「一度でいいから宇宙へ行ってみたい」「誰もが気軽に宇宙旅行できる」──そんな夢のような話などおそらく一生無縁のまま、夢で終わることだろう。少なくともこの私(たち)が生きている時代にそれが実現する可能性は、たぶんない。

もう今から4年も前の話だが、1998年6月のこと、サントリーが米ペプシコ社と業務提携し、「ペプシで宇宙へ行こう!」というキャンペーンを当時大々的に宣伝していた。そのキャンペーン内容というのが──
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というもので、まさに「宇宙旅行ビジネス」の先駆けであった。「宇宙旅行」とはいっても、高度100kmの「宇宙飛行士高度」に2分半滞在して無重力を体験するという程度のものだが、はてさて出発予定日の2001年12月に初飛行したという話題を寡聞にして知らない。ペプシ・マーケティング部によると、応募総数は約65万通で、フライトは2003年以降に延期されたまま、未だ実現には至っていないとか(2001年時点)。
本キャンペーン景品の「宇宙プログラム」は、当初2001年12月〜2002年2月の出発を目指し、アメリカの主催会社が計画を進めておりましたが、諸般の事情によりプログラム実施は当初の計画より遅れることとなり、現時点では2003年〜2005年の間で実現の予定となっております。
この米ゼグラム社主催の『ゼグラム・スペースボヤージュ』宇宙プログラムは、その後スペースアドベンチャー社へ引き継がれる形となり、目下フライト実現を目指しているという。もっとも先の注意書きによれば、もし中止された場合には1000万円の現金支給となるようだが、当選した5名にツアー延期を伝えたところ、なんと5名全員とも現金支給よりフライト実現まで待つことの方を選んだという話である。ただ気がかりなのは… 2005年までみな無事に生きているのかしらん(笑)。
現実に宇宙へ行くのが無理ならば、せめてバーチャルな宇宙旅行でも…というわけでこの間、東京・品川にあるメルシャン品川アイマックスシアターで、『スペース・ステーション 3D』という作品が上映されていたので鑑賞してきた。「鑑賞してきた」というよりはむしろ「体験してきた」感じに近いかもしれない。作品の触れ込みにはこうある、
みごとな技術と目をみはる美しい宇宙映像で制作された『スペース・ステーション』は、史上初のIMAX3D宇宙映画だ。 |
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アイマックスシアターとは、6.5階建てのビルの高さに相当するタテ16×ヨコ22mの巨大スクリーン(東京・品川の場合。ちなみに後述する大阪の方はタテ20m×ヨコ28mと世界最大級)と、6チャンネルのデジタルサウンドシステムで、迫力と臨場感ある巨大立体映像を体験させてくれる劇場のことで、今日(7月30日)現在『スペース・ステーション』が上映されているのは国内では東京・品川と、大阪・天保山にあるサントリー・アイマックスシアターの2カ所のみ。たとえ宇宙旅行を実体験できなくとも、疑似体験とはいえ「宇宙飛行士になったような追体験ができ」、宇宙へ行ったことがない人でも「宇宙を実感できる」ので、きわめて貴重な体験となろう。はっきり言って『スターウォーズ』なんかより見に行く価値はあると思う。
さあアイマックスシアターで「宇宙旅行」を楽しんだあとは、わがMacで「宇宙旅行」気分を味わうとしよう。とすれば、3D天体シミュレーションソフト「Celestia」の出番である。ようやくMac OS Xにも移植されたソフトウェアで、その3Dグラフィックスはホンモノの宇宙と見まがうほどに美しい。

同ソフトを起動させると、いきなり宇宙空間へ放り出される。画面には地球・太陽・月・土星・木星といった太陽系の惑星はもちろんのこと、はるか銀河系の果てまで、なんと10万個以上の星が網羅されているというから驚きである。天体観測、特定の星への接近(ズームイン/アウト)、天体の回転(QuickTime VRのような)、惑星の軌道や星座の表示、さらには時間の進行速度を加減したり、時間を逆行させて星から遠ざかることも可能。また太陽の黒点や月のクレーターまでも克明に描写されており、作者の「一途さ」に舌を巻かざるをえない(笑)。おまけにフリーウェア(無料)だというから、作者の「心意気」にも感服。まことに至れり尽くせりのシミュレーションソフトなのだ。初め操作に慣れないうちは、宇宙のまっただ中にキョトンとたたずむばかりで途方に暮れてしまうが、そこはそれ、メニューバーにある「Run Demo」(もしくはDキー)を選択するとただちにデモが開始され、“自動操縦”にゆだねながら宇宙旅行が楽しめるのでありがたい。さながら「宇宙船Mac号」といったところか。
しばし宇宙の深淵を堪能されよ。
【2002/07/30 江原・記】
【関連記事】
Japanese firm to send Pepsi winners into space
TOKYO, (AP) - Japan's Suntory Ltd. said Tuesday that it would help send five Pepsi Cola drinkers into space -- the world's first aerospace sales campaign.
