書籍紹介販売レビュー

記者ハンドブック -新聞用字用語集 第10版-

記者ハンドブック -新聞用字用語集 第10版-

記者ハンドブック -新聞用字用語集 第10版-

カスタマーのおすすめ度:

公用書類には、使えない。

一般的な文書を書く場合は便利であるが、公文書には使えない。
例えば、公文書で「1カ所」と表記する場合は、「箇」又は、平仮名の「か」を用いて「1箇所」とする。この本のようにカタカナを用いると誤記とされてしまう。

市区町村の広報担当者は必須

役場で広報を担当していますが、文書作成時は常に携帯しています。手のひらサイズで使いやすいうえに、用字用語のチェックや縦書き横書き時の数字の扱いなど困ったとき必ず力になってくれる一冊です。このほか、"言葉さがし"に悩んでいる方には角川類語新辞典または早引き類語連想辞典もオススメします。

イラク生残記

イラク生残記

イラク生残記

カスタマーのおすすめ度:

真正直なジャーナリズム.

彼の著作やコラムを一度でも読んだ事のある人なら知っているだろうが、
勝谷誠彦氏という人はとかく自分に正直な方だ。
時に良識派の保守層やリベラルの怒りを買ってでも、
自分の感じたこと、考えた事を一切包み隠さず書き明かし
胡散臭い政治家や談合記者を容赦無くぶった切る様は痛快ですらある。

本作は彼がジャーナリズム的動機から自らイラクへ発ち、
アリババ武装集団からサマワの自衛隊まで、
彼が実際に目にしてきた全てを書き綴った貴重なレポートだ。
机上の空論や想像のみで観念的な「イラク」を語る政治家連中への批判を加えつつ、
皮膚感覚として感じ取った戦場の空気を率直に語る彼の姿勢は極めて実証的である。
もちろん、その報告には彼の主観も多分に入り混じっているのだが、
そういった部分も含めて彼のジャーナリストとしての正直さ、誠実さが伺える本になっている。

先日イラクで殉職された孤高のジャーナリスト、
橋田信介、小川功太郎両氏に向けて本書は捧げられているが、
彼らが亡くなったのはイラクの治安の悪さを恐れた日本の記者達がさっさとサマワ周辺から撤退してしまった事にも一因がある。
御用達の記者達がことごとく「戦場」イラクから逃げ出してしまったにもかかわらず、
あくまでもかの地が非戦闘地域であると言い張る政府の胡散臭さ、
偏向したイデオロギーで歪められた日本のジャーナリズムへの警鐘と怒りが本書には込められている。
思想信条関係無く一度手にとってその重みを感じて欲しい一冊。

現場と報道

戦時下と言う現場の危うさ、いつもだと大丈夫であった事がその時には危険になり、その時々に応じて対応していかなければならない、それも命を懸けて。
大手メディアに報道された事を是とするのではなく、真実を知ろうと行動する筆者は疑いようも無くかっこ良く、その姿勢には頭が下がる。

イデオロギーを超えて

すべての人に読んでもらいたいと思う。左派も右派も主戦論者も平和主義者も。
イラクがどの様な状態におかれているか、イラクで無念にも亡くなった方々の想いとは。

筆者の目は我々が見ることのできなかったイラクの実像を見せる。筆者の抱いていたイスラムのイメージと実際に出会う人たちとのギャップに、筆者は正直に驚き、その驚きをてらいもなく語る。そしてメディアが伝えていない(権力が隠そうとしている)事象を伝えてくれる。

筆者の思想に反発する方もいるだろうが、筆者の感じた事柄はそういった思想すらも軽々と飛び越えて心に語りかけてくるはずである。

では、いったい我々に何ができるのだろうか?この本を読んだすべての人に考えて欲しいと思う。今、我々は何をするべきか?を。

噂の眞相一行情報大全集

噂の眞相一行情報大全集

噂の眞相一行情報大全集

カスタマーのおすすめ度:

