The Sunshine Project
Briefing Paper - 9 October 2003
http://www.sunshine-project.org-------------------------------------------------------------------------------
このブリーフィングは、"Emerging Technologies: Genetic Engineering and Biological Weapons, Sunshine Project Backgrounder #12"からの抜粋である。
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1918年のスペイン風邪は再生されている
生物兵器としてのインフルエンザと言うとき、これは特別に大げさな脅威のようには聞こえない。毎年の発生は多くの人々を死亡させ、とくに高齢者が犠牲になる。風邪にかかるということは、一般的には差し迫った脅威というよりは、不快な体調不良として受けとめられる。しかし、インフルエンザのウィルスは大規模な脅威となることがある。1918年と1919年には、いわゆる「スペイン風邪」が概算で2000万から4000万人の人々を世界中で死亡させた。この時以来、非常に変異しやすいインフルエンザ・ウィルスが、特別に毒性の強い形で幾度となく再発生している。1918年に世界的な感染爆発(パンデミック)を起こしたインフルエンザ・ウィルスの株は、例外的に攻撃的だった。これは、劇症を引き起こす能力が高く、高齢者よりは若年層に取り憑いて死亡させる傾向を持っていた。感染者の死亡率に関しては、他のインフルエンザ感染爆発が0.1%であるのに、このスペイン風邪は2.5%であった(Taubenbergerによる:1997)。この高い死亡率は、若年層において顕著であり、アメリカ合衆国の平均余命をほぼ10年下げることになった(Tumpeyによる:2002)。現在アメリカの研究チームによって行われている、この特別に危険なインフルエンザ株の再生創造は、生物戦争の脅威への高い懸念を喚起するものだ。
最近の王立医学協会報(the Journal of the Royal Society of Medicine)の意見記事(Madjidによる:2003)によれば、インフルエンザはすでにエアロゾルによって感染させることが出来、この場合少量のウィルスで大規模な感染を引き起こすことができるという。この記事の著者によれば、「インフルエンザ・ウィルスの遺伝子操作とエアロゾルによる散布の可能性は、バイオ・テロリズムにおける高度な潜在能力を示唆している。」と続けているが、このインフルエンザ・ウィルスに関する悪意のある操作の可能性は、アメリカの公衆衛生官にとっては非常に現実的な脅威と見なされている。つい2週間前(2003年9月末)には、1500万ドルの予算がアメリカ国立公衆衛生局(NIH)からスタンフォード大学に対して承認されたが、これはインフルエンザ・ウィルスに関して、「もし、これがバイオ・テロリズムの手段として散布された場合」にどのように防御するかという研究のためであった。[注1]
最近になって、ペンタゴンの病理学者に率いられるアメリカの科学者たちは、この飛び抜けて危険な1918年のインフルエンザ株を遺伝子的に再生しようという試みを始めた。ある実験では、部分的に再生された1918年ウィルスはネズミを殺したが、一方で最近のインフルエンザ・ウィルスの遺伝子で創られたウィルスはほとんど何の効果も示さなかった。
スペイン風邪ウィルスを再生しようという試みは1950年代から始められた。当時の科学者たちは、アラスカの永久凍土に埋められた犠牲者から採取したウィルスを使って再生を試みたが、これはうまく行かなかった。[注2] 1990年代の中盤になって、米陸軍病理学研究所のジェフリー・トーベンバーガー博士(Dr. Jeffrey Taubenberger)が、1918年のインフルエンザによる犠牲者の保存されていた組織サンプルの解析を始めた。この研究はインフルエンザの治療法を捜したり、生物戦用の株を開発したりするためのものではなかったようで、どちらかと言えばもっと単純な動機によるものだった。つまり、トーベンバーガーと彼のチームは、ただそれが出来る技術を持っていたというだけのものであった。これ以前の実験から、彼のチームは保存された古い組織サンプルのDNAを分析する技術を開発しており、この技術の新しい応用先を探していたところだったのだ。トーベンバーガーは、この人類に知られた最も致命的なウィルスの秘密を暴くという研究を始めた理由について、「とりあえず、1918年のインフルエンザが、考えられる限り最も面白かったのです。」[注3]と述べている。
サウスカロライナ州のフォート・ジャクソンで1918年に死亡した21歳の兵士[注4]の肺組織が採取されたが、これは軍の科学者たちが望むように、分析と解析が可能な損なわれていないウィルスのRNAの断片を含んでいた。1997年には、スペイン風邪ウィルスの9つの短いRNA断片が解析され発表された(Taubenbergerによる:1997)。このときは、1918年当時の組織保存方法が悪かったために、生きたウィルスもしくはウィルスの完全なRNA構造を再生することは出来なかった。
遺伝子技術によって、多様なソースからより多くのスペイン風邪のRNAが分離された。2002年までには、このウィルスの8つのRNAセグメントのうち4つまでが完全に解析されたが、この中の2つのセグメントはこのウィルスの毒性に関して最も重要な意味を持つと見なされるものであり、これらは、ヘマグルチニン:hemagglutinin(HA)とニューラミニダーゼ:neuraminidase(NA)である。今後発行される科学誌である「突発性感染症誌:Emerging Infectious Deseases」には別のスペイン風邪のDNA解析に関する記事が発表されるだろう(Reidによる:2003)。
このプロジェクトは致死的な1918年株のゲノムを解析するだけに留まることはなかった。米陸軍病理学研究所はニューヨークのマウント・サイナイ医学学校の微生物学者と合同の研究チームを編成した。この合同チームはスペイン風邪の再生を始めたのだ。最初の試みとして、彼らは通常の研究室用インフルエンザの遺伝子断片に1918年株から取った1つの遺伝子を組み合わせた。[注5] 彼らはこのキメラをネズミに感染させたが、この実験では1918年株のある遺伝子はネズミに対しては、その危険性を弱める結果となった(Baslerによる:2001)。[注6]
次の実験は2002年の10月に発表されたが(Tumpeyによる:2002)、ここでは科学者たちは1918年株の2つの遺伝子を組み込むことに成功した。このウィルスは、他の最近のインフルエンザウィルスの遺伝子で創られたものよりもネズミに対して毒性が強かった。[注7] この実験は、1918年の悪魔を瓶から解放し、スペイン風邪に再び命を与えるまでには、あと少しというものであった。
科学者たちは、この再生の試みが危険なものであることを承知していた。これらの実験は、ジョージア州アーデンにあるアメリカ農務省の実験施設で高度のバイオ・セイフティ管理下で行われていた。また、科学者たちは彼らの研究が敵対的な目的に使用され得ることは認識していた:「応用可能な分子技術はバイオ・テロリズムに使用されるかもしれない」(Tumpeyによる:2002:13849)。