Suntory, a distiller that obtained Japanese production, sales and marketing rights from PepsiCo Inc. last year, will launch the "2001 Space Tours Pepsi" compaign in June.
It will invite consumers to answer a quiz between June and August to apply for the prize, with five winners picked along with some runners-up to fill possible vacancies.
The five winners will each get 10 million yen (77,520 dollars), the maximum allowed prize in Japan, as part-financing for a 98,000-dollar space trip to be organized by Zegrahm Space Voyages of the United States from 2001.
The space tours complement Pepsi's "exciting" image, Suntory said in a statement. (CNN 1998/04/14)ついに宇宙旅行がオークションに! 締切り迫るも、まだまだ格安で落札可能
米Space AdventuresとFlight Technologiesは、民間人による国際宇宙ステーション(ISS)への宇宙観光旅行パッケージ「International Space Station(ISS) Experience」を、米eBayのオークションに出展している。米太平洋夏時間(PDT)で、5月23日の午後6時06分31秒まで入札可能。オークションによる収益は、アルツハイマー病患者への支援を行っている「The Deane F. Johnson Alzheimer's Foundation」に寄付される。
Space Adventuresは、昨年4月にDennis Tito氏を、今年4月にはMark Shuttleworth氏を宇宙へ送り出し、世界初の民間人による宇宙観光旅行を実現した。今回、さらに多くの人が身近に宇宙旅行を楽しめるようにとの目的で、同社はオークションへの出展を決定。落札者に対しては、数カ月におよぶ訓練プログラム「Orbital Qualifications Program」が実施され、ロシアからソユーズ宇宙船に乗り込んで宇宙への旅が提供される。
宇宙旅行の出発には、ロシア宇宙開発局からの飛行許可を取得する必要があるため、Orbital Qualifications Programによる準備・訓練が必須となる。ISS Experienceは、この訓練プログラムを豪華な旅行パッケージに仕立て上げており、数々の魅力的な体験をして宇宙旅行に備えられる。
まず、落札者にはモスクワの五つ星ホテルでVIP待遇の宿泊・オリエンテーションを提供し、翌日は市内観光の後、スターシティにある宇宙飛行士訓練センター「Yuri Gagarin Cosmonaut Training Center」へと移動。宇宙旅行が可能な健康状態かどうかをチェックする精密検査の後、無重力トレーニング、シミュレーターによるソユーズ宇宙船トレーニング、さらには、ジュコフスキー空軍基地でのMiG-25/29戦闘機による超音速飛行トレーニングなど、普通では体験できないような訓練が予定されている。また、ロシア語や宇宙論の学習、緊急脱出に備えたサバイバル・トレーニングなども行われる。
これまでも米国では、携帯電話一体型のPDA「Treo 180」の第1号機や、次世代スクーター「Segway Human Transporter(HT)」のオークションなどが行われ、大きな話題となった。ISS Experienceでは、桁違いの入札が続くことを想定して、米TransRowが入札者の財政能力をチェックし、不適格であると判断された場合は30分以内にエントリーを削除する方式を採用している。