恐るべし文字重量に圧死寸前ですが。

『噂の真相』の一行情報大全集ということで、当然の事ながら永久保存版でしょう。前半約180ページはコラムや編集長対談を挟みつつ、ジャンル別に傑作選を受賞俳句作品の如く縦5行に羅列。後半約180ページは1980年~2004年の一行情報を怒涛の勢いで一挙掲載!この文字圧はほとんど辞書にござるよ。ズバッと読破するのはほぼ不可能ではないでしょうか。それにしても物量だけでなく、内容も濃ゆい濃ゆい。特に微妙に過去のものなんかは、その後の事実関係から逆算して『なるほどぉぉぉぉ!』と唸らさせられたりなんかもして、『噂真』の鋭さを改めて実感させられます。それだけに休刊は非常に悔やまれますが、重箱の隅を突付かざるを得ない性分の人達は絶対に入手しておきたい逸品でございますな。

電脳血風録

電脳血風録

電脳血風録

カスタマーのおすすめ度:

電話のように笑って、会話の細かいことは忘れる

読んでいて途中何度か笑う
声を挙げて笑ったり、失笑したり、納得したりもする・・・・
でも、何で笑ったかを忘れ、行為だけが残る
故に、人に面白かったよと勧めるには手が止まる
楽しんだ記憶が内容ではなく、自分の行動で記憶しているから
これって、電話で話してて会話の記憶ないのに数時間も話し込んでた時みたい
盛り上ったから長電話しただろうに、会話の記憶がない
この本はそんな感じ
でも、S嬢・・・・PCで困った時、私家にも来て欲しぃ~いと切に思った

買ってはみたものの

さらっと読んで少し笑ってそのまま終わってしまう本だった。

新古書店ですでに積まれていたのもあり、そっちで買えばよかった
かと後悔するぐらい、何も残らない。

でも勝谷氏の筆の勢いが好きな人なら良いのではないでしょうか。

闘いを忘れたあなたに捧ぐ

ほぼ同時期に出版された「イラク生残記」と並べられて、「本当に同じ著者か?」と評されるようだが、残念ながら事実らしい。世の中は難しい物である。
また、著者が「バカとの闘い」というシリーズを著しているのも事実だが、今日でも、日々、様々なものと闘っている著者が、本書では、見事に筆者自身と闘っており、その涙ぐましさが笑いを誘う。

また、この本は、ご存知の通り、日経パソコン誌で連載されているコーナーを単行本にしたものだが、定期購読をしている私が読み返しても、十分に楽しめるよう、加筆・修正されている心遣いがありがたい。

特に、本書になくてはならない存在、担当編集者による「S嬢のつぶやきコーナー」が、全面的に加筆されている点は、読者にとっては「一粒で二度オイシイ」のだ。

本書のテーマは、著者自身の電脳荒野での闘いを通した「成長記録」である。

しかし、この闘いに、成り行き上巻き込まれてしまった「担当S嬢」は、いつのまにか、最前線を突っ走りながら著者に手を上げるまで成長する。
やはり、闘いは人を成長させるのだ。

本書は「人は闘う事で成長するのだ」という事を教えてくれる良書だ・・・・と信じて人にオススメしたい(笑)

日本の論点2004

日本の論点2004

日本の論点2004

カスタマーのおすすめ度:

2004年を生きるために

毎年11月この本は出版される。
混沌として曖昧な現代を生きる上で、また論点を読み自分自身の考えを深め、自身の考えの座標軸を定めるために毎年必ず読むことにしている。
話題も、その文章も、難解なものから易しいものまで幅広く、その値段の価値は十分にあると思う。

興味の有る論点の知識を深めることはもちろんだが、いままであまり考えてこなかった論点を読むと、普段使わなかった脳のある部分を活性化させている気がする。おすすめの1冊である。

価値あるシリーズ。

多くのテーマが対論形式となっている点が特に気に入っています。問題が複雑であれば必ず複数の視点・立場があり、それぞれを読み進めると意見を鵜呑みにする訳にはいかなくなり、自ら考え始めるようになるからです。日本の問題は一筋縄ではいかないものが多いことに改めて気付かされると共に、だからこそ一刻も早く知見を高めて、議論を生産的に進めていくべき、行動を起こすべきだと考えさせられます。