これらの実験を行う正当な科学的根拠というものは見当たらない。最も最近の実験(Tumpeyによる:2002)では、1918年の遺伝子を含んだウィルスに対する既存の抗ウィルス薬の効果を探ったとされているが、そもそも初めに1918年株の解析などしていなければ、1918年株に対する抗ウィルス薬の必要などないだろう。生物学的防御の研究および民間のどんな医学研究においても、その裏面にあるものとの競走であるというのは本当のことであり、この表裏とは、自然に発生する病原の進化と生物戦のための病原開発のことである。しかし、この競走においては、それが研究の動機となるような脅威を創造することは避けるべきものである。悪意のあるサークルは存在する:「リバース遺伝子操作によって、望めばどんなインフルエンザ・ウィルスでも創ることができる技術が導入されている・・・これらの研究は1918スペイン風邪ウィルスの遺伝子を使用することが目論まれている」[注8] これらの論議は、最近ではテキサスにおける別の最高度のバイオ・セイフティ・レベルの研究所における国防研究を正当化するために提示されている。トーベンバーガーのパイオニア的研究がなければ、研究室に流れた資金は節約され、結核やマラリア、HIVのような自然発生する疾病と闘う研究に投資されていたかもしれない。
他の論文では、これらの実験はインフルエンザの進化や感染毒性に関するメカニズムの解明に寄与するかもしれない(Taubenbergerによる:1997)とも述べられているが、このような論議もまた怪しいものだ。1918年以来、多様な毒性および病原特性を持った多くのインフルエンザ・ウィルスが世界中の研究者たちによって分離され特定されてきた。これらは、何世代にもわたる科学者たちが、その進化と病原性を研究するのにも余りあるものだろう。スペイン風邪の再生などというものは、必要なことでもなく、公衆衛生の視点からも支持されるものでもない。
個々の科学者にとって、このようなテーマの研究をする理由はいろいろあるのだろう。科学的権威の足しにはならないものの、この「スペイン風邪」研究は、実際に権威のある科学誌には論文の連載が保証される。軍縮の視点で見る場合、もし軍の研究機関がより危険性の高い病原を作ることに乗り出したならば、この分野は極度にセンシティブなものになるだろう。もし、ジェフリー・トーベンバーガーが中国やロシア、イランの研究室で働いていたならば、彼の研究は生物戦争プログラムの「確たる証拠」として見なされていたことだろう。
参照Basler CF, Reid AH, Dybing JK, Janczewski TA, Fanning TG, Zheng HY, Salvatore M, Perdue ML, Swayne DE, Garc誕-Sastre A, Palese P, Taubenberger JK (2001) Sequence of the 1918 pandemic influenza virus nonstructural gene (NS) segment and characterization of recombinant viruses bearing the 1918 NS genes. PNAS 98:2746-2751
Madjid M, Lillibridge S, Mirhaji P, Casscells W (2003) Influenza as a bioweapon. J Roy Soc Med 96:345-346
Reid AH, Janczewski TA, Raina M. Lourens RM, Elliot AJ, Rod S, CL Berry, JS Oxford, JK Taubenberger (2003) 1918 Influenza pandemic caused by highly conserved viruses with two receptor-binding variants. Emerg Infect Dis [serial online] October 2003, available from: http://www.cdc.gov/ncidod/EID/vol9no10/02-0789.htm
Reid A, Fanning TG, Janczewski TA, McCall S, Taubenberger JK (2002) Characterization of the 1918 "Spanish" Influenza Virus Matrix Gene Segment. J Virol 76:10717-10723
Taubenberger JK, Reid AH, Krafft AE, Bijwaard KE, Fanning TG (1997) Initial genetic characterization of the 1918 ヤSpanishユ influenza virus. Science 275:1793-1796
Tumpey TM, Garcia-Sastre A, Mikulasova A, Taubenberger JK, Swayne DE, Palese P, Basler CF (2002) Existing antivirals are effective against influenza viruses with genes from the 1918 pandemic virus. PNAS 99:13849-13854
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[注1] Stanford University News Release 17 September 2003, online at http://mednews.stanford.edu/news_releases_html/2003/septrelease/bioterror%20flu.htm
[注2] Spanish flu keeps its secrets. Nature science update at www.nature.com/nsu/990304/990304-5.html
[注3] Profile: Jeffery Taubenberger at www.microbeworld.org/htm/aboutmicro/what_m_do/profiles/taubenberger.htm
[注4] AFIP scientists discover clues to 1918 Spanish flu, www.dcmilitary.com/army/stripe/archives/mar28/str_flu032897.html
[注5] The so called "nonstructural" gene (NS)
[注6] It should be noted that for this experiments, a standard influenza strain was used that was specifically adapted to mice and that was lethal to mice. The scientists reasoned that the 1918 gene probably weakened the lethality for the mice as it stemmed from a human-adapted strain.