過去の民間人による宇宙観光旅行は、訓練から帰還までの総額がUS2,000万ドルとも言われている。しかしながら、現時点(日本時間5月20日17:00現在)の入札価格は、まだUS110万300ドル。格安で宇宙に出かけるチャンスが残っているのでは!?(MYCOM PC WEB 2002/05/20)ペプシの「宇宙旅行招待」、宙ぶらりんに
延期に次ぐ延期、コロンビア事故でさらに暗雲
「ペプシコーラ」などで知られる米大手飲料メーカーのペプシコ社が1998年、業務提携先のサントリーを通じて日本国内で実施した当選者5人を宇宙旅行に招待するクイズキャンペーン「宇宙へ行こう!2001年宇宙への旅にご優待」が当選者を決めたにもかかわらず、実際の宇宙旅行が延期されたままになっていることが4日、夕刊フジの調べでわかった。さらに、スペースシャトル「コロンビア」の空中分解事故によって完全に中止する可能性も強まっているという。
このキャンペーンはサントリーが主体になってペプシコーラの販売促進活動として実施した。クイズ正解者から抽選で5人を宇宙旅行に招待するというもので、「トリスを飲んでハワイへ行こう」キャンペーンの21世紀版として日本中の注目を集め、65万通の応募があり、この中から5人が選ばれた。
キャンペーン当選者は米国の冒険旅行会社ゼグラム社が企画した民間人の宇宙旅行に参加する計画。人工衛星などを手がけるエアロアストロ社を中心に開発中の「スペースクルーザー」に搭乗する予定だった。
「スペースクルーザー」は双発ジェット機の母機と宇宙機からなる2段式で、1回の飛行に操縦士2人や乗客6人が搭乗可能。宇宙機は高度約15キロで母機から分離し、ロケットエンジンで「宇宙飛行士高度」と言われる高度約100キロに達する弾道飛行を行い、宇宙機が地球に帰還するまで青い地球を観賞、2−3分間の無重量環境も体験できる。
全体の飛行時間は約3時間だが、出発前に2日間の講義と3日間の宇宙飛行訓練が必要で、宇宙服に似た宇宙スーツ貸与や記念撮影を含めた料金は9万8000ドル(約1176万円)。キャンペーン当選者はこの費用のうち1000万円を負担してもらえるはずだった。
しかし、当初2000年12月の初飛行をめざした計画は、最終期限の2001年12月になっても実現されず、以後、数回にわたって延期。現在は「2003−2005年実現予定」との説明が示されたままになっており、この間、キャンペーン当選者5人も待機状態が続いている。
サントリーの広報担当者は延期について「キャンペーンは諸般の事情によるゼグラム社の遅れで延期しており、中止ではありません」とするが、遅れの原因については触れていない。しかし、ゼグラム社やエアロアストロ社の資金難から「スペースクルーザー」の製造に着手できず、宇宙旅行計画が宙に浮いたままなのが実情らしい。
そのうえ、追い打ちをかけたのが今回のコロンビアの事故。関係者によると、米連邦航空局(FAA)が安全面でより厳格な姿勢となるのは必至で、民間会社による宇宙機の設計についても専門家らは「型式認定などで何らかの制約が加わる可能性が大きい」という。そうなれば、民間宇宙旅行計画はさらに遅れそうな雲行きだ。
サントリーの広報担当者は「これ以上の延期やめどの立たない状況が続くようであれば、当選者の意向を聞いたうえで別の形での賞品などを検討することになりそう」と語っており、当選者に金品を配って終わりになる公算も浮上しそうだ。(ZAKZAK 2003/02/04)ロシア宇宙当局と米民間企業、2005年に2人を宇宙観光へ
【ニューヨーク18日ロイター】ロシアの航空宇宙当局と、米国の民間宇宙旅行会社スペース・アドベンチャーズ社が、2人の観光客に宇宙旅行をさせる計画を発表した。
同社は過去にも2人を宇宙軌道上の観光に送り出しており、今回の発表では、2005年初頭に新たに2人の観光客を宇宙に送り出したい、という。
宇宙旅行の期間は8─10日で、費用は2000万ドル。01年と02年に旅行した2人とほぼ同額だ。
今回の旅行は、国際宇宙ステーション(ISS)に6日間滞在するというもの。
同社のアンダーソン最高経営責任者によると、すでに10人以上がフライトのための健康診断を受け、一部の支払いを終えた。
旅行費用の大半は、渡航に使われるソユーズ・ロケットの製作に充てられるという。(ロイター通信 2003/06/19)モスクワ−NY間50分で結ぶ「宇宙飛行計画」発表
