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アメリカとイスラエルのための狂騒組曲
「新世界秩序」[第94楽章:2008年4月]
拷問正当化の文書開示=「大統領権限が法を超越」−米司法省
【ワシントン2日時事】米司法省は2日までに、テロ容疑者に対する過酷な尋問は法的に問題ないとの見解を示した2003年の内部文書の機密指定を解除し、開示した。人権侵害に当たるとの批判が上がっているテロ容疑者への水責めなどの拷問が、同省によって正当化されていたことが裏付けられた。
文書はイラク戦争開戦直前の03年3月14日付で、当時のヨー司法副次官補(現カリフォルニア大教授)が作成。「最高司令官としての大統領権限は、法律や条約を超越する」との解釈を示した上で、同権限に基づくテロ容疑者への尋問で暴力を含む拷問が行われたとしても、違法性は問われないとの判断を明記している。(時事通信 2008/04/02)米国民の8割、国が「間違った方向」にあると回答=調査
【ワシントン3日ロイター】ニューヨーク・タイムズ(NYT)/CBSの調査によると、米国が「間違った方向」に向かっていると考える国民の割合が5人中4人に達していることが分かった。過去20年で最も高い比率となっている。
調査では、回答者の81%が「物事がかなり深刻に間違った方向にある」と感じていることが明らかになった。この数字は前年が69%、2003年初めには35%だった。
5年前に比べて国が良くなったとの回答はわずか4%で、悪くなったと答えたのは全体の78%だった。
ニューヨーク・タイムズは今回の結果について、1990年代初めに調査を開始して以降、国の方向に不満を持つ国民の割合が最も高くなったとしている。(ロイター通信 2008/04/04)ロシア 噴出する米国の対イラン攻撃情報
ロシア・ノーボスチ通信社は3月27日、同国情報機関の高官の発言として、米軍がイラン国境周辺でかつてなく軍事的な動きを強めていると報じた。それによると、「イランに対する空と陸からの高度に準備された米軍の軍事態勢」が確認されており、米国防総省はまだ攻撃の最終決定をしていない模様だが、「最小限のコストでイランを屈服させるため」に戦争を想定しているという。またペルシャ湾に集結した米海軍の艦船数が、03年のイラク侵略前の水準に達している模様だ。
またロシアのレオニード・イワチョフ地政学アカデミー副会長はこのほど、「米軍はイランの軍事施設に対し、近いうちに大規模な空爆を計画中だ」と述べるなど、このところロシア側から米国の対イラン攻撃の可能性を示唆する情報が多く出ている。それにはチェイニー米副大統領が3月16日から10日間、サウジアラビアやイスラエルなどを訪問したことが、対イラン戦に向けた中東各国との最終調整と見られている背景がある。実際米国の一部の保守誌は、副大統領が訪問の際、サウジなどに「ブッシュ大統領は任期前にイランを攻撃するだろう」と伝えたと報じている。
なおペルシャ湾には現在、米海軍の空母アイゼンハワーが展開しているが、同湾へは現在、空母ステニスが巡洋艦など8隻と4隻の潜水艦部隊を従えて航行中という。(編集部)(週刊金曜日 2008年4月4日号 Vol.697)米軍爆撃機B1で火災、着陸後の移動中 中東カタール基地
カタールの基地で着陸、移動中に出火した米軍爆撃機B1の同型機=保存写真米軍当局者は4日、中東カタールの首都ドーハ南方のウデイド空軍基地で現地時間の同日夜、着陸した米軍爆撃機B1が地上を移動中に出火した、と述べた。乗員は脱出して無事だった。
火災は消火された。出火原因は不明。同基地は米空軍の中東での作戦の拠点となっている。衛星誘導型の爆弾などを搭載している同機はイラク、アフガニスタンでの軍事作戦にも従事している。
B1の事故では2001年12月、アフガニスタン空爆の作戦を終えてインド洋上の英領ディエゴガルシア基地へ帰投中に墜落したことがある。
ウデイド基地には陸軍主体に米兵約3300人が常駐している。(CNN 2008/04/05)バグダッドで再び戦闘、イラク市民は25人が死亡・98人が負傷
【バグダッド6日ロイター】米軍の支援を受けたイラク治安部隊は6日、首都バグダッドのサドルシティーで、シーア派反米指導者サドル師の民兵組織と衝突した。サドル師が3月末に民兵組織に戦闘中止を呼びかけて以来、バグダッドで再び大規模な戦闘が発生した。
病院関係者によると、少なくとも25人のイラク市民が死亡、98人が負傷した。