[注7] This time, the 1918 genes for hemagglutinin (HA), neuraminidase (NA) and matrix (M) were used, single and in combination. Only the combination of the 1918 HA and NA genes caused a dramatic increase in lethality if compared to constructs containing genes from a more recent human influenza virus. The scientists concluded: "These data suggest that the 1918 HA and NA genes might possess intrinsic high-virulence properties." (Tumpey et al. 2002:13853)
[注8] Letter (4 February 2003) from Robert G. Webster, Professor of Virology at St. Jude Children's Research Hospital to Stanley Lemon, Dean, School of Medicine, University of Texas Medical Branch (UTMB) at Galveston, in support of the UTMB application to contruct a National Biocontainment Laboratory. Released to the Sunshine Project under the Texas Public Information Act
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-----------このサンシャイン・プロジェクトはグリーンピースの資金で運営されているようであり、また、HIVを自然のものとしているところが訳者と意見を異にするが資料として提示する。
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(訳・コメント=HAARP 「阿修羅」HPより)
原文:Recreating the Spanish flu?
http://www.sunshine-project.org/publications/others/gmoflu.html
1919年のインフルエンザ大流行はワクチンによって引き起こされた。ジョン・ラッポート
エリノア・マクビーンによって、ほぼ25年ほど前になされたもうひとつの分析がある。以下の引用は彼女の著書「糾弾されたワクチン接種」(Vaccination Condemned)の第2章からのものだが、全く違った観察が示されている。
私は1918年のインフルエンザ流行の現場をこの目で見た1918年のスペイン風邪の流行を体験した医者や人々のだれもが、あれは世界的にも前例のない恐ろしい病気だったと言います。ある日心身ともに強健だった人が次の日には死んでいるかもしれませんでした。その病は、腸チフス、ジフテリア、肺炎、天然痘、小児麻痺といった、第一次世界大戦直後に人々がワクチンとして接種されることになった諸病に加えて、黒死病(ぺスト)の特徴をそなえていました。事実上すべての人が、1ダースかそれ以上の病気や毒性血清を「種としたもの」を注射されました。そのようにして医者が作った病気が一斉に発生しだしたとき、それは悲惨なものでした。
流行は2年間続きましたが、その勢いは、症状を抑えようとして医師たちがさらに投与した薬の毒性によって保たれました。私が見いだしたかぎりでは、インフルエンザはワクチン接種を受けた人だけを襲いました。注射を拒絶した人たちはインフルエンザを免れました。私の家族はワクチン接種をすべて拒絶していましたので、流行期間中も無事にすごすことができました。私たちは、グラハム、トレイル、チルデン、その他の人の健康法から、毒性のあるもので身体を汚染すればそれはかならずや病気につながっていくということを知っていたのです。
インフルエンザの最盛期には、学校はもちろん、すべての店が扉を閉ざしていましたし、ばかげたことに病院までもが、医師や看護婦もまたワクチン接種をうけていたのでインフルエンザで倒れて、閉鎖されるというありさまでした。そんなわけで、医者もいない中、私たちの両親は、少しでも病人の世話が出来ればと家々をまわっていました。もしも細菌、バクテリア、ヴィールスやバチルスといったものが病気の原因になることができるのなら、私たちの両親は一日に何時間も病人と同室していたのですから、感染する機会はいくらでもあったわけです。しかし、彼らはインフルエンザに罹ることはありませんでしたし、また、病原菌を持ち込んで私たち子供にうつすということもなく、何も引き起こしはしませんでした。私たちの家族は、深い雪の積もるその冬の間中、誰一人としてインフルエンザはおろか鼻風邪にさえかかる者もありませんでした。
1918年のインフルエンザ大流行は世界中で2000万人もの人を殺したと言われています。しかし、実際には、医師たちがいいかげんで致死的な処置と薬によって殺したのです。これは厳しい告発ですがそれでも、薬品を用いない医者と、そうでない一般の医者と、どちらが成功したかという比較で判定すれば、それが真実なのです。
「メディカルな」人々や病院が、診ていたインフルエンザ患者の33%を死なせていた一方で、BATTLE CREEK, KELLOGGそしてMACFADDEN'S HEALTH-RESTORIUM といった「メディカルでない」病院ではほとんど100%の治癒を得ていたのですが、彼らが用いた治療法はといえば、注意深く計画された自然食の食事療法に続いて、水療法、水浴、浣腸、その他、そして、断食その他いくつかの単純な治療法を施すというものでした。ある「ヘルスドクター」は8年の間一人も患者を失いませんでした。このように一人の患者も失わなかった「薬を用いない医師」たちの一人による健康治療のめざましい成功例は、少し後で出版される、この本の他の部分(タイトルはVACCINATION CONDEMNED)で示されるでありましょう。
もしも「メディカルな」医師たちが「薬を用いない医師」たちと同じくらい高度であったならば、そのような2000万もの「メディカルな」インフルエンザ治療による死はなかったことでしょう。
ワクチン接種を受けた兵士たちの間には、それを受けなかった市民の間でよりも、7倍の病気がありました。しかもそれらの病気はその予防としてワクチン接種されたものだったのです。1912年に海外から引き上げてきたある兵士は私に、陸軍病院は小児麻痺患者でいっぱいで、大の大人がなんで子供の病気に罹らなくちゃならないんだと思った、と話してくれました。今では私たちは、麻痺はワクチンの毒性による後遺症であることを知っています。家にいる者たちが麻痺に罹ることは、1918年にワクチン接種の世界的なキャンペーンがおこなわれる前にはなかったことです。
(訳=縞蘇鉄 「阿修羅」HPより ※原題は『インフルエンザ:1918年と現在』)
原文:THE FLU: 1918 AND NOW
http://www.nomorefakenews.com/archives/archiveview.php?key=1851参照:The Spanish Influenza Epidemic of 1918 was caused by vaccinations
http://www.whale.to/vaccine/sf1.html
(Swine Flu Expose by Eleanora I. McBean, Ph.D., N.D.)