モスクワとニューヨークの間を600人の乗客を乗せて50分間で飛ぶ宇宙飛行機計画が発表された。
6日付露紙「トルード(労働)7」によると、同機は巨大なジェット機の先端部にロケット・エンジンを持つシャトルを接続。通常の滑走路からジェット機部分で離陸した後、乗客や貨物を乗せたシャトルを分離、最高高度100キロの宇宙軌道に投入する。その後、高度を落とし別のジェット機と再び結合、滑走路に着陸する。
考案した研究者らは宇宙開発の歴史に新たなページを開くものと意気込んでいる。だが、完成したとしても1人1万5000ドル(約165万円)と予想される航空券代を払う乗客がいるのか、露航空宇宙局は懐疑的という。(モスクワ支局)(読売新聞 2003/11/08)ソユーズで豪華ペア宇宙旅行は健在!公式サイトも楽しくリニューアルに
米Space Adventuresは、民間人を宇宙に送り出す旅行計画「Space Adventures-1(SA-1)」公式PRサイトのデザインを一新した。詳しいパッケージ内容がリアルに提供され、旅行者の応募が受け付けられている。
同社は、2001年にアメリカ人のデニス・チトー氏、2002年に南アフリカ人のマイク・シャトルワース氏を、民間人として初めて宇宙旅行に送り出し、大富豪の夢をかなえた企業として注目を集めた。同社の設立には、アポロ11号やスペースシャトルに乗り込んだかつてのNASA宇宙飛行士が多数関わっており、さらなる宇宙旅行の機会を一般の人々に与えるべく、現在はSA-1のプロデュースに力が入れられている。
2005年に、ロシアの宇宙船ソユーズで旅行者を国際宇宙ステーション(ISS: International Space Station)へと送り届け、8日間の宇宙滞在を楽しめるSA-1は、新たな試みとして民間人向けに2座席が確保されており、ペアで宇宙旅行を実現する機会となる。SA-1のミッション遂行中に、地球を120回以上も周回できる予定になっている。
未だ2名の旅行者は正式決定に至っておらず、同社は今回、インターネット上で広くPRしていく方針を採用。美しいグラフィックスで全旅行計画を詳しく紹介し、ちょっとしたバーチャルツアーを体験できる。今後は、ビデオや3D映像も次々とアップされていくほか、有名人の宇宙対談などのコンテンツも提供されるという。
募集要項に並ぶ条件はわずか3つ。まず、18歳以上であること。次に、約半年に及ぶ、宇宙での生活に備えるトレーニングが受けられること。そして、やはりラストは最大の条件となる、US2,000万ドルの旅行費用を支払えること。この旅行総額は、過去2回の民間人宇宙旅行パッケージと変わっておらず、まだまだ一般人には容易に手が出せない金額であろう。
新サイトのトップページには、デニス・チトー氏の「Space Adventuresは私の宇宙旅行の夢をかなえてくれた。次にかなえるのはあなただ」という言葉が載せられている。スペースシャトルによる宇宙計画は一時的にストップしているものの、ソユーズは今も健在であると同社は強くアピールし、SA-1の旅行者を募っている。(PCWEB 2003/12/19)民間初の有人宇宙飛行に成功 米チーム
(CNN) 米国の民間グループが21日早朝、史上初めての民間機による有人宇宙飛行を成功させた。民間宇宙船「スペース・シップ・ワン」は高度100キロの宇宙空間を約3分間飛行した後、無事に帰還した。
パイロットのマイク・メルビルさんはロサンゼルスから北約130キロのモハベ空港に帰還し、「上から地球を見下ろすのは、まるで神聖な経験だった」「高度100キロからの眺めは、すごいものだった」などと話した。
民間が開発した宇宙船で初めて、有人飛行を成功させたのは、航空エンジニアのバート・ルータン氏率いる「スケールド・コンポジット」。同チームが開発した航空機「ホワイト・ナイト(白い騎士)」が「スペース・シップ・ワン」を高度約15キロまで運び、切り離した。
スペース・シップ・ワンは切り離された後にロケット・エンジンを点火し、音速の3倍まで加速。高度100キロに到達し、カリフォルニア州上空の宇宙空間を約3分間飛行した後、無事帰還した。
ルータン氏らは、政府の援助を受けずに宇宙船を開発し、有人飛行を成功させた最初のチームに賞金1000万ドル(約11億円)が贈られるコンテスト「X(エックス)プライズ」に参加しており、最有力視されていた。コンテストの合格基準の1つが、高度100キロに到達することだった。