教養を身につけるために

タイムリーなトピックを
その業界での第一人者に論じてもらっている
論文集。

ワントピックごとの文章は短めなので
興味がある分野を選んで読むことができる。

最低限の教養を急いで身につけなくてはならない、
小論文を控えている受験生、
就職活動を控えている大学3年生などには
ぜひ読んでもらいたい。

また、基礎知識の解説があるので

進んだ学習をおぎなうにあたっての入門書としても最適だ。

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア

カスタマーのおすすめ度:

そもそも新聞を取らない理由って。。

ちょっと興味をひかれて読んでみました。
読んで思ったのが新聞離れって本当に起きたのでしょうか?って事
新聞業界っていうのは無理矢理に「新聞は生活の一部」として認識させる事で生き残ってきた業界です。
新聞という媒体が情報を得る唯一と言える方法だった時代は確かにあった。

ただ、テレビが一家に一台となった時点で本当は企業努力が起きる必要があったんだと思う。でもそうなる事は無かった。
これでネットが無かったとしても新聞が衰退する事は決まってたんじゃないでしょうか。

結局キャッチセールスやら押しかけ訪問販売と同様の方法でしか販売部数を維持出来ず、内容の向上や価格を下げる努力を怠っている新聞業界に未来は無いんだと思う。
実際新聞のイメージは下がり続けてるし、新聞は何十万の羽毛布団やらよくわからない壷やらと同じレベルの「被害にあって手元に残った商品」と同じようにしか捉えられてない。

俺はこの点を新聞業界が自覚していない状態でこの本の内容のような事を提案しても完全に無駄としか言えないんだと思う。
少なくとも20年以内に新聞業界は完全消滅する。生活に不必要な物との認識が広まった時に新聞業界も消え去るだろう。

テクノロジーとアマチュアの力の使い方が大切

報道機関VSネット、既存広告VSネット広告と言ったを中心とした本。

結論として、ネットが新聞を殺すのではなく、プロとアマチュアが融合
した報道に変わる。但し、従来の新聞人がネットを担当しても旧来の考
え方ではネット社会に対応できない。広告も同様でオンライン広告には
新しい考え方が必要である。

おもしろかったのは、機械が自動に作るコンテンツについて述べられて
いたところ。いずれにしても急速に進歩するテクノロジーとアマチュア
の力をいかに上手に使うかが大切だと言うことが分かった。

誰もが信じなくなってきた

インターネットと既存のマスメディアを比較した書籍の中で、買って読んでも損をしない一冊。

基本的な論点は4つ。

1.従来情報の受け手側だった一般人が容易に情報を発信できるようになった。
2.受け手側のメディアリテラシーの高まりによって、受け手側が積極的に情報発信者の選別を行うことになる。

3.その能力の高まりによって、既存メディアに広告を出稿していた企業は、より効果的な媒体であるインターネットへ比重を移すだろう。
4.広告主の動向の変化によって、大部分の収入を広告に頼っていた既存のメディアは統廃合が進むだろう。

論じている点はすでに潮流となって現れているが、今後既存のメディアでその流れに対応できないメディア(会社)は消えていくと結論づけている。
そして、米国の新聞社の幹部が新聞社はあっても、新聞「紙」が必要とされるかどうかに懐疑的な考えをしていることが印象的だった。

マイケル・ムーアへ 戦場から届いた107通の手紙

マイケル・ムーアへ 戦場から届いた107通の手紙

マイケル・ムーアへ 戦場から届いた107通の手紙

カスタマーのおすすめ度:

ブッシュが再選とは

マイケル・ムーアのWebsiteを通じて寄せられた現役兵士・退役軍人他のを107通の手紙(メール)。現アメリカ大統領の度し難さが良くわかる。しかしこのような動きがありながらブッシュ再選とは。アメリカに幻想を持つのはよそうと感じる。

