カスタマーのおすすめ度: 
経済思想史を追求する
経済思想を源流から辿りながら、経済理論やその変遷を理解出来る経済思想史のコンパクトな1冊である。古典派経済学から新古典派経済学を経て、ケインズ革命に至るまでの経済学の歴史を理論と提唱者のエピソードに適切な例も加えながら解説し、現代の経済学の根底にある思想を探る。しかし他の経済学史の本と異なるのは、そこに政治的な背景や思想的な流れを積極的に取り入れる事で却って経済学史全体の流れや構造が掴み易くなっている点であろうか。
自由主義と市場社会の関連を思想的・経済的側面からまとめあげた本書は、経済史の魅力的な教科書にもなると同時に、政治学・哲学の体系的テキストにもなることだろう。比較的安価に手に入る良書なので、文系の学生には是非とも一度手に取って読んで貰いたい。

凄い
経済史の入門書のようでありながら、経済の基礎および理論を教えてくれる。私の記憶の間違いなければ氏のケインズとハイエクが、絶版なのが、悔やまれる。

コンパクトな経済思想史
経済思想史や経済学史には様々な本があるが、本書の特徴は非常にコンパクトであることだと思う。また、教科書のような形で網羅的なものではない点も特徴的だ。それぞれの経済学者の経済理論の単なる解説ではなく、むしろ彼らの理論の背景にある思想に着目している。経済学というのは単に効率性を求めるだけの学問ではない。そこには自由や社会秩序をどのように捉えるのかという社会観の問題がどうしてもついてきてしまう。しかし、今経済を論じている人の多くはそういったことを根源的に考えているのだろうか。同時に私達も自由や社会秩序などの問題を考えているのだろうか。私達の認識を問い直してくれる本だと思う。

カスタマーのおすすめ度: 
訳文が難渋
一見原文に忠実な訳で信頼が置けるように見えるが,中公文庫版に比べて難渋なことは否めない。しかも監訳者水田氏と英文学者・別宮貞則氏との間で論争された訳文の適否の箇所については,相変わらず改められていない部分も見られる(訳者の見解と言えばそれまでだが)。

経済学ここからはじまる
社会主義経済学者も資本主義のマネタリストおよびケイジアンの原点がここにある。彼が,水とダイヤモンドの価値をうまく説明できなかったので,労働価値説と限界効用学派に分かれたこと有名。読むべき本である。原書で読めたら言うことなし。

社会科学の優れた古典
アダムスミス国富論といえばだれもがしっている社会科学の古典だと思う。かといって内容がそれほど難解かといえば、それほど難しいわけではない。きちんとひとつひとつを整理して読めば十分理解可能だと思う。また読む価値もあると思う。社会科学の古典にふれる第一歩としてはおすすめです。

カスタマーのおすすめ度: 
お薦め
本書は岩井克人の雑誌連載に新たな書下ろしを加え一冊にまとめたものである。個々の議論は確かに未だ萌芽の域を脱していない。しかし、だからこそ読む者に様々なインスピレーションを与えてくれる。特に「帰ってきたマルクス」は後の岩井の代表作「貨幣論」の息吹を感じさせる。

社会科学系の本でこんなに面白い本があるのか!!
本書はオムニバスである。冒頭に載っている、本の題名にもなっている「ヴェニスの商品の資本論」は実に面白い。社会科学系の本を読んで、心の底から面白い!と思ったのは、私はこれが初めてである。シェイクスピア『ベニスの商人』を読み解きながら、貨幣、利子、ヨーロッパ社会におけるユダヤ人の役割を縦横に語っている。経済学の素人に貨幣のもつ興味深い役割を教え、西洋史の素人にヨーロッパ社会におけるユダヤ人の役割を教えてくれる本である。もちろん、文学的分析という尺度においても一級品である。一言で言えば、様々な読み方を許容する本である。私自身は、なぜアラブ社会においてユダヤ人が嫌われるのか、その謎を解くヒントも本書に隠されていると思った。それにしても、分析の道具がマルクス!!とは。マルクスを援用してこのような立派な分析が出来るのなら、だれも見向きもしなくなったけれども、やはりマルクスの著作は読んでおかなければいけないという気にもなってくる。