ロシアの科学者が表明:SARSウイルスは兵器研究所で創られたアカデミー会員のコレスニコフ氏が語った:非定型型肺炎のSARSウイルスは人工的に創り出されたものだ
IRKUTSK, April 10, 2003.
RIA Novosti correspondent Alexander Batalin異常な肺炎(SARS)のウイルスは、おそらく生物兵器として、人工的に創り出されたものだと、ロシア医学アカデミーのセルゲイ・コレスニコフ氏は確信している。
彼は木曜日(10日)にシベリアのイルクーツクで行なわれた記者会見で、この説を発表した。
コレスニコフ氏によれば、この非定型性肺炎ウイルスは、2種類のウイルス(麻疹[はしか]と流行性耳下腺炎[おたふくかぜ]のウイルス)を合成したもので、自然界ではこうした合成ウイルスが生まれることはありえない。こうした合成は、実験環境においてのみ実現できるものだと、このアカデミー会員の学者は考えている。彼はさらに、生物兵器を創り出す際には、かならずそのウイルスへの予防薬として抗ウイルスワクチンも作ることになっている、と述べた。だからこの異常な肺炎に関しても、治療薬がたぶんもうすぐ登場してくるだろう、と彼は見ている。このウイルスは研究室から「ずさんな管理のせいで漏れだした」せいで、意図せざる結果として拡がってしまった可能性もあると、彼は考えている。
Source: Russian Information Agency: Novosti
(訳=佐藤雅彦 「阿修羅」HPより)
原文:Russian Scientist: SARS Virus Was Created In A Weapons Lab
http://www.informationclearinghouse.info/article2848.htm
【関連記事】
スペインかぜのウイルスはブタと人間の合の子だった?
1918年から19年にかけて世界的に大流行し、2000万人の死者を出したインフルエンザ「スペインかぜ」。人類の歴史で最悪の疫病の1つだったが、その原因ウイルスの正体については、いまもなぞが多い。
オーストラリアのキャンベラにある豪国立大学の科学者たちは、スペインかぜの原因となったウイルスに強力な毒性を与えたのは、ブタと人間のインフルエンザ・ウイルスの合体によってつくられたハイブリッド遺伝子だったと発表した。
スペインかぜの原因となったウイルスは、発生時には保存されなかったが、このかぜで死亡した女性の遺体が、アラスカの永久凍土に埋められていていることがわかり、これを97年に米国の科学者が発掘して、そこから遺伝物質を採取した。また、このかぜで死亡した2人の米兵の遺体の一部が標本として残されていた。
これらを材料として、ギブス博士らは、スペインかぜのウイルスの遺伝子の1つが、大流行の直前に人間と豚に流行していた2種類のインフルエンザ・ウイルスの遺伝子が組み替えられて、できたものだと突き止めた。異なるウイルスのハイブリッドだったために、「人間の免疫システムは、新型ウイルスを識別できずに、歯止めをかけられなかった」とギブス博士は語っている。(日経ヘルス 2001/09/18)スペインかぜウイルス再現
◆東大グループが成功、テロ悪用の可能性警告
1918年に大流行し、全世界で2000万人以上が死亡したインフルエンザ「スペインかぜ」の性質を持つウイルスを作り出すことに、東京大学医科学研究所のグループが、海外の実験施設で成功した。
マウスに感染させたところ、肺が出血するなど強い病原性が確認された。長い間、謎だったスペインかぜの毒性の秘密に迫る一方、インフルエンザがバイオテロに悪用される可能性を警告するものとして注目される。
スペインかぜは、短期間に肺に水がたまるなどして呼吸困難に陥り、死亡するケースが多く、インフルエンザの中でも病原性の強いウイルス。この流行で米国人の平均寿命は10歳以上も下がったと言われる。
強い病原性の理由は不明だったが、99年以降、当時の患者の保存組織などから、8個の遺伝子のうち、4個の配列が判明した。
同研究所の河岡義裕教授と高田礼人助手らは、厳重な密閉性を持つカナダの実験施設で、4個の遺伝子のうち、ウイルスが感染する際などに重要な働きをする2個の遺伝子を、現存のインフルエンザウイルスに組み込んだ。この結果、マウスに肺炎を起こすだけだったウイルスの病原性がさらに強くなり、肺の組織が出血を起こすことが確認された。
河岡教授は「テロの危険性を考え、ウイルスの遺伝情報をどこまで公開するべきかをきちんと議論する必要がある。また、ワクチンの大量生産や抗ウイルス薬を備蓄する体制整備が必要だ」と話している。(読売新聞 2002/10/21)スペイン風邪は鳥ウイルス 小変異で人への感染力獲得
1918年に世界で大流行し、4000万人以上の死者を出したとされる「スペイン風邪」を引き起こしたインフルエンザウイルス(H1N1型)は、遺伝子的には鳥のウイルスで、わずかな変異で人への感染能力を獲得したとの研究成果を、米ハーバード大などの2グループが6日付の米科学誌サイエンスに発表した。
アジアで起きている高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)の人への感染の秘密を解き明す上で、大きな役割を果たしそうだ。
スペイン風邪のウイルスは、アラスカの永久凍土に埋葬された当時の犠牲者の遺体などから分離され、既に遺伝子配列も分かっている。
ハーバード大のグループはこのデータから、標的の細胞に取り付く際に働く、ウイルス表面に突き出たヘマグルチニン(HA)という部分の立体構造を解析し、鳥インフルエンザウイルスのHAと比較した。