パイロットのメルビルさんは、宇宙船の船内が無重力状態になると、チョコレート菓子「M&M's」の袋を開けてみたと話した。宇宙船がカリフォルニア上空の宇宙を飛行した3分間、色とりどりの小さなキャンディーは、操縦室内をふわふわと漂っていたという。(CNN 2004/06/22)民間宇宙船、高度100キロの飛行に成功
米航空宇宙技術開発会社、スケールド・コンポジットは21日、同社の開発した有人宇宙船の飛行実験で、民間では史上初めて高度100キロの到達に成功し無事帰還したと発表した。
高度100キロの飛行では無重力体験など、事実上の宇宙旅行が味わえるとされ、一般市民にとっての宇宙旅行の夢が1歩実現に近づいた。
飛行に成功したのは、流線形の本体の両側に短い翼を付けた「スペースシップ1」。21日午前6時半(日本時間午後10時半)、カリフォルニア州モハーベ砂漠の実験場でパイロット1人が搭乗。運搬用の大型機で高度約15キロまで運ばれた 時点で切り離され、午前7時半すぎロケット噴射で高度100キロまで上昇した。機体の大きさや重量は企業秘密のため明らかにされていないが、3人乗りとされている。
コンポジット社によると、高度100キロでは上方の空が宇宙空間のように黒く見え、地球の丸みや青い大気の境界線が目視できる上、無重力状態も体験できる。バート・ルータン最高経営責任者(CEO)は「宇宙旅行が政府ではなく民間人のものであることを証明した」としている。
民間の宇宙飛行開発では、有名実業家や元宇宙飛行士らでつくる「エックス基金」が、3人乗りの機体で高度100キロの飛行に2週間以内で2回成功した企業や個人に1000万ドルの懸賞金を提供すると発表、27チームが成功を競っている。(共同)(産経新聞 2004/06/22)2100万円で宇宙旅行、日本でも販売開始
「夢の宇宙旅行は約2100万円」──。中堅旅行会社のクラブツーリズム(本社・東京)は12日、英ヴァージングループと提携して宇宙旅行の販売を同日から始めたと発表した。
ヴァージングループが2008年に実施する宇宙旅行の日本での販売権を取得し、手始めに7人分を募集する。費用は1人20万ドルで、性別や年齢は問わない。搭乗前にアメリカで3日間程度の訓練を受ける。
米カリフォルニア州の空港を飛び立ち、高度100キロの宇宙空間に約25分間滞在し地球に帰還する。宇宙空間では安全ベルトを外し、機内で4、5分間の無重力状態を体験する。全体の飛行時間は2時間30分〜3時間を予定している。
宇宙船は6人乗りで、米財団が2004年秋に実施した有人宇宙飛行レースで優勝した「スペースシップワン」の技術提供を受けて、ヴァージングループが開発する。2008年のスタート時は週1便、将来的に1日1便の運航を計画している。クラブツーリズムは希望者が多ければ、募集人数の拡大も検討するとしている。
クラブツーリズムの宇宙旅行クラブに入会(入会金1000円)する必要がある。問い合わせはTEL03・5323・5566へ。(読売新聞 2005/05/12)3年内にも月周回観光飛行―米社が計画=料金1人110億円
【ニューヨーク10日】米スペース・アドベンチャーズ社は10日、月を周回する観光宇宙飛行を計画していることを明らかにした。ロシア宇宙機関と提携して行う事業で、早ければ2008年に開始するが、料金は1人1億ドル(約110億円)。スペース・アドベンチャーズは2001年に史上初めて民間人のデニス・ティトーさん(米国人)を商業ベースで宇宙に送った会社。
同社のエリック・アンダーソン社長が記者会見で発表したところによると、宇宙旅行は「DSEアルファ」と呼ばれ、ロシアの飛行士がソユーズ・ロケットを操縦して行う。高度約100キロで月を周回する。最初の飛行は5年以内の予定だが、早ければ08年にも始まるという。最初の宇宙船には乗客2人を乗せる。将来は乗客の月面歩行もメニューに加える計画。
同事業のパートナーで、国際宇宙ステーション(ISS)のロシア担当部分を建設したエネルギヤ社は、(1)ISS立ち寄りを含む9−21日間の宇宙滞在(2)所要日数8−9日の月直行飛行―などのオプションを構想している。
ソユーズ宇宙船は、ワイドな窓の設置など小規模な改造を加えるだけで観光用に使えるという。アンダーソン社長は、宇宙での休暇に1億ドルの代金を払えそうな1000人以上のリストを用意しており、そのうち英米人を含む何人かに既に売り込みを開始したと述べた。〔AFP=時事〕(時事通信 2005/08/12)グーグルで「宇宙の旅」 星空の映像観賞サービス