カスタマーのおすすめ度: 
貨幣の重要性がわかる!!知的興奮間違いなし!!
本書は、われわれが日常的に用いている『お金』、すなわち『貨幣』とは何か、その不思議を追究する書である。その結果、資本主義の危機=恐慌の可能性、以上の危機(ハイパーインフレーションの可能性)を論理的に導いており、貨幣の不思議に迫れる良書である。この問い(貨幣とは何か)とその帰結(恐慌の可能性)については、過去にマルクスが発し追究したが、本書で展開される議論は、マルクスが展開した議論とは別の理解が導かれる。マルクスが、本書のように、恐慌とは逆の可能性、インフレを資本主義の危機として提示できなかったのは、彼が必要なまでに労働価値論にこだわり、「貨幣は商品である」、という彼の主張から彼自身が逃れることができなかったからである、という。著者は、この点に気づきを与え、マルクスが展開した価値形態論をもう一度再考することにより、「貨幣は貨幣の位置にあるから貨幣である」、というマルクスを超える議論が展開できる枠組を構築するに至る。その結果、資本主義の危機としてマルクスに指摘されてきた恐慌の可能性以上に資本主義に危機的なもの、インフレの可能性を指摘することが可能となっている。とにかく、知的興奮を受ける良書である(頭がグルグル回ります)。
インフレは、一つの見方として、消費者の購買力が上昇し、景気の上昇を意味する側面を持つので、経済にとって悪いイメージが意外と少ない。しかし本書は、この点にこそ危機があると指摘する。消費者の購買が上昇するということは、消費者が貨幣を持たなくなることを意味する。これは同時に、商品の交換・取引を円滑に進める貨幣が、その役割を果たさなくなることを意味する。その結果、われわれは、日常で用いる商品を手に入れることが困難になる。われわれが日常用いている貨幣がどれ程重要なものなのか、どんなに指摘しても指摘し足りない、指摘し過ぎることはない、と感じる今日この頃である。

あまり議論されることのない、貨幣について考えてみませんか?
季刊誌「批評空間」に掲載されていた論文をまとめたもの。「資本主義の危機とは何か」という問から、貨幣論へと展開していきます。貨幣とは何かを考えるときに、参考になる一冊(´ー`)岩井氏は、マルクスにおける、貨幣商品説~記号論を説明しながら、マルクスの考え方の逆説をとき、貨幣が貨幣なのは、何か根拠があるわけではなく、人々の循環論としての奇跡であるとしている(詳しくは読んでね)。経済学に詳しくない方でも、読める一冊。詳しい岩井氏の解説もあり、思わず「へぇ~」とうなってしまう一冊です。

天才
岩井克人がその名声を不動のものにした一作。 一度は死体と化したマルクス経済学をここまで鮮やかに蘇らせた氏の業績にはもはや賞賛の言葉すら思い浮かばない。

カスタマーのおすすめ度: 
概念、ポイント、考え方がわかる本
金融工学って、何を目的としたどんな学問なの?から、確率の基礎、CAPM等のファイナンスの基礎的な概念の説明、そして、先物、オプションの説明などです。
初心者にも、分かりやすい本でした。数式は、ほとんどなく、考え方や概念、ポイントが説明してある感じでした。数学は、簡単な確率程度でした。

こりゃいける
はじめて金融工学を学ぶ方にお勧めします。
つぎから次にたとえが出てきます。
どれもこれも納得お得です。
初学者は登龍門になりますよ。

たとえ話がうまい
この本はたとえ話うまい、と思いました。
一例をあげると、なぜ、デリバティブ取引があるのか、ということの説明として、カクテルやドレッシングがお店で売られているか、ということで説明しています。カクテルや、ドレッシングはそれらを作るのに必要なお酒や、サラダ油などの材料がはお店で売られているのですから、わざわざカクテルやドレッシングを買わなくても、材料を買って自分でつくればいいはずです。それにもかかわらずお店で売られているのは、材料から作るのが難しかったり、自分で作るのが嫌だからです。先物やオプションなどのデリバティブも他の資産で複製できるのに、あるのは複製するのが難しかったり、自分で作るのが嫌だったりするから、という説明は非常にわかりやすかったです。こ!以外にも上手なたとえ話でよくわかりました。