実践ジャーナリスト養成講座

実践ジャーナリスト養成講座

実践ジャーナリスト養成講座

カスタマーのおすすめ度:

なかなかいい本です

これまで取材する側のノウハウをここまで詳しく書いた本はなかったはずです。ただ、細かすぎて内容が多すぎな気もします。でもお勧めです。記者志望の方やライターの卵、ノンフィクション作家志望の方にお勧めですね。

ようやく出た記者の教科書

ジャーナリストたちはプロを気取りながら、その養成方法は極めて杜撰だ。「見よう見まねで覚えるんだ!」という職人気取りの世界がまだまかり通っている。弟子からすれば「せめて師匠を選ばせてください」と言いたくなる。いい上司や先輩に出会わなければ、いい記者になれないからだ。

この教科書は、取材とは何かをとことん突き詰めて考えたジャーナリストたちによって書かれているので、取材のいろんなコツがわかる。記事を「逆三角形」に書くという基本も押さえている(この基本でさえ、いい先輩に出会わなければ教えてもらえない)。

ただ、あまり体系だって書かれているとは言えず、後半の「実践各論編」に至っては業界事情の域を出ていない。教科書と呼べるにはまだまだ不十分で本当は星1つにしたいところだが、記者教育の近代化に先鞭をつけたことを高く評価したい。

日本初!記者になりたい人のための教科書

こんな本、ありそうで、なかったです。how to本が多い中、マスコミ、特に新聞社の記者用のものって、見たことがありませんでした。学生であれば、せいぜい添削講座に行ったり、現役やOB記者の話を聞くくらい。一体、どうやったら、大学入試にさえ引用されるような文章を書けるようになるだろうか。特ダネというものを取材できるのだろうか。そんな疑問がすっきりと解けるような本です。著者は、記者経験者ばかりで、説得力あり。これまで、こういった「手の内」を明かしてはいけない世界だったのでしょうか、と思えるほど、目からウロコ、の教科書です。記者を目指す人だけでなく、文章力アップのために、メディア研究のために、と幅広く応用できる本だと思います。

「話の特集」と仲間たち

「話の特集」と仲間たち

「話の特集」と仲間たち

カスタマーのおすすめ度:

時代の先駆者

40年前から10年前まで発行された独自の視点を持った雑誌「話の特集」の初期のストーリー。和田誠さんなどの協力できら星のような才能が1つの雑誌に集結していく混沌とした60年代後半に登場した梁山泊のような雑誌の創刊物語である。故竹中労にどこか似ている筆者が休刊などの危機を乗り越えて中年御三家や革自連のムーブメントへとつながっていく様子を描いている。

北京&東京 報道をコラムで

北京&東京 報道をコラムで

北京&東京 報道をコラムで

カスタマーのおすすめ度:

未来志向で日中関係を考える貴重な本

「報道ステーション」でのアジアに対するグローバルな視点からの冷静で的確なコメントと、品のある微笑に、一体どういう人物だろうと気になっていました。本書を読んで、久々に本物のジャーナリストを見つけた!と思いました。大手新聞社の海外特派員といっても、現地の新聞を翻訳させたものを日本に送るだけといったトンデモ特派員もいるらしいのですが、著者は、北京特派員時代に中国の隅々まで実際に歩いて、庶民から政治家まで幅広く触れあっています。中国が抱えている問題はきちんと指摘しながら、これからさまざまな面で大事な日中関係を冷静に未来志向で捉え、希望を見た思いがしました。とくに理想に燃えた胡錦濤・温家宝政権の政治姿勢を知ることができ、実に新鮮でした。日本にとってはこれまで待ち望んでいたパートナーが現れたのだと思います。サッカーをめぐる反日騒動も中国政府は押さえようとしています。日中双方のナショナリズムがエスカレートする状況のなか、報道ではわからなかった新しい中国の指導者たちの素顔を伝えていることだけでも、この本の価値は高いと痛感します。

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UPDATE:Sunday, July 17, 2005