その結果、わずか数カ所のアミノ酸が置き換わっているだけで、鳥のウイルスと分類できると分かった。ただ、この変異で、立体構造が人間の細胞に取り付きやすいよう変化していた。グループは「これが大流行した原因かもしれない」としている。(共同通信 2004/02/06)2000万人が死んだ1918年の風邪は鳥のウイルスから=米科学誌
【ワシントン5日】世界で約2000万人の死者を出した1918年のインフルエンザは鳥のウイルスが若干変化して人間の細胞に極めて容易に結び付くようになったために起きた可能性が大きいとの論文が5日、米国の科学誌サイエンスのウェブサイトに掲載された。この研究は現在起きている鳥インフルエンザには直接当てはまらないが、研究者たちはインフルエンザ・ウイルスの伝染力が少し変わっただけで大規模な疫病が発生する可能性を浮き彫りにするデータだと言っている。
論文はハーバード大学の故ドン・ワイリー氏、英国立医学研究所のジョン・スケヘル氏らの長期にわたる国際的な研究を詳細に紹介したもので、これら科学者たちは1918年のインフルエンザのゲノムの一部の配列を決定することができた。研究の主眼は1918年のウイルスのタンパク質のヒーマグルティニン(血球凝集素)がどのようにして人間の細胞のレセプターと結合し、鳥インフルエンザのウイルスの特性を維持できるのかを理解することに置かれた。
スケヘル氏は、現在の鳥インフルエンザが人から人に感染する形で拡大していないのはヒーマグルティニン構造が人間を効果的に感染させるほど進化していないためではないかと想像している。〔AFP=時事〕 (時事通信 2004/02/06)強毒性のウイルスを再現 世界で猛威のスペイン風邪 新型の流行
【ワシントン5日共同=吉本明美】1918―19年の世界的大流行で2000万―5000万人が死亡したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを、遺伝子工学の手法を使って再現することに、米疾病対策センター(CDC)などが5日までに成功した。
マウスへの感染実験で、これまで謎だった強い毒性の発揮に関与する遺伝子も絞り込んだ。現在アジアで猛威を振るい、人間での大流行も「時間の問題」と懸念されているH5N1型ウイルスと共通する遺伝子変異があることも分かり、研究グループはワクチンや治療薬の開発で新型インフルエンザの大流行に備えるための重要な成果としている。
だが一方、危険なウイルスの再現が可能となったことで、悪用や流出を懸念する声も高まりそうだ。CDCは「厳重な管理下で実験した」としている。
スペイン風邪は流行当時の完全なウイルスが保存されておらず、アラスカの永久凍土に埋葬された犠牲者の肺からウイルスの遺伝子を回収、解読を進めてきた。8種類ある遺伝子のうち、米軍病理学研究所のチームが残っていた3種類の解読を終了。CDCはこれらの遺伝子配列を基に、遺伝子からウイルスを丸ごと合成する手法で再現した。
強い毒性に関与していたのは、ウイルス表面にある糖タンパク質の遺伝子1種と、ウイルスの増殖に不可欠な「ポリメラーゼ」と呼ばれる酵素の遺伝子3種。
この酵素の遺伝子は鳥のインフルエンザウイルスがわずかに変異したもので、変異の一部は、H5N1型ウイルスと共通だった。研究チームは、いずれもウイルス増殖の効率が上がり、強毒性につながるのではないかとみている。
研究結果は、6日付の英科学誌ネイチャー、7日付の米科学誌サイエンスに掲載される。(共同通信 2005/10/06)利益が危険上回ると判断 手法は日本人が開発
【ワシントン5日共同】スペイン風邪のように過去に多数の死者を出したウイルスを再現することには、過失による流出や悪用への懸念からその是非について議論がある。
しかし米当局は今回、「公衆衛生上の利益が悪用の恐れをはるかに上回る」(米サイエンス誌)と判断。解読結果に加え、再現ウイルスの特徴なども公表し、研究促進を優先させた。アジアで流行中の鳥インフルエンザ(H5N1型)が徐々に人での感染を広げ、新たな世界的大流行につながる恐れが強いことを重視した結果だ。
今回のスペイン風邪のように、遺伝子からウイルスを合成する手法は「リバースジェネティクス」と呼ばれ、遺伝子工学の発展で可能になった。完全なインフルエンザウイルスの再現は、日本の河岡義裕(かわおか・よしひろ)東京大医科学研究所教授が初めて成功した。
毒性の強いウイルスを扱うには外部に決して漏らさない厳重な防護措置が不可欠で、同教授は設備が整ったカナダで実験している。今回の研究チームも防護に万全の態勢をとったと強調している。<スペイン風邪> 第1次大戦末期の1918年に出現、翌年まで流行したA型インフルエンザ(H1N1型)。世界で2000万―5000万人の死者を出したと推定され、日本でも約50万人が死亡したといわれる。激しい症状が特徴で、口と鼻から血の泡を出して死んでいった患者もいたとの記録がある。通常のインフルエンザ流行では乳幼児、高齢者が犠牲になることが多いが、スペイン風邪では青年や壮年の死者が多かったのが特徴。(共同通信 2005/10/06)
スペイン風邪のウイルス、鳥インフルエンザから変異
1918〜19年に世界で大流行し、2000万〜5000万人の死者を出したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを、遺伝子工学の手法で再現することに、米陸軍病理学研究所や米疾病対策センター(CDC)などのグループが成功した。新薬開発などに役立つと期待される一方、技術の悪用を心配する声も出ている。
成果は英科学誌ネイチャー6日号と米科学誌サイエンス7日号にそれぞれ発表される。
スペイン風邪のウイルスは完全な形では保存されておらず、健康な成人が次々に犠牲になるほどの強い毒性を示した理由がはっきりしていなかった。