カスタマーのおすすめ度: 
初めてでは厳しいけど
初めてやるには厳しい本だと思います。数式もあるし,言葉の説明も簡単に済ませていますし,途中端折っている説明も多いです。【エッセンスゲーム理論】という題でもいいような感じです。
ですから,基礎的な本を1冊2冊やったあと読んでみるといいと思います。そうすれば,けっこうわかりやすい本だと思えます。特に協力ゲームの説明は,最近取り扱っていない本が多い中,丁寧に取り上げており,しかも他書に比べるとかなり説明がわかりやすいと思います。

この本は
学部初級レベルの標準テキストとして最適だと思います。なぜなら難しい数学を一切用いていないので初学者もすんなりと理解でき、かつゲーム理論についてほぼ全般を網羅してあり、更に勉強を進めたい人たちの指針にもなるからです。所々に挟まれるコーヒーブレイクはゲーム理論家のエピソードや歴史など興味深い物が多く、ゲーム理論をよく勉強している人たちが読んでも面白いかもしれません。

ゲーム理論をはじめるには最適な本
この本は文庫本なので安い割に分かりやすいので、非常にコストパフォーマンスがいいのでお勧めです。これだけでは十分とはいえないのですが、少なくともこの本の2章3章は仕上げておく必要があると思います。ただ一つ問題点を挙げておくと、説明自体は分かりやすいのですが文庫本はサイズが小さいため図とその説明のページがやたら離れていたりして若干読みづらいです。とは言ってもこの本はかなりいい本なので購入をお勧めします。

カスタマーのおすすめ度: 
経済活動のバイブルとして
現代の日本で一般的な暮らしを営む以上、我々はお金や「経済」と無縁ではいられない。この本は我々がいかに経済活動を行うべきかに対する、すばらしい指針と示唆を与えてくれる。会社の経営のみならず、人の集まりや組織の運営にもこの本の理念を活用し実践し活かすことで、またそういう人々が一人でも多く増えていくことで、この社会全体がすこしはマシなものになっていくのではないだろうか?人と人との係わり合いと経済活動との密接な関係を明快な論理で展開してくれるシューマッハ、すばらしい。20世紀の偉大な知的遺産である。

これを読まずに"エコ"は語れない!!
映画『もののけ姫』では人と自然がともに生きる道はないのか?ということが主なテーマとなっていたと思いますが、人間が人間らしく活動的に生きることと、自然を守っていくことは相反することでしょうか?本書はこの疑問に回答を示している、とまではいえません(それは「拡散する問題」ですから)が、このような疑問を持った方は一読されることをおすすめします。本質的に何が必要で何が問題か、少し方向性が見えてくると思います。
また、環境問題についてはより根本的で具体的な改善への途が示されています。というのも、本書の著者は現実に基づかない経済理論に飽き足らず、実業界の経験を積んできたという経緯をもつ人物だからです。本書からは著者の経験と信仰に基づく一貫した姿勢を伺うことができます。
間に合わせのエコロジー、間に合わせの人間尊重というフレーズに飽きた方は読んでみると良いでしょう。経済学や形而上学的な考え方が少し難しいところもありますが他の資料を参照しながらでも読む価値はあると思います。

カスタマーのおすすめ度: 
筋がとおっていてすっきりわかる
非常に幅広い学説を丁寧に扱いながら、「セイの法則の扱い」という一本の筋がとおっているため、非常にすっきりとしてわかりやすい。
ただ、近代日本のことになると急に筆者の価値判断が顔を出し、首を傾げてしまうようなコメントが入っているので減点1.