インターネット検索大手のグーグルは22日、パソコン上で「宇宙の旅」を味わえる映像サービスを始めた。世界中の衛星写真を見ることができるソフトウエアの「グーグル・アース」に新たに星空の映像を表示する機能「スカイ」を追加した。
アースで指定した地上の場所から見上げた星空を表示。肉眼では見えない星や星雲が見られ、見たい部分を拡大したり星座表を重ねることもできる。惑星の動きや、地球を周回しているハッブル宇宙望遠鏡による画像なども提供する。
スカイを楽しむにはグーグル・アースの最新バージョン(無料)をダウンロードする必要がある。機能を強化した有料版もある。ソフトを入手できるサイトのURLはhttp://earth.google.com(共同通信 2007/08/23)宇宙旅行、大幅値下げ 将来は210万円 英ヴァージン
【ニューヨーク=長戸雅子】商業宇宙旅行会社「ヴァージン・ギャラクティック」などを保有する英ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長は23日、ニューヨーク市内で会見し、世界初の旅客宇宙船「スペースシップ2」の最終デザインを発表するとともに今年後半にも試験飛行を行う計画を明らかにした。
ヴァージングループは最初の12年間で10万人の利用者を見込んでおり、ブランソン会長は現在1人20万ドル(約2100万円)の旅費を5年以内に10万ドル(約1050万円)に、最終的には2万ドル(約210万円)程度まで下げる考えも明らかにした。
旅客を乗せた初フライトは2009年後半になる予定で、現時点ですでに200人が予約している。200人のなかには車いすの物理学者として有名なホーキング博士やブランソン会長の実父も含まれている。
「スペースシップ2」は全長18メートルで旅客の定員は6人。ニューメキシコ州の商用発射場から打ち上げられる予定で、地球低軌道を回る約3時間の旅となる。(産経新聞 2008/01/24)民間宇宙旅行の母船を公開 英ヴァージン・グループ
【ロサンゼルス28日共同】民間宇宙旅行の実現を目指している英ヴァージン・グループは28日、宇宙飛行船を空中まで運ぶ母船「ホワイトナイト2」(両翼間の幅約42メートル)を、米カリフォルニア州モハーベ砂漠で旅行参加予定者らに初公開した。
公開式典にはグループのブランソン会長も出席。宇宙旅行に参加する日本人で外資系企業社員の稲波紀明さん(31)は「実際に機体を見ることで宇宙旅行が現実になることが実感できた」と語った。
米メディアなどによると、宇宙船は来年披露され、2010年のツアー開始を目指している。料金は20万ドル(約2100万円)で、100人以上が予約を済ませており、日本人では稲波さんのほか、ライブドアホールディングス社長だった平松庚三さんらが参加する。
母船は宇宙船をつり下げて離陸。高度約15キロ付近で分離された宇宙船は宇宙空間に向かい、無重力状態を経て地上に戻り、約2時間半から3時間の旅を終える。(共同通信 2008/07/29)宇宙旅行も「格安チケット」の時代、900万円で
【ケープカナベラル(米フロリダ州)2日ロイター】宇宙旅行にも価格競争の波が到来した。米カリフォルニア州に拠点を置くXCORエアロスペースは2日、ツアー開発・運営会社のジュールズ・クラーと提携し、宇宙への旅を9万5000ドル(約885万円)で提供すると発表した。
価格は競合する英ヴァージンアトランティック航空<VA.UL>傘下ヴァージン・ギャラクティックの半値以下。
XCORエアロスペースは現在、モハーベ砂漠の基地で2人乗り宇宙船「リンクス」を開発中。2010年にテスト飛行を予定しており、早ければ2011年にも商用運航を開始できる見通しという。(ロイター通信 2008/12/03)20年後には世界旅行も宇宙経由で=ヴァージン
【ロンドン7日ロイター】あと20年もすれば、長距離旅行は飛行機ではなく宇宙船でする時代が来るのかもしれない。宇宙旅行を手掛けるヴァージン・ギャラクティックのウィル・ホワイトホーン社長がロイターのインタビューに答え、そうした未来などについて語った。