ロケット弾または迫撃弾による攻撃で、米軍は3人の死者、31人の負傷者を出した。米軍の負傷者数は過去数カ月間で最大規模。これには、米軍管理区域(グリーンゾーン)での死者2人、負傷者17人が含まれる。(ロイター通信 2008/04/07)米同時多発テロはイラク進攻の口実、アフマディネジャド大統領
【4月9日 AFP】イランのマフムード・アフマディネジャド(Mahmoud Ahmadinejad)大統領は同国で「核技術記念日」とされる8日、国営テレビで行った演説で、米国は2001年9月11日の米同時多発テロをイラクやアフガニスタン進攻の「口実」にしたと非難するとともに、同時多発テロの背景についても疑問を呈した。
アフマディネジャド大統領は「この事件を口実にしてアフガニスタンで大規模な軍事作戦が開始され、これまでに数万人が殺されてきた」と語るとともに、「イラクも同様だ。公式な統計によると、100万人が殺されている」と強調した。
また、9月11日の事件で死亡した人の名前はこれまで1度も公開されておらず、世界貿易センター(World Trade Center)ビルに突入した航空機にも疑いがあると語り、同時多発テロに関する米国の公式見解についても疑問を呈した。
「あの事件は、とても悲しいものだった。3000人が亡くなったと聞いている。だが、その3000人の名前は公開されていない。その上、最高のレーダーシステムと情報システムを有する米国で、複数の航空機が気付かれることなくビルに突入できるのかという大問題に誰も答えることはできないではないか」
アフマディネジャド大統領が、9月11日の事件に関して公に見解を述べるのはこれが初めてとなる。アフマディネジャド大統領は以前、第2次世界大戦時のユダヤ人大量虐殺「ホロコースト(Holocaust)」は「神話」だと発言をして世界中から非難を受けている。(AFP 2008/04/09)テロ容疑者への過酷な尋問、ブッシュ政権中枢が“お墨付き”
【ワシントン=黒瀬悦成】AP通信は10日、チェイニー米副大統領以下、ブッシュ政権の主要閣僚が2001年9月の同時テロ直後からホワイトハウスで会合を重ね、テロ容疑者の取り調べで中央情報局(CIA)に「水責め」を含む過酷な尋問の実施を承認していた、と伝えた。
事実とすれば、「人権侵害」と批判されている一連の尋問に政権中枢がお墨付きを与えていたことになり、民主党や人権団体から責任追及の動きが出るのは確実だ。
元情報当局高官がAP通信に語ったところでは、会合はホワイトハウスの戦況報告室で行われ、アシュクロフト司法長官、パウエル国務長官、テネットCIA長官、ライス国家安全保障担当補佐官(いずれも当時)が出席した。
チェイニー副大統領が具体的な尋問手法を提案し、出席者間で実施の可否を協議。その結果、水責め、顔などへの平手打ち、容疑者を眠らせないなどの手法が承認された。
ただ、同元高官によると、出席者は、ブッシュ大統領に責任が及ぶのを避けるため、大統領を会合に参加させなかったという。(読売新聞 2008/04/11)イランを攻撃するつもりない=米大統領、ABCのインタビューで語る
【クロフォード(米テキサス州)11日AFP=時事】ブッシュ米大統領は11日、ABCテレビのインタビューで、イランを攻撃するつもりは全くないと語った。イランを攻撃しないというのが大統領の意向かとの問いに対し、ブッシュ大統領は「そのとおりだ」と答えた。ただ大統領は、力の行使を完全に排除することは拒否した。
ABCテレビのインタビューは、米テキサス州クロフォードのブッシュ大統領の私邸で行われた。大統領はその中で、「あらゆる選択肢を用意しておく必要があると常々言っているが、私としては第一に、この問題を外交的に解決するよう努めている」と述べた。
大統領はさらに、イラクでのイランの活動から米国人やイラク人を守るために行動するとの立場を明確にした。大統領は「米軍部隊やイラク人に害を及ぼすために工作員や代理人を送り込もうとし続けるならば、法の裁きにかけるというのがイランに対するメッセージだ」と語った。法の裁きについてさらに説明を求められると、大統領は「捕らえるか殺害するということだ」と答えた。
またブッシュ大統領は任期切れまで10カ月を切ったことから、後任となる大統領向けにイランへの対処について助言した。ブッシュ大統領は、大統領に当選すれば、イランとの対話を開始すると発言している民主党のオバマ上院議員に対して、「大統領としてイランに間違ったシグナルを送れば、イランはそのシグナルをポケットにしまい込み、対応が一段と難しくなるだろう」とアドバイスした。(時事通信 2008/04/12)イスラエル軍がガザで交戦 市民4人巻き添え死