研究グループは、アラスカの永久凍土に埋葬された犠牲者の遺体から遺伝子を回収。塩基配列を解読し、ウイルスを再現した。
その結果、鳥インフルエンザウイルスに似ており、大流行直前に変異してできたものと考えられるという。変異の一部は現在、アジアで大流行している強毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)とも共通していた。
57年のアジア風邪や68年の香港風邪のウイルスは、鳥と人のウイルスが混じり合ってできたと考えられているが、スペイン風邪には人のウイルスとの混合を示す特徴はなく、鳥のウイルスが直接人に広まったものだったとしている。
また、再現したウイルスをマウスに感染させる実験で、強い毒性にかかわっていたのは「ポリメラーゼ」と呼ばれる酵素の遺伝子3種類など、計4種類の遺伝子だと分かった。
今回の研究は、新しいワクチンや治療薬の開発、新型インフルエンザ発生の備えにつながるとみられる。ただ、殺傷能力の高いウイルスが流出したり、悪用されたりする危険性もあり、研究グループは「ウイルスは厳格な安全基準とセキュリティーの管理下にある」としている。(朝日新聞 2005/10/06)再現スペイン風邪ウイルス、民間機関にも提供 米CDC
米疾病対策センター(CDC)は、遺伝子工学の手法で再現したインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスを、民間研究機関に提供する方針を決めた。10日発行の英科学誌ネイチャーが報じた。これまで、外部に提供しないとしていたが、方針転換した。再現ウイルスはワクチンや治療薬の開発に役立つと期待されており、提供を望む研究者の意向に応えた形だが、専門家からは「流出や盗難の危険が増す」と心配する声も出ている。
CDCは、安全対策がとられた民間研究機関に限り、登録制で、殺傷能力の高い病原体を提供している。ネイチャーによると、スペイン風邪の再現ウイルスも先月20日、この提供病原体のリストに加えられた。
提供病原体は一般の宅配便などで研究機関に運ばれる。AP通信によると、登録研究機関は約300で、すべて米国内にあるという。
スペイン風邪は1918〜19年に大流行し、世界で2000万〜5000万人の死者が出た。CDCなどのグループは先月5日、このウイルスの再現に成功したと発表。その際、再現ウイルスに接触できるのは研究リーダーだけで、外部提供はしない、などと説明していた。(朝日新聞 2005/11/10)スペイン風邪ウイルス、生物兵器転用の恐れ…米が登録
【ワシントン=笹沢教一】米疾病対策センター(CDC)が先月、強力な新型インフルエンザの対策を研究するとの理由で、1918年に猛威を振るったスペイン風邪ウイルスを遺伝子工学を用いて再現し、その後、生物兵器に転用の恐れがある「指定病原体リスト」に登録していたことが25日明らかになった。
人のインフルエンザで同リストに記載されたのは今回が初めて。このリストは、病原体や毒素が生物兵器としてテロに悪用されるのを防ぐため、96年に制度化され、2001年の炭疽(たんそ)菌騒動を機に制度が拡充された。
登録された病原体を所有する施設は出荷などの記録を保存し、査察にも応じなければならない。
リストには、天然痘や炭疽菌、エボラウイルス、リシンなど70種以上が記載され、中国などで拡大している高病原性鳥インフルエンザは登録されていたが、人のインフルエンザは含まれていなかった。(読売新聞 2005/11/26)「スペインかぜ国内死者は45万人」 慶大名誉教授が新説
1918〜21(大正7〜10)年に世界で猛威をふるったインフルエンザ(スペインかぜ)で国内では約45万人が死亡した、とする新説を速水融・慶応大名誉教授(歴史人口学)が出した。世界保健機関(WHO)の手法を応用した推定で、旧内務省の記録より2割近く多い。新型インフルエンザ発生が懸念されるなか、当時の大流行の様子を正確に知る手がかりとして注目されそうだ。
スペインかぜでは世界で4000万人が死亡したと推定される。日本での流行は3波あり、旧内務省衛生局の報告書は、合計で患者2380万4673人、死者38万8727人としている。
過去の人口動向の分析を専門とする速水名誉教授は、インフルエンザ流行時に呼吸器疾患の死亡率などが平年より上昇する「超過死亡」という概念に注目。当時の統計に応用し、スペインかぜによる直接・間接の国内死者数を計45万人と算出した。旧内務省報告書より約16%多い。
この計算は、インフルエンザの社会的影響を評価するためにWHOが提唱する手法に準じている。大正9年の最初の国勢調査で日本の総人口は5596万だったので、スペインかぜによる死者は124人に1人ほどいたことになる。
速水名誉教授は「スペインかぜは大きな災害なのに忘れられがち。死者の数は関東大震災(約10万人)を大きく上回り、大正期の日本に大きな影響を与えたことは間違いない」と話す。新説は2月刊行の新著『スペイン・インフルエンザ』(藤原書店)で発表する。
新型インフルエンザに対する政府の行動計画は、発生時の外来患者は1300万〜2500万人、死者は17万〜64万人と推定している。(朝日新聞 2006/01/03)「スペイン風邪」免疫異常で重症化 人工ウイルスで実験
世界で大流行した「スペイン風邪」と呼ばれるインフルエンザのウイルスが、ウイルスに対抗する免疫機能の異常を引き起こす強い病原性によってサルを死なせてしまうことを、河岡義裕・東京大医科学研究所教授を中心とする日米カナダの研究グループが実験で示した。18日付の英科学誌ネイチャーで発表する。