リチャード・ブランソン氏率いるヴァージン・グループ傘下の同社は、車いすの物理学者スティーブン・ホーキング氏や元F1ドライバーのニキ・ラウダ氏など、宇宙旅行を希望する人から総額4000万ドルの予約金を集めており、2年以内の商用宇宙旅行を計画している。
ホワイトホーン社長は、同社の宇宙旅行計画はまだ第1段階だと強調。将来的には、宇宙科学の分野や宇宙空間でのデータセンター、長距離フライトなど、企業にもさまざまなビジネスチャンスを提供できると語る。
また、1回20万ドルの宇宙旅行に300人の予約が集まったことで、ビジネスとして十分やっていけることを確信できたとし、現在はテスト飛行を繰り返すとともに、近く米連邦航空局(FAA)から認可が下りることを期待しているという。
ヴァージンが採用する技術は、ジェットエンジンを積んだ母船に宇宙船を搭載し、空中で切り離して大気圏外に投入するというもの。この方が地上からロケットを打ち上げる従来の方法に比べ、地球環境にも優しいと主張する。
ホワイトホーン社長によると、米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルなどに比べ、同社の宇宙船に使用している素材は軽いため、必要とする推進力も小さくて済む。
将来的には、宇宙船を使って1度大気圏外に飛び出し、英国とオーストラリアを2時間半で結ぶ長距離旅行も可能だと語る。ホワイトホーン社長が見据えるその実現は「20年後」だという。(ロイター通信 2009/05/09)UAE:宇宙旅行に本格参入、料金1人1880万円
【カイロ和田浩明】アラブ首長国連邦(UAE)が宇宙旅行分野への参入に乗り出した。首都アブダビに宇宙港施設を建設する計画も持ち上がっている。
UAEの政府系投資会社アーバル・インベストメンツはこのほど、英バージン・グループの宇宙旅行会社「バージン・ギャラクティック」の株式32%を取得すると発表した。
ギャラクティック社は弾道飛行で無重力状態を体験できる「宇宙旅行」を計画。新開発の宇宙船は、双胴型飛行機「イブ」で高度15.5キロまで運ばれた後、ロケットエンジンで高度約110キロの宇宙空間まで乗客を運ぶ仕組みだ。
料金は1人約20万ドル(約1880万円)。昨年1月時点で既に200人が申し込んだ。英国の著名物理学者、スティーブン・ホーキング博士も利用する意向と報じられている。
アーバル社は小型衛星打ち上げ能力の開発にも1億ドル(約94億円)を出資する予定。(毎日新聞 2009/08/04)民間宇宙船初披露、2011年宇宙の旅へ 英ヴァージン社
カリフォルニア州モハーベ(CNN) 英ヴァージン・グループ創業者のチャールズ・ブランソン氏が7日、乗客を乗せて宇宙へ飛行する民間宇宙船「スペースシップ・ツー(SS2)」を米カリフォルニア州モハーベ砂漠で初披露した。
宇宙船は同グループ傘下の宇宙旅行会社ヴァージン・ギャラクティックが開発しているもので、全長約18メートル。この日は同社が2011年に計画している宇宙旅行の予約金2万ドル(約180万円)を払った300人が招待された。
ブランソン氏によると、SS2は1年半かけてテストを実施した後、ニューメキシコ州に建設中の宇宙船基地から打ち上げ予定。別の航空機を使って高度6万フィート(約18キロ)まで上昇させた後に分離し、宇宙空間に突入して無重力状態を体験できる。
「宇宙空間に到達したら乗客はシートベルトを外し、大きな窓から地球を眺めながら、宇宙飛行士になった気分で浮遊できる」(ブランソン氏)という。数分間の宇宙飛行を楽しんだ後は、ニューメキシコ州の基地に戻る。
初の宇宙旅行にはブランソン氏夫妻と同氏の母親、子供も参加予定。旅行代金は20万ドル(約1800万円)で、既に約8万人の順番待ちがあるという。「いずれ旅行代金を引き下げて、宇宙旅行ができるなどと夢にも思わなかった人にも体験してもらえるようにしたい」とブランソン氏は抱負を語っている。(CNN 2009/12/08)
【関連サイト】
JTB宇宙旅行(JTB)
2010年 宇宙にまで広がるクラブツーリズムの旅(クラブツーリズム)
宇宙観光旅行の一般化は2020年ごろ:宇宙機関の予想(WIRED NEWS)
宇宙空間へ物資や人を運ぶ「宇宙エレベーター」、実現は15年後?(WIRED NEWS)
民間人の宇宙旅行、実現はいつ?(WIRED NEWS)
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