パレスチナ自治区ガザからの報道によると、イスラエル軍は11日、ガザで空からのミサイル攻撃などでイスラム過激派ハマスの戦闘員4人を殺害、11歳の子供を含む市民4人が巻き添えで死亡した。ガザのイスラム聖戦など3武装勢力は9日、イスラエルとの境界にある燃料備蓄所を襲撃、イスラエル人作業員2人を殺害。イスラエルのオルメルト首相は攻撃強化の方針を表明していた。(エルサレム)(朝日新聞 2008/04/12)アラブ人の8割が米国に対して好ましくない感情=調査
【ワシントン14日ロイター】米メリーランド大学とゾグビーインターナショナルがアラブ6カ国を対象に実施した調査で、アラブ人の8割が米国に対して好ましくない感情をもっていることが分かった。
また、過去1年間の米国によるイラク治安回復作戦が効果を発揮したと考えている人は回答者の6%にとどまっていることも明らかになった。
また、大半のアラブ人はイランを脅威とみなしておらず、パレスチナについては米国の支持を得ているファタハより、イスラム原理主義組織ハマスに同調していることも明らかになった。
調査では、米国に対して好ましくない感情をもっていた回答者が全体の83%にのぼったほか、米国を信頼していないとの回答も70%だった。
メリーランド大学のシブリー・テルハミ教授は「米国に対する不信感が高まっている。それは、米軍のイラク撤退がより好ましいと考えている人の多さから感じられる」と述べた。
今年の調査では、米軍がイラクから撤退すればイラクはまとまることができると考える回答者の割合が、昨年の44%から61%に上昇した。
さらに、昨年米国が実施したイラク駐留米軍の3万人増派でイラク国内の衝突が緩和されたと考えている回答者は全体の6%にとどまり、約33%は暴力が減少したとの報告に不信感を抱いていた。
調査は過去1カ月間に、サウジアラビア、エジプト、モロッコ、ヨルダン、レバノン、アラブ首長国連邦(UAE)で、約4000人を対象として実施された。(ロイター通信 2008/04/15)ガザ地区で衝突、ロイターのカメラマン含む20人が死亡
【ガザ16日ロイター】パレスチナ自治区ガザで16日午後5時(日本時間午後11時)ごろ、イスラエル軍からとみられる攻撃を受け、ロイターのカメラマン、Fadel Shana氏(23)が死亡した。Shana氏はイスラエル軍とパレスチナ武装勢力との衝突を取材していた。
同日の衝突ではほかにパレスチナ人16人とイスラエル兵士3人が死亡。音声を担当するロイターのWafa Abu Mizyed氏(25)も負傷し、病院で治療を受けている。
Shana氏は車を下りて数百メートル離れたイスラエル軍の戦車壕(ごう)を撮影。目撃者によると爆発で同氏と付近を通行していた若者2人が死亡した。同氏が使用していた車は武装していないSUV(多目的スポーツ車)で、「TV」や「Press」と書かれていた。
Shana氏が撮影したビデオには、戦車が砲撃する様子が撮影されており、砲撃の2秒後に映像が空白になっている。
イスラエル軍は同氏が死亡した原因についてのコメントを差し控えている。
トムソン・ロイターの編集主幹デイビッド・シュレシンジャーは、イスラエル軍による早急な調査を要請した。(ロイター通信 2008/04/17)イスラエル軍のミサイル攻撃で子どもら十数人死亡 ガザ
【ガザ(パレスチナ自治区)=村上伸一】パレスチナ自治区ガザ中部のブレイジ難民キャンプで16日、イスラエル軍の空からのミサイル攻撃で、武装勢力の戦闘員3人と子どもを含む市民十数人が死亡した。ガザを支配するイスラム過激派ハマスと病院当局が明らかにした。ロイター通信によると、同通信のパレスチナ人カメラマンも取材中に犠牲になった。イスラエル軍は武装勢力がロケット弾攻撃の発射基地に使う農場を狙ったと見られ、市民が巻き添えになった模様だ。
これに先立ち同難民キャンプではイスラエル軍地上部隊とハマスが激しく交戦し、イスラエル兵3人が死亡。16日未明にはガザ北部の戦闘でハマス戦闘員5人が死亡した。(朝日新聞 2008/04/17)カタール 憶測を生んでいる謎の米爆撃機事故
ロシアの軍事筋はこのほど、4月4日にカタールのウデイ空軍基地の滑走路上で事故を起こし炎上した米B―1戦略爆撃機は、同じ米空軍のF16戦闘機によって攻撃されたと発表した。米空軍側はB―1が着陸時に事故を起こし、4人の乗員は無事だったと発表しているが、詳しい情報についてはほとんど触れていない。