1918年から数年間猛威をふるったスペイン風邪は、全世界で4000万人の死者を出したとも言われている。その後、残されていた当時の標本などからウイルスの遺伝子配列がわかり、同じウイルスを人工的に作り出せるようになった。グループは、人工ウイルスを生物学的にヒトに近いカニクイザルに感染させ、症状を調べた。
ヒトやサルはウイルスに感染すると、その活動を阻止しようとする免疫機能が体内で働く。ウイルスの増殖を阻止するため、インターフェロンというたんぱく質を分泌することなどが知られる。
ところが、この人工ウイルスに感染させたサルの場合、インターフェロンの分泌が抑えられるなどの異常が現れた。その結果、体内でウイルスが増え続けて肺炎や肺水腫を起こし、死に至ることがわかった。インフルエンザウイルスが、マウスなどに重い症状を起こすことは実験で確かめられていたが、サルの仲間で重症化の仕組みが確認できたのは初めてだ。
現在、アジアを中心に問題となっている鳥インフルエンザウイルスがヒトに重い症状を起こすのも、同様の仕組みで説明できる可能性がある。河岡教授は「さらに研究を進めることで、鳥インフルエンザや新型インフルエンザの治療に役立てたい」と話している。(朝日新聞 2007/01/18)スペイン風邪:ウイルス再現 免疫異常で増殖、毒性強く
1918年に世界的大流行を起こしたインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスが、各種のインフルエンザの中でも特に毒性が強かった(高病原性)ことを、東大医科学研究所とカナダ・米国の共同研究グループがサルの実験で示した。感染したサルは免疫反応をうまく起こせず、ウイルスの大量増殖を許して、回復不能な状態に陥った。18日の英科学誌ネイチャーに論文を発表する。
同研究所の河岡義裕教授らは、カナダ公衆衛生局のダーウィン・コバサ研究員らと協力し、解明済みの遺伝子配列からスペイン風邪ウイルスを人工的に再現。サル7匹の鼻や気道に注入した。
その結果、サルは重い肺炎を起こし、呼吸困難に陥った。回復不能となり、それ以上苦しませないため感染8日後に安楽死させたサルは、肺の中に水分が大量にたまり、水死に近い状態だった。
これに対し、普通のインフルエンザウイルスを感染させたサル3匹は、肺炎を起こさず軽い症状だけで回復した。
免疫の働きを調べると、普通のインフルエンザに感染したサルは、感染直後から体内でウイルス増殖を抑える「インターフェロン」という物質を多く作っていた。感染8日後には、ウイルスはほとんど検出されなかった。一方、スペイン風邪ウイルスのサルはインターフェロンをほとんど作らず、感染8日後も大量のウイルスが検出された。
河岡教授は「サルを殺すほど強いインフルエンザウイルスは他にない。免疫反応の異常は、鳥インフルエンザ(H5N1型)が人に感染した場合にもみられる。悪性のインフルエンザに共通なのかもしれない」と指摘している。【高木昭午】(毎日新聞 2007/01/18)スペインかぜ:猛威の原因遺伝子特定 新型インフルエンザ「治療薬」に道
◇東大と米の大学
1918年に流行し全世界で約4000万人が死亡したとされる「スペインかぜ」のウイルスが強毒性になった原因遺伝子を、東京大と米ウィスコンシン大が特定した。発生が予想される新型インフルエンザの治療薬開発に役立つという。米国科学アカデミー紀要(電子版)で発表した。
スペインかぜはインフルエンザの一種。毎年流行するインフルエンザウイルスは鼻やのどで増えるが、スペインかぜウイルスは肺で増え、死者の多くがウイルス性肺炎だった。
米ウィスコンシン大の渡辺登喜子研究員らは、インフルエンザウイルスを人工的に合成する技術を利用。8種類あるスペインかぜウイルスの遺伝子の組み合わせを変え、通常のインフルエンザウイルスに組み込み10種類のウイルスを作った。実験動物のフェレットに感染させ増殖の違いを比べた。
ほとんどのウイルスは鼻でしか効率的に増えなかった。これに対し、「RNAポリメラーゼ」という酵素を作る4種類の遺伝子がスペインかぜのものを使ったウイルスは、フェレットの気管と肺でも増殖。完全なスペインかぜウイルスと同じように強毒性を持っており、この4種の遺伝子が強い毒性にかかわっていることを突き止めた。研究チームの河岡義裕・東京大医科学研究所教授(ウイルス学)は「4種の遺伝子が作るたんぱく質の働きを抑える薬を開発することが、新型インフルエンザ対策に重要だ」と話している。【関東晋慈】(毎日新聞 2008/12/31)1918年スペイン風邪、日本の死者は推計48万人
1918年に世界中を襲った20世紀最大の新型インフルエンザ「スペイン風邪」の日本での死者が48万人に達していたという新推計を日米の研究者がまとめ、12日付の英医学誌(電子版)で発表した。当時の内務省の報告では死者は約39万人とされていた。
将来の新型インフルエンザに備える政府の行動計画もこの39万人説を前提に、最大被害などを見積もっている。
発表したのは、菅谷憲夫・けいゆう病院小児科部長や米国立保健研究所の研究者ら。統計を再解析して、肺炎などインフルエンザが影響したとみられる死亡を合算した。その結果、18年から20年の間に約48万人が亡くなったと推計した。現在の日本の人口に当てはめると、約108万人に相当することになる。
都道府県によって、人口に対する死者の割合を示す死亡率は約3倍の開きがあった。
菅谷部長は「結果的に肺炎で多くの人が死亡したとみられる。今後の新型対策に役立ててほしい」と語っている。(編集委員・浅井文和)(朝日新聞 2009/02/14)「スペイン風邪起源説」強まる=新型インフル、豚を経由−米加チーム
1918年ごろに世界的に流行したスペイン風邪と呼ばれるH1N1亜型のA型インフルエンザウイルスを豚と猿、マウス、フェレットに接種したところ、豚だけが生き残り、一時的な発熱と軽い呼吸器症状だけで済んだことが分かった。これにより、スペイン風邪の流行拡大に豚が関与しており、豚の間でウイルスが代々受け継がれた結果、現在の新型ウイルスに至ったという説が支持されるという。