近代経済学の誤りを一貫して説明
本書は、著者の視点から、経済学に多大な貢献をした研究者の生き様・思想・研究内容を振り返ることにより、経済学において現実を反映した理論を構築するためには、社会学的議論を導入する必要があることを主張するものである。
経済学だけでは、何故、現実の経済を分析するのに足りないのか。この点について、過去の著名な研究者を振り返ることにより、経済学が貢献したこと、それが持っている欠点として耐久財のジレンマ・セーの法則の導入、経済学と社会科学の諸領域との統合・科学化を、順を追って明らかにする。
第一部では、経済学の中心的な分析視点、限界分析の祖師としてのリカード、それを継承しているとみるワルラス・シュンペーター・ヒックス・ヴィクセルなどを通して、耐久財のジレンマ・セーの法則・価格機能の不完全性などが指摘され、必然的に社会諸科学との接合の必要性が説かれる。それを受けて第二部では、社会学的視点を経済分析に取り入れた研究者として、マルクス・ウェーバー・パレートが紹介される。特に、社会的効率性の追求=パレート最適を提示したパレートが、実は経済分析に社会学的視点を導入することを試みていた人物であった、という点は興味深い。第三部では、極端な自由主義路線、すなわち限界分析を中心に添える経済学を経済政策に取り入れたミーゼスの紹介。最後に大御所として、現実を反映した理論を構築しているものとしてケインズ(一般理論)を紹介する。
本書は、経済史にあたるが、単純な時系列的記述に終始しない。それは、著者の独自の視点で近代経済学を分析しようとする表れであり、そこには、著者独自の論理展開がある。よって、得てしてバラバラに勉強されがちな個々の経済学者の業績・その意味を、一つの体型だった近代経済学に転換することに成功しており、経済学をトータルとして理解できるようになっている。そのため、研究者の業績順に紹介される内容ではなくなっているところが特徴的。
とにかく、勉強になる良書である。

知的になれる本
本書はリカードからケインズに至るまでの「セイ法則時代」に登場する数々の大社会経済学者を紹介した本である。近代経済学がどのようなフレームで発展し、どのような視点が生み出されたかが森嶋氏によって簡潔明瞭に記述されている。「供給はそれ自体の需要を生み出す」というセイ法則が経済発展に伴って世迷い事になり、反セイ法則時代であることを非常にわかりやすく解説してある。その意味で、本書は大経済学者の紹介寄せ集めだけでなく、全体を通してセイ法則がなぜ間違っているか一貫して解説した本とも言える。
古典を読んだことのない経済学部生や21世紀の経済学のあり方を模索されている方、また経済学に対して色々な意味で違和感を感じておられる方に本書をお薦めします。下手な大学の講義より何倍も役に立ちます。

カスタマーのおすすめ度: 
宗教社会学の名著
いわずと知れた宗教社会学の名著である。資本主義の成立をウェーバーなりの理論により説明している。
「近代」資本主義の成立はプロテスタンティズムの禁欲的側面から成立したと彼はいう。
当時としても斬新な論文であったと思われる。
論文自体は少々難解ではあるが、とりあえず読み進めてください。最後に訳者の大塚氏の解説がたいへんわかりやすいので、内容が充分に理解できなくてもご心配なく。
時間のない方はとりあえず解説を先に読んで読み進めるのも効果的だと思われます。

ビジネス書として面白いと思いませんか?
会社で掲げられるVISIONであるとか経営方針に人間として共感できるものがもっと必要であるというのが最近の小生の意見であったが一方そんなことが可能かと疑問も思っていた。
そんな小生に対し本書は目から鱗という感じであった。個人的な禁欲をいう宗教が営利追求の資本主義をもっとも育てたというある意味でのアイロニーは人間のもつ複雑さと可能性を思わせた。
岩波文庫の白であるとちょっと引く人も多いかもしれないがこれは面白い本です。
田中