だが米空軍の交信を傍受したという同筋によれば、この爆撃機は米ノースダコタ州のエルウォース空軍基地に所属し、イラン・ブシャールの核施設攻撃の任務が与えられていた。これに対し、ゲイツ国防長官が攻撃を阻止するため、作戦の飛行コースから離脱するよう命じたが拒否したため、F16の機銃掃射を受けたという。また同筋は今回の「攻撃」の背景として、かねてから対イラン攻撃に積極的なチェイニー副大統領と、これに強硬に反対しているゲイツ長官の対立を指摘している。だが同筋の発表については、(1)なぜ飛行中ではなく着陸時に攻撃を受けたのか(2)地上攻撃にあたっては爆撃機の単独行動はありえず、共に作戦に加わったはずの他の空軍機はどうなったのか──など疑問が残る。
一方、英『テレグラフ』紙は5日付で英国軍高官が、「チェイニー副大統領に同調してペトレイアス米イラク駐留司令官が対イラン攻撃を宣言しかねない」と懸念していると報じたが、米国政府と軍内部でこの攻撃に関し深刻な対立が生じているのは間違いなさそうだ。(編集部)(週刊金曜日 2008年4月18日号 Vol.699)ref. US Nuclear B-1 Bomber On Iran 'Attack Run' Shot Down
(WhatDoesItMean.Com 2008/04/05)イラク・アフガン帰還米兵
30万人にPTSD
米研究所推計
【ワシントン=鎌塚由美】米国防総省に近いシンクタンク、ランド研究所は17日、イラク、アフガニスタン戦争の帰還兵約30万人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っていると推計する報告書を発表しました。
「戦争の隠れた傷」と題する500ページにわたる報告は、民間研究所が帰還兵の精神疾患を扱った「大規模で初めての調査」(同研究所)だといいます。これらの推計は国防総省などの報告をはるかに上回ります。
報告はPTSDのほか、イラク、アフガンでの負傷の特徴ともなっている「トラウマ性脳障害」(TBI)を負っている可能性のある帰還兵の数も推定し、32万人と指摘しました。TBIは、自動車爆弾などの簡易爆発物によるものです。
調査は、1965人の帰還兵を対象に実施されました。2001年10月以来、アフガニスタン、イラクに派兵された米兵は約160万人にのぼることから、これらの数字を推計したもの。
調査に携わったテニリアン研究員は、帰還兵の精神疾患には適切な治療が必要であるにもかかわらず、「残念ながら彼らが必要とする高品質の治療を受けるには多くの障壁が存在する」と指摘。治療体制の不備やキャリアに影響するとの懸念から兵士が治療を求めない事例を指摘しました。
報告は「治療のギャップ」として、PTSDやうつ病の症状を示す帰還兵が過去1年間に治療の助けを求めたのは53%にすぎないと紹介。治療を受けた半数近くが「かろうじて最小限の適切な処置を受けている」状態だと述べています。
さらにTBIの可能性のある帰還兵では、57%が脳外科医や精神科医の診察を受けていない状態だといいます。テニリアン研究員は「これら病気の帰還兵たちの治療には、一時しのぎの対処ではなく制度的変化が求められる」と指摘しました。(しんぶん赤旗 2008/04/19)「すべての面で疑わしい」 中枢同時テロにイラン
【テヘラン20日共同】イランのホセイニ外務省報道官は20日の記者会見で、約3000人が死亡した2001年の中枢同時テロについて「すべての面で疑わしい事件で、多くのあいまいな点がある」と述べ、同時テロが国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の指示による犯行だとする米国の見解に疑問を呈した。
アハマディネジャド大統領も16日、中部コムでの演説で、数年前に「ニューヨークで疑わしい事件が発生した」と述べており、同時テロの原因などについて異論を唱える姿勢を鮮明にしている。
また同演説で大統領は「(対テロ戦争で)イラクとアフガニスタンでは100万人が死亡した」と述べ、米国による両国への攻撃を非難した。(共同通信 2008/04/21)ロイター・カメラマンを狙った可能性も=国際人権団体
【エルサレム20日AFP=時事】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは20日、ガザ地区で16日にイスラエル軍戦車の砲撃を受けて死亡したロイター通信のパレスチナ人カメラマン、ファデル・シャナさんについて、同軍に故意に狙われた可能性があるとの声明を発表した。