米カンザス州立大やカナダ食品検査局などの研究チームが、4日までに実験結果を米ウイルス学誌ジャーナル・オブ・バイロロジーに発表した。
スペイン風邪の流行時には、人だけでなく豚にも症状がみられ、30年に米中西部で豚インフルエンザが流行した際にも、同じ亜型のウイルスが採取、確認されている。(時事通信 2009/05/04)新型インフル、1918年流行のウイルスと類似=研究
【ワシントン13日ロイター】国際的な研究チームが13日、現在世界的に流行している新型インフルエンザ(H1N1型)は、1918年に同様の世界的流行(パンデミック)を引き起こしたインフルエンザウイルス株と気がかりな類似点があると報告した。ともに、季節性インフルエンザのウイルスと比べて肺で増殖しやすいのだという。
米ウィスコンシン大の河岡義裕氏が率いる国際的なチームが英科学誌ネイチャーで発表した。
同チームはまた、1918年の流行期を経た人々は現在流行している新型インフルエンザに対しても特別な免疫があるようだ、という従来の研究内容を確認した。
1918年に大流行したインフルエンザでは、世界全体で4000万─1億人が死亡したと推定されている。(ロイター通信 2009/07/14)新型インフルエンザ:90歳代以上に免疫 スペイン風邪で抗体──東大など
新型インフルエンザに対する免疫を1918年以前に生まれた人は持っている可能性があることを、東京大医科学研究所などが明らかにした。また、新型ウイルスは季節性と違い、肺で増殖するなど強い毒性を持つことが動物実験で示された。医科研の河岡義裕教授(ウイルス学)は「秋冬の流行時には広い世代で早期治療を心がける必要がある」と注意を促している。13日の英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載された。
河岡教授らは、献血などのため新潟大などに保管されていた日本人約250人の血液を調べた。新型ウイルスに対する抗体を持っていたのは、多くがスペイン風邪が発生した1918年より前に生まれた人だった。
新型インフルエンザに関して、米疾病対策センター(CDC)などの調査から60歳以上に免疫がある可能性が指摘されている。だが、河岡教授は「18年のウイルスは人で流行するうちに大きく変異した。一方、新型ウイルスはほとんど変異しないまま豚で流行していたため、20年代以降に生まれた人に免疫はないとみられる」と指摘している。
さらに、イタチの仲間で実験したところ、新型ウイルスに感染させた3匹は気道内で広く増殖して肺に侵入し増殖するのに対し、季節性に感染させた3匹は鼻などの上気道にとどまった。
米国などでも健康な人がウイルス性肺炎を起こして重症化する例がある。河岡教授は「新型ウイルスには季節性にはない毒性があることを示す結果で、今後さらに毒性を増す恐れもある。60?80代の高齢者も免疫がないとみられ、十分な警戒が必要だ」と話している。【関東晋慈】(毎日新聞 2009/07/14)
【関連サイト】
インフルエンザワクチンは打ってはいけない!(Thinker)
ワクチンはいりません!〜新型インフルエンザとその対策に関する総合情報
「ブタから人工インフルエンザ・ウイルス発見」の謎(WIRED NEWS 2005/03/08)
1918年の「スペイン風邪」ウイルスを再現(WIRED NEWS 2005/10/07)
'Weaponized' Flu a Threat, Say Health Science Center Experts (Distinctions 2003/08)
"Bird Flu" Similar to Deadly 1918 Flu, Gene Study Finds (National Geographic News 2005/10/05)
Flu genome sequenced (Scientist 2005/10/06)
Pretext for more martial law: bird flu (Online Journal 2005/10/06)
The Avian Flu Fright is Politically Timed (GlobalResearch 2005/10/12)
US involved in bird flu conspiracy: Indonesia (ABC Online 2008/02/20)
Baxter: Product contained live bird flu virus (Toronto Sun 2009/02/27)
Baxter admits flu product contained live bird flu virus (CTV 2009/02/27)
Medical Director: Swine Flu Was "Cultured In A Laboratory" (Global Research 2009/04/26)
Do Not Take A Swine Flu Vaccine! (Global Research 2009/04/26)
Indonesian minister says swine flu could be man-made (ABS-CBN News 2009/04/28)
In 1918 Pandemic, Another Possible Killer: Aspirin (New York Times 2009/11/13)
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