじめは15万人程度で使われていた言語が、
世界一の言語に広がりました。
日本語が英語化していく状況や
さらに変化し続ける英語自体の強さみたいなモノを
まるでファンタジー小説に出てくる「悪魔」のように
例えたキャッチコピーは本当に上手だと思います。

英語という「ならずもの」の物語
著者はこの本で、英語という言語にひとつの人格を与えている。そうすることによって著者は、この言語をある物語の主人公にしたてようとしている。ただ、言語を擬人化することは誤解を生む危険を伴う。言語は常に変化する運命があり、境界があいまいなので、それを一貫した人格とするのは無理がある。「言語は文化の最良の産物である」といったような事実誤認も見られる。しかし、英語を高貴な人格者ではなく、奔放なならずものとして描くことによって、著者はこれをなんとかやり遂げている。読者はまるで英語という名の海賊になって、世界中を冒険したような気分を味わえるだろう。
「英語圏の賢者たちのたゆまぬ努力によって、現在の論理的で素晴らしい英語が築き上げられてきました」といったような話を読み、正しい日本語を守るためのヒントを得たいと考える人には、この本は失望を与えるだろう。英語がこれだけ広まった背景には、なんでも貪欲に取り込んでいこうとする英語の無節操さとお行儀の悪さがあると、著者は考えているようだ。そして、正しい高貴な言語を守ろうとする試みがいかにむなしい行為であるか、この本を読むとよくわかる。

英語史のみならず英国の歴史を知る上でも貴重な良書
本書の著者は、言語学を専門とする学者ではなく、オックスフォード大で歴史を学び、PEN賞を受賞している英国の純文学作家のメルヴィン・ブラッグである。著者も本書において認めているように、英国では、さまざまな学問分野においてアマチュアの活動を認める伝統がある。本書は、そのような英国の良き伝統のお陰で誕生した書物と言っても過言ではない。
英語は5世紀のゲルマン人の侵攻依頼、まさに波乱万丈の道程を歩んで今日のような国際言語としての不動の地位を確立している。ともすれば、その歴史は無味乾燥、単純ともなりかねない。そのような英語史を、英国の歴史に対する深い造詣と鑑識眼、そして言語学者達さえも凌駕していると思われる言語としての英語に対する圧倒的な知識と愛情をもって、著者は生き生きと著している。
チョーサーやシェークスピアらが英語の発展に寄与した業績の偉大さはいうまでもない。本書においても、相当数の紙数を彼らのために費やしている。しかし、小生は、本書で詳細に紹介される教会と国家に反逆してでもラテン語訳聖書を英語に訳して民衆に伝えようとしたジョン・ウィクリフやウィリアム・ティンダルらの生きざまに深く感銘し、彼らの英国社会及び英語の発展に果たした功績の大きさを本書によって再認識した。その意味において、本書は英語史のみならず英国の歴史を知る上でも貴重な良書として、英語学習者(中〜上級)、英国歴史愛好家、英語教育者、そして英国フリーク必読の書として強く推薦する。

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激論必至!まずは読もう!
筆者は慶應義塾大学・名誉教授(言語社会学)。読むべき本だ。英語公用論などで姦しい現在、言語学の権威が万人に放つ英語無用論だ。
筆者は、英米文化をひきずった「英語」と、単なる交流手段の「イングリック」を明確に区別する(p.122)。そしてエリートのみが後者を修得すれば良いと主張する(p.172)。前者は語学好きが趣味で習えば良い。大事なのは日本のことを伝える努力であって、発音がぺらぺらで文法が完璧になることではない。「英語」そのものを修得しようとすると、いつまでたっても英米の似非で不完全な真似しかできない。
本書はともすれば国粋主義者に大うけだ。筆者は国益を万能視しすぎて、それが地域益や世界益と衝突するという事実を見ようとはしていない。しかし、何ために英語を話す人と会話するかという本質からすれば、日本のこと日本人のことを、他人・他国に主張するという訓練があまりにも欠けてきた。まず中学の教科書は日本を説明する平易な英語たれ、という提案は説得的だ。

英語を勉強するなと言っているのでは無い
鈴木孝夫の本がそもそもこんなに広く読まれるものなのか、そういう時代になったんだな、と思う。
この本は英語を勉強するなと言っているのでは無い。そこを勘違いして読んでいる人がたくさんいるのも興味深いが、同時に残念。
「言語」と「文化の背景」というのはなかなか切り離せないものです。バイリンガルの暗部はこのことです。(言語を切り替えるとアタマも異文化の価値観に切り替わらないとならない)
もはや世界の共通言語、喋れないとビジネスもできない・本も読めない・恋愛もできない、英語というものを、その、やっかいな「文化の背景」を切り離した、今までと異なる英語として、いわゆる「文化と切り離された言語」として捉える時期である、というのがこの本の主張です。
これは現実を見据えた素晴らしい主張です。外国でビジネスをやり、外国人と毎日暮らし、多くの国の人と英語で会話しなければならない私の経験からもこの主張は高く評価できます。「ことばと文化」を書いた鈴木孝夫の主張なればこそ、頷けるものがある。
しかしそれが分からない人が多くいるのが現実のようです。パラダイムの転換を主張しているのだから理解されないのも無理からぬことかも知れません。日本人が従前の英語に捕まっている限り、「コミュニケーションの道具」としての英語【この本ではそれをイングリックと名付けている=名前をつけるところがまた素晴らしい】を手に入れる事はできない。そのことを「英語はいらない!?」とタイトルにしているのだと思います。
それを多くの読み手に伝えるなにかが不足しているらしい。ので★は四つにします。

鈴木孝夫言語学への招待
本書は『日本人はなぜ英語ができないか』(岩波新書)の続編的存在。鈴木氏の著作にしては珍しく(初めてのことではないか?)イラストがある。鈴木孝夫言語学を知らない人にはお勧め、各章の巻末には鈴木氏の著作が挙げられているので、鈴木言語学の深みにはまっていく。言語社会学を視点に、「英語の専門家以外の人々にとって英語は不必要、英語のような英語(イングリック)で十分」という独創的な論を展開する。「外国語が話せる=えらい・格好いい・人格がすばらしい」というコードを破壊し、世界という文脈の中で存在意義のある個人を創造することを促す。彼のような独創的な人間をたくさん育成しなくてはいけない、と思いました。

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UPDATE:Sunday, July 17, 2005