現場検証を行ったヒューマン・ライツ・ウオッチは、戦車のイスラエル兵が無差別に発砲したか、ロイター通信カメラマンに意図的に発砲した可能性があることを示唆した。声明で、イスラエル兵は軍事的な標的を狙っているかどうか確認せず、ジャーナリストを標的にしていたことを示唆する証拠もあると指摘した。
目撃者や同カメラマン自身が撮影した映像によれば、現場ではパレスチナ武装勢力が活動していなかったという。
イスラエル軍は事件について調査を開始したことを明らかにしたが、カメラマンが意図的に狙われたとの見方を否定した。軍スポークスマンは、カメラマンは戦闘地帯におり、イスラエル軍側は当時、銃撃にさらされていたと説明した。(時事通信 2008/04/21)イスラエルに核情報提供 スパイ行為で米国人を逮捕
【ワシントン22日共同】米司法当局は22日、核兵器や戦闘機などに関する米国の軍事機密をイスラエル側に提供したスパイ行為に関与したとして、共謀容疑で米軍の元機械技師ベンアミ・ケイディシュ容疑者(84)を逮捕した。司法省が同日発表した。
機密情報を提供していた相手は、ニューヨークに駐在していたイスラエルの元領事。元領事については、1980年代に米国を揺るがし、イスラエルとの外交問題に発展したスパイ事件、ポラード事件の主犯格の元米海軍情報分析官ジョナサン・ポラード受刑者(終身刑)からも機密情報を受け取っていたことが今回新たに判明した。
司法省によると、ケイディシュ容疑者はニュージャージー州にある米軍の兵器研究・開発機関に勤務していた79年から85年にかけ、職場の書庫から機密文書を何度も借り受け、この元領事に写真を撮らせるなどした疑い。元領事は85年に米国を出国した。 (共同通信 2008/04/23)「ガザは強制収容所」リビア大使発言に米欧大使が退席
23日に行われた中東問題に関する国連安全保障理事会の非公式協議で、非常任理事国のリビアの代表がパレスチナ自治区ガザの状況をナチス・ドイツの強制収容所にたとえ、不快感を示した米欧の代表が退席する一幕があった。
国連筋などによると、イスラエルによるガザへの経済封鎖問題をめぐる安保理協議で、リビアのダバシ次席大使がガザの現況を強制収容所にたとえ、イスラエルを非難した。この発言の直後にリペール仏大使が退出、米、英、ベルギーなどがこれに続いたため、協議は打ち切られた。
今月の安保理議長国である南アのクマロ国連大使は、「協議中に各国の大使が出入りするのはいつものこと」と説明、抗議の退席であるとはしなかった。
AP通信によると、シリアのジャファリ国連大使は「われわれは、ガザ地区の状況を第2次大戦中の欧州で起きた状況に何度もたとえている」と述べ、リビアのイスラエル非難に同調した。(ニューヨーク 長戸雅子)(産経新聞 2008/04/24)米国:対イラン、武力解決排除せず 米統合参謀本部議長が強調
【ワシントン及川正也】マレン米統合参謀本部議長は25日の記者会見で、イランについて外交的解決を優先する考えを強調する一方、「潜在的な軍事行動の計画はいくつもある」と述べ、武力解決を排除しない考えを強調した。米軍はイランがイラクのイスラム教シーア派民兵組織への支援を続けていると判断しており、こうした動きをけん制する狙いがある。
議長は「イラン政府やその精鋭部隊がイラクでの影響力を強めている」と指摘。民兵組織への武器供与や訓練実施などを例示し「イラン政府はこのような活動をやめさせる約束をしたが、果たしていない」と批判した。議長によると、イラク駐留米軍のペトレアス司令官が数週間のうちに、イラン側がシーア派民兵組織を支援している証拠について報告する方針という。(毎日新聞 2008/04/27)ガザ:子供4人含む6人死亡 イスラエル軍の砲弾で
【エルサレム前田英司】イスラエル放送などによると、パレスチナ自治区ガザ北部のベイトハヌーンで28日、イスラエル軍の撃った砲弾が民家を直撃、朝食をとっていた母親と子供4人が死亡。近くを通りがかった市民1人も死亡した。軍報道官は現場付近でパレスチナ武装勢力の掃討作戦を展開中だったことは確認したが、住宅は標的にしていないと説明した。
ベイトハヌーンは武装勢力による対イスラエル攻撃拠点とされる。この日の攻撃直前には、現場付近でイスラエル兵1人が狙撃されて負傷。これに反撃した砲弾が民家に落ちた可能性がある。(毎日新聞 2008/04/28)
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