今年はプロ倫100周年
標題の指摘をしていたのは、今はジョンズホプキンス大学で教師をしているフランシス・フクヤマ氏がNYタイムズの読書欄に書いたエッセイで知らされた。
ドイツ思想史のつもりで学生時代に読み、アメリカ論であったので二度びっくり。だがしかし、ヨーロッパ思想の源流としての中世キリスト教を踏まえた宗教と資本主義の関係分析には目から鱗だった!あれから何年経ったのか?
名著は何時までも名著です。

カスタマーのおすすめ度: 
論争的かつ実証的な著
岩波新書の果たすべき社会的役割はこういう本に凝縮される。
この書のクリティカルな論点は二つ。
一つは、日本の所得分配が、とかく問題があるとされる「世帯ベース」
で見てすら格差が拡大しているという事。論争点となった「アメリカより
格差のある状態」はさておいて、かつての「一億総中流」は支持され得よ
うもなくなった命題だという事を端的に示している。
いま一つは、税制を通じた日本の所得再分配制度は、全く機能してい
ない事(わずか2%の是正率)。これに対して社会保障基金を通じた
再分配は、意外に効いており、再分配率も高まっている。
(前者は右翼側が、後者は左翼側が意図的に無視したがる点である。)
この二つは何れも、(程度認識に差はあれど)、経済学や社会学を専攻
する者にとっては良く知られた事実である。しかし、全く逆の信仰が社会
の一部に強く根付いている。岩波新書は、各学会での「先端の常識」を
社会に還元する役割を担っている側面があり、この書はそれを堅実に果た
していると言えよう。論争点も含め、現在でも読む価値のある好著である。

他のレビューで既に指摘され尽くした感があるので。
他のレビューで既に指摘されているように、本書は中流崩壊論争の火付け役と位置付けられている。しかし当初、私はむしろ市場原理主義への批判と理解していた。
つまり、1990年代によく主張された「福祉国家の時代は終わった、これからは自助努力を重視する国家になるべきである」的な主張に対し、数々の統計を駆使しながら、「日本はこれまで福祉国家であったことはないだろ、いい加減な主張をするんじゃねえ」と批判し、社会保障の拡充を主張することが本書の主要な目的なんだろうと思っていた。そして、イデオロギーでしかまともに批判できない左翼学者の主張と違って、説得力があるし、かっこいいと感じていたものだった。
ところが、これに対する批判や異論が上がると、統計の問題や格差の拡大の是非、その背景などに焦点が当てられ、福祉国家云々の話は論争から抜け落ちてしまったような気がしている。このことは悪いこととは思わないけど、個人的な関心事であっただけにちょっと残念な気がした。

手堅い
中公新書『不平等社会日本』をきっかけに,日本社会の不平等化の兆しが注目されている.本書は,賃金や貯蓄率などの各種統計データを縦横に駆使し,実証的に不平等化の傾向を指摘している.なんと,弱肉強食の国アメリカよりも,日本は経済的に「不平等」な側面がある.
そして,統計から得られた現状認識を基礎とし,ロールズの公正原理(誤解を恐れず言えば「一番しんどい人が一番助かるようにしよう」ということ)に共感しつつ著者が出した結論とは,不平等を是正するような所得再分配政策を実施すべき,ということだ.言い換えれば「マクシミン基準の適用に際して発生する副次的なネガティブな効果を最小にする政策こそが,求められる理想的な政策であると考える」(p184).
著者は専門の経済学者と!!て,そのための具体的な方策も提示することも忘れない.税制度改革・社会保障制度改革などだ.諸外国と比較してみると,日本は福祉国家では無いし,戦後も一貫して福祉国家ではなかった.理論的には,国民の負担を増加させる余地があるのであり,このことは本書においても客観的に論証されている.問題なのは「負担」の使われ方だ.
本書は,このテの政策論議に必要な統計資料が多く含まれているので,客観的事実を容易に確認したい時に便利だろう.巷間の俗流エコノミストの根拠の無い政策論に騙されないためにも読むべきである.

Just MyShop 4周年を記念して、期間限定お買い得価格や、貯まったポイントを有効に使えるポイントクリアランスなど、お得な企画が用意されています!
UPDATE:Sunday, July 17